JP2509898B2 - コンクリ―ト管の製造用型枠 - Google Patents
コンクリ―ト管の製造用型枠Info
- Publication number
- JP2509898B2 JP2509898B2 JP27302493A JP27302493A JP2509898B2 JP 2509898 B2 JP2509898 B2 JP 2509898B2 JP 27302493 A JP27302493 A JP 27302493A JP 27302493 A JP27302493 A JP 27302493A JP 2509898 B2 JP2509898 B2 JP 2509898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spigot
- casting
- mold
- ring
- concrete pipe
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋コンクリート管
を製造する際に使用する型枠に関する。
を製造する際に使用する型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄筋コンクリート管製造用の型枠
は、図2に示すように、円筒状の母型1の一端にソケッ
ト側キャスティング2、他端にスピゴット側キャスティ
ング3を着脱自在に装着したものである。
は、図2に示すように、円筒状の母型1の一端にソケッ
ト側キャスティング2、他端にスピゴット側キャスティ
ング3を着脱自在に装着したものである。
【0003】そして、スピゴット側キャスティング3
は、図3に示すように、母型1の後端に固定した鍔4に
固定ボルト5より固定したもので、その内周面が母型1
の内周面より突出している。
は、図3に示すように、母型1の後端に固定した鍔4に
固定ボルト5より固定したもので、その内周面が母型1
の内周面より突出している。
【0004】また、該スピゴット側キャスティング3の
後端にはリング状のスピゴットカバー6が図3、図4に
示す回転自在の係止片7により着脱自在に固定されてい
る。
後端にはリング状のスピゴットカバー6が図3、図4に
示す回転自在の係止片7により着脱自在に固定されてい
る。
【0005】このような型枠によりコンクリート管8を
遠心成形したのち蒸気養生により硬化させる。その後、
型枠内からコンクリート管8を図5のように脱型機9に
より取り出す。
遠心成形したのち蒸気養生により硬化させる。その後、
型枠内からコンクリート管8を図5のように脱型機9に
より取り出す。
【0006】最初にスピゴットカバー6を外し、図5の
ように、脱型機9の複数のチャック爪10によりスピゴ
ット側キャスティング3の外周をつかみ、チャック駆動
用油圧シリンダー11により駆動するラックギヤ12に
よりピニオンギヤ13を回し、これと共に回るリンク1
4により該チャック爪10を締めつける。そして、押出
しシリンダー15により押し出される押出し板16によ
りコンクリート管8の後端を押出す。
ように、脱型機9の複数のチャック爪10によりスピゴ
ット側キャスティング3の外周をつかみ、チャック駆動
用油圧シリンダー11により駆動するラックギヤ12に
よりピニオンギヤ13を回し、これと共に回るリンク1
4により該チャック爪10を締めつける。そして、押出
しシリンダー15により押し出される押出し板16によ
りコンクリート管8の後端を押出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の取り出し工程に
おいて、押出し板16の押出しによる反力により固定ボ
ルト5に引張力が作用して、僅かに伸びる。
おいて、押出し板16の押出しによる反力により固定ボ
ルト5に引張力が作用して、僅かに伸びる。
【0008】このため、母型1とキャスティング3の間
に僅かな隙間aが発生する。そして、この隙間aにコン
クリートや離型剤が少しづつ入り込むため、長い間には
型枠や製品の精度を低下させる。
に僅かな隙間aが発生する。そして、この隙間aにコン
クリートや離型剤が少しづつ入り込むため、長い間には
型枠や製品の精度を低下させる。
【0009】また、キャスティング3の内周の外端のb
の部分は脱型時の反力により内側に倒れる変形力を受け
るので、摩耗が発生したり、製品の欠けとなって現われ
たりする。
の部分は脱型時の反力により内側に倒れる変形力を受け
るので、摩耗が発生したり、製品の欠けとなって現われ
たりする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、この発明はコンクリート管の製造用型枠
のスピゴット側キャスティングの内側の部分を分離し
て、キャスティング本体と別体のスピゴットリングとな
し、このスピゴットリングの内端面を該母型の端面に密
着させると共に、このスピゴットリングの外周内端に全
周にわたり突出する突部を設け、該キャスティング本体
の内周内端には該突部に係合する全周にわたる凹所を形
成した構成を採用したものである。
決するために、この発明はコンクリート管の製造用型枠
のスピゴット側キャスティングの内側の部分を分離し
て、キャスティング本体と別体のスピゴットリングとな
し、このスピゴットリングの内端面を該母型の端面に密
着させると共に、このスピゴットリングの外周内端に全
周にわたり突出する突部を設け、該キャスティング本体
の内周内端には該突部に係合する全周にわたる凹所を形
成した構成を採用したものである。
【0011】
【作用】型枠内で遠心成形したコンクリート管の蒸気養
生の工程が終了した後、従来と同様にスピゴットカバー
を外し、脱型機のチャック爪によりキャスティング本体
をつかみ、油圧シリンダーにより押し出される押出し板
によりコンクリート管の後端を押出す。
生の工程が終了した後、従来と同様にスピゴットカバー
を外し、脱型機のチャック爪によりキャスティング本体
をつかみ、油圧シリンダーにより押し出される押出し板
によりコンクリート管の後端を押出す。
【0012】上記の脱型の際において、キャスティング
本体に反力が働くが、この反力は別体のスピゴットリン
グには伝わらず、従って、スピゴットリングと母型の間
に隙間ができるようなことはない。
本体に反力が働くが、この反力は別体のスピゴットリン
グには伝わらず、従って、スピゴットリングと母型の間
に隙間ができるようなことはない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0014】コンクリート管製造用型枠としての基本構
造は図2ないし図5の従来例と同じ構造であるから異な
る点についてのみ説明する。
造は図2ないし図5の従来例と同じ構造であるから異な
