JP2596923Y2 - 仕分装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、コンベヤにより搬送さ
れている各種物品の搬送路を変更したり、該物品を行き
先毎、或いは種別毎に仕分ける仕分装置に関するもので
あり、特に物品搬送方向に対して直交する方向に伸びた
スラットに沿って移動するように取り付けられた移動シ
ューにより物品の仕分けを行うように構成した仕分装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来周知の仕分装置としてホイール浮き
出し式、押し出し式、傾倒式及び斜行ベルト、或はスラ
ットコンベヤに設けた移動シューにより物品を押動する
等の種々の仕分装置が知られている。これらの仕分装置
のうちスラットコンベヤは、外形や大きさの異なる物品
を搬送するときに好適であり、スラットの長手方向（コ
ンベヤ移動方向に対して横方向）へ該スラット上を移動
する移動シューを用いた仕分装置である。

【０００３】この種の仕分装置は、例えば特公昭６０−
１０９７１号、米国特許4,738,347号等に開示されてい
るが、図１４を参照してその基本構造を説明する。図１
４に示す仕分装置１は、該装置を上から見た平面図であ
るが、例えば架台２ａ、２ｂ、この架台２ａ、２ｂに沿
って例えば矢印Ａ方向に走行するように構成されたチェ
ーン３ａ、３ｂ、このチェーン３ａ、３ｂ間にかけわた
されて一体に走行する複数のスラット４、このスラット
４に沿って移動する移動シュー５等により構成されてい
る。そして、物品６はパイプ４上に載置された状態で矢
印Ａ方向に搬送され、仕分け位置まで搬送されると移動
シュー５を図中右側から左側（矢印Ｂ方向）の位置に移
動させ、この場合は物品６を左側に押動して仕分けを行
う。

【０００４】上述の移動シュー５は、その下部に設けた
スライダーがスラット４に摺動自在に取付けられてお
り、このスラット４に沿って移動する際は、スライダー
の下方に伸びた張出部材( 単に下方に延びたピン部材或
はローラを備えた部材) がスラット４の下側に敷設した
ガイドレール（図示省略）に適宜案内される。しかし、
本願考案者の検討によると、前記構成の従来の仕分装置
は下記のような問題点を有していることが明らかになっ
たきた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】上述のスラットはその
長さを長くしたり重量の大きい搬送物を搬送できるよう
にするには、当然スラット径が太くなる。したがって、
１つのスラットが複数のチェーンにわたるような幅が必
要となり、その取付け箇所も１つでは充分でなく複数と
なる。しかし、１つのスラットにおいてこの取付け箇所
が異なったチェーンにわたるようにあると、コンベヤの
折り返しの位置において問題が生じた。この問題とは、
コンベヤの折り返し位置であるコンベヤ両端部にてチェ
ーンがスプロケットに係合して折り返される回転軌道
と、チェーンに固定されたスラットの回転軌道とは厳密
には相異することから、スプロケットの径が小さくなる
のに伴ってこの回転軌道差の悪影響が出やすくなり、こ
の回転軌道差によって無理な負荷が掛かる場合もあり、
小さいスプロケットの使用が困難であった。すなわち、
スラット幅の大型化とスプロケットの小型化を同時に行
なうのは極めて困難であるために、特に比較的大きい幅
のスラットを備えたコンベヤにおいてはコンベヤ両端の
折り返し部分のスプロケットの小型化がむずかしく、コ
ンベヤの小型化を阻害する大きな要因であった。

【０００６】一方、上述の移動シューは、大きい搬送物
を仕分けるときは、必ずしも各移動シューが各スラット
に対応するように接近していなくてもよく、例えば１つ
おきあるいは２つおきと云うように離れていてもよい場
合もある。このような条件のときには、移動シューをあ
る程度間隔を開けて配置する構成でもよく、この構成に
おいては移動シューを設ける数が少なくできるので、部
品点数の減少などで好都合である。しかし、搬送物が小
さい場合には移動シュー間が大きく離れていると、小さ
い搬送物の仕分に支障を来たしてしまい仕分け設備の汎
用性が低下し、簡単に上記のごとく移動シューを間隔を
開けて配置する構成を採用できなのが現状であった。ま
た、移動シューはスラットを覆うように取付けられたス
ライダーに固定された構成である。このためにスラット
とスライダーとの間の隙間によるガタ付きにより騒音が
発生する。そこで、従来においては、スライダーにロー
ラ等を設けてスラットに対してスムースな移動を長期に
わたって保証するように構成したものがある。しかしな
がら、この場合、スラット並びにスライダーの構造がロ
ーラ等の回転部材によって複雑化する欠点を抱えてい
た。

