JP2597131Y2 - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JP2597131Y2
JP2597131Y2 JP1992061258U JP6125892U JP2597131Y2 JP 2597131 Y2 JP2597131 Y2 JP 2597131Y2 JP 1992061258 U JP1992061258 U JP 1992061258U JP 6125892 U JP6125892 U JP 6125892U JP 2597131 Y2 JP2597131 Y2 JP 2597131Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マガジン内に収納され
ている電子部品等の物品を案内通路を通じて所定の取出
位置に供給する物品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置を示すものとして、
特開昭62−149200号公報がある。この装置は
図11に示すように、端を出口として開口し電子部品
等の物品Pを所定向きで重ねて収納する筒状のマガジン
101と、マガジン101をその出口を真下に向けて
直に支持するスタンドブロック102と、スタンドブロ
ック102の下側に配置された溝付きのガイドブロック
103と、電子部品Pをガイドブロック103のの溝に
沿って前方に押し出す押出機構104とを備えている。
【0003】押出機構104は、エアシリンダ104a
と、エアシリンダ104aのロッドに固着されたピン1
04b付きのスライダ104cと、長穴104dにピン
104dを挿入されたエスケ−ププレ−ト104eと、
スライダ104cの後端に固着されその自由端でエスケ
−ププレ−ト104eの後端を押圧支持する板バネ10
4fとから構成されている。
【0004】上記装置では、エアシリンダ104aのロ
ッドを伸長してスライダ104cを前進させ、板バネ1
04fによってエスケ−ププレ−ト104eを前方に押
圧移動させることにより、マガジン101の出口からガ
イドブロック103の溝上に流れ出た物品Pを該溝に沿
って順次前方に押し出し、溝に並ぶ最前端の物品Pを所
定の取出位置に供給できるようになっている。
【0005】また、上装置の他に、装置本体に垂直に
支持されたマガジンから流れ出た物品を、シュ−ト状の
案内通路を通じて所定の取出位置に供給できるようにし
たものもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来装
置では、物品供給によってマガジン101内の物品
無くなった場合には、空になったマガジンをその都度新
しいマガジンに取り換える必要があり、交換作業が面倒
で、また該交換作業によって物品供給が長時間中断して
しまう欠点がある。
【0007】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、マガジン交換を迅速且つ
簡単に行って物品供給の中断を防止できる物品供給装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、請求項1に記載のように、同一形状の物
品を同一向きで一列に並んだ状態で収納し、長手方向一
端に設けられた出口を斜め下または真下に向けた状態で
収納部品を自重によって出口から並び順に従って排出可
能な筒状のマガジンと、マガジンの出口から排出された
物品を取り込んで、取り込んだ物品を所定の取出位置に
導く案内通路と、複数のマガジンをその出口を斜め下ま
たは真下に向けた状態で支持し、複数マガジンの1つの
出口を案内通路の入口に選択的に向き合わせることを可
能としたマガジン交換機構とを備えた、ことをその主た
る特徴としている。
【0009】
【作用】本考案に係る物品供給装置によれば、使用中の
マガジン内の物品が無くなった場合に、マガジン交換機
構に支持されている別のマガジンの出口を案内通路の入
口に向き合わせれば、新しいマガジンから案内通路に物
品を続けて送り込むことができる。
【0010】
【実施例】図1乃至図10は本考案の一実施例を示すも
ので、図1は物品供給装置の上面図、図2は図1のA−
A線断面図、図3はマガジン交換機構の分解斜視図、図
4はマガジンの斜視図、図5は押出機構の斜視図、図6
は電気回路図、図7乃至図10は動作説明図である。
【0011】まず、図1乃至図5を参照して物品供給装
置の機械構成について説明する。同図に示した供給装置
は、偏平角形状のIC等の電子部品(以下、物品Pと言