る点についてのみ説明する。
【0015】図1に示す実施例において、従来品と同様
に、母型1の鍔4に固定ボルト5により固定したスピゴ
ット側キャスティング3の内側の部分を分離して、キャ
スティング本体19と別体のスピゴットリング20とす
る。
に、母型1の鍔4に固定ボルト5により固定したスピゴ
ット側キャスティング3の内側の部分を分離して、キャ
スティング本体19と別体のスピゴットリング20とす
る。
【0016】上記のスピゴットリング20の内端面を該
母型1の端面に密着させると共に、このスピゴットリン
グ20の外周内端に全周にわたり突出する突部22を設
け、該キャスティング本体19の内周内端には該突部2
2に係合する凹所23を全周にわたり形成する。
母型1の端面に密着させると共に、このスピゴットリン
グ20の外周内端に全周にわたり突出する突部22を設
け、該キャスティング本体19の内周内端には該突部2
2に係合する凹所23を全周にわたり形成する。
【0017】また、該スピゴットリング20の後端には
従来と同様にスピゴットカバー6が回転自在の係止片7
により着脱自在に固定されている。
従来と同様にスピゴットカバー6が回転自在の係止片7
により着脱自在に固定されている。
【0018】上記の実施例の型枠によってコンクリート
管8を遠心成形し、蒸気養生の工程を経てコンクリート
管8を硬化させた後、型枠内からコンクリート管8を図
5の従来例と同じ脱型機により取り出す。
管8を遠心成形し、蒸気養生の工程を経てコンクリート
管8を硬化させた後、型枠内からコンクリート管8を図
5の従来例と同じ脱型機により取り出す。
【0019】上記の脱型の際にキャスティング本体19
に反力が働くが、この反力は別体のスピゴットリング2
0には伝わらず、従って、スピゴットリング20と母型
1の間に隙間ができるようなことはなく、スピゴットリ
ング20の内周の外端の部分も変形力を受けることはな
い。
に反力が働くが、この反力は別体のスピゴットリング2
0には伝わらず、従って、スピゴットリング20と母型
1の間に隙間ができるようなことはなく、スピゴットリ
ング20の内周の外端の部分も変形力を受けることはな
い。
【0020】
【発明の効果】この発明は上記のように、スピゴット側
キャスティングをキャスティング本体と別体のスピゴッ
トリングとしたことによって、脱型時にキャスティング
本体に反力が働いてもスピゴットリングに伝わらないの
で、スピゴットリングと母型の間に隙間ができるような
ことはない。
キャスティングをキャスティング本体と別体のスピゴッ
トリングとしたことによって、脱型時にキャスティング
本体に反力が働いてもスピゴットリングに伝わらないの
で、スピゴットリングと母型の間に隙間ができるような
ことはない。
【0021】従って、スピゴットリングの内周の外端の
部分も変形力を受けることはないので長時間使用しても
型枠や製品の精度を低下させることがない。
部分も変形力を受けることはないので長時間使用しても
型枠や製品の精度を低下させることがない。
【0022】また、スピゴットリングの内周の外端部が
摩耗したときは、このスピゴットリングだけを新品と交
換すればよいので経済的である。
摩耗したときは、このスピゴットリングだけを新品と交
換すればよいので経済的である。
【図1】この発明の実施例で拡大縦断側面図。
【図2】従来のコンクリート管製造用型枠の側面図。
【図3】同上の拡大端面図。
【図4】同上の要部を拡大した縦断側面図。
【図5】同じく脱型時の一部切欠拡大縦断側面図。
1 母型 3 スピゴット側キャスティング 6 スピゴットカバー 19 キャスティング本体 20 スピゴットリング 22 突部 23 凹所
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状母型の一端にソケット側キャステ
ィング、他端にスピゴット側キャスティングを着脱自在
に装着したコンクリート管の製造用型枠において、前記
スピゴット側キャスティグの内側の部分を分離して、キ
ャスティング本体と別体のスピゴットリングとなし、こ
のスピゴットリングの内端面を該母型の端面に密着させ
ると共に、このスピゴットリングの外周内端に全周にわ
たり突出する突部を設け、該キャスティング本体の内周
内端には外突部に係合する全周にわたる凹所を形成して
なるコンクリート管の製造用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27302493A JP2509898B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | コンクリ―ト管の製造用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27302493A JP2509898B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | コンクリ―ト管の製造用型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100819A JPH07100819A (ja) | 1995-04-18 |
JP2509898B2 true JP2509898B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=17522106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27302493A Expired - Lifetime JP2509898B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | コンクリ―ト管の製造用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509898B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109249526B (zh) * | 2018-09-11 | 2020-08-21 | 长兴鑫鼎耐火材料厂(普通合伙) | 一种耐火管生产用模具脱模装置 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP27302493A patent/JP2509898B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07100819A (ja) | 1995-04-18 |
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