JP2595898Y2 - 天然ガスエンジンのミキサ装置 - Google Patents
天然ガスエンジンのミキサ装置Info
- Publication number
- JP2595898Y2 JP2595898Y2 JP1992085977U JP8597792U JP2595898Y2 JP 2595898 Y2 JP2595898 Y2 JP 2595898Y2 JP 1992085977 U JP1992085977 U JP 1992085977U JP 8597792 U JP8597792 U JP 8597792U JP 2595898 Y2 JP2595898 Y2 JP 2595898Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- mixer
- valve
- engine
- natural gas
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、吸気通路にミキサ及び
スロットルバルブが介装されるとともに天然ガスボンベ
から燃料遮断弁を介して前記ミキサに至る燃料ガス通路
を備えた天然ガスエンジンのミキサ装置に関する。
スロットルバルブが介装されるとともに天然ガスボンベ
から燃料遮断弁を介して前記ミキサに至る燃料ガス通路
を備えた天然ガスエンジンのミキサ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来ガスエンジンの燃料供給装置につい
ては、図３において外気を吸入する吸気通路１とガスボ
ンベ２より燃料遮断弁７及びレギュレータ８を介装した
燃料ガス通路３との合流部に位置するミキサ４によって
空気とガスとは混合され、混合気は吸気マニホルド５を
経てエンジンＥに供給される。車両が通常走行から減速
モードに移ったとき、スロットル６は閉じられるととも
に燃料遮断弁７が閉じられて燃料ガスの供給が停止され
るようになっている。本出願人による実開昭６０−９２
７４２号公報においてもほぼ同様な技術が開示されてい
る。
ては、図３において外気を吸入する吸気通路１とガスボ
ンベ２より燃料遮断弁７及びレギュレータ８を介装した
燃料ガス通路３との合流部に位置するミキサ４によって
空気とガスとは混合され、混合気は吸気マニホルド５を
経てエンジンＥに供給される。車両が通常走行から減速
モードに移ったとき、スロットル６は閉じられるととも
に燃料遮断弁７が閉じられて燃料ガスの供給が停止され
るようになっている。本出願人による実開昭６０−９２
７４２号公報においてもほぼ同様な技術が開示されてい
る。
【０００３】しかし、上記した従来の技術では、燃料遮
断弁７からミキサ４に至る燃料ガス通路３の容積が大き
いため、燃料遮断弁７を閉じてもこの部分に充満してい
る燃料ガスはエンジンＥを通って排気管８から外気へ無
駄に飛散してしまうという問題がある。さらに、車両が
通常走行に復帰するとき燃料遮断弁７から燃料ガスがエ
ンジンに供給されるまでに時間がかかり、応答性が劣る
という問題もある。また、実開昭５８−１６７７６０号
公報に、ＬＰＧ機関において減速状態を検出し燃料遮断
弁によって燃料通路を遮断する技術が開示されている。
しかし、この技術ではＬＰＧボンベとミキサとを結ぶ配
管中に設けられたベーパライザの１次室と２次室とを結
ぶ燃料通路に燃料遮断弁が設けられており、したがって
上記の問題を解消できるものではない。
断弁７からミキサ４に至る燃料ガス通路３の容積が大き
いため、燃料遮断弁７を閉じてもこの部分に充満してい
る燃料ガスはエンジンＥを通って排気管８から外気へ無
駄に飛散してしまうという問題がある。さらに、車両が
通常走行に復帰するとき燃料遮断弁７から燃料ガスがエ
ンジンに供給されるまでに時間がかかり、応答性が劣る
という問題もある。また、実開昭５８−１６７７６０号
公報に、ＬＰＧ機関において減速状態を検出し燃料遮断
弁によって燃料通路を遮断する技術が開示されている。
しかし、この技術ではＬＰＧボンベとミキサとを結ぶ配
管中に設けられたベーパライザの１次室と２次室とを結
ぶ燃料通路に燃料遮断弁が設けられており、したがって
上記の問題を解消できるものではない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、車両が通常
走行から減速モードに移った時に、燃料ガス通路に残っ