う)をその供給対象とするもので、1はボディ、11は
マガジン交換機構、21はマガジン、31は押出機構で
ある。
【0012】ボディ1の上面には、物品Pよりも僅かに
大きな幅及び深さを有し、且つ上面を開口した溝状の案
内通路2が、その前端から中間部にかけて直線状に設け
られている。物品取出位置となる案内通路2の前端底面
には、外部光の入射で作動するホトトランジスタ3が通
孔3aを介して埋設されている。また、ボディ1の上面
後端には、後述するカム34の検知突部34bとの接触
で位置検知を行なうマイクロスイッチ4が配置されてい
る。
【0013】マガジン交換機構11は複数のマガジン2
1を交換可能に支持するためのもので、取付台12と支
持枠13とから構成されている。
【0014】取付台12はマガジン21よりも大きな幅
を有しており、その下面で案内通路2の後端部を覆うよ
うにしてボディ1上面に立設されている。この取付台1
2の上部には垂線に対し60°程度傾斜した支持枠用の
嵌着溝12aが形成され、また該嵌着溝12aの底部中
央から案内通路2に向かって誘導口12bが形成されて
いる。この誘導口12bの横断面形は物品Pの端面形状
よりも僅かに大きくその長さは物品3個分に相当、垂
線に対し30°程度傾斜している。
【0015】また、支持枠13は上板13aと底板13
bと下板13cとから断面略コ字形に形成されており、
マガジン6個分に相当する幅を有している。この上板1
3aと下板13cの対向間隔はマガジン21の縦幅より
も僅かに大きく、該上・下板13a,13c間でマガジ
ン21を横幅方向にスライド可能に支持できるようにな
っている。また、底板13bの中央部には、単一物品P
が余裕をもって通過可能な誘導口13dが形成されてい
る。この支持枠13はその誘導口13dが取付台12の
誘導口12bと一致するように取付台12の嵌着溝12
aに嵌め込まれ固定されている。
【0016】マガジン21は長尺の収納空間22を内部
に有し、該空間22の一端を出口23として開口してお
り、該収納空間22に同一形状の多数の物品Pをその長
向きで一列に並んだ状態で収納している。図示例のマ
ガジン21は、物品Pの幅及び厚みよりも僅かに大きな
横断面コ字形の凹所24aを直線状に有する本体24
と、本体24の幅方向一側縁に回動自在に取り付けられ
た開閉板25と、本体24と開閉板25に設けられた磁
石26及び金属片27とから構成されており、開閉板2
開放することで物品Pの収納を、また磁石26と金
属片27との吸着によって開閉板25の閉塞保持を夫々
行なえるようになっている。
【0017】押出機構31は、押出ア−ム32,中継リ
ンク33,カム34及び減速機付きモ−タ35とから成
る。押出ア−ム32は物品Pよりも僅かに小さな幅及び
厚みを有する平板状を成し、案内通路2内の後部に前端
を挿入して配置されており、その上面後端には鉄等の強
磁性金属から形成された磁着ピン32aが立設されてい
る。また、中継リンク33は縦長の平板状を成し、前端
部から中間部にかけて形成された長穴33aに上記磁着
ピン32aを摺動且つ回動自在に嵌挿されており、その
前端には長穴33aの前端に位置する磁着ピン32aを
同位置に吸着保持するための磁石33bが設けられてい
る。さらに、カム34は円板形状を成し、周縁部分に突
設された軸支ピン34aに中継リンク33の後端を回動
自在に連結されており、軸支ピン34aと対応するカム
34の周面一部には位置検知用の検知突部34bが設け
られている。さらにまた、モ−タ35はボディ1の後部
に上向きに配置され、その回転軸にはカム34の中心が
固着されている。
【0018】の押出機構31では、図1の状態からモ
−タ35によってカム34を1回転させることで、該カ
ム34の回転運動を中継リンク33で直線運動に変換
し、磁着ピン32aと磁石33bとの吸着状態を保持し
たままで押出ア−ム32を案内通路2内で前後に一往復
させることができる。また、押出ア−ム32の前進過程
で上記吸着保持力を越える抵抗がかかった場合には、磁
着ピン32aと磁石33bとの吸着を解いて押出ア−ム
32を中継リンク33から切り離され、押出ア−ム32
を同位置に残したままで中継リンク32のみ揺動
て、物品列にかかる押圧負荷を排除できるようになって
いる。
【0019】次に、図6を参照して物品供給装置の電気
構成について説明する。同図において41は乾電池等の
電源、42は電源スイッチ、43,44はパワ−トラン
ジスタであり、3,4,35は先に述べたホトトランジ
スタとマイクロスイッチとモ−タである。
