JP2595896Y2 - 自動車のコントロールレバー取付構造 - Google Patents
自動車のコントロールレバー取付構造Info
- Publication number
- JP2595896Y2 JP2595896Y2 JP1993073784U JP7378493U JP2595896Y2 JP 2595896 Y2 JP2595896 Y2 JP 2595896Y2 JP 1993073784 U JP1993073784 U JP 1993073784U JP 7378493 U JP7378493 U JP 7378493U JP 2595896 Y2 JP2595896 Y2 JP 2595896Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- control lever
- support member
- lever
- clip
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- Expired - Lifetime
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のコントロールレ
バー取付構造、特にキャブオーバ型車のようにエンジン
ユニットを点検,整備するためのサービスホールをフロ
アパネルに形成し、このフロアパネルの前縁部付近にコ
ントロールレバーを取り付けた構造に関するものであ
る。
バー取付構造、特にキャブオーバ型車のようにエンジン
ユニットを点検,整備するためのサービスホールをフロ
アパネルに形成し、このフロアパネルの前縁部付近にコ
ントロールレバーを取り付けた構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フロアシフト方式のキャブオーバ
型車の場合、サービスホールが形成されたフロアパネル
の前縁部付近にシフトレバーが取り付けられる。ところ
が、サービスホールのためフロアパネルの前縁部付近の
強度が低く、そのためシフトレバーの取付強度も低くな
るという問題があった。そこで、実開昭58−78号公
報のように、サービスホールの前後縁間にシートベルト
アンカー取付用フレームを架設するとともに、シフトレ
バーを支持する補強ブラケットを運転席前方のフロアに
設け、このブラケットの後端部と上記フレームの前端部
とを一体的に固着したものが提案されている。この場合
には、サービスホールをフレームで補強できるととも
に、シフトレバー取付部をブラケットで補強できるとい
う長所がある。
型車の場合、サービスホールが形成されたフロアパネル
の前縁部付近にシフトレバーが取り付けられる。ところ
が、サービスホールのためフロアパネルの前縁部付近の
強度が低く、そのためシフトレバーの取付強度も低くな
るという問題があった。そこで、実開昭58−78号公
報のように、サービスホールの前後縁間にシートベルト
アンカー取付用フレームを架設するとともに、シフトレ
バーを支持する補強ブラケットを運転席前方のフロアに
設け、このブラケットの後端部と上記フレームの前端部
とを一体的に固着したものが提案されている。この場合
には、サービスホールをフレームで補強できるととも
に、シフトレバー取付部をブラケットで補強できるとい
う長所がある。
【0003】しかしながら、上記の場合、シートベルト
アンカー取付用フレームと補強ブラケットとの2部品を
必要とするため、部品数が多くなり、しかも車体への取
付工数が増加し、作業性が悪いという欠点がある。そこ
で、サポートメンバを上記サービスホールの前後縁間に
架設し、このサポートメンバにシフトレバー支持部を設
けたものが考えられる。そして、サポートメンバを鋳造
品で構成すれば、複雑な形状の支持部やシフトレバー以
外の部品の取付部も一体に形成できるので、部品数を少
なくでき、組付作業性が向上する利点がある。
アンカー取付用フレームと補強ブラケットとの2部品を
必要とするため、部品数が多くなり、しかも車体への取
付工数が増加し、作業性が悪いという欠点がある。そこ
で、サポートメンバを上記サービスホールの前後縁間に
架設し、このサポートメンバにシフトレバー支持部を設
けたものが考えられる。そして、サポートメンバを鋳造
品で構成すれば、複雑な形状の支持部やシフトレバー以
外の部品の取付部も一体に形成できるので、部品数を少
なくでき、組付作業性が向上する利点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
