JP5081349B2 - タイヤ取り外し機用のホイールリムロック装置 - Google Patents

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    • B60C25/132—Machines for removing and mounting tyres

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、タイヤを装着または取り外すことを目的に、ホイールリムをロックする自動心出し装置（self-centering device）に関連するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ホイールリムを作業位置でロックするため、タイヤ取り外し機は現状、自動心出し装置として知られている適切な装置を備えており、その装置は一般的に、一連の放射状溝を備えており、その内部で、ホイールを作業位置にロックするロックヘッド（留め部）を備えたスライドを摺動させる。ロックヘッドは、一般的に四個で、円周状に等距離に配置し、ホイールリムを外側と内側の両方から把持することができるように、複動放射摺動型（double-acting radial sliding type）である。
【０００３】
円形プレートがそれ自体、適切なモーターユニットにより運転される同軸シャフトによって、回転する。
【０００４】
スライドは、シャフトと同軸に配置され、且つスライドに接続されたレバーに作用する複動シリンダーピストンユニットによって、溝の内部で摺動させられる。それは同じ名前の出願人によるイタリア国実用新案第224593号に、より詳しく記載されている。
【０００５】
ホイールリムに装着またはホイールリムから取り外す際、その時はタイヤの一側だけで作業でき、すなわちホイールリムの一側での作業をし終えた後に、タイヤを180°回転させなければならない。
【０００６】
この両方とも、オペレーターによる物理的な力を必要とし、結果的に作業時間が延びることになる。
【０００７】
他方で、ホイールをハブでロックし、且つ同時にホイールの両側に接近できるそれらのシステムは、回転に対してホイールロックが不安定であるという欠点があり、それによりたびたび危険が生じる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は合理的で信頼性のある解決手段の枠組み内で、従来技術による欠点を克服することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を、もし相当な接線方向の抵抗力が生じようとも、ホイールを回転させる手段を備え、ホイールリムをハブにロックする装置を提供することによって達成する。
【００１０】
【本発明の実施の形態】
前記目的は、請求項に示された種々の特徴を有する本発明によって達成される。
【００１１】
【実施例】
本発明の構造的及び動作的な特徴を、添付図面を参照し、以下の詳細な説明で明らかにする。
【００１２】
前記図面は、ホイールリム２を支持し且つロックする装置１を示している。
【００１３】
装置は、図示されていない既知の手段によって回転させられるシャフト３を備えており、そのシャフトは、示されていないタイヤ取り外し装置のベース４から突出している。
【００１４】
図２を参照すると、シャフト３がその上端部に円形プレート６を支持しており、その上にホイールリム２が載せられている。
【００１５】
プレート６は、軸線ホール及び六つの等間隔放射状溝６１を備えている。
【００１６】
またプレート６は、環状下向き下部スカート６０を備えており、スカートの自由端に、カバー７は固定されており、カバーは前記スカート６０と共に、チャンバー１９を画定する。
【００１７】
チャンバー１９内で、シャフト３の周囲に密封装着されたロッド９０を備えた、環状ピストンたる駆動手段９が摺動する。
【００１８】
シャフト３の一部分が、軸線ホールであり、キャビティが六角形断面である。
【００１９】
中空ロッド９０の壁の内部に、導管９１が配置されており、それを介して圧力流体が、ピストン９の上に送られる。
【００２０】
前記ピストン９と前記カバー７との間に、ピストン９を強制的に上方に保つバネ１０が介在している。
【００２１】
環状ピストン９のロッド９０が、Ｕ形外爪を備えており、その爪は、二つの外向き突出正対ピンの周囲で揺動し、孔３０及び９２を介して、すなわち前記ロッドを貫通することによって、前記中空シャフト３の内部に入る中心歯たるロック手段１１０を備えている。
【００２２】
六角断面で、ホイールリム２を作業位置にロックする装置１３に属する第一のバー１３０は、前記中空シャフト３の内部に受けられる。
【００２３】
バー１３０は、上方が平坦で、下方が円錐形である環状突出部たる第一の円錐形手段１３７を備えており、バーが中空シャフト３に挿入される時、前記環状突出部の円錐形部分が、爪１１を板バネ１４の作用に対して回転させ、同時に板バネが爪１１を前記環状突出部の上方平坦部の上に保つので、バーを引き出すことができなくなる。
【００２４】
バー１３０は、ロックコーンたる第二の円錐形手段１３２が備えられ、該バー１３０は前記コーン１３２がホイールリム２の中心ハブ２１の外面に当たるまで、中空シャフト３に挿入される。
【００２５】
装置１３は、上方部材１３１を備えており、それから前記バー１３０が下がっており、上方部材には前記バー１３０と同軸のロックコーン１３２が固定されている。
【００２６】
また部材１３１もハンドル１３３を備えており、その内部をバー１３４が摺動し、バーの自由端が垂直スリーブ１３５を支持し、その内部を第二バー１３６が摺動する。
【００２７】
ホイールリム２が適所に配置すると、バー１３０が前記中空シャフト３に挿入され、且つ第二バー１３６がホール２０の一方に配置され、それによってホイールリム２が車輌に固定される。
【００２８】
六角断面のバー１３０及び、シャフト３のキャビティは、バー１３６の下端部が、円形プレート６２に位置した六個の放射状溝６２の一個に、配置することを確実にする。
【００２９】
バー１３６を下げることによる方法によって、これがバー１３０とプレート６の両方に固定され、大きな力を掛けても、ホイールリムを変形することなく回転させることができる。
【００３０】
装置を回転防止することによって、圧縮空気が導管９１を介して送られ、ピストン９が、バネ１０の作用に対して下がる。
【００３１】
またピストンの下がりは、爪１１の下がりを決定し、その歯たるロック手段１１０が環状突出部１３７の一つの平面上に対して止まり、板バネ１４により掛かる作用によってロックされたままになる。
【００３２】
この方法で、最終的にホイールリム２が作業位置にロックされるようになる。
【００３３】
タイヤが、ホイールリム２に装着されるかまたは、ホイールリムから取り外されると、ホイールリムは、単に圧縮空気を放出し、バネ１０がピストン９及び爪１１を上げ、爪が環状突出部１３７から離れることによって解放される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の側面図
【図２】図１のII-II線による断面図
【符号の説明】
１ 装置
２ ホイールリム
３ シャフト
６ 円形プレート
７ カバー
８ チャンバ
９ ピストン
１０ バネ
１１ 爪
１３ 装置
１４ 板バネ
２０ ホール
２１ ハブ
３０ 間隙
６０ スカート
６１ 溝
６２ 溝／プレート
９０ ロッド
９１ 導管
９２ 間隙
１１０歯
１３０バー
１３１部材
１３２コーン
１３４バー
１３５スリーブ
１３６第二バー
１３７突出部