【０００７】本考案の目的は、チェーン駆動型でスラッ
トコンベヤタイプの仕分装置におけるスラット幅の大き
なものでもコンベヤ折り返し部分のスプロケットの小型
化ができ、又、移動シューを取り付けるスライダーの円
滑な移動を長期にわたって保証でき、さらに、移動シュ
ーの設置数を減らすことが可能な仕分装置を提供するこ
とにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本考案の目的は下記構成
により達成される。（１） 物品を載置して 所定方向に走行する複数のスラ
ットと、前記複数のスラットの長手方向に移動する移動
シューとを具備し、前記物品を前記移動シューにより押
動して仕分けを行うように構成した仕分装置において、
前記スラットの両端に固定されてスラット駆動用のチェ
ーンに固定されるスラット用リンクプレートは、前記チ
ェーンに対して２ケ所の取付け箇所を有し、前記２ケ所
の取付け箇所は異なるチェーンリンクプレートに設けら
れ、前記取付け箇所の一方では前記スラット用リンクプ
レートが前記チェーンに対して枢動可能に保持され、他
方では前記スラット用リンクプレートが前記チェーンの
軌跡と平行に前記チェーンと相対移動可能に保持されて
いることを特徴とする仕分装置。

【０００９】（２） 前記（１）記載の仕分装置におい
て、前記移動シューを保持すると共に前記スラットを覆
うように装着されたスライダーの内側に、該スラットと
摺接する複数の樹脂製のガイドが着脱自在に設けられた
ことを特徴とする仕分装置。

【００１０】（３） 前記（１）記載の仕分装置におい
て、前記移動シューが隣り合う少なくとも一方のスラッ
トの上方まで張り出すように構成されたことを特徴とす
る仕分装置。

【００１１】

【作用】このように、スラットの両端に固定されてスラ
ット駆動用のチェーンに固定されるスラット用リンクプ
レートは、前記チェーンに対して２ヶ所の取付け箇所を
有した構成であることにより、該スラット径を大きく構
成することが可能となり、また、前記２ヶ所の取付け箇
所は異なるチェーンリンクプレートに設けられ、前記取
付け箇所の一方では前記スラット用リンクプレートが前
記チェーンに対して枢動可能に保持され、他方では前記
スラット用リンクプレートが前記チェーンの軌跡と平行
に前記チェーンと相対移動可能に保持されていることに
よって、隣合うスラット用リンクプレート同士の間隔が
移動自在となり、コンベヤの折り返し箇所（スプロケッ
トが配置された箇所）におけるチェーン回転軌道とスラ
ット回転軌道とのずれを許容することができると共に、
回転軌道ずれに伴った駆動の負荷を回避できる。

【００１２】また、前記移動シューを保持すると共にス
ラットを覆うように装着されたスライダーの内側に、該
スラットと摺接する複数の合成樹脂製のガイドを着脱自
在に設けた構成であると、この移動シューの構成を大型
化することなく円滑な移動を長期にわたって保証でき
る。

【００１３】また更に、前記移動シューが隣り合う少な
くとも一方のスラットの上方まで張り出すような構成で
あると、移動シューの設置数を減らしても、この移動シ
ューの隣同士の間隔を開けない構成とすることができ
る。

【００１４】

【実施例】以下、添付の図面を参照して本考案の実施例
を詳細に説明する。図１は本考案を適用した仕分装置の
要部平面図であり、図２は図１に示した部分の側面図、
図３はチェーンの部分斜視図であり、図４は仕分装置の
折り返し部分の側面図である。又、図５は図１のＸ−Ｘ
線沿った部分の仕分装置の要部横断面図を示し、図６は
スラット用リンクプレートの側面図、図７は図６におけ
るＡ−Ａ断面図である。図８及び図９はスラット用リン
クプレートとチェーンとの係合関係を示すための概略側
面図である。図１０は移動シューの内部構造を示す概略
断面図であり、図１１は移動シューの他の実施例の概略
側面図、図１２及び図１３は本考案の仕分装置における
ガイドレールの切換部分を示した平面図及び概略側面図
である。