た燃料ガスがエンジンを通って排気管へ飛散することが
なく、また、減速モードから通常走行に復帰した時に、
燃料ガス供給にタイムラグを生じることがない天然ガス
エンジンのミキサ装置を提供することを目的としてい
る。
走行から減速モードに移った時に、燃料ガス通路に残っ
た燃料ガスがエンジンを通って排気管へ飛散することが
なく、また、減速モードから通常走行に復帰した時に、
燃料ガス供給にタイムラグを生じることがない天然ガス
エンジンのミキサ装置を提供することを目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、吸気通
路にミキサ及びスロットルバルブが介装され、天然ガス
ボンベから前記ミキサに至る燃料ガス通路に減速時に燃
料を遮断する燃料遮断弁が介装された天然ガスエンジン
のミキサ装置において、ミキサの燃料ガス供給口を遮断
可能な燃料閉止弁と、その燃料閉止弁を制御する制御装
置とを設け、その制御装置はエンジンの減速度が所定値
以上のときに燃料閉止弁を閉じる機能を有している。
路にミキサ及びスロットルバルブが介装され、天然ガス
ボンベから前記ミキサに至る燃料ガス通路に減速時に燃
料を遮断する燃料遮断弁が介装された天然ガスエンジン
のミキサ装置において、ミキサの燃料ガス供給口を遮断
可能な燃料閉止弁と、その燃料閉止弁を制御する制御装
置とを設け、その制御装置はエンジンの減速度が所定値
以上のときに燃料閉止弁を閉じる機能を有している。
【０００６】
【作用効果の説明】上記のように構成された天然ガスエ
ンジンのミキサ装置においては、ボンベからミキサに至
る燃料ガス通路に設けられた燃料遮断弁はキーＯＦＦ時
及び減速時に燃料供給をカットし、さらにミキサの燃料
ガス供給口に燃料閉止弁が設けられ、エンジンの減速度
が所定値以上のときには制御装置によって燃料閉止弁を
閉じるように構成されているので、車両が通常走行から
減速モードに移った時、ミキサの燃料ガス供給口で燃料
が遮断され、エンジン側に飛散することがない。そし
て、減速モードから通常走行に復帰した時には、燃料遮
断弁と燃料閉止弁との間の燃料通路に閉じ込められてい
た燃料ガスが直ちにミキサに供給され、応答性が劣ると
いうようなことは生じない。
ンジンのミキサ装置においては、ボンベからミキサに至
る燃料ガス通路に設けられた燃料遮断弁はキーＯＦＦ時
及び減速時に燃料供給をカットし、さらにミキサの燃料
ガス供給口に燃料閉止弁が設けられ、エンジンの減速度
が所定値以上のときには制御装置によって燃料閉止弁を
閉じるように構成されているので、車両が通常走行から
減速モードに移った時、ミキサの燃料ガス供給口で燃料
が遮断され、エンジン側に飛散することがない。そし
て、減速モードから通常走行に復帰した時には、燃料遮
断弁と燃料閉止弁との間の燃料通路に閉じ込められてい
た燃料ガスが直ちにミキサに供給され、応答性が劣ると
いうようなことは生じない。
【０００７】
【実施例】本考案の実施例につき図１を参照して説明す
る。
る。
【０００８】本図において、ミキサ１０は吸気通路９の
下流に位置しており、ベンチュリ１１が内部に設けられ
ている。ベンチュリ１１の背後の吸気通路の壁に燃料ガ
ス供給口１２が穿設され、燃料ガス供給口１２はガスボ
ンベ１３に至る燃料ガス通路１４に連通している。燃料
ガス通路１４には燃料遮断弁１５及びレギュレータ１６
が介装されている。燃料ガス供給口１２は燃料閉止弁１
７により開閉可能にさせられていて、燃料閉止弁１７は
アクチュエータ１８により作動されている。アクチュエ
ータ１８は燃料閉止弁１７の基端部が取り付けられてい
るダイヤフラム１９を有し、燃料閉止弁１７の基端部と
反対側の面は負圧が作用可能にカバー２０により密閉さ
れ、常閉性の第１の電磁弁２１を介して負圧源２２に連
通している。負圧源２２は真空ポンプにより真空にさせ
られているタンクである。燃料閉止弁１７はスプリング
２３の付勢により燃料ガス供給口１２を常時開いている
が、電磁弁２１に作動信号が入力されると電磁弁２１が
開き負圧がダイヤフラム１９に作用しスプリング２３に
抗して燃料ガス供給口１２を閉じるようになっている。
ベンチュリ１１の下流側にはバイパス２４を設けたスロ
ットルバルブ２５が配置されていて、バイパス２４には
常閉性の第２の電磁弁２６が介装されていて常時バイパ
ス２４を閉じているが、第２の電磁弁２６に作動信号が
