JP2596618B2 - エレベータ安全スイツチの短絡装置 - Google Patents

エレベータ安全スイツチの短絡装置

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JP2596618B2
JP2596618B2 JP1315401A JP31540189A JP2596618B2 JP 2596618 B2 JP2596618 B2 JP 2596618B2 JP 1315401 A JP1315401 A JP 1315401A JP 31540189 A JP31540189 A JP 31540189A JP 2596618 B2 JP2596618 B2 JP 2596618B2
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守 寺井
繁美 平松
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はエレベータ安全スイツチの短絡載置に係り、
特にエレベータの動作点検作業時に使用されるエレベー
タ安全スイツチの短絡装置に関する。
<従来の技術> エレベータは、、常時安全運行を行わせるために、定
期的に装置各部の動作点検作業が行われる。この動作点
検作業に際しては、平常運転時に作動する部品は無論の
こと、エレベータの異常動作時に作動する部品について
も、充分な点検を行う必要がある。
第4図は、エレベータにおける動作点検作業の状態を
示す説明図であり、昇降路1の上部に機械室3が設けら
れ、この機械室3に制御盤6とモータ5とが設置され、
制御盤6にはインタホン13が付設されている。
昇降路1には、ロープ4を介してモータ5の駆動によ
つて昇降自在にかご2が設けられ、このかご2内にはイ
ンタホン14と運転盤15とが取り付けられ、インタホン14
はインタホン13と互いに呼び出し通話自在に接続されて
いる。昇降路1の底部には、かご2の保護のためのバツ
フア8が配設され、かご2の昇降路1内での下限許容位
置を設定する安全スイツチ9と、上限許容位置を設定す
る安全スイツチ10とが、昇降路1の壁面に取り付けられ
ている。
安全スイツチ9は、かご2が下限許容位置に達したこ
とを検出して作動し、かご2の下降を阻止し、安全スイ
ツチ10は、かご2が上限許容位置に達したことを検出し
て作動し、かご2の上昇を阻止するような制御が行われ
るように構成されている。
例えば、バツフア8の動作を点検するためには、かご
2を下限許容位置よりも下方に移動させる必要があり、
このためには点検作業中は安全スイツチ9の動作を停止
させねばならない。
このため、従来は点検作業員13が機械室3内におい
て、安全スイツチ9の常閉接点(かご2が下限許容位置
に達した時に開放される)が開放状態とならないよう
に、制御盤6のこの常閉接点に接続されている端子間
を、クリツプで短絡する。そして、かご2に乗つている
点検作業員12に、インタホン13を通じて安全スイツチ9
を作動停止状態にした旨の連絡をする。
インタホン14を介して、この連絡を受けた点検作業員
12は、運転盤15を操作してかご2を低速で下限許容位置
を越えて下降させ、かご2の底部をバツフア8に当接さ
せる。そして、ピツト7に位置する点検作業員16が、か
ご2の底部のバツフア8との当接時におけるバツフア8
のバツフア動作の状態を点検する。
この点検作業終了後に、点検作業員12は運転盤15を操
作して、低速でかご2を上昇させ、下限許容位置より上
方でかご2を停止させ、インタホン14を介して機械室3
の点検作業員11に連絡をとる。この連絡をインタホン13
を介して受けた点検作業員11は、バツフア8の点検作業
の終了を知り、制御盤6の前述クリツプで短絡されてい
る端子間からクリツプを取り除き、端子間の短絡を解除
する。
<発明が解決しようとする課題> 従来は、前述したように昇降路1の底部を配設されて
いるバツフア8の点検作業を行なうためには、機械室3
内の点検作業員11、かご2内の点検作業員12及びピツト
7内の点検作業員16の3人の点検作業員が必要で、作業
も煩雑となり点検作業コストの面でも問題があつた。
このように、従来は安全スイツチの動作を停止状態に
して行う点検作業が、煩雑で点検作業コストの面でも問
題があつた。
本発明は、前述したようなエレベータの点検作業の現
状に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全スイ
ツチの動作を停止状態にして行う点検作業を簡単に少な
い点検作業員で行うことが出来るエレベータ安全スイツ
チの短絡装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するために、本発明はエレベータのか