【００１５】図１及び図２に示すように、仕分装置１０
は、物品６を載置して所定方向（矢印Ａ方向）に走行す
る複数のスラット１１と、この複数のスラット１１の長
手方向に移動する移動シュー１２とを具備しており、物
品６を移動シュー１２により横方向（矢印Ｂ方向）へ押
動して仕分けを行うように構成されている。なお、この
移動シュー１２の横方向の動きは、スラットの下側に敷
設されたガイドレール１６（図５参照）により案内され
る。スラット１２はその両端部分にスラット用リンクプ
レート２０が取り付けられ、このスラット用リンクプレ
ート２０を介してチェーン１３に取り付けられている。
このスラット用リンクプレート２０の外側にはコンベヤ
フレーム１４に接触可能なサイドガイドホイール２４及
び走行ホイール２６が設けられている。このサイドガイ
ドホイール２４はスラット用リンクプレート２０のブラ
ケット２２（図６参照）により略水平に回転自在に支持
されており、走行ホイール２６はスラット用リンクプレ
ート２０に平行（垂直）に回転自在に支持されている。
また、サイドガイドホイール２４及び走行ホイール２６
は共にそのホイール外周面には適宜弾性を有するゴムや
樹脂等の外面部が設けられており、これによりチェーン
走行による騒音発生を抑えることができる。

【００１６】なお、スラット１１が固定されたスラット
用リンクプレート２０はチェーン１３から横方向に張り
出した連結支持軸１７を介して後述するように２ケ所の
位置で保持されている。なお、チェーン１３は図３に示
すように、インサイドリンクプレート１３ａ，アウトサ
イドリンクプレート１３ｂ，チェーンピン１３ｄおよび
チェーンローラ１３ｃにより構成された周知の構成であ
り、更にこのチェーンピン１３ｄを延長したものが上述
の連結支持軸１７である。この連結支持軸１７は本実施
例においてはチェーンピン１３ｄの６個おきの間隔にし
た構成であり、特に間隔は限定しないが、必要な用件と
しては連結支持軸１７がチェーン１３の同一のチェーン
リンクプレート１３ａ，１３ｂ上に位置しないように構
成されていることである。すなわち、複数の連結支持軸
１７が同じチェーンリンクプレート上に位置している構
成では、チェーン１３とスラット用リンクプレート２０
との軌道差（回転領域における軌道差）は発生しない
が、スラット用リンクプレート２０の大きさがチェーン
リンクプレート１３ａ，１３ｂの大きさに制約されてし
まうために現実的な構成とすることができない。また、
スラット用リンクプレート２０はその一方の取付け部が
スラット用リンクプレート２０のリンクプレート連結ピ
ン１９に後述する如くチェーンの軌跡と平行にチェーン
と相対移動可能に係合保持されている。

【００１７】スラット用リンクプレート２０およびリン
クプレート連結ピン１９の構造を図６および図７を参照
して説明する。スラット用リンクプレート２０は、幅広
部２０ａと幅狭部２０ｂとからなり、幅広部２０ａには
サイドガイドホイール２４を支持する支軸２３を取り付
けたブラケット２２及びホイール２４の嵌通を許容する
矩形孔２４ａ、更には連結支持軸１７が嵌入するボス部
２８、スラット１１を固定するためのネジを通す４個の
止め孔３０を備え、幅狭部２０ｂには前述のボス部２８
と連結支持軸１７との間に介在する略円筒形状のスラッ
ト用リンクプレートの連結ピン１９に係合する係合切欠
き２１が形成されている。この係合切欠き２１はその上
下縁部がこの連結ピン１９の溝部分に嵌入して、スラッ
ト用リンクプレート２０と該連結ピン１９とがチェーン
の軌跡と平行に相対移動可能なように構成されている。

【００１８】このように、スラット用リンクプレート２
０はその一方の取付け部が連結ピン１９にチェーンの軌
跡と平行にチェーンと相対移動可能に係合保持されたこ
とによって、隣合うスラット用リンクプレート同士の間
隔が移動自在となり、図４に示すように、チェーン１３
の折り返し箇所（スプロケット６０が配置された箇所）
におけるチェーン回転軌道とスラット回転軌道とのずれ
を許容することができると共に、回転軌道ずれに伴った
駆動の負荷を回避できる。すなわち、チェーン１３とス
ラット用リンクプレート２０とは図８に示す如き直進状
態においては、連結支持軸１７の間隔Ｌ２とチェーン１
３の軌道とは横方向（コンベヤフレーム方向）からみて
同じ位置に重なるようになっているが、図９に示すよう
な折り返し領域においては、連結支持軸１７の間隔Ｌ１
は小さくなる一方、チェーン１３の軌道Ｌ２と同じ長さ
であって、ここに僅かな差が発生するが、係合切欠き２
１と連結ピン１９とのスライドによる相対的な移動によ
りこの長さの差を許容することができるものである。

