JP2596602Y2 - 出窓の支持構造 - Google Patents

出窓の支持構造

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JP2596602Y2
JP2596602Y2 JP1993055582U JP5558293U JP2596602Y2 JP 2596602 Y2 JP2596602 Y2 JP 2596602Y2 JP 1993055582 U JP1993055582 U JP 1993055582U JP 5558293 U JP5558293 U JP 5558293U JP 2596602 Y2 JP2596602 Y2 JP 2596602Y2
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佳郎 川瀬
浩臣 田澤
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物躯体の室外側に突
設される出窓の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】出窓は、周知のように、建物躯体の開口
部において室外側へ突出させて設けられている。一般住
宅では、出窓はサッシ製のものが多く、この場合は予め
サッシを枠組みして窓サッシを形成し、この枠組みされ
た窓サッシを建物躯体開口部に装着するものと、建物開
口部に順次サッシを組立て出窓を構成するものとが知ら
れている。
【0003】新築の場合は、出窓の構成が前述のどちら
であっても、その支持構造は予め十全に設計されている
ので問題はないが、既製の住宅では、窓の改装に当り、
普通の窓を出窓に変更しようとする場合は、とりわけ出
窓の支持構造に意を用いなければならない。
【0004】いずれにしろ出窓は、前述のとおり建物躯
体の開口部において室外側へ突出させて設けられるもの
であるから、構成部材或いは出窓自体の落下があってな
らない点はどのような出窓構成であってもことは同じで
ある。
【0005】このような観点から従来の出窓における支
持構造を眺めてみると、例えば実開平4ー1987号、
同4ー8687号公報に開示されているように、この種
の出窓は、上下左右枠を枠組みして窓サッシを形成し、
建物躯体の開口部に窓サッシを室外側に突出させるとと
もに、窓サッシを前記建物躯体に装着して、且つ窓サッ
シの上下左右のそれぞれの外側に屋根材、床材及び縦枠
材を取付けて出窓を構成している。そして、サッシ下枠
の下側の床材は中空状或いは半中空状の部材が用いられ
て、支持剛性を高める工夫がなされている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】比較的小型の出窓にあ
っては前述した支持構造で問題はないが、近時の大型化
された出窓の場合はより一層の剛性付与が要請されるも
のである。この点、床材内に補強部材を装着することが
考えられるが、これをどのように装着するか、すなわ
ち、補強部材を単に装着するだけでは補強部材を装着す
るだけ重量が増すのでかえって支持構造上好ましくない
等、その具体的な装着構造が問題となる。
【0007】そこで、本考案は、床材内に補強部材を装
着するにあたり、補強部材が床材を支持し、延いては窓
サッシ全体を支持可能な出窓の支持構造を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上下枠及び左
右縦枠を枠組みして窓サッシを形成し、建物躯体の開口
部に前記窓サッシを室外側に突出させて装着し且つ該窓
サッシの上下左右のそれぞれの外側に屋根材、床材及び
縦枠材を取付けてなる出窓において、前記床材は少なく
とも室内側立上り面部、室外側立上り面部、及びこれら
両立上り面部を連結する床面部を備え、前記床面部には
室内側と室外側を区分けする立上り片を一体形成し、こ
の立上り片により区分けされる前記室内側と室外側の空
間部に中空状の補強枠を装着し、前記室内側の補強枠の
室内側の端面と前記床材の室内側立上り面部とを当接さ
せ、前記室外側の補強枠の室外側の端面と前記床材の室
外側立上り面部とを当接させ、且つ前記室内外側の補強
枠の対向端面で前記床材の立上り片を挟着し、更に、前
記窓サッシの下枠を支えるアンカーの一端を、前記室内
側の補強枠に止着した構造の出窓の支持構造である。
【0009】
【作用】したがって、本考案によれば、床材の室内外側
の立上り面部が室内外側の補強枠それぞれの端面と当接