【0020】この電気回路では、電源スイッチ42を投
入した状態でホトトランジスタ3に外部光が入射すると
モ−タ35が作動を開始し、カム34の検知突部34b
との接触でオフ状態にあったマイクロスイッチ4がオン
となり、次にマイクロスイッチ4がオフになったところ
で該モ−タ35を停止できるようになっている。尚、モ
−タ作動時にホトトランジスタ3への光の入射が遮断さ
れても、モ−タ35はマイクロスイッチ4がオフになる
まで継続して作動する。
【0021】ここで、図2,図7乃至図10を参照して
物品供給装置の使用方法及び動作について説明する。
【0022】まず、物品供給に先立って、物品Pが収納
された複数(図中は4本)のマガジン21をマガジン交
換機構11の支持枠13にセットする。詳しくは、図3
に示すように4個のマガジン21をその出口23斜め
下にして横幅方向に並べ、これらマガジン21を支持枠
13の上・下板13a,13c間に挿入して出口23
の端面を底板13bに当接させ、右端のマガジン21の
出口23を誘導口13dに一致させる。勿論、マガジン
21の挿入は一括ではなく、1本づつ行なってもよい。
【0023】マガジン21のセットが完了した図2の状
態では、全てのマガジン21は垂線に対し60°程度の
傾きをもって支持枠13に支持され、収納物品Pの並び
方向もマガジン21と同一角度で傾斜する。また、同状
態では図中右端のマガジン21内の物品Pが傾斜に従っ
自重によって下方移動し、その出口23から並び順に
従って流れ出た物品が誘導口13d及び12bを通じ
て案内通路2に入り込む。図示例のものでは誘導口12
に複数(図中は3個)の物品Pが、垂線に対し30
°程度の傾きをもってその長さ方向に並び、後続の物品
Pは最上位の物品Pに当接してその自重移動を規制され
る。
【0024】図2の状態ではホトトランジスタ3上に物
品Pが無く該ホトトランジスタ3に外部光が入射してい
るため、ここで電源スイッチ42を投入するとモ−タ3
5が作動を開始しカム34が所定方向に回転する。
【0025】図1の状態からカム34が180°回転す
ると、図7に示すように押出ア−ム32が後退位置から
案内通路2に沿って前進して、誘導口12b内の最下位
の物品P1が前傾状態のまま所定ストロ−クだけ前方に
押し出される。また、押出ア−ム42の前進過程では、
誘導口12b内にある物品P2,P3が降下して2番目
の物品P2が押出ア−ム32上に落下し、4番目の物品
P4が誘導口13dを通じて誘導口12bに入り込む。
【0026】図7の状態からカム34がさらに180°
回転すると、押出ア−ム42が前進位置から案内通路2
に沿って後退して、1番目の物品P1が押出位置に残さ
れ、また誘導口12b内の物品P2,P3,P4が降下
して2番目の物品P2が案内通路2上に落とし込まれ
る。また、カム34の検知突部34bがマイクロスイッ
チ4に接触してモ−タ35が停止する。以上で1回の押
出動作を終了する。
【0027】上記の押出動作は、図8に示すように案内
通路2に沿って前進する最前端の物品P1が取出位置に
送り込まれるまで、つまり案内通路2に並ぶ最前端の物
品P1でホトトランジスタ3への外部光の入射が遮断さ
れるまで図示例では5回の押出動作が繰り返し行なわれ
る。カム34はホトトランジスタ3への外部光入射が遮
断された後もさらに180°回転し、その検知突部34
bがマイクロスイッチ4に接触したところでモ−タ45
が停止する。以上で供給準備を完了し供給待機状態とな
る。
【0028】上記の供給待機状態で、案内通路2の取出
位置から最前端の物品P1が吸着ノズル等によって取り
出されると、ホトトランジスタ3に外部光が入射してモ
−タ45が再び作動を開始し、誘導口12bに収容され
ている最下位の物品Pが押出ア−ム42によって前方に
押し出され、案内通路2に並ぶ最前端の物品P2が取出
位置に送り込まれる。これ以後は、最前端の物品Pが取
り出される都度、押出ア−ム32が前後に一往復して3
番目以降の物品Pが順次取出位置に送り込まれる。
【0029】物品供給によって図9に示すように使用中
のマガジン21内の物品Pが無くなった場合には、図1
0に示すように支持枠13に支持されている左端のマガ
ジン21を押圧してマガジン全体を支持枠13に沿って
マガジン1個分だけ右方向にスライドさせ、隣接するマ
ガジン21の出口23を支持枠13の誘導口13dに
合わせればよい。新しいマガジン21の出口23から
は上記と同様に誘導口13dを通じて物品Pが誘導口1
2bに送り込まれる。
【0030】図示例のマガジン交換機構11では4本の