入力されるとバイパス２４を開けるようになっている。
制御装置３０は減速信号が入力されると第１及び第２の
電磁弁２１及び２６に作動信号を出力するようになって
いる。減速信号はたとえばアクセルペダル３１の踏み込
みに応じてＯＮ，ＯＦＦするスイッチ３２の信号で差し
支えない。
下流に位置しており、ベンチュリ１１が内部に設けられ
ている。ベンチュリ１１の背後の吸気通路の壁に燃料ガ
ス供給口１２が穿設され、燃料ガス供給口１２はガスボ
ンベ１３に至る燃料ガス通路１４に連通している。燃料
ガス通路１４には燃料遮断弁１５及びレギュレータ１６
が介装されている。燃料ガス供給口１２は燃料閉止弁１
７により開閉可能にさせられていて、燃料閉止弁１７は
アクチュエータ１８により作動されている。アクチュエ
ータ１８は燃料閉止弁１７の基端部が取り付けられてい
るダイヤフラム１９を有し、燃料閉止弁１７の基端部と
反対側の面は負圧が作用可能にカバー２０により密閉さ
れ、常閉性の第１の電磁弁２１を介して負圧源２２に連
通している。負圧源２２は真空ポンプにより真空にさせ
られているタンクである。燃料閉止弁１７はスプリング
２３の付勢により燃料ガス供給口１２を常時開いている
が、電磁弁２１に作動信号が入力されると電磁弁２１が
開き負圧がダイヤフラム１９に作用しスプリング２３に
抗して燃料ガス供給口１２を閉じるようになっている。
ベンチュリ１１の下流側にはバイパス２４を設けたスロ
ットルバルブ２５が配置されていて、バイパス２４には
常閉性の第２の電磁弁２６が介装されていて常時バイパ
ス２４を閉じているが、第２の電磁弁２６に作動信号が
入力されるとバイパス２４を開けるようになっている。
制御装置３０は減速信号が入力されると第１及び第２の
電磁弁２１及び２６に作動信号を出力するようになって
いる。減速信号はたとえばアクセルペダル３１の踏み込
みに応じてＯＮ，ＯＦＦするスイッチ３２の信号で差し
支えない。
【０００９】次に図２を参照して本考案の作用を説明す
る。
る。
【００１０】キースイッチＯＮで制御装置３０に電圧が
印加され、減速信号がＯＮかＯＦＦかを判断する（ステ
ップ１）。減速信号がＯＮであればすなわちアクセルペ
ダル３１が戻りスイッチ３２がＯＮすると、第１の電磁
弁２１を開きアクチュエータ１８を介して燃料閉止弁１
７を閉じさせるとともに第２の電磁弁２６を開き最小空
気量をエンジンに供給する（ステップ２）。減速信号が
ＯＦＦであればすなわちアクセルペダル３１が踏み込ま
れスイッチ３２がＯＦＦになると、第１の電磁弁２１も
第２の電磁弁２６も閉じたままになっている（ステップ
３）。
印加され、減速信号がＯＮかＯＦＦかを判断する（ステ
ップ１）。減速信号がＯＮであればすなわちアクセルペ
ダル３１が戻りスイッチ３２がＯＮすると、第１の電磁
弁２１を開きアクチュエータ１８を介して燃料閉止弁１
７を閉じさせるとともに第２の電磁弁２６を開き最小空
気量をエンジンに供給する（ステップ２）。減速信号が
ＯＦＦであればすなわちアクセルペダル３１が踏み込ま
れスイッチ３２がＯＦＦになると、第１の電磁弁２１も
第２の電磁弁２６も閉じたままになっている（ステップ
３）。
【００１１】
【好ましい実施の態様】減速度はアクセルのポテンショ
メータの時間変化で求めるようにすると、エンジンの応
答性が一層向上することが期待できる。
メータの時間変化で求めるようにすると、エンジンの応
答性が一層向上することが期待できる。
【００１２】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成され、以下
に示す効果を奏する。 （ａ） 車両が通常走行から減速モードに移った時、ミ
キサの燃料ガス供給口にて燃料が遮断され、エンジン側
に無駄に飛散するようなことが防止できる。 （ｂ） 減速モードから通常走行に復帰した時には、燃
料遮断弁と燃料閉止弁との間の燃料通路に閉じ込められ
ていた燃料ガスが直ちにミキサに供給され、応答性が優
れている。 （ｃ） 燃料遮断弁と燃料閉止弁との作動タイミングを
適正に設定すれば、上記効果をさらに向上させることが
できる。
に示す効果を奏する。 （ａ） 車両が通常走行から減速モードに移った時、ミ
キサの燃料ガス供給口にて燃料が遮断され、エンジン側
に無駄に飛散するようなことが防止できる。 （ｂ） 減速モードから通常走行に復帰した時には、燃
料遮断弁と燃料閉止弁との間の燃料通路に閉じ込められ
