JP2597078B2 - コンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置 - Google Patents
コンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置Info
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- JP2597078B2 JP2597078B2 JP5415494A JP5415494A JP2597078B2 JP 2597078 B2 JP2597078 B2 JP 2597078B2 JP 5415494 A JP5415494 A JP 5415494A JP 5415494 A JP5415494 A JP 5415494A JP 2597078 B2 JP2597078 B2 JP 2597078B2
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- Japan
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- drum
- mold
- centrifugal molding
- concrete liner
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートライナの
遠心成形用型枠の脱着装置に関する。
遠心成形用型枠の脱着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人らは既に、直径１．５〜４．０
ｍ程度のトンネルに内張りするコンクリートライナを、
円周を複数分割した円弧状ライナとして、遠心成形によ
り製造する技術を提供している。このような遠心成形装
置では、円弧状のライナ型枠を遠心成形ドラムの内部に
着脱自在に取りつけ遠心成形ドラムを回転してコンクリ
ートに遠心力を付加する。
ｍ程度のトンネルに内張りするコンクリートライナを、
円周を複数分割した円弧状ライナとして、遠心成形によ
り製造する技術を提供している。このような遠心成形装
置では、円弧状のライナ型枠を遠心成形ドラムの内部に
着脱自在に取りつけ遠心成形ドラムを回転してコンクリ
ートに遠心力を付加する。
【０００３】この場合、遠心成形ドラムの内部に多数の
円弧状型枠を取りつけるが、ボルトナットによる取付け
では、取付け取外しに手間がかかる。くさび式の取付も
可能であるが、くさびを打つ音が大きく、作業者にとっ
ても不愉快な音で好ましくなく、また、ドラム内に作業
者が入って取付作業するために安全面の問題と出入のた
めにかなりの手間を要する。
円弧状型枠を取りつけるが、ボルトナットによる取付け
では、取付け取外しに手間がかかる。くさび式の取付も
可能であるが、くさびを打つ音が大きく、作業者にとっ
ても不愉快な音で好ましくなく、また、ドラム内に作業
者が入って取付作業するために安全面の問題と出入のた
めにかなりの手間を要する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、遠心成形ドラ
ム内に円弧状の多数の型枠を容易に取付け取外しするこ
とができる最も簡単な固定構造について検討した。遠心
成形ドラム内に取付ける型枠は、遠心力の小さいときに
型枠とコンクリートの重量によって天井から落下しない
こと、及びドラムの加速、減速時や回転中にずれないよ
うに保持していることができれば、必ずしも強固な取付
力を必要とせず、型枠をドラムの内壁に保持していると
いう要件を充足すればよい。本発明はこの知見に基いて
なされたもので、簡易で確実な型枠保持装置を備えたコ
ンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置を提供す
ることを目的とする。
ム内に円弧状の多数の型枠を容易に取付け取外しするこ
とができる最も簡単な固定構造について検討した。遠心
成形ドラム内に取付ける型枠は、遠心力の小さいときに
型枠とコンクリートの重量によって天井から落下しない
こと、及びドラムの加速、減速時や回転中にずれないよ
うに保持していることができれば、必ずしも強固な取付
力を必要とせず、型枠をドラムの内壁に保持していると
いう要件を充足すればよい。本発明はこの知見に基いて
なされたもので、簡易で確実な型枠保持装置を備えたコ
ンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、遠心成形ドラ
ム内に取付ける円弧状のコンクリートライナの型枠両端
面の外面に突起を設け、該突起に係合して型枠をドラム
の内壁に保持するＬ字フックをドラムの壁を貫通して設
け、前記突起に該Ｌ字フックを係合離脱させるロッド機
構をドラム外に設けたことを特徴とするコンクリートラ
イナの遠心成形用型枠の脱着装置である。この場合に、
前記Ｌ字フックはＬ字形の係止端をドラム内に位置さ
せ、ドラム外に中央ピン支持部、他端に往復ナットに係
合する係合部を設け、往復ナットは回転ロッドのねじに
螺合していることとすれば好ましい。
ム内に取付ける円弧状のコンクリートライナの型枠両端
面の外面に突起を設け、該突起に係合して型枠をドラム
の内壁に保持するＬ字フックをドラムの壁を貫通して設
け、前記突起に該Ｌ字フックを係合離脱させるロッド機
構をドラム外に設けたことを特徴とするコンクリートラ
イナの遠心成形用型枠の脱着装置である。この場合に、
前記Ｌ字フックはＬ字形の係止端をドラム内に位置さ
せ、ドラム外に中央ピン支持部、他端に往復ナットに係
合する係合部を設け、往復ナットは回転ロッドのねじに
螺合していることとすれば好ましい。
【０００６】
【作用】型枠の両端面に係止するフックを型枠の外面に
設けた突起に一動作で係止、離脱させるようにすること
によって、落下、ずれを生じないように型枠を保持する
ことができる。従って、Ｌ字フックを揺動させると共に
一定位置に停止をさせるように操作ロッドに係合させる
ようにした。この操作ロッドは、正逆ねじを備えた回転
ロッドとし、正逆ねじにナットを螺合させ、この回転ロ
ッドを正逆転、停止させ、このナットにＬ字フックを係
合して揺動させる。
設けた突起に一動作で係止、離脱させるようにすること
によって、落下、ずれを生じないように型枠を保持する
ことができる。従って、Ｌ字フックを揺動させると共に
一定位置に停止をさせるように操作ロッドに係合させる