鋳造品よりなるサポートメンバにシフトレバー支持部を
設けた場合、シフトレバーによって操作されるケーブル
もサポートメンバに取り付けるのが望ましい。一般にケ
ーブルは、その金具部を取付孔に挿通し、金具部に設け
た周溝と取付孔の側壁との隙間にクリップを圧入するこ
とにより、取り付けられる。クリップはバネ板よりな
り、このクリップを上記隙間にハンマーで叩いて圧入す
るのが通例である。しかしながら、圧入の際に作業者が
ケーブルガイド用のスリーブを誤って叩いてしまうこと
があり、スリーブが破損してシフト不能になるという問
題が発生することがある。そこで、本考案の目的は、部
品点数を削減し、作業性を改善するとともに、クリップ
圧入時の誤打によるケーブルの破損を防止できる自動車
のコントロールレバー取付構造を提供することにある。
鋳造品よりなるサポートメンバにシフトレバー支持部を
設けた場合、シフトレバーによって操作されるケーブル
もサポートメンバに取り付けるのが望ましい。一般にケ
ーブルは、その金具部を取付孔に挿通し、金具部に設け
た周溝と取付孔の側壁との隙間にクリップを圧入するこ
とにより、取り付けられる。クリップはバネ板よりな
り、このクリップを上記隙間にハンマーで叩いて圧入す
るのが通例である。しかしながら、圧入の際に作業者が
ケーブルガイド用のスリーブを誤って叩いてしまうこと
があり、スリーブが破損してシフト不能になるという問
題が発生することがある。そこで、本考案の目的は、部
品点数を削減し、作業性を改善するとともに、クリップ
圧入時の誤打によるケーブルの破損を防止できる自動車
のコントロールレバー取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、サービスホールが形成されたフロアパネ
ルの前縁部付近にコントロールレバーを取り付けた自動
車において、鋳造品よりなるサポートメンバを上記サー
ビスホールの前後縁間に架設し、このサポートメンバに
コントロールレバー支持部と、コントロールレバーによ
って操作されるケーブルを取り付けるためのケーブル取
付部とを一体に設け、上記ケーブル取付部にケーブル挿
通孔を設けるとともに、上記ケーブル挿通孔にケーブル
を挿通した後、ケーブル取付部とケーブルの金具部との
隙間にケーブル固定部品を圧入することによりケーブル
を取り付けるようにし、上記ケーブル挿通孔の両側近傍
位置に、ケーブルの金具部よりケーブル固定部品圧入側
に突出するケーブル保護用のリブをケーブル取付部と一
体に設けたものである。
め、本考案は、サービスホールが形成されたフロアパネ
ルの前縁部付近にコントロールレバーを取り付けた自動
車において、鋳造品よりなるサポートメンバを上記サー
ビスホールの前後縁間に架設し、このサポートメンバに
コントロールレバー支持部と、コントロールレバーによ
って操作されるケーブルを取り付けるためのケーブル取
付部とを一体に設け、上記ケーブル取付部にケーブル挿
通孔を設けるとともに、上記ケーブル挿通孔にケーブル
を挿通した後、ケーブル取付部とケーブルの金具部との
隙間にケーブル固定部品を圧入することによりケーブル
を取り付けるようにし、上記ケーブル挿通孔の両側近傍
位置に、ケーブルの金具部よりケーブル固定部品圧入側
に突出するケーブル保護用のリブをケーブル取付部と一
体に設けたものである。
【0006】
【作用】ケーブルをサポートメンバのケーブル取付部に
挿通し、クリップなどのケーブル固定部品をハンマーで
叩いてケーブルの金具部とケーブル取付部の側壁との間
に圧入する。この時、ハンマーが誤ってクリップ以外の
部位を叩いてしまう可能性があるが、ケーブル取付部の
両側にケーブルより高いケーブル保護用のリブが設けら
れているので、ハンマーはこのリブに当たり、ケーブル
ガイド用のスリーブ等を誤打する恐れはない。
挿通し、クリップなどのケーブル固定部品をハンマーで
叩いてケーブルの金具部とケーブル取付部の側壁との間
に圧入する。この時、ハンマーが誤ってクリップ以外の
部位を叩いてしまう可能性があるが、ケーブル取付部の
両側にケーブルより高いケーブル保護用のリブが設けら
れているので、ハンマーはこのリブに当たり、ケーブル
ガイド用のスリーブ等を誤打する恐れはない。
【0007】
【実施例】図1,図2は本考案の一例であるキャブオー
バ型車のコントロールレバー取付構造を示す。運転席近
傍のフロアパネル1には、エンジンユニット2を点検,
整備するためのサービスホール3が形成されている。サ
ービスホール3の中央部前後縁間にはサポートメンバ4
が架設され、サポートメンバ4の前後両端部はボルト5