し、室内外側の補強枠の対向端面が床材の立上り片を介
して当接するので、室内外側の補強枠は室内外方向に一
体状に連接され、その結果、床材の室外側立上り面部
は、その変形防止が前記室内外側の補強枠の連接構造に
よって担保される。また、室内外側の補強枠の対向端面
で前記床材の立上り片を挟着しているので、室内外側の
補強枠の前記室内外方向の一体状連接と、これら補強枠
と床材間の接合とがなされる。前述した床材の変形防
止、補強枠の一体状連接及び補強枠と床材との接合によ
って、床材全体の変形防止ないし床材の補強がなされ、
これにより剛性の大きな出窓の支持構造が得られる。
【0010】
【実施例】以下に本考案を図1ないし図5に示す実施例
に基いて説明する。なお、図1は出窓の縦断面図、図2
は同横断面図、図3は出窓の床材部分を拡大して示す縦
断面図、図4は出窓の屋根材部分を拡大して示す縦断面
図、図5は出窓の縦枠材部分を拡大して示す横断面図で
ある。
【0011】本実施例の出窓は、窓サッシ1が上下枠
2,3及び左右縦枠4,4を枠組みして形成され、この
窓サッシ1を建物躯体Pの開口部5に室外側に突出させ
て、窓サッシ1を前記建物躯体Pに装着し、窓サッシ1
の上下左右のそれぞれの外側に、屋根材6、床材7及び
縦枠材8,8を取付けて形成されている。
【0012】窓サッシ1は、実施例の場合、縦軸回転窓
であり、ハンドル9を回すことにより窓サッシ1の障子
部1aが開閉できるように構成されている。
【0013】窓サッシ1の上枠2は、室内側に、天板1
1への取付け片2a、前記天板11の室外側端部と当接
する立上り片2b、室外側の中空部2c、これらの中間
に戸当り片2dと、中空部2cの室内側において上方へ
突出する、屋根材6への取付け片2eと、を備えてい
る。
【0014】屋根材6は、室内側の躯体Pへの取付け片
6a、室外側の庇部6b、前記上枠の取付け片2eを取
付けるための垂下片6cを備えている。この垂下片6c
と前記取付け片2eとは、補強部材12を介して螺着す
る。補強部材12は、前述した垂下片6cと取付け片2
eとの間に介装される垂直面部12aと、上枠2の中空
部2cの上部形状に適合する水平状面部12bとを備え
ており、この水平状面部12bの適位箇所には前記中空
部2cとの螺着部12cが設けられている。
【0015】このように、屋根材6と上枠2は、これら
の垂下片6cと前記取付け片2eとが補強部材12を介
して螺着される構造であるため、両者の取付け設置状態
が安定化し、相互に補完する支持構造がもたらされる。
【0016】窓サッシ1の下枠3は、障子部1aの下部
(下框)を載置する部位3a、その下部に設けられる中
空部3b、該中空部3bの室内側の膳板3c、前記中空
部3bの下部に設けられる長短の垂下片3d,3d、室
外側の水切り片3e、を備えている。そして、膳板3c
は床板13に釘着され、長短の垂下片3d,3dはアン
カー14を固着している。
【0017】前記床材7は、室内側立上り面部71、室
外側立上り面部72、及びこれら両立上り面部を連結す
る床面部73を備え、床面部73には室内側と室外側を
区分けする立上り片74を一体形成している。
【0018】更に、実施例では、室内側立上り面部71
の上端に水平状係止片71a,71bを設けて、室内側
の係止片71aを建物躯体Pに釘着し、また、室外側の
係止片71bを鈎状に形成して、該係止片71bで後述
する室内側の補強枠21の室内側上端部21cを係止し
ている。
【0019】前記室外側立上り面部72は、その上端部
72aを室内側に屈曲形成して、該上端部72aの先端
に気密材15を装着し、この気密材15を前記下枠3の
水切り片3eに当接させている。また、上端部72aに
よって後述する室外側の補強枠22の室外側上端部22
dを係止している。
【0020】前記立上り片74は、その上端に水平状係
止片74a,74bを設けて、それぞれにより、室内側
の補強枠21の室外側上端部21d及び室外側の補強枠
22の室内側上端部22cを係止している。また、室外
側の係止片74bは、その室外側を上方に屈曲形成して
気密材16を装着し、この気密材16を前記下枠3の室
外側の垂下片3dに当接させている。
【0021】前記下枠3の室外側の垂下片3dと水切り
片3eとの間には、室内側を下方へ屈曲した補強部材1
7を配置している。
【0022】更に、床材7の立上り片74により区分け
される室内側と室外側の空間部には中空状の補強枠2
1,22を装着している。
【0023】そして、前記室内側の補強枠21の室内側