マガジン21を支持枠13にセットしてあるので上記の
交換を3回続けて行なうことが可能である。また、マガ
ジン交換の度に左端のマガジン21の隣に新しいマガジ
ン21を随時セットすれば、物品供給を必要な供給個数
に達するまで継続することもできる。
【0031】上述の物品供給装置によれば、使用中のマ
ガジン21内の物品Pが無くなった場合には、支持枠1
3に支持されているマガジン全体を支持枠13に沿って
右方向にマガジン1個分だけスライドさせ、隣接する他
のマガジン21の出口23を支持枠13の誘導口13d
向き合わせるだけでマガジン交換を行なえるので、従
来のように空になったマガジンを新しいマガジンに取り
換える面倒がなく、 ガジン交換を迅速且つ簡単に行っ
て物品供給を中断することなく継続して実施することが
できる。
【0032】尚、実施例で例示した押出機構は同様の押
出作用を満足するものであれば他の機構であってもよ
く、またマガジン交換機構に支持されるマガジン数は適
宜増減してよい。
【0033】図12及び図13は本考案の他の実施例を
示すもので、図12は物品供給装置の要部断面図、図1
3は同要部斜視図である。本実施例は図1乃至図10に
示した実施例とマガジン交換機構部分の構成を異にする
もので、構成を同じくする部分には同一符号を用いてあ
る。
【0034】本実施例のマガジン交換機構51は、ガイ
ド台52と支持枠53とから構成されている。ガイド台
52はマガジン4個分に相当する幅を有しており、その
下面一側で案内通路2の後端部を覆うようにしてボディ
1上面に立設されている。このガイド台52の上部には
垂線に対し60°程度傾斜した支持枠用のスライド溝5
2aが形成され、また該スライド溝52aの底部一側か
ら案内通路2に向かって誘導口52bが形成されてい
る。この誘導口52bの横断面形は物品Pの端面形状
りも大きくその長さは物品3個分に相当、垂線に対し
30°程度傾斜している。また、スライド溝52bの上
・下内面にはガイド溝52cが幅方向に平行に形成され
ている。
【0035】また、支持枠53は上板53aと底板53
bと下板53cとから断面略コ字形に形成されており、
マガジン4個分に相当する幅を有している。上板53a
と下板53cの対向間隔はマガジン21の縦幅にほぼ一
致しており、該上・下板53a,下板53c間でマガジ
ン21を嵌着保持できるようになっている。また、底板
53bには、物品Pが余裕をもって通過可能な大きさを
有する誘導口13dが、マガジン21の出口23に対応
して幅方向に長く形成されている。更に、上・下板53
a,53cにはガイド突部53eが幅方向に平行に形成
されている。この支持枠53はガイド突部53eをガイ
ド溝52cに摺動自在に嵌合され、ガイド台52にスラ
イド可能に保持されている。
【0036】上記マガジン交換機構51にマガジン21
をセットする場合には、図13に示すように4本のマガ
ジン21をその出口23斜め下にして横幅方向に並
べ、これらマガジン21を支持枠53の上・下板53
a,53c間に挿入して出口23の端面を底板53b
に当接させ、各マガジン21を支持枠53に嵌着保持さ
せる。勿論、マガジン21の嵌合は一括ではなく、1本
づつ行なってもよい。そして、この支持枠53をガイド
台52のスライド溝52aに嵌め合わせ、図中右端のマ
ガジン21の出口23をガイド台52の誘導口52bに
一致させる。
【0037】マガジン21のセットが完了した状態で
は、全てのマガジン21は垂線に対し60°程度の傾き
をもって支持枠53に支持され、収納物品Pの並び方向
もマガジン21と同一角度で傾斜する。また、同状態で
は上記実施例と同様に、図中右端のマガジン21内の物
品Pが傾斜に従って自重によって下方移動し、その出口
23から並び順に従って流れ出た物品が誘導口13d
及び12bを通じて案内通路2に入り込む。
【0038】物品供給によって使用中のマガジン21内
の物品Pが無くなった場合には、支持枠53を押圧して
該支持枠53をガイド台52に沿ってマガジン1個分だ
け右方向にスライドさせ、隣接するマガジン21の出口
23を誘導口52bに向き合わせればよい。新しいマガ
ジン21の出口23からは上記と同様に誘導口53dを
通じて物品Pが誘導口12bに送り込まれる。
【0039】図示例のマガジン交換機構51では4本の
マガジン21を支持枠53にセットしてあるので上記の
交換を3回続けて行なうことが可能である。またマガ
ジン21が嵌着保持された別の支持枠53をスライド溝
52aに随時嵌め込めば、物品供給を必要な供給個数に
達するまで継続することもできる。本実施例でも図1乃