によってフロアパネル1に固定されている。
バ型車のコントロールレバー取付構造を示す。運転席近
傍のフロアパネル1には、エンジンユニット2を点検,
整備するためのサービスホール3が形成されている。サ
ービスホール3の中央部前後縁間にはサポートメンバ4
が架設され、サポートメンバ4の前後両端部はボルト5
によってフロアパネル1に固定されている。
【0008】サポートメンバ4はアルミダイカスト等の
鋳造品よりなり、その前端部にはコントロールレバー6
を支持する凹状の支持部7が一体に形成されている。こ
の支持部7にはコントロールレバー6の球状部6aを傾
動自在に支持する球面座7aが設けられるとともに、セ
レクトレバー8を揺動自在に支持する支軸9が車幅方向
に配置されている。セレクトレバー8は、コントロール
レバー6の側部に固定された補助レバー10およびジョ
イント11を介してコントロールレバー6と連結されて
おり、コントロールレバー6のセレクト方向の動きをセ
レクトケーブル12に伝達する。また、コントロールレ
バー6の後面にはシフトレバー13が固着されており、
コントロールレバー6のシフト方向の動きをシフトケー
ブル14に伝達する。
鋳造品よりなり、その前端部にはコントロールレバー6
を支持する凹状の支持部7が一体に形成されている。こ
の支持部7にはコントロールレバー6の球状部6aを傾
動自在に支持する球面座7aが設けられるとともに、セ
レクトレバー8を揺動自在に支持する支軸9が車幅方向
に配置されている。セレクトレバー8は、コントロール
レバー6の側部に固定された補助レバー10およびジョ
イント11を介してコントロールレバー6と連結されて
おり、コントロールレバー6のセレクト方向の動きをセ
レクトケーブル12に伝達する。また、コントロールレ
バー6の後面にはシフトレバー13が固着されており、
コントロールレバー6のシフト方向の動きをシフトケー
ブル14に伝達する。
【0009】ケーブル12,14には、図3に示すよう
にアウタケーブル15の端部に円筒形の金具部16が固
定され、この金具部16の外周にクリップ30を挿入す
るための周溝17が形成されている。金具部16の前側
にはケーブル案内用のスリーブ18が固定され、金具部
16の後側には大径なストッパ部19が一体に形成され
ている。ケーブル12,14のインナケーブル20の一
端部にはリング21が固定され、このリング21が上記
セレクトレバー7およびシフトレバー12に連結され
る。また、インナケーブル20の他端部は図示しない変
速機に連結されている。
にアウタケーブル15の端部に円筒形の金具部16が固
定され、この金具部16の外周にクリップ30を挿入す
るための周溝17が形成されている。金具部16の前側
にはケーブル案内用のスリーブ18が固定され、金具部
16の後側には大径なストッパ部19が一体に形成され
ている。ケーブル12,14のインナケーブル20の一
端部にはリング21が固定され、このリング21が上記
セレクトレバー7およびシフトレバー12に連結され
る。また、インナケーブル20の他端部は図示しない変
速機に連結されている。
【0010】クリップ25は、公知のように下方が開口
したU字形の板金よりなり、上端部には引抜き用の引掛
部26が折曲形成され、下端部には一対の脚部27が形
成されている。脚部27の夫々の中央部には板厚方向に
屈曲した屈曲部28が設けられている。
したU字形の板金よりなり、上端部には引抜き用の引掛
部26が折曲形成され、下端部には一対の脚部27が形
成されている。脚部27の夫々の中央部には板厚方向に
屈曲した屈曲部28が設けられている。
【0011】サポートメンバ4の前後方向の中央部に
は、図3のように上方へ隆起したケーブルカバー部30
が一体に形成されており、このケーブルカバー部30の
前壁には2本のケーブル12,14を挿通する挿通孔3
1,32が横に並んで形成されている。挿通孔31,3
2の内径は上記金具部16およびリング21より大径
で、ストッパ部19より小径に形成されている。挿通孔
31,32の外側および中間には前方に向かって延びる
ケーブル保護用のリブ33〜35がサポートメンバ4と
一体に形成されている。これらリブ33〜35の高さは
ケーブルカバー部30の頂部とほぼ同一高さで、取付状
態におけるケーブル12,14より高く設定されてい
る。また、隣合うリブ33〜35の間隔Lは、クリップ
25の幅寸法よりやや大きく、後述するハンマー50の
直径より小さく設定されている。これらリブ33〜35
は、クリップ25の取付時におけるケーブル12,14