の端面21aと床材7の室内側立上り面部71とを当接
させ、前記室外側の補強枠22の室外側の端面22bと
床材7の室外側立上り面部72とを当接させ、且つ前記
室内外側の補強枠21,22の対向端面21b,22a
で床材7の前記立上り片74を挟着している。なお、前
述したように、これら補強枠21,22双方の室内外側
上端部21c、21d、22c,22dは、床材7の室
内側立上り面部71の係止片71b、室外側立上り面部
72の上端部72a、及び立上り片74の水平状係止片
74bにより係止されている。
【0024】また、前記アンカー14は、その一端を、
前記室内側の補強枠21に止着している。
【0025】窓サッシ1の縦枠3は、室内側に、側板1
8への取付け片3a、前記側板18の室外側端部と当接
する垂直片3b、室外側の中空部3c、これらの中間に
戸当り片3dと、中空部3cの室内側において側方へ突
出する、縦枠材8への取付け片3eと、を備えている。
【0026】縦枠材8は、室内側の躯体Pへの取付け片
8a、室外側の飾り縁部8b、前記縦枠3の取付け片3
eを取付けるための水平片8cを備えている。この水平
片8cと前記取付け片3eとは、L字形の補強部材19
を介して螺着する。
【0027】このように、縦枠材8と縦枠3は、これら
の水平片8cと前記取付け片3eとが補強部材19を介
して螺着される構造であるため、両者の取付け設置状態
が安定化し、相互に補完する支持構造がもたらされる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、床材の
室内外側の立上り面部が室内外側の補強枠それぞれの端
面と当接し、室内外側の補強枠の対向端面が床材の立上
り片を介して当接するので、室内外側の補強枠は室内外
方向に一体状に連接され、その結果、床材の室外側立上
り面部は、その変形防止が前記室内外側の補強枠の連接
構造によってなされる。更に、室内外側の補強枠の対向
端面で前記床材の立上り片を挟着しているので、室内外
側の補強枠の前記室内外方向の一体状連接と、これら補
強枠と床材間の接合とがなされる。
【0029】このように、本考案によれば、床材の変形
防止、補強枠の一体状連接、及び補強枠と床材との接合
によって、床材全体の変形防止ないし床材の補強がなさ
れ、これにより剛性の大きな出窓の支持構造が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】出窓の縦断面図。
【図2】出窓の横断面図。
【図3】出窓の床材部分を拡大して示す縦断面図。
【図4】出窓の屋根材部分を拡大して示す縦断面図。
【図5】出窓の縦枠材部分を拡大して示す横断面図。
【符号の説明】
P 建物躯体 1 窓サッシ 2 上枠 3 下枠 4 縦枠 5 開口部 6 屋根材 7 床材 71 室内側立上り面部 72 室外側立上り面部 73 床面部 74 立上り片 8 縦枠材 14 アンカー 21 補強枠 21a 室内側端面 21b 室外側端面 22 補強枠 22a 室内側端面 22b 室外側端面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下枠2,3及び左右縦枠4,4を枠組
    みして窓サッシ1を形成し、建物躯体Rの開口部に前記
    窓サッシ1を室外側に突出させて装着し且つ該窓サッシ
    1の上下左右のそれぞれの外側に屋根材6、床材7及び
    縦枠材8,8を取付けてなる出窓において、 前記床材7は少なくとも室内側立上り面部71、室外側
    立上り面部72、及びこれら両立上り面部を連結する床
    面部73を備え、前記床面部73には室内側と室外側を
    区分けする立上り片74を一体形成し、この立上り片7
    4により区分けされる前記室内側と室外側の空間部に中
    空状の補強枠21,22を装着し、前記室内側の補強枠
    21の室内側の端面21aと前記床材7の室内側立上り
    面部71とを当接させ、前記室外側の補強枠22の室外
    側の端面22bと前記床材7の室外側立上り面部72と
    を当接させ、且つ前記室内外側の補強枠21,22の対
    向端面21b,22aで前記床材7の立上り片74を挟
    着し、更に、前記窓サッシ1の下枠3を支えるアンカー
    14の一端を、前記室内側の補強枠21に止着したこと
    を特徴とする出窓の支持構造。
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