ご内と機械室間を接続するインタホンと、昇降路内に設
けられ、前記かごの移動許容位置を検出して前記かごを
停止させる安全スイツチとを備えたエレベータに対し
て、このエレベータの動作点検作業時に使用され、前記
安全スイツチの動作を阻止するエレベータ安全スイツチ
の短絡装置であり、前記機械室に設けられ、前記インタ
ホンの呼び出し状態を検出する検出手段と、この検出手
段の検出信号で作動し、前記安全スイツチの動作を阻止
する阻止手段とを有する構成となつている。
<作用> 本発明では、例えば昇降路の底部に配設されているバ
ツフアの点検作業のように、安全スイツチの動作を停止
して行う点検作業を行う場合には、かごに乗つた点検作
業員が、かごと機械室間のインタホンを呼び状態にセツ
トする。
すると、機械室に設けられている検出手段が、インタ
ホンの呼び出し状態を検出し、検出手段の検出信号によ
つて阻止手段が作動して安全スイツチの動作が阻止され
る。
この状態で、点検作業員はかごを運行させて必要な点
検作業が、機械室に他の点検作業員を配置せずに、効率
的に行われる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を第1図乃至第3図を参照して
説明する。
ここで、第1図は実施例の要部の構成を示す回路図、
第2図は実施例のインタホン回路の構成を示す回路図、
第3図は実施例の短絡回路の構成を示す回路図である。
第1図に示すように、直流電源端子P、N間にエレベ
ータのかごの下限許容位置を検出して、かごを停止させ
る安全スイツチの常閉接点9bとリレー19とが、互いに直
列に接続され、常閉接点9bに短絡装置が、クリップ端子
17c部分で並列に接続自在に配設されている。同様に、
直流電源端子P、N間に、リレー19の常閉接点19a1と、
制御回路20とが互いに直列に接続されている。
第2図に示すように、かご内に配置されるインタホン
14には、呼び釦14p、受話器14s及び送話器14mが具備さ
れ、機械室に配置されるインタホン13には、常閉接点13
b1、常開接点13a1、13a2を有するバンドセツト13A、ブ
ザー13z送話器13m及び受話器13sが具備されている。
そして、呼び釦14pが常閉接点13b1を介してブザー13z
に接続され、受話器14sが常開接点13a1を介して送話器1
3mに接続され、送話器14mが常開接点13a2を介して受話
器13sに接続されている。
また、ブザー13zの近傍にマイク17Mがセツト自在に配
され、マイク17Mの出力端子は短絡回路17に接続されて
いる。
第3図に示すように、短絡回路17には増幅回路17B、
リレー17A及び常開接点17Aaが設けられ、マイク17Mの出
力端子は増幅回路17Bの入力端子に接続され、増幅回路1
7Bの出力端子にリレー17Aが接続され、常開接点17Aaの
両端にクリツプ端子17cが接続されている。
このような構成の実施例においては、本発明の検出手
段としてマイク17Mが用いられ、短絡回路17が本発明の
阻止手段の主要部を構成している。また、実施例のその
他の部分の構成は、すでに説明した第4図と同一であ
る。
次に、実施例の動作を昇降路の底部に配設されている
バツフアを点検する場合について、第1図乃至第4図を
参照して説明する。
点検作業員12は、先ず機械室3に入つて制御盤6の常
閉接点9bの両端に接続される端子t1、t2に、短絡回路17
のクリツプ端子17Cをそれぞれ接続し、マイク17Mをイン
タホン13のブサー13zの近傍にセツトする。
この状態で、常閉接点9bを介してリレー19には直流電
源が印加され、リレー19が付勢することによって常開接
点19a1がONとなり、制御回路20は作動している。
点検作業員12は、次いでかご2に乗り込んでインタホ
ン14の呼び釦14pを操作し続けるとインタホン13のブザ
ーzが鳴動し、この鳴動音をマイク17Mが検出する。マ
イク17Mからは検出電気信号が出力され、この検出電気
信号は増幅回路17Bで増幅され、増幅回路17Bの出力信号
でリレー17Aが付勢される。
リレー17Aが付勢されると、常開接点17AaがONとな
り、クリップ端子17Cを介して常閉接点9bが短絡され
る。
このようにして常閉接点9bが短絡されると、安全スイ
ツチ9によつて常閉接点9bがOFFとならず、安全スイツ
チ9の動作が阻止された状態となる。
このため、点検作業員12が運転盤15を操作して、低速
でかご2を下降させた場合、かご2が下限許容位置に達
してもかご2は停止せずに下降するので、点検作業員12
はかご2の底部をバツフア8に当接させる。ピツト7内
に位置する点検作業員16は、この当接時のバツファ8の
バツフア動作を点検する。
この点検作業が終了すると、点検作業員12は運転盤15
を操作して、低速でかご2を上昇させて下限許容位置よ