ていた燃料ガスが直ちにミキサに供給され、応答性が優
れている。 （ｃ） 燃料遮断弁と燃料閉止弁との作動タイミングを
適正に設定すれば、上記効果をさらに向上させることが
できる。
【図１】本考案を実施した天然ガスエンジンのミキサ装
置の構成図。
置の構成図。
【図２】本考案を実施した天然ガスエンジンのミキサ装
置のフローチャート。
置のフローチャート。
【図３】従来の天然ガスエンジンのシステム図。
１，９・・・吸気通路 ２，１３・・・ガスボンベ ３，１４・・・燃料ガス通路 ４，１０・・・ミキサ ５・・・吸気マニホルド ６・・・スロットル ７，１５・・・燃料遮断弁 ８・・・排気管 １１・・・ベンチュリ １２・・・燃料ガス供給口 １６・・・レギュレータ １７・・・燃料閉止弁 １８・・・アクチュエータ １９・・・ダイヤフラム ２０・・・カバー ２１・・・第１の電磁弁 ２２・・・負圧源 ２３・・・スプリング ２４・・・バイパス ２５・・・スロットルバルブ ２６・・・第２の電磁弁 ３０・・・制御装置 ３１・・・アクセルペダル ３２・・・スイツチ Ｅ・・・エンジン
フロントページの続き (72)考案者 宮田 達司 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (72)考案者 高田 寛 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−167760（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F02M 21/02 - 21/04 F02D 11/10 F02D 45/00
Claims (1)
- 【請求項１】 吸気通路（９）にミキサ（１０）及びス
ロットルバルブ（２５）が介装され、天然ガスボンベ
（１３）から前記ミキサ（１０）に至る燃料ガス通路
（１４）に減速時に燃料を遮断する燃料遮断弁（１５）
が介装された天然ガスエンジンのミキサ装置において、
ミキサ（１０）の燃料ガス供給口（１２）を遮断可能な
燃料閉止弁（１７）と、その燃料閉止弁（１７）を制御
する制御装置（３０）とを設け、その制御装置（３０）
はエンジンの減速度が所定値以上のときに燃料閉止弁
（１７）を閉じる機能を有していることを特徴とする天
然ガスエンジンのミキサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085977U JP2595898Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 天然ガスエンジンのミキサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085977U JP2595898Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 天然ガスエンジンのミキサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649753U JPH0649753U (ja) | 1994-07-08 |
| JP2595898Y2 true JP2595898Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13873778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992085977U Expired - Lifetime JP2595898Y2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 天然ガスエンジンのミキサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595898Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP1992085977U patent/JP2595898Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0649753U (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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