【００１９】移動シュー１２の内部構造については図１
０を用いて説明する。図１０に示すように移動シュー１
２は、例えばアルミニュウムにて形成したシュー保持手
段であるスライダー１８がスラット１１を囲むように装
着され、このスライダー１８がスラット１１上を移動す
る構造である。そして、このスライダー１８の上部には
シューキャップ１２ａが固定ネジ４０により適宜取り付
けられており、スライダー１８の下側にはスライダー下
方に張り出すようにガイドピン１５が取り付けられ、こ
のガイドピン１５上にガイドローラ１５ａが回転自在に
設けられている。

【００２０】ここで、図１０に示した構成の特徴部分
は、スライダー１８の内側に、スラット１１と摺接する
複数（この場合６本）の樹脂製のガイド４１を着脱自在
に設けた構成にある。すなわち、横断面が例えば略台形
状のガイド４１の長い辺側が奥広がりの断面形状の溝に
溝長手方向に沿って挿入された構造となっている。した
がって、スラット１１上のスライダー１８（移動シュ
ー）の移動はガイド４１によって円滑になると共に、ス
ライダー１８のの移動に伴った騒音を低下することがで
きる。さらに、ガイド４１によりスラット１１とスライ
ダー１８との間隙は小さくできるので、スライダー１８
の構成を大型化（径が大きくなるような構成）を回避す
ることができ、ガイド４１の交換によって円滑な移動を
長期にわたって保証できる。なお、このガイド４１はス
ライダー１８の幅方向（スラット長手方向）の長さと略
同等の長さのものを６本配置した構成であるが、必ずし
もこのような構成に限らず適宜長さのものをこの幅方向
に複数並べるようにし、例えば幅方向に二個並べるよう
にして図１０に示した数の倍の１２本のガイドを備える
ような構成としてもよい。

【００２１】図１１には他の構成の移動シュー５０を図
示する。なお、図１１に示す構成においては、図２に示
した仕分装置と同じ構成部分は同符号を付して説明を省
略する。図１１に示した構成の移動シュー５０は一つ置
きにスラット１１に取り付けらており、この移動シュー
５０には張出部５１が設けられて、この張出部５１が移
動シューが設けられていない隣り合うスラットの上方ま
で張り出すように構成されている。このように移動シュ
ー５０の設置数を半減させることによりその部品点数削
減に寄与することができ、しかも、この移動シュー５０
の隣同士の間隔が大きく開いた構成でないので、小さい
物品を仕分けすることもできる。また、上述の張出部５
１を前後両方に張り出す構造とすることもでき、このよ
うな構成であると移動シューの数は更に減らすことがで
きる。

【００２２】図１２および図１３に示すダイバートユニ
ット７０は、ガイドレール１６の切換領域に設置される
部材であり、ガイドレール１６のレール壁面の一部を構
成するように上下方向に揺動するガイド壁部７２を先端
に有したアーム７１が、揺動支軸７３を支点にして作動
できるように構成されている。すなわち、アーム７２の
ガイド壁部７２とは反対側には結合ピン７８により連結
されて下方に伸びたプランジャー７４が圧縮バネ７７に
より上方に付勢されて設けられ、且つこのプランジャー
７４は下方端側においてソレノイド７６内に挿入された
構成となっている。したがって、移動シューをスライド
させる時には、ソレノイド７６に通電してプランジャー
７４を引っ張り（矢印Ｅ方向）、ガイド壁部７２を上方
（矢印Ｄ方向）に移動させて、このガイド壁部７２がガ
イドピン１５と係合して、このガイドピン１５を仕分装
置を横斜め方向に配置されたガイドレール１６側に案内
する。ここで、このガイド壁部７２は図１２から明らか
なように、適宜湾曲面に構成されているので、ガイドピ
ン１５の動きを円滑にすることができ、特に切換角度が
大きいときに効果が顕著である。