り上方にかご2を停止させる。
この往復走行過程において、安全スイツチ9にかご2
の接触子が接触し、増閉接点9bがOFFとなつても、常閉
接点9bは短絡回路17で短絡されているので、かご2の下
降は行われ、かご2が上昇して接触子が安全スイツチ9
に接触すると、常閉接点9bはONに戻る。
かご2を停止させた点検作業員12は、呼び釦14pの操
作を解除し、かご2から降りて機械室3に入り、制御盤
6の端子t1、t2から短絡回路17のクリツプ端子17cを外
し、マイク17Mのインタホン13のブザー13z近傍へのセツ
トを解除する。
これらの操作により、エレベータは点検作業モーダか
ら通常運転モードに切換えられ、点検作業は完了しエレ
ベータは通常運転が可能となる。
このようにして実施例によると、機械室3内に点検作
業員を配置せず、かご2内の点検作業員12とピツト7内
の点検作業員16のみで、効率的にバツフア8の点検作業
を点検コストを低減させて行うことが出来る。
なお、実施例ではマイクによつてブザーの鳴動音を検
出して短絡回路を作動させる場合を説明したが、本発明
は実施例に限定されるものでなく、ブザーの出力電圧を
検出して短絡回路を作動させることも出来る。
また、実施例では下限許容位置を検出する安全スイツ
チの動作を阻止して点検作業を行う場合を説明したが、
本発明は実施例に限定されるものでなく、上限許容位置
を検出する安全スイツチの動作を阻止して点検作業を行
つたり、その他の安全スイツチ、例えば油圧エレベータ
の非常止検出スイツチの動作を阻止して点検作業を行う
場合にも適用される。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明によると、かご内
から安全スイツチを短絡して、エレベータの点検作業を
点検作業員を削減して、効率的に且つ点検コストを低減
して行うことができ、その取り付けも既設のインタホン
を利用して簡単に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本発明の実施例を説明する図で、
第1図は要部の構成を示す回路図、第2図はインタホン
回路の構成を示す回路図、第3図は短絡回路の構成を示
す回路図、第4図はエレベータにおける動作点検作業の
説明図である。 1……昇降路、2……かご、3……機械室、4……ロー
プ、5……モータ、6……制御盤、7……ピツト、8…
…バツフア、9、10……安全スイツチ、11、12、16……
点検作業員、13、14……インタホン、15……運転盤、17
……短絡回路、17C……クリツプ端子、19……リレー、2
0……制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−22785(JP,A) 特開 昭59−7677(JP,A) 実開 平1−85369(JP,U) 実開 昭59−120767(JP,U) 実開 昭59−95063(JP,U) 実開 昭60−183773(JP,U) 実開 昭63−154575(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかご内と機械室間を接続する
    インタホンと、昇降路内に設けられ、前記かごの移動許
    容位置を検出して前記かごを停止させる安全スイツチと
    を備えたエレベータに対して、このエレベータの動作点
    検作業時に使用され、前記安全スイツチの動作を阻止す
    るエレベータ安全スイツチの短絡装置であり、前記機械
    室に設けられ、前記インタホンの呼び出し状態を検出す
    る検出手段と、この検出手段の検出信号で作動し、前記
    安全スイツチの動作を阻止する阻止手段とを有すること
    を特徴とするエレベータ安全スイツチの短絡装置。
JP1315401A 1989-12-06 1989-12-06 エレベータ安全スイツチの短絡装置 Expired - Lifetime JP2596618B2 (ja)

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JP2001328773A (ja) * 2000-05-18 2001-11-27 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの安全補助装置
JP4632747B2 (ja) * 2004-10-29 2011-02-16 中国電力株式会社 電圧計付ヒューズクリップ
CN105270973B (zh) * 2015-11-23 2017-12-01 黄一宸 一种电梯门联锁电路/安全电路故障检测装置及方法

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