至図10で示した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0040】尚、スライド位置を規定する目印を支持枠
の上板に設けたり、またマガジン1個分の間隔でマガジ
ンの位置決めを可能とする凹凸等を設ければ、マガジン
交換時のスライド及び位置決めをより一層容易に行なう
ことができる。
【0041】図14及び図15は本考案の他の実施例を
示すもので、図14は物品供給装置の要部断面図、図1
5は同要部斜視図である。本実施例は図1乃至図10に
示した実施例とマガジン交換機構部分の構成を異にする
もので、構成を同じくする部分には同一符号を用いてあ
る。
【0042】本実施例のマガジン交換機構61は、ガイ
ド台62と支持枠63とから構成されている。ガイド台
62はマガジン4個分に相当する幅を有しており、その
下面一側で案内通路2の後端部を覆うようにしてボディ
1上面に立設されている。このガイド台62の上部に
は、支持枠用のスライド溝62aが垂直上向きに形成さ
れ、また該スライド溝62aの底部一側から案内通路2
に向かって誘導口62bが形成されている。この誘導口
62bの横断面形は物品Pの端面形状よりも僅かに大き
い。また、スライド溝62bの左・右内面にはガイド溝
62cが幅方向に平行に形成されている。
【0043】また、支持枠63は前板63aと底板63
bと後板63cとから断面略コ字形に形成されており、
マガジン4個分に相当する幅を有している。前板63a
と後板63cの対向間隔はマガジン21の縦幅にほぼ一
致しており、該前・後板63a,63c間でマガジン2
1を嵌着保持できるようになっている。また、底板63
bには、物品Pが余裕をもって通過可能な大きさを有す
る誘導口63dが、マガジン21の出口23に対応して
幅方向に長く形成されている。更に、前・後板63a,
63cにはガイド突部63eが幅方向に平行に形成され
ている。この支持枠63はガイド突部63eをガイド溝
62cに摺動自在に嵌合され、スライド溝62aにスラ
イド可能に保持されている。
【0044】上記マガジン交換機構61にマガジン21
をセットする場合には、4本のマガジン21をその出口
23下にして横幅方向に並べ、これらマガジン21
を支持枠63の前・後板63a,63c間に挿入して出
口23の端面を底板63bに当接させ、各マガジン21
を支持枠63に嵌着保持させる。勿論、マガジン21の
嵌合は一括ではなく、1本づつ行なってもよい。そし
て、この支持枠63をガイド台62のスライド溝62a
に嵌め合わせ、図中右端のマガジン21の出口23をガ
イド台62の誘導口62bに一致させる。
【0045】マガジン21のセットが完了した状態で
は、全てのマガジン21は垂直状態で支持枠63に支持
され、収納物品Pの並び方向も垂直となる。また、同状
態では上記実施例と同様に、図中右端のマガジン21内
の物品Pが自重によって下方移動し、その出口23から
並び順に従って流れ出た物品が誘導口63d及び誘導
口52bを通じて案内通路2に入り込む。
【0046】物品供給によって使用中のマガジン21内
の物品Pが無くなった場合には、支持枠63を押圧して
該支持枠63をガイド台52に沿ってマガジン1個分だ
け右方向にスライドさせ、隣接するマガジン21の出口
23を誘導口62bに向き合わせればよい。新しいマガ
ジン21の出口23からは上記と同様に誘導口63d及
び誘導口62bを通じて物品Pが案内通路2に送り込ま
れる。
【0047】図示例のマガジン交換機構61では4本の
マガジン21を支持枠63にセットしてあるので上記の
交換を3回続けて行なうことが可能である。またマガ
ジン21が嵌着保持された別の支持枠63をスライド溝
62aに随時嵌め込めば、物品供給を必要な供給個数に
達するまで継続することもできる。本実施例でも図1乃
至図10で示した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0048】尚、図12及び図13で示した実施例と同
様に、スライド位置を規定する目印を支持枠の上板に設
けたり、またマガジン1個分の間隔でマガジンの位置決
めを可能とする凹凸等を設ければ、マガジン交換時のス
ライド及び位置決めをより一層容易に行なうことができ
る。
【0049】図16及び図17は本考案の他の実施例を
示すもので、図16は物品供給装置の斜視図、図17は
物品供給装置の要部断面図である。同図において、71
はベ−ス、72はガイド台、73は案内シュ−ト、74
は支持板、75は減速機付きモ−タ、76はランプ、7