Claims (7)

  1. タイヤ取り外し機用のホイールリムロック装置（１）であり、
    ホイールリム（２）を支持するため、軸線ホールを備え且つ中空垂直シャフト（３）の頂部に支持された上部プレート（６）と、
    前記ホール及び前記中空垂直シャフト（３）のキャビティ内に軸線方向に挿入されて、ホイールリム（２）を中心合わせ位置にロックする円錐形手段（１３２、１３７）と、
    前記円錐形手段（１３２、１３７）をホイールリム（２）に対して駆動する駆動手段（９）と、
    前記円錐形手段（１３２、１３７）を軸線方向にロックするロック手段（１１０）と、
    前記中空垂直シャフト（３）のホイールリム（２）に対する回転を止めるため、前記中空垂直シャフト（３）を前記ホイールリム（２）に対してロックする手段（１３３、１３４、１３５、１３６）と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記円錐形ロック手段が、円周状の歯を備えしかも前記シャフトに挿入可能なバーを具備した円錐形コーンを有し、前記歯が、前記中空シャフトの内部へ横方向に挿入できる爪と係合し、また前記爪を前記シャフトに対して同軸状に移動させて前記コーンを前記ホイールリムに対してロックする手段を有することを特徴とする請求項１に記載の装置。
  3. 回転シャフトの上部プレートが、下向き円筒形スカートを備えており、前記円筒形スカートの内部で、前記シャフト外側周囲に配置された中空ロッドを備えた環状ピストンが密封されて摺動し、前記中空ロッドが間隙を備え、その間隙を介して爪が作用し、この間隙に対応する位置で、中空シャフトの壁に開口部が配置されており、その開口部を介して前記爪が、センタリングコーンを支持するバーの歯に接触することを特徴とする請求項１に記載の装置。
  4. 圧縮空気をピストンへ送る導管が、ピストンの中空ロッドの壁内に配置されることを特徴とする請求項３に記載の装置。
  5. 上部プレートが、放射状の溝を備え、その溝の一つにロックバーの下端部がプレート軸線と平行に摺動可能なように接合され、前記ロックバーが、ホイールリム固定ボルトを受けるホイールリムにおける、それらホールの一つに挿入されることを特徴とする請求項１に記載の装置。
  6. 前記コーンに同軸なバーの多角形断面と、そのバーを受けるシャフトのキャビティの多角形断面とが整合し、バー及びシャフトとホイールリムとの相対回転を阻止するように構成したことを特徴とする請求項２に記載の装置。
  7. 前記コーン及びシャフトの多角形断面に、プレートにおける溝の数と等しい数の側面を有することを特徴とする請求項５または６に記載の装置。
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