ようにした。この操作ロッドは、正逆ねじを備えた回転
ロッドとし、正逆ねじにナットを螺合させ、この回転ロ
ッドを正逆転、停止させ、このナットにＬ字フックを係
合して揺動させる。
【０００７】正逆ねじはロッドの正逆転に伴い、ナット
を互いに近接する方向又は離隔させる方向に移動させ
る。従って、このナットに係合しているＬ字フックは型
枠の両端面に近接する方向又は離れる方向に動作する。
またこの回転ロッドは停止させておくと、ナットはその
位置にロックされている状態を保持する。
を互いに近接する方向又は離隔させる方向に移動させ
る。従って、このナットに係合しているＬ字フックは型
枠の両端面に近接する方向又は離れる方向に動作する。
またこの回転ロッドは停止させておくと、ナットはその
位置にロックされている状態を保持する。
【０００８】
【実施例】図１はドラム１０の縦断面を示すもので型枠
保持機構の部分を示している。図２は図１の部分拡大図
である。円弧状のコンクリートライナ型枠４０は遠心成
形ドラム１０の壁１１の内面に取付けられる。型枠の両
側の端板４１には突起４２が設けられている。Ｌ字フッ
ク２１は、この突起４２に係合して型枠４０をドラム１
０の壁１１内面に保持する。また、端板４１がドラム軸
方向にずれないように保持する。
保持機構の部分を示している。図２は図１の部分拡大図
である。円弧状のコンクリートライナ型枠４０は遠心成
形ドラム１０の壁１１の内面に取付けられる。型枠の両
側の端板４１には突起４２が設けられている。Ｌ字フッ
ク２１は、この突起４２に係合して型枠４０をドラム１
０の壁１１内面に保持する。また、端板４１がドラム軸
方向にずれないように保持する。
【０００９】Ｌ字フック２１はドラム１０の壁１１を貫
通して設けられており、中央部をピン２２によって回動
自在に支持され、他端２３はＵ溝がナット２４のピン２
５に係合している。ナット２４はロッド３０のねじに螺
合しており、ロッド３０をその端部３１で捻回させると
ナットはこのロッド上を前進後退する。従って、Ｌ字フ
ック２１は、型枠４０の突起４２と係合する位置と、係
合を開放した位置（２１ａ）との間を揺動する。
通して設けられており、中央部をピン２２によって回動
自在に支持され、他端２３はＵ溝がナット２４のピン２
５に係合している。ナット２４はロッド３０のねじに螺
合しており、ロッド３０をその端部３１で捻回させると
ナットはこのロッド上を前進後退する。従って、Ｌ字フ
ック２１は、型枠４０の突起４２と係合する位置と、係
合を開放した位置（２１ａ）との間を揺動する。
【００１０】
【発明の効果】本発明のコンクリートライナの遠心成形
装置は円弧状の型枠を遠心成形ドラム内にワンタッチで
取付け、取外しすることができ、また確実に保持するこ
とができる。従って、省力的であり、コンクリートライ
ナの生産能率向上に寄与するところが大である。
装置は円弧状の型枠を遠心成形ドラム内にワンタッチで
取付け、取外しすることができ、また確実に保持するこ
とができる。従って、省力的であり、コンクリートライ
ナの生産能率向上に寄与するところが大である。
【図１】実施例の縦断面図（型枠保持機構の側面図）で
ある。
ある。
【図２】図１の部分拡大図である。
１０ ドラム １１ 壁 ２１ Ｌ字フック ２２ ピン ２３ 他端 ２４ ナット ２５ ピン ３０ ロッド ３１ 一端 ３２ 雄ねじ ４０ 型枠 ４１ 端板 ４２ 突起
Claims (2)
- 【請求項１】 遠心成形ドラム内に取付ける円弧状のコ
ンクリートライナの型枠両端面の外面に突起を設け、該
突起に係合して型枠をドラムの内壁に保持するＬ字フッ
クをドラムの壁を貫通して設け、前記突起に該Ｌ字フッ
クを係合離脱させるロッド機構をドラム外に設けたこと
を特徴とするコンクリートライナの遠心成形用型枠の脱
着装置。 - 【請求項２】 前記Ｌ字フックはＬ字形の係止端をドラ
ム内に位置させ、ドラム外に中央ピン支持部、他端に往
復ナットに係合する係合部を設け、往復ナットは回転ロ
ッドのねじに螺合していることを特徴とする請求項１記
載のコンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5415494A JP2597078B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | コンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5415494A JP2597078B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | コンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256625A JPH07256625A (ja) | 1995-10-09 |
| JP2597078B2 true JP2597078B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=12962637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5415494A Expired - Fee Related JP2597078B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | コンクリートライナの遠心成形用型枠の脱着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597078B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109483722B (zh) * | 2018-11-22 | 2020-07-14 | 江苏科技大学 | 烧烤炭环托盘生产线模具翻转装置及工作方法 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP5415494A patent/JP2597078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07256625A (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961112 |
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