7はホトトランジスタ、21は上記と同様のマガジンで
ある。本実施例では、ガイド台72及び支持台74によ
ってマガジン交換機構が構成されている。
【0050】ベ−ス71は矩形状を成し、その上面一側
には物品取出溝71aが設けられている。この物品取出
溝71aは上面の他に一側端を開口している。
【0051】ガイド台72は、下端をベ−ス71上に固
着された棒状部72aと、該棒状部72aの上端に連設
された円板部72bと、該円板部72bの中央に突設さ
れた軸杆72cとから成る。また、円板部72bには、
単一物品Pが余裕をもって通過可能な横断面形を有する
誘導口72dが上下に貫通して形成されている。さら
に、円板部72の下面周縁には誘導口72dの下方を覆
うようにしてランプシェ−ド72eが垂設され、また該
ランプシェ−ド72eと対向する位置にはモ−タ用の取
付け片72fが垂設されている。
【0052】案内シュ−ト73は透光性材料から成り、
物品Pの端面形状よりも僅かに大きな横断面形を有する
案内通路73aを長手方向に貫通して有している。この
案内シュ−ト73は上端を上記誘導口72dの下端に接
続され、また下端を上記物品取出溝71aの側面開口に
接続されている。
【0053】支持台74は、下側円板部74aと、該下
側円板部74aの中央に連設された棒状部74bと、該
棒状部74bの上端に連設された上側円板部74cとか
ら成る。下側円板部74aの周面にはラック74dが刻
設或いは別体に設けられ、また下面中央には上記軸杆7
2cを回動可能に抱持する軸穴74eが形成されてい
る。また、下側円板部74aには、マガジン21の出口
部分を嵌挿可能な矩形状の取付孔74fが周方向に45
°間隔で計8個設けられている。一方、上側円板部74
cの周面には、マガジン21の側面一部を嵌挿可能な断
面コ字形の支え溝74gが上記取付孔74fと対応し、
周方向に45°間隔で計8個設けられている。
【0054】モ−タ75はガイド台72の外側面に上向
きに配置され、その回転軸にはピニオン75aが固着さ
れている。このピニオン75aは上記ラック74dに歯
合されており、モ−タ75の作動によって支持台74を
軸杆72cを中心として回動できるようになっている。
【0055】ランプ76は上記ランプシェ−ド72eの
内側に着脱自在に配置され、案内シュ−ト73のランプ
近傍部分を照明できるようになっている。ホトトランジ
スタ77は、上記ランプ76と案内シュ−ト73を介し
て対向するように円板部72bの下面に配置されてい
る。このホトトランジスタ77には、ランプ76との間
に位置する案内シュ−ト73内に物品が無くなった際に
ランプ76の光が入射するようになっている。
【0056】上記マガジン交換機構にマガジン21をセ
ットする場合には、マガジン21の出口部分を支持台7
4の各取付孔74fに上方から差し込み、その側面一部
を支え溝74gに嵌挿させ、計8本のマガジン21を
の出口23を真下にして垂直に支持させる。本実施例で
は、出口側端面をガイド台72の円板部72b上面に当
接させるようしたものを示してあるが、マガジン21或
いは取付孔74fにストッパを設けて差込み位置を規制
して円板部72b上面との間に隙間を設けるようにして
もよい。
【0057】マガジン21のセットが完了した状態で
は、ガイド台72の誘導口72dに向き合っているマガ
ジン21内の物品Pが自重によって下方移動し、その
23から並び順に従って流れ出た物品が誘導口72
dを通じて案内シュ−ト73の案内通路73aに入り込
む。この物品Pは案内通路73aを自重によって滑り落
ち、ベ−ス71上の物品取出溝71aに送り込まれる。
【0058】物品供給によって使用中のマガジン21内
の物品Pが無くなり、ランプ76の光がホトトランジス
タ77に入射されると、図示省略のモ−タ駆動回路によ
ってモ−タ75を作動し、ピニオン75a及びラック7
4dを介して支持台74が45°だけ回転し、隣接する
マガジン21の出口が誘導口72dと向き合う。これに
より、新しいマガジン21の出口から誘導口72dを通
じて物品Pが案内シュ−ト73の案内通路73aに入り
込む。
【0059】図示例のマガジン交換機構では8本のマガ
ジン21を支持台74にセットしてあるので上記の交換
を7回続けて行なうことが可能である。また、マガジン
交換の度に新しいマガジン21を随時セットすれば物品
供給を必要な供給個数に達するまで継続することもでき
る。本実施例でも図1乃至図10で示した実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0060】尚、上記実施例のモ−タ,ラック,ピニオ