【００２３】

【考案の効果】以上に説明したように、本考案に係る仕
分装置は、スラットの両端に固定されてスラット駆動用
のチェーンに固定されるスラット用リンクプレートは、
前記チェーンに対して２ヶ所の取付け箇所を有した構成
であることにより、該スラット径を大きく構成すること
が可能となり、また、前記２ヶ所の取付け箇所は異なる
チェーンリンクプレートに設けられ、前記取付け箇所の
一方では前記スラット用リンクプレートが前記チェーン
に対して枢動可能に保持され、他方では前記スラット用
リンクプレートが前記チェーンの軌跡と平行に前記チェ
ーンと相対移動可能に保持されていることによって、隣
合うスラット用リンクプレート同士の間隔が移動自在と
なり、コンベヤの折り返し箇所（スプロケットが配置さ
れた箇所）におけるチェーン回転軌道とスラット回転軌
道とのずれを許容することができ、故に、チェーン駆動
型のスラットコンベヤにおけるスラット幅の大きなもの
でもコンベヤ折り返し部分のスプロケットの小型化がで
き、コンベヤの小型化と同時に不測の駆動負荷を回避す
ることができて駆動系の負担を軽減することができる。
また、前記移動シューを保持すると共にスラットを覆う
ように装着されたスライダーの内側に、該スラットと摺
接する複数の合成樹脂製のガイドを着脱自在に設けた構
成であると、低騒音化が達成されるだけでなく、この移
動シューの構成を大型化することなく円滑な移動を長期
にわたって保証できる。更に、前記移動シューが隣り合
う少なくとも一方のスラットの上方まで張り出すような
構成である場合においては、移動シューの設置数を減ら
すことができ、しかもこの移動シューの隣同士の間隔を
開けない構成とすることができるので、小さい物品を仕
分けすることもでき、装置の汎用性を低下させることな
く部品点数を減らすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の仕分装置の要部平面図である。

【図２】図１に示した部分の側面図である。

【図３】図１のＸ部分におけるチェーンの部分斜視図で
ある。

【図４】仕分装置の折り返し部分の側面図である。

【図５】図１に示した仕分装置のＸ−Ｘ線に沿った部分
の要部横断面図である。

【図６】スラット用リンクプレートの側面図である。

【図７】図６におけるＡ−Ａ断面図である。

【図８】スラット用リンクプレートとチェーンとの係合
関係を示すための概略側面図である。

【図９】スラット用リンクプレートとチェーンとの係合
関係を示すための概略側面図である。

【図１０】本考案における移動シューの内部構造を示す
概略断面図である。

【図１１】本考案の移動シューの他の実施例の概略側面
図である。

【図１２】本考案の仕分装置におけるガイドレールの切
換部分を示した平面図である。

【図１３】本考案の仕分装置において使用したガイドレ
ールの切換部分を示した概略側面図である。

【図１４】従来の仕分装置の概略平面図である。

【符号の説明】

１０ 仕分装置 １１ スラット １２、５０ 移動シュー １２ａ シューキャップ １３ チェーン １４ コンベヤフレーム １５ ガイドピン １６ ガイドレール １７ 連結支持軸 １８ スライダー １９ スラット用リンクプレートの連結ピン ２０ スラット用リンクプレート ２１ 係合切欠き ２２ ブラケット ２３ サイドガイドホイール用の支軸 ２４ サイドガイドホイール ２６ 走行ホイール ２７ 連結ピンの溝 ４１ 樹脂ガイド ５１ 張出部 ６０ スプロケット ７０ ダイバートユニット

Claims (3)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 物品を載置して所定方向に走行する複数
   のスラットと、前記複数のスラットの長手方向に移動す
   る移動シューとを具備し、前記物品を前記移動シューに
   より押動して仕分けを行うように構成した仕分装置にお
   いて、前記スラットの両端に固定されてスラット駆動用
   のチェーンに固定されるスラット用リンクプレートは、
   前記チェーンに対して２ケ所の取付け箇所を有し、前記
   ２ケ所の取付け箇所は異なるチェーンリンクプレートに
   設けられ、前記取付け箇所の一方では前記スラット用リ
   ンクプレートが前記チェーンに対して枢動可能に保持さ
   れ、他方では前記スラット用リンクプレートが前記チェ
   ーンの軌跡と平行に前記チェーンと相対移動可能に保持
   されていることを特徴とする仕分装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の仕分装置において、前記
   移動シューを保持すると共に前記スラットを覆うように
   装着されたスライダーの内側に、該スラットと摺接する
   複数の樹脂製のガイドが着脱自在に設けられたことを特
   徴とする仕分装置。
3. 【請求項３】 請求項１記載の仕分装置において、前記
   移動シューが隣り合う少なくとも一方のスラットの上方
   まで張り出すように構成されたことを特徴とする仕分装
   置。