JP2789237B2 - 電子写真用二成分現像剤 - Google Patents

電子写真用二成分現像剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法、静電記録法あるいは静電印刷法
等で形成した静電像を現像するのに用いるトナーとキャ
リアよりなる現像剤に関する。
〔従来の技術〕
電子写真用二成分現像剤による現像方法は、鉄粉ある
いはフェライト等のキャリアとの摩擦帯電によって帯電
したトナーがクーロン力により感光体ドラム上の静電潜
像上に付着し、転写体に転写されることによって現像さ
れる。このようなトナーを用いてより効率の良い現像を
行うためには、トナーはキャリアとの摩擦によって早く
所定の適切な帯電量まで立ち上がらなければならない。
また、トナーが早く立ち上がらなければ、地カブリ、ト
ナー飛散、転写体上へのトナー落ち等の問題が起こって
くる。このことも併せて、帯電の立ち上がりが早くかつ
安定したトナーが要求されている。
しかしながら、従来の技術においてはかならずしも満
足のいく帯電性を有するトナーがあるとはいえず、上記
の問題が繰り返し起きているのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、地
カブリ、トナー飛散、トナー落ち等の問題がない新規な
電子写真用二成分現像剤を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はステアリン酸アミド、琥珀酸アミド、パルミ
チン酸アミド、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオ
ンアミド、ブチロアミド、マロンアミド、スクシンアミ
ド、パルミンアミド、ステアロアミドから選択された窒
素化合物を含有した正極性トナーとシリコーンコートキ
ャリアとからなることを特徴とする電子写真用二成分現
像剤である。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明において窒素化合物とは、窒素原子を有するも
のであり、ステアリン酸アミド、琥珀酸アミド、パルミ
チン酸アミド、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオ
ンアミド、ブチロアミド、マロンアミド、スクシンアミ
ド、パルミンアミド、ステアロアミドから選択される。
上記のような窒素化合物を正極性トナー中へ含有する
ことにより、正極性トナーと後述するシリコーンコート
キャリアとの摩擦帯電能が向上し、帯電の立ち上がりが
早くかつ安定した正極性トナーが得られる。
窒素化合物を正極性トナー中へ含有した場合の帯電立
ち上りへの作用効果がどのようなメカニズムで起こるか
は明らかではないが、以下のように推定される。すなわ
ち、窒素化合物の電荷の孤立共有電子対が、正極性ト
ナーとシリコーンコートキャリアと摩擦によってシリコ
ーンコートキャリアへ移動し、電荷が正極性トナーに
残される。したがって、正極性トナー中に電荷が増加
するために、帯電の立ち上がりが早いトナーが得られる
ものと推定される。
本発明における正極性トナー中への窒素化合物の含有
量は結着樹脂100重量部に対して5〜20重量部、好まし
くは10〜15重量部が適量である。
次に本発明を構成する正極性トナーの他の材料につい
て詳述する。
本発明の電子写真用二成分現像剤を構成する正極性ト
ナーは、窒素化合物の他に結着樹脂、電荷制御剤、着色
剤及び必要に応じてその他の添加物を所望の配合に混合
し、溶融混練した後、冷却、固化後粉砕分級して得られ
る。
上記の結着樹脂としては、一般にトナー用の結着樹脂
として使用されるものが使用可能であり、例えば、スチ
レン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
酢酸ビニル、ポリ塩化ビニルデン、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエスエル樹脂などが挙げられる。
また、着色剤としては一般にトナー用の着色剤として
使用されるものが使用可能であり、例えばカーボンブラ
ック、モノアゾ形赤色顔料、ジスアゾ系黄色顔料、キナ
クリドン系マゼンタ顔料、アントラキノン染料などが挙
げられる。
更にまた、電荷制御剤としては正の帯電性を与えるニ
グロシン系染料、アルコキシ化アミン、第四級アンモニ
ウム塩、アルキルアミド、モリブン酸キレート顔料、リ
ンおよびタングステンの単体および化合物などが挙げら
れる。
本発明においては、窒素化合物自身が正極性の帯電を
有するため、上記の電荷制御の添加量を少量とすること
が可能であり、正極性トナーを安価とすることができ
る。
その他必要に応じて添加される添加剤としては、例え
ばポリスチレンやポリアクリル系の樹脂粉、二酸化チタ
ン、導電性チタン、亜鉛などの粉体、高級脂肪酸の金属
塩などの潤滑剤、疎水性シリカ、コロイダルシリカなど
の流動化剤が挙げられる。
一方、本発明を構成するキャリアは鉄粉あるいはフェ
ライトなどのコア材の表面にシリコーン樹脂をコートし
た樹脂被覆キャリアが用いられる。シリコーン樹脂とし
ては、従来知られているいずれのシリコーン樹脂であっ
てもよく、例えば下記構造式で表わされる常温硬化型シ
リコーン樹脂が挙げられるが、他のシリコーン樹脂も使
用可能である。
なお、コア材に対するシリコーン樹脂の被覆方法とし
ては、該シリコーン樹脂を溶剤で溶解して、鉄粉あるい