ン等を除外し、支持台を手動で回転させるようにしても
同様の効果を得ることができる。また、この場合には、
回転位置を規定する目印を支持台の上板に設けたり、ま
たマガジン1個分の間隔でマガジンの位置決めを可能と
する凹凸等を設ければ、マガジン交換時のスライド及び
位置決めをより一層容易に行なうことができる。
【0061】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
使用中のマガジン内の物品が無くなった場合に、マガジ
ン交換機構に支持されている別のマガジンの出口を案内
通路の入口に向き合わせれば、新しいマガジンから案内
通路に物品を送り込むことができるので、従来のように
空になったマガジンを新しいマガジンに取り換える面倒
がなく、マガジン交換を迅速且つ簡単に行って物品供給
を中断することなく継続 して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す物品供給装置の上面
【図2】 図1のA−A線断面図
【図3】 マガジン交換機構の分解斜視図
【図4】 マガジンの斜視図
【図5】 押出機構の斜視図
【図6】 電気回路図
【図7】 動作説明図
【図8】 動作説明図
【図9】 動作説明図
【図10】 動作説明図
【図11】 従来例を示す物品供給装置の断面図
【図12】 本考案の他の実施例を示す物品供給装置の
要部断面図
【図13】 同要部斜視図
【図14】 本考案の他の実施例を示す物品供給装置の
要部断面図
【図15】 同要部斜視図
【図16】 本考案の他の実施例を示す物品供給装置の
斜視図
【図17】 同要部断面図
【符号の説明】
1…ボディ、2…案内通路、11…マガジン交換機構、
12…取付台、12b…誘導口、13…支持枠、13d
…誘導口、21…マガジン、23…出口、31…押出機
構、P…物品、51…マガジン交換機構、52…ガイド
台、52b…誘導口、53…支持枠、53d…誘導口、
61…マガジン交換機構、62…ガイド台、62b…誘
導口、63…支持枠、63d…誘導口、72…ガイド
台、72d…誘導口、73a…案内通路、74…支持
台。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一形状の物品を同一向きで一列に並ん
    だ状態で収納し、長手方向一端に設けられた出口を斜め
    下または真下に向けた状態で収納部品を自重によって出
    口から並び順に従って排出可能な筒状のマガジンと、 マガジンの出口から排出された物品を取り込んで、取り
    込んだ物品を所定の取出位置に導く案内通路と、 複数のマガジンをその出口を斜め下または真下に向けた
    状態で支持し、複数マガジンの1つの出口を案内通路の
    入口に選択的に向き合わせることを可能としたマガジン
    交換機構とを備えた、 ことを特徴とする物品供給装置。
  2. 【請求項2】 上記マガジン交換機構が、複数のマガジ
    ンを所定の配列状態で且つ配列方向に沿って移動可能に
    支持する支持部材から成り、支持部材に支持されている
    マガジンを配列方向に移動させることによって、複数マ
    ガジンの1つの出口を案内通路の入口に選択的に向き合
    わせてマガジン交換を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の物品供給装置。
  3. 【請求項3】 上記マガジン交換機構が、複数のマガジ
    ンを所定の配列状態で支持する支持部材と、該支持部材
    をマガジン配列方向に移動可能に保持するガイド部材と
    を備え、支持部材をガイド部材に沿って移動させること
    によって、該支持部材に支持されている複数マガジンの
    1つの出口を案内通路の入口に選択的に向き合わせてマ
    ガジン交換を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の物品供給装置。
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FR2842181B1 (fr) * 2002-07-12 2005-08-05 F2 C2 System Dispositif de stockage et de distribution de pieces notamment de rivets
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