JP2596165B2 - バーコード印字可能な二成分系現像剤 - Google Patents

バーコード印字可能な二成分系現像剤

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JP2596165B2 JP2090013A JP9001390A JP2596165B2 JP 2596165 B2 JP2596165 B2 JP 2596165B2 JP 2090013 A JP2090013 A JP 2090013A JP 9001390 A JP9001390 A JP 9001390A JP 2596165 B2 JP2596165 B2 JP 2596165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二成分系現像剤、特に高速プリンター用とし
て好適で、バーコード印字可能な二成分系現像剤に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、トナー現像に使用される二成分系現像剤にあっ
ては、トナーとキャリアとが摩擦することによって生ず
るクーロンの力を利用するので、両者をよく摩擦させる
必要がある。しかるにトナーは樹脂粉で構成されている
ため柔らかいが、キャリアは金属などの硬い材料で形成
されているため、両者を摩擦させると、キャリア表面が
トナーによって次第に汚されてくる。このトナーによる
キャリアの汚れは、高速プリンターにおいては、特にト
ナーとキャリアとが激しくぶつかり合うため、大きな問
題であり、長時間にわたって安定な摩擦帯電を得ること
は困難である。
特に、大面積の黒化部を有するバーコード印字の場合
には短時間に黒化部が白抜け状態になってしまうという
問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、かかる従来技術の現状に鑑みその改良
対策について鋭意検討した結果、二成分系現像剤を構成
するキヤリアを特定の比表面積およびかさ密度を有する
鉄粉で構成した場合には従来の二成分系現像剤に見られ
るような欠点が良好に解決できることを知見し、本発明
に到達したものである。
したがって、本発明の目的は、極めて良画質の画像を
得ることができるとともに、トナーによるキャリアの汚
れが極めて少なく、高速プリンターにおいて大面積にわ
たって黒化部を有するバーコード印字を長時間にわたっ
て安定に印字することを可能とする二成分系現像剤を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる本発明の目的は、トナーとキャリアとの混合物
からなり、該キヤリアはそのBET法による比表面積が250
cm2/g以上750cm2/g以下であり、かつかさ密度が2.8g/cm
3以上3.1g/cm3以下である還元鉄粉からなることを特徴
とするバーコード印字可能な二成分系現像剤により達成
される。
すなわち、本発明はキャリアとトナーの二成分系現像
剤からなるもので、ここで使用されるキャリアとしては
鉄粉から構成され、かつその比表面積が250cm2/g以上で
あることが必要であり、これにより摩擦帯電の安定性を
確実に保持することができるため大面積の黒化部の安定
な印字が可能となるのである。より好ましくは270cm2/g
以上である。キャリアの比表面積の上限は、キャリアの
組成が鉄であることおよびキャリアの製造条件の限界な
どの点から750cm2/g以下である。ここで、キャリアの比
表面積とは周知のBET法により求めたものである。
本発明において使用されるキャリアにはこのように鉄
粉から構成され、かつその比表面積が250cm2/g以上であ
るとともに、さらに、そのかさ密度が3.1g/cm3以下であ
ることが必要である。
かさ密度を3.1g/cm3以下とすることによりトナーとキ
ャリアのぶつかり合うときの衝撃を効果的に緩和させる
ことができるため、印字の寿命を確実に延長させること
ができる。特に、大面積の黒化部のあるバーコード印字
に適用した場合にはこの効果を顕著に発揮させることが
できる。
キャリアのかさ密度はより好ましくは2.9g/cm3以下で
ある。キャリアのかさ密度の下限については2.8g/cm3
上である必要がある。かさ密度が2.8g/cm3より小さい場
合には、感光体上にキャリアがトナーとともに付着し、
転写の際に用紙に移り印字面がザラつくといういわゆる
キャリアオーバーが発生する。また、感光体上のトナー
を転写する場合、キャリアが付着しているとキャリアの
周囲のトナーが転写されずに印字が白く抜ける現象が起
こる。特に大面積の黒化部の多いバーコード印字では大
きな画像欠陥として問題点になる。さらに、これらキャ
リアオーバーは感光体方面の損傷を早めるという問題も
ある。このほかにキャリアの組成が鉄であることおよび