の破損を防止するとともに、最も撓み易いサポートメン
バ4の中央部の機械的強度を向上させる機能を持つ。な
お、中央のリブ34は、ケーブルカバー部30の前壁近
傍部に薄肉部34aが形成され、その前側には厚肉部3
4bが形成されている。上記薄肉部34aはクリップ2
5との干渉を防止するために設けられ、厚肉部34bは
強度および鋳造性を確保するために設けられる。
は、図3のように上方へ隆起したケーブルカバー部30
が一体に形成されており、このケーブルカバー部30の
前壁には2本のケーブル12,14を挿通する挿通孔3
1,32が横に並んで形成されている。挿通孔31,3
2の内径は上記金具部16およびリング21より大径
で、ストッパ部19より小径に形成されている。挿通孔
31,32の外側および中間には前方に向かって延びる
ケーブル保護用のリブ33〜35がサポートメンバ4と
一体に形成されている。これらリブ33〜35の高さは
ケーブルカバー部30の頂部とほぼ同一高さで、取付状
態におけるケーブル12,14より高く設定されてい
る。また、隣合うリブ33〜35の間隔Lは、クリップ
25の幅寸法よりやや大きく、後述するハンマー50の
直径より小さく設定されている。これらリブ33〜35
は、クリップ25の取付時におけるケーブル12,14
の破損を防止するとともに、最も撓み易いサポートメン
バ4の中央部の機械的強度を向上させる機能を持つ。な
お、中央のリブ34は、ケーブルカバー部30の前壁近
傍部に薄肉部34aが形成され、その前側には厚肉部3
4bが形成されている。上記薄肉部34aはクリップ2
5との干渉を防止するために設けられ、厚肉部34bは
強度および鋳造性を確保するために設けられる。
【0012】ケーブルカバー部30の上面には、トラン
スファ装置の2−4駆切替レバー40を軸41を介して
揺動自在に支持する支持部42が一体に形成されてい
る。切替レバー40はケーブル43を介して図示しない
トランスファ装置に連結されている。このケーブル43
も、サポートメンバ4の後端部に形成された挿通孔44
に挿通され、クリップ45によって取り付けられてい
る。また、サポートメンバ4の上面にはパーキングブレ
ーキレバー46の支持具47をボルト止めするための取
付座48,48も設けられている。したがって、パーキ
ングブレーキレバー46を取り付ける場合には、上記挿
通孔44に隣接してパーキングブレーキケーブルを挿通
する孔49(図1参照)を設ければよい。
スファ装置の2−4駆切替レバー40を軸41を介して
揺動自在に支持する支持部42が一体に形成されてい
る。切替レバー40はケーブル43を介して図示しない
トランスファ装置に連結されている。このケーブル43
も、サポートメンバ4の後端部に形成された挿通孔44
に挿通され、クリップ45によって取り付けられてい
る。また、サポートメンバ4の上面にはパーキングブレ
ーキレバー46の支持具47をボルト止めするための取
付座48,48も設けられている。したがって、パーキ
ングブレーキレバー46を取り付ける場合には、上記挿
通孔44に隣接してパーキングブレーキケーブルを挿通
する孔49(図1参照)を設ければよい。
【0013】ここで、上記ケーブル12,14をサポー
トメンバ4に取り付ける方法を説明する。まず、ケーブ
ル12,14をケーブルカバー部30の内側から挿通孔
31,32に挿通し、ケーブル12,14のストッパ部
19を挿通孔31,32の後面に当てた状態とする。次
に、挿通孔31,32から前方へ突出したケーブル1
2,14の周溝17と挿通孔31,32の前面との間に
クリップ25の脚部27を挿入する。そして、脚部27
の途中に設けた屈曲部28が周溝17に当たって停止し
た後、クリップ25の上端の引掛部26をハンマー50
で叩くことにより、クリップ25を周溝17と挿通孔3
1,32の前面との間に圧入する。この時、作業者が誤
ってケーブル12,14のスリーブ18を叩く恐れがあ
るが、挿通孔31,32の両側にケーブル12,14よ
り高いリブ33〜35が設けられているので、ハンマー
50はリブ33〜35に当たってもスリーブ18に当た
ることはない。また、上記リブ33〜35は、クリップ
25の上端をハンマー50で叩いた時に、クリップ25
が傾くのを防止し、円滑にガイドする効果があるので、
一層作業性が向上する。
トメンバ4に取り付ける方法を説明する。まず、ケーブ
ル12,14をケーブルカバー部30の内側から挿通孔
31,32に挿通し、ケーブル12,14のストッパ部
19を挿通孔31,32の後面に当てた状態とする。次
に、挿通孔31,32から前方へ突出したケーブル1
2,14の周溝17と挿通孔31,32の前面との間に
クリップ25の脚部27を挿入する。そして、脚部27
の途中に設けた屈曲部28が周溝17に当たって停止し
た後、クリップ25の上端の引掛部26をハンマー50
で叩くことにより、クリップ25を周溝17と挿通孔3
1,32の前面との間に圧入する。この時、作業者が誤
ってケーブル12,14のスリーブ18を叩く恐れがあ
るが、挿通孔31,32の両側にケーブル12,14よ
り高いリブ33〜35が設けられているので、ハンマー
50はリブ33〜35に当たってもスリーブ18に当た
ることはない。また、上記リブ33〜35は、クリップ
25の上端をハンマー50で叩いた時に、クリップ25
が傾くのを防止し、円滑にガイドする効果があるので、
一層作業性が向上する。
【0014】なお、本考案は実施例に限るものではな
い。本考案におけるコントロールレバーとしては、ケー
ブルを操作するレバーであれば、実施例のような変速用
のシフト・セレクトレバーのほか、トランスファ装置の
2WD−4WD切替レバー、補助変速機構の高低速切替
レバーなど如何なるレバーであってもよい。そのため、
例えばサポートメンバ4の後端部に設けられるトランス
ファケーブル43の挿通孔44の両側にも、上記リブ3
3〜35と同様のケーブル保護用リブを設けてもよい。
また、従来では誤打によるケーブルの破損をできるだけ
少なくするため、金属製スリーブを用いていたが、本考
案の場合、スリーブ18を誤打する恐れがなくなるの
で、スリーブ18として金属製スリーブに代えて安価な
樹脂製スリーブを用いることが可能である。ケーブル取
付部の構造としては、実施例のようにケーブルカバー部
30の前壁に挿通孔31,32を形成したものに限ら
ず、サポートメンバ4に上方に起立する取付壁を設け、
この壁に上方に開口したU字の挿通溝を設け、この溝に
ケーブルの金具部をクリップで取り付けるようにしても
よい。ただ、実施例の場合にはケーブルカバー部30が
ケーブル12,14の上面をカバーするので、別部材で
ケーブルを覆う必要がない。さらに、本考案で使用され
るケーブルは実施例のような構造に限るものではなく、
クリップを圧入して取り付けるものであれば、如何なる
ものでもよい。
い。本考案におけるコントロールレバーとしては、ケー
ブルを操作するレバーであれば、実施例のような変速用
のシフト・セレクトレバーのほか、トランスファ装置の
2WD−4WD切替レバー、補助変速機構の高低速切替
レバーなど如何なるレバーであってもよい。そのため、
例えばサポートメンバ4の後端部に設けられるトランス
ファケーブル43の挿通孔44の両側にも、上記リブ3
3〜35と同様のケーブル保護用リブを設けてもよい。
また、従来では誤打によるケーブルの破損をできるだけ
少なくするため、金属製スリーブを用いていたが、本考
案の場合、スリーブ18を誤打する恐れがなくなるの
で、スリーブ18として金属製スリーブに代えて安価な
樹脂製スリーブを用いることが可能である。ケーブル取
付部の構造としては、実施例のようにケーブルカバー部
30の前壁に挿通孔31,32を形成したものに限ら
ず、サポートメンバ4に上方に起立する取付壁を設け、
この壁に上方に開口したU字の挿通溝を設け、この溝に
ケーブルの金具部をクリップで取り付けるようにしても
よい。ただ、実施例の場合にはケーブルカバー部30が
ケーブル12,14の上面をカバーするので、別部材で
ケーブルを覆う必要がない。さらに、本考案で使用され
るケーブルは実施例のような構造に限るものではなく、
クリップを圧入して取り付けるものであれば、如何なる
ものでもよい。
【0015】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、鋳造品よりなるサポートメンバをサービスホー
ルの前後縁間に架設したので、フロアパネルを補強でき
ることは勿論、サポートメンバにコントロールレバー支
持部とケーブル取付部とを一体に設けたので、部品数を
削減でき、組立作業性が向上する。さらに、ケーブル取
付部の両側にケーブルより高いケーブル保護用のリブを
突設したので、ケーブル取付用のクリップをハンマーで
叩く際、誤ってケーブルを叩く恐れがなく、ケーブルの
破損を防止できる。また、上記リブは誤打によるケーブ
ルの破損を防止するだけでなく、サポートメンバの強度
を向上させるという効果もある。
よれば、鋳造品よりなるサポートメンバをサービスホー
ルの前後縁間に架設したので、フロアパネルを補強でき
ることは勿論、サポートメンバにコントロールレバー支
持部とケーブル取付部とを一体に設けたので、部品数を
削減でき、組立作業性が向上する。さらに、ケーブル取
付部の両側にケーブルより高いケーブル保護用のリブを
突設したので、ケーブル取付用のクリップをハンマーで
叩く際、誤ってケーブルを叩く恐れがなく、ケーブルの
破損を防止できる。また、上記リブは誤打によるケーブ
ルの破損を防止するだけでなく、サポートメンバの強度
を向上させるという効果もある。
【図1】本考案にかかるコントロールレバー取付構造の
一例の平面図である。
一例の平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ケーブル取付部とケーブルとクリップとの斜視
図である。
図である。
1 フロアパネル 2 エンジンユニット 3 サービスホール 4 サポートメンバ 6 コントロールレバー 7 コントロールレバー支持部 12 セレクトケーブル 14 シフトケーブル 16 金具部 17 周溝 18 スリーブ 25 クリップ 31,32 ケーブル挿通孔 33〜35 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12 G05G 1/00 - 25/04 F16C 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】サービスホールが形成されたフロアパネル
の前縁部付近にコントロールレバーを取り付けた自動車
において、 鋳造品よりなるサポートメンバを上記サービスホールの
前後縁間に架設し、このサポートメンバにコントロール
レバー支持部と、コントロールレバーによって操作され
るケーブルを取り付けるためのケーブル取付部とを一体
に設け、 上記ケーブル取付部にケーブル挿通孔を設けるととも
に、 上記ケーブル挿通孔にケーブルを挿通した後、ケーブル
取付部とケーブルの金具部との隙間にケーブル固定部品
を圧入することによりケーブルを取り付けるようにし、 上記ケーブル挿通孔の両側近傍位置に、ケーブルの金具
部よりケーブル固定部品圧入側に突出するケーブル保護
用のリブをケーブル取付部と一体に設けた ことを特徴と
する自動車のコントロールレバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073784U JP2595896Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車のコントロールレバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073784U JP2595896Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車のコントロールレバー取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737761U JPH0737761U (ja) | 1995-07-11 |
JP2595896Y2 true JP2595896Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13528177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073784U Expired - Lifetime JP2595896Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 自動車のコントロールレバー取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595896Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5756997B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2015-07-29 | ダイハツ工業株式会社 | シフトレバー装置 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP1993073784U patent/JP2595896Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737761U (ja) | 1995-07-11 |
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