はフェライトなどのコア材の表面に流動床型コーティン
グ装置など公知の手段で塗布すればよい。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により具体的に説明する。なお、
以下において部とは全て重量部を示す。
実施例1 上記原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練後、
粉砕分級して平均粒子径が12μmの正極性のトナーを得
た。
次にこの正極性トナーを4g採取し、シリコーンコート
フェライトキャリア(パウダーテック社製FL−97−102
5)100gと共にポリエチレン容器に入れて、軽く手で100
回振った後、ボールミルに適用して110rpmの定回転でポ
リエチレン容器中のシリコーンフェライトキャリアと正
極性トナーとを混合し本発明の電子写真用二成分現像剤
を作製した。この場合、シリコーンコートフェライトキ
ャリアと正極性トナーの混合条件を手振り100回後、3
分後、10分後、30分後、60分後に分けてサンプリングし
各混合時における摩擦帯電量(東芝ケミカル社製ブロー
オフ帯電量測定器)を測定し、正極性トナーの摩擦帯電
の立ち上がり特性を評価した。
実施例2 上記原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練後、
粉砕分級して平均粒子径が12μmの正極性のトナーを得
た。
次にこの正極性トナーを使って実施例1と同様の手順
にて本発明の電子写真用二成分現像剤を作製し、摩擦帯
電の立ち上がり特性を評価した。
比較例1 ステアリン酸アミドを含有しない以外は実施例1と同
様にしてトナーを得た。
次にこのトナーを使って実施例1と同様の手順にて比
較用の現像剤を作製し、摩擦帯電の立ち上がり特性を評
価した。
比較例2 パルミチン酸アミドを含有しない以外は実施例2と同
様にしてトナーを得た。
次にこのトナーを使って実施例1と同様の手順にて比
較用の現像剤を作製し、摩擦帯電の立ち上がり特性を評
価した。
比較例3 実施例1の正極性トナーとフッ素コートフェライトキ
ャリアとを使って実施例1と同様の手順にて比較用の現
像剤を作製し、摩擦帯電の立ち上がり特性を評価した。
上記実施例1〜2及び比較例1〜3の摩擦帯電の立ち
上がり特性の結果を第1表及び第1図にて示す。
第1表及び第1図の結果から明らかなように本発明の
電位写真用二成分現像剤である実施例1及び実施例2は
短時間の混合により早い摩擦帯電の立ち上がりがみら
れ、更に摩擦帯電量の飽和値も高く摩擦帯電の立ち上が
り性が良好であることが確認された。
一方、比較例の現像剤は混合時間の初期での摩擦帯電
の立ち上がりがみられず、摩擦帯電の立ち上がり性が悪
かった。
次にパウダーテック社製シリコーンコートフェライト
キャリアFL−97−1025 100部と実施例1〜2に基づく
トナー及び比較列1〜2に基づくトナー4部ずつを混合
して得た本発明の電子写真用二成分現像剤と比較用の現
像剤、またフッ素コートフェライトキャリア100部と実
施例1に基づくトナー4部を混合して得た比較用の現像
剤を市販の複写機に適用して5万枚の連続複写試験を行
った。その結果を第2表に示す。
なお、第2表中の画像濃度はマクベス反射濃度計、地
カブリはアンター白色度計により測定し、トナー落ちは
転写紙上に落ちたトナーを下記の評価基準により目視に
よって評価を行った。
◎ :ルーペ観察で視野中にトナーが全く確認されな
い。
△○:ルーペ観察で視野中に1〜2コのトナーが確認
される。
△△:ルーペ観察で視野中に10コ前後のトナーが確認
される。
△×:肉眼で10コ前後のトナーが確認される。
× :肉眼で相当量のトナーが確認される。
××:肉眼で無数のトナーが確認される。
第2表の結果から明らかなように本発明の電子写真用
二成分現像剤である実施例1及び実施例2は画像濃度、
地カブリ、摩擦帯電量が初期から5万枚後まで安定して
おり、転写紙上へのトナー落ちは全くなかった。一方、
比較例1、比較例2及び比較例3は初期より地カブリが
多く、トナー落ちも発生しており実用上支障をきたすも
のであった。
〔発明の効果〕
本発明は窒素化合物を含有した正極化トナーとシリコ
ーンコートキャリアとから構成されているため、トナー
の摩擦帯電量の立ち上がりが早く、飽和値が高く安定し
た摩擦帯電量とすることができ、したがって地カブリ、
トナー飛散、トナー落ち等の問題がない電子写真用二成
分現像が得られる。更に窒素化合物はそれ自身が正極性
の帯電を有しているため、高価な電荷制御剤を少なくす
ることができ、安価なトナー及び電子写真用二成分現像
剤とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例および比較例における摩擦帯電の立ち上
がりを示す図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリン酸アミド、琥珀酸アミド、パル
    ミチン酸アミド、ホルムアミド、アセトアミド、プロピ
    オンアミド、ブチロアミド、マロンアミド、スクシンア
    ミド、パルミンアミド、ステアロアミドから選択された
    窒素化合物を含有した正極性トナーとシリコーンコート
    キャリアとからなることを特徴とする電子写真用二成分
    現像剤。
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