JP2595560B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2595560B2 JP62230185A JP23018587A JP2595560B2 JP 2595560 B2 JP2595560 B2 JP 2595560B2 JP 62230185 A JP62230185 A JP 62230185A JP 23018587 A JP23018587 A JP 23018587A JP 2595560 B2 JP2595560 B2 JP 2595560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、すでに音楽等の主信号が記録されたもの
に曲番等のサブコードをアフターレコード(以下アフレ
コという)する時に適切な位置に容易に記録することが
出来る磁気記録再生装置に関する。
従来の技術 回転ヘッド式デジタルオーディオテープレコーダー
(以下R−DATという)においては音楽信号を記録した
後曲番等のサブコードをアフレコすることが出来るがこ
のときの使用法としてはまずテープを再生走行させて音
楽信号を聞き曲番を記録したい位置が来たら位置認識信
号(以下START−IDという)のアフレコ釦を押すと押し
た位置から9秒間START−IDがテープのサブコードエリ
アに記録される。この操作を繰返してすべての音楽信号
に対してSTART−IDを記録した後、リナンバー釦を押し
てSTART−ID部分に曲番を順次記録する、即ちテープの
頭からSTART−IDの有る位置に1から順番に曲番を自動
的に記録していく。
発明が解決しようとする問題点 従って上記従来技術では曲番の記録位置はSTART−ID
を記録した位置で決まり、そのSTART−IDを記録する位
置はR−DATの使用者が正確に位置出しを行なう必要が
ある。しかし正確な位置出しは面倒でありバラついてし
まう。特に、音楽信号の曲頭にそろえてSTART−IDを記
録する際にはバラつき易い。
本発明の目的は面倒なSTART−ID記録の位置出しを容
易にし、しかも曲頭の適切な位置にSTART−IDを記録し
その結果曲番を適切な位置に正確に記録することができ
るR−DATを提供することに有る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、あらかじめ設定し
た閾値に対して音楽信号が大きいときは音楽信号ありと
し小さいときは音楽信号無しとする音楽信号有無判定手
段と、使用者がSTART−IDのアフレコを指令するSTART−
IDアフレコ指令手段と、音楽信号を再生しながらSTART
−IDをアフレコするSTART−IDアフレコ手段と、START−
IDアフレコ指令手段に依りアフレコ指令された時音楽信
号有無判定手段出力が無音の時は有音部分に到達するま
ではアフレコするSTART−ID信号をSTART−ID=0とする
START−ID無効手段とを有し、使用者がSTART−IDを記録
したい曲とその前の曲との間の無信号位置にテープを移
動しその位置でSTART−ID記録指令手段に指令するとア
フレコモードに成るが音楽信号有無判定手段に依り無音
部分と判定される間はSTART−ID=0で記録され有音部
分と判定されるとその位置からSTART−ID=1で所定時
間記録される様に構成する。
作用 本発明の構成によれば、使用者が音楽信号の無音部で
START−IDアフレコ指令手段を操作するとSTART−IDアフ
レコ手段にてSTART−ID=1をアフレコしようとするが
音楽信号の無音部が続く間音楽信号有無判定手段の出力
にてSTART−ID無効指令手段が働きSTART−ID=0をアフ
レコする。音楽信号の有音部に来ればSTART−ID無効手
段は非動作となりSTART−ID=1がアフレコされる。
つまり曲頭に合わせてSTART−ID=1が確実に記録さ
れるものである。
実施例 以下に本発明の一実施例を示し説明する。第1図はR
−DATにおける本発明の一実施例のブロック図である。
第2図はテープへの信号記録の概略図、第3図はタイミ
ングチャート図、第4図はシステムコントロール部の要
部フローチャート図である。
第1図ブロック図において1はRFブロックで記録用RF
アンプ1aと再生用RFアンプ1bと録音再生切替えスイッチ
1cから成る。2は信号処理ブロックでエンコーダー2aと
デコーダー2bから成る。3はA/D,D/Aコンバーターブロ
ックでアナログをデジタルに変換するA/Dコンバーター3
aとデジタルをアナログに変換するD/Aコンバーター3bか
ら成る。4はアナログブロックであり記録アンプ4aと再
生アンプ4bから成る。5は音楽信号有無検出回路で直流
に変換するためのダイオード5a及びコンデンサー5bと有
音部無音部の識別するための閾値を与える基準電圧およ
び前期直流信号を入力とするコンパレーター5cから成
る。6はSTART−IDのアフレコ指令スイッチである。7
はR−DATシステムを録音,再生,アフレコ等にコント
ロールしそれぞれのモードで記録,再生するサブコード
等を処理するシステムコントロールブロックである。8
はシステムコントロールの指令を受けてメカニズムをコ
ントロールするメカニズムコントロール部である。9は
メカニズムでありテープを駆動すると共にシリンダーに
搭載されたAヘッド9a及びBヘッド9bに依りテープに信
号を記録する。
記録モードではアナログブロック4に外部より入力さ
れたアナログ信号は記録アンプ4aで増幅されA/Dコンバ
ーター3aに出力される。A/Dコンバーター3aではアナロ
グ信号はデジタルに変換され信号処理ブロック2のエン
コーダー2aに入る。エンコーダー2aではデジタル信号の
時間的な並びを入れ替えるインターリーブ処理、誤り訂
正符号付加、システムコントロール部で生成されたタイ
ムコード、曲番、START−ID等のサブコード信号の付
加,信号の直流成分をとる為の8−10変換等を行ない記
録用RFアンプ1aに出力される。記録用RFアンプ1aで信号
は適切な記録レベルでテープに記録されるよう増幅され
ヘッド9a,9bに信号が供給される。録再切替えスイッチ
は当然記録用RFアンプ1a側に切替えられている。
再生モードでは記録モードとは逆の動作をし、ヘッド
9a,9bで再生された信号は再生用RFアンプ1bで増幅され
周波数特性補償されデーター打ち抜き処理に依りデジタ
ルレベルの信号に変換される。その後デコーダー2bで10
−8変換、サブコード分離、誤り訂正、デインターリー
ブ処理等をしてD/Aコンバーター3bでアナログに変換さ
れる。その後再生アンプ4bで増幅され外部に出力され
る。
アフレコモードはサブコード信号に対してのみ信号処
理ブロック2のエンコーダー2aとRFブロック1の記録用
RFアンプ1aが記録系として働き音楽信号に対しては再生
モードと同様に再生用RