JP2595889Y2 - メタルガスケット - Google Patents
メタルガスケットInfo
- Publication number
- JP2595889Y2 JP2595889Y2 JP1992030157U JP3015792U JP2595889Y2 JP 2595889 Y2 JP2595889 Y2 JP 2595889Y2 JP 1992030157 U JP1992030157 U JP 1992030157U JP 3015792 U JP3015792 U JP 3015792U JP 2595889 Y2 JP2595889 Y2 JP 2595889Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- cooling water
- metal
- opening
- gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関のシリンダー
ヘッド用のメタルガスケットに関するものである。
ヘッド用のメタルガスケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３はシリンダーヘッド用メタルガスケ
ットの一例を示すもので、図中１はシリンダー用開口、
２は冷却水用開口、３はボルト挿通孔、４は潤滑油用開
口、５はシリンダー用開口１の周囲に形成した断面形状
が円弧状のビード、６は多数の冷却水用開口２を包囲す
るように形成した断面形状がステップ状のビード、７は
潤滑油用開口４を囲繞するように形成したビードであ
る。
ットの一例を示すもので、図中１はシリンダー用開口、
２は冷却水用開口、３はボルト挿通孔、４は潤滑油用開
口、５はシリンダー用開口１の周囲に形成した断面形状
が円弧状のビード、６は多数の冷却水用開口２を包囲す
るように形成した断面形状がステップ状のビード、７は
潤滑油用開口４を囲繞するように形成したビードであ
る。
【０００３】また図２は、図３に示す平面形状のメタル
ガスケットを、３枚の金属板８，９，10を積層して形成
した従来のガスケットの図３におけるＡ−Ａ線による拡
大断面図であり、図中前記符号と同一の符号は同等のも
のを示している。すなわちこの場合は両外側の金属板
８，10には、冷却水用の大きな開口2aを設けると共に、
各金属板８，10の両面にはラバーコーティング11が施さ
れている。また中間に介挿してある金属板９には、冷却
水流量調整用の小さな開口2bを設け、その両面にはコー
ティングは施してない。このように中間の金属板９にコ
ーティングを施さないのは、開口2a内に露出する部分の
金属板のコーティング層が剥離した場合に生ずる冷却水
通路の目詰まりをさけるためである。
ガスケットを、３枚の金属板８，９，10を積層して形成
した従来のガスケットの図３におけるＡ−Ａ線による拡
大断面図であり、図中前記符号と同一の符号は同等のも
のを示している。すなわちこの場合は両外側の金属板
８，10には、冷却水用の大きな開口2aを設けると共に、
各金属板８，10の両面にはラバーコーティング11が施さ
れている。また中間に介挿してある金属板９には、冷却
水流量調整用の小さな開口2bを設け、その両面にはコー
ティングは施してない。このように中間の金属板９にコ
ーティングを施さないのは、開口2a内に露出する部分の
金属板のコーティング層が剥離した場合に生ずる冷却水
通路の目詰まりをさけるためである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のメタル
ガスケットは、冷却水用の大きな開口2a内の小さな開口
2bの見え方が、シリンダーヘッド側およびシリンダーブ
ロック側より見た場合に変化がないから、誤組み立てが
生じ易いという問題点があった。
ガスケットは、冷却水用の大きな開口2a内の小さな開口
2bの見え方が、シリンダーヘッド側およびシリンダーブ
ロック側より見た場合に変化がないから、誤組み立てが
生じ易いという問題点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本考案においては、３枚の金属板を重合して形成す
るシリンダーヘッド用メタルガスケットにおいて、シリ
ンダーヘッド側の金属板には、冷却水流量調整用の小さ
な開口よりも大きい冷却水用の大きな開口を設けると共
に、その金属板の外面のみにラバーコーティングを施
し、シリンダーブロック側の金属板には、前記シリンダ
ーヘッド側の金属板の大きな開口よりも小さい前記冷却
水流量調整用の小さな開口を設けると共に、その金属板
の外面のみにラバーコーティングを施し、中間層の金属
板には、前記シリンダーヘッド側の金属板の大きな開口
に合致する冷却水用の大きな開口を設けると共に、両面
にラバーコーティングを施して、メタルガスケットを構
成する。
ため本考案においては、３枚の金属板を重合して形成す
るシリンダーヘッド用メタルガスケットにおいて、シリ
ンダーヘッド側の金属板には、冷却水流量調整用の小さ
な開口よりも大きい冷却水用の大きな開口を設けると共
に、その金属板の外面のみにラバーコーティングを施
し、シリンダーブロック側の金属板には、前記シリンダ
ーヘッド側の金属板の大きな開口よりも小さい前記冷却
水流量調整用の小さな開口を設けると共に、その金属板
の外面のみにラバーコーティングを施し、中間層の金属
板には、前記シリンダーヘッド側の金属板の大きな開口
に合致する冷却水用の大きな開口を設けると共に、両面
にラバーコーティングを施して、メタルガスケットを構
成する。
【０００６】
【作用】上述のように本考案においては、メタルガスケ
ットをそれぞれ異なる３枚の金属板で構成したから、外
側の２枚の金属板が同じである従来のガスケットのよう
に誤組み立てをするおそれがなくなる。すなわち本考案
のメタルガスケットは、冷却水流量調整用の小さな開口
を有する金属板がシリンダーブロック側であり、かつこ
の金属板はコーティングしていない面を内側にすればよ
いから、誤組み立てをするおそれがなくなる。
ットをそれぞれ異なる３枚の金属板で構成したから、外
側の２枚の金属板が同じである従来のガスケットのよう
に誤組み立てをするおそれがなくなる。すなわち本考案
のメタルガスケットは、冷却水流量調整用の小さな開口
を有する金属板がシリンダーブロック側であり、かつこ
の金属板はコーティングしていない面を内側にすればよ
いから、誤組み立てをするおそれがなくなる。
【０００７】
【実施例】以下、図１について本考案の一実施例を説明
する。図１は、図３に示す平面形状のメタルガスケット
を３枚の金属板12, 13, 14を重合して形成した本考案の
ガスケットの図３におけるＡ−Ａ線による拡大断面図で
あり、図中前記符号と同一の符号は同等のものを示して
いる。
する。図１は、図３に示す平面形状のメタルガスケット
を３枚の金属板12, 13, 14を重合して形成した本考案の
ガスケットの図３におけるＡ−Ａ線による拡大断面図で
あり、図中前記符号と同一の符号は同等のものを示して
いる。
【０００８】本実施例においては、３枚の金属板12, 1
3，14の中のシリンダーヘッド側の金属板12には、冷却
水流量調整用の小さな開口2bよりも大きい冷却水用の大
きな開口2aを設けると共に、その金属板12の外面のみに
ラバーコーティング11を施し、シリンダーブロック側の
金属板14には、シリンダーヘッド側の金属板12の大きな
開口2aよりも小さい冷却水流量調整用の小さな開口2bを
設けると共に、その金属板14の外面のみにラバーコーテ
ィング11を施す。なお、金属板14の外面における小さな
開口2bの周囲で、大きな開口2a内に相当する部分2cのコ
ーティング11の被膜は、図に示すように除去しておくの
がよい。
3，14の中のシリンダーヘッド側の金属板12には、冷却
水流量調整用の小さな開口2bよりも大きい冷却水用の大
きな開口2aを設けると共に、その金属板12の外面のみに
ラバーコーティング11を施し、シリンダーブロック側の
金属板14には、シリンダーヘッド側の金属板12の大きな
開口2aよりも小さい冷却水流量調整用の小さな開口2bを
設けると共に、その金属板14の外面のみにラバーコーテ
ィング11を施す。なお、金属板14の外面における小さな
開口2bの周囲で、大きな開口2a内に相当する部分2cのコ
ーティング11の被膜は、図に示すように除去しておくの
がよい。
【０００９】また、中間層の金属板13には、シリンダー
ヘッド側の金属板12の大きな開口2aに合致する冷却水用
の大きな開口2aを設けると共に、両面にラバーコーティ
ング11を施し、これら３枚の金属板12, 13, 14を積層し
てメタルガスケットを構成する。
ヘッド側の金属板12の大きな開口2aに合致する冷却水用
の大きな開口2aを設けると共に、両面にラバーコーティ
ング11を施し、これら３枚の金属板12, 13, 14を積層し
てメタルガスケットを構成する。
【００１０】
【考案の効果】上述のように本考案においては、メタル
ガスケットをそれぞれ異なる３枚の金属板12, 13, 14で
構成したから、外側の２枚の金属板８，10が同じである
従来のガスケットのように誤組み立てをするおそれがな
くなる。すなわち本考案のメタルガスケットは、冷却水
流量調整用の小さな開口2bを有する金属板14がシリンダ
ーブロック側であり、かつこの金属板14はコーティング
していない面を内側にすればよいから、誤組み立てをす
るおそれがなくなるという効果が得られる。
ガスケットをそれぞれ異なる３枚の金属板12, 13, 14で
構成したから、外側の２枚の金属板８，10が同じである
従来のガスケットのように誤組み立てをするおそれがな
くなる。すなわち本考案のメタルガスケットは、冷却水
流量調整用の小さな開口2bを有する金属板14がシリンダ
ーブロック側であり、かつこの金属板14はコーティング
していない面を内側にすればよいから、誤組み立てをす
るおそれがなくなるという効果が得られる。
【図１】本考案ガスケットの部分拡大断面図で、図３の
Ａ−Ａ断面に相当するものである。
Ａ−Ａ断面に相当するものである。
【図２】従来のガスケットの部分拡大断面図で、図３の
Ａ−Ａ断面に相当するものである。
Ａ−Ａ断面に相当するものである。
【図３】シリンダーヘッド用メタルガスケットの一例を
示す平面図である。
示す平面図である。
１ シリンダー用開口 ２ 冷却水用開口 2a 大きな開口 2b 小さな開口 2c コーティング層を剥離する部分 ３ ボルト挿通孔 ４ 潤滑油用開口 ５ 円弧状のビード ６ ステップ状のビード ７ ビード ８，９，10 金属板 11 ラバーコーティング（コーティング層） 12, 13, 14 金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16J 15/08 F02F 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 ３枚の金属板を重合して形成するシリン
ダーヘッド用メタルガスケットにおいて、 シリンダーヘッド側の金属板には、冷却水流量調整用の
小さな開口よりも大きい冷却水用の大きな開口を設ける
と共に、その金属板の外面のみにラバーコーティングを
施し、 シリンダーブロック側の金属板には、前記シリンダーヘ
ッド側の金属板の大きな開口よりも小さい前記冷却水流
量調整用の小さな開口を設けると共に、その金属板の外
面のみにラバーコーティングを施し、 中間層の金属板には、前記シリンダーヘッド側の金属板
の冷却水用の大きな開口に合致する冷却水用の大きな開
口を設けると共に、両面にラバーコーティングを施した
ことを特徴とする、メタルガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030157U JP2595889Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | メタルガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030157U JP2595889Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | メタルガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590041U JPH0590041U (ja) | 1993-12-07 |
| JP2595889Y2 true JP2595889Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=12295925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992030157U Expired - Lifetime JP2595889Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | メタルガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595889Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP1992030157U patent/JP2595889Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0590041U (ja) | 1993-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0866245A3 (en) | Metal gasket | |
| JPH0319452U (ja) | ||
| EP1179695A3 (en) | Cylinder head gasket with partial resin coatings | |
| JP2595889Y2 (ja) | メタルガスケット | |
| US5642893A (en) | Metal laminate gasket with coating flow preventing dents | |
| JP3040798B2 (ja) | メタルガスケット | |
| JPH0544845A (ja) | 金属ガスケツト | |
| JPH0590042U (ja) | メタルガスケット | |
| JP3089929B2 (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
| JP3960441B2 (ja) | 内燃機関用シリンダヘッドガスケット | |
| JPH0643572Y2 (ja) | 金属ガスケット | |
| JP2522140Y2 (ja) | ゴムコート材金属ガスケット | |
| JP2762626B2 (ja) | ガスケット | |
| JP2640803B2 (ja) | 金属ガスケット | |
| JPH0447491Y2 (ja) | ||
| JPH0216048Y2 (ja) | ||
| JPS5813174Y2 (ja) | シリンダヘツドガスケツト | |
| JPH056449Y2 (ja) | ||
| JP2597303Y2 (ja) | シリンダヘッドの金属積層形ガスケット | |
| JPH0538299Y2 (ja) | ||
| JPS6224029Y2 (ja) | ||
| JPS5849399Y2 (ja) | シリンダ−ヘツド用ガスケツト | |
| JPH0139874Y2 (ja) | ||
| JP2923180B2 (ja) | メタルガスケット | |
| JPH0526378Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990216 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326 Year of fee payment: 9 |