キャリアの製造条件の限界などの理由も挙げられる。
ここで、かさ密度とはJIS Z2504により求めたもので
ある。
キャリアとトナーとの混合割合は、個々のキャリアの
表面をトナーが単層で覆うことのできる程度の量のトナ
ーを含んでいることが好ましく、重量比で99.5:0.5〜5
0:50の範囲であることが望ましい。そして、本発明によ
る現像剤によれば、前述のごとき特定のキャリアとトナ
ーとが摩擦し合うことにより、トナー、したがって現像
剤に一定極性の電荷を確実に保持せしめることができる
ものである。
本発明において使用されるキャリアの粒径としては、
特に限定されないが、10〜300μm程度の平均粒子径を
有するものから選択するのが好ましい。
また、本発明において使用されるトナーとしては、バ
ルサム、ロジン、シェラックおよびコーバルなどの天然
樹脂や、これらの変性樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹
脂、オレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂およびエポキシ樹脂(例えばビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂など)などの合成樹脂、天然ゴ
ムや合成ゴムのような材料から構成することができ、そ
の平均粒子径としては5〜30μmの範囲のものを使用す
るのがよい。
これらの材料は単独で使用してもよいが2種以上の材
料を混合して使用することもできる。またこれらの単成
分や混合物には、熱または圧力による定着あるいは熱と
圧力による定着を一層容易にする目的で、脂肪族ロウ、
脂肪酸の金属塩および合成樹脂の低分子化合物などの低
融点物質を含有させることもできる。さらに、トナーの
内部または表面に荷電調節剤、顔料や染料などが含まれ
ていてもよい。
本発明に係る二成分系現像剤は、特にバーコード印字
に好適であるとともに、プリント速度がA4判で30枚/分
ないし50枚/分といった高速プリンターにおいても実用
上支障のない通常要求されいる、A4判で60万枚以上の現
像剤寿命を確実に達成できるものである。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されない。
実施例1 パウダーテック社製の鉄粉キャリアを4種類用意し
た。これらの特性値を次に示す。
次に、下記の組成からなるトナー原料組成物を用意し
た。なお、オイルブラックBY、カーボンブラックおよび
ステアリン酸アミドはそれぞれ荷電調節剤、顔料および
低融点物質である。
<トナー原料組成物の組成> ビスフェノールA系エポキシ樹脂 84重量% オイルブラックBY 7重量% カーボンブラック 7重量% ステアリン酸アミド 2重量% 次いで、上記トナー原料組成物を150℃で溶融、混練
し、室温まで冷却した後、ジェットミルを用いて粉砕
し、さらに風力分級して、平均粒子径が11μmのトナー
を得た。
次に、上記3種のキャリアとトナーとを、トナーと各
キャリアとが重量比でそれぞれ4.5:95.5になるように混
合し、3種の二成分系現像剤A、BおよびCを得た。
次いで、富士通(株)製の高速レーザプリンターF670
0D(プリンタ速度147枚/分)を用い、これに上記3種
の現像剤A、BおよびCをそれぞれ使用して1インチ角
の大面積ベタ黒印字を行った。結果を次に示す。
本発明を満足する現像剤BおよびCの場合には、良質
の画像がそれぞれ寿命60万枚および100万枚で得られた
が、現像剤Aの場合には5万枚にすぎなかった。現像剤
Dの場合には、印字テスト直後からキャリアオーバーが
発生し、印字用紙がザラつき黒化部の白抜けが多く発生
した。
[発明の効果] 本発明は上述のごとく構成したので、極めて良画質の
画像を得ることができるとともに、トナーによる汚れが
極めて少なく、高速プリンターにおいて大面積にわたっ
て黒化部を有するバーコード印字を長時間にわたって安
定に印字することできるという顕著な実用効果を奏する
ものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーとキャリアの混合物からなり、該キ
    ャリアはそのBET法による比表面積が250cm2/g以上750cm
    2/g以下であり、かつかさ密度が2.8g/cm3以上3.1g/cm3
    以下である鉄粉からなることを特徴とするバーコード印
    字可能な二成分系現像剤。
JP2090013A 1990-04-04 1990-04-04 バーコード印字可能な二成分系現像剤 Expired - Lifetime JP2596165B2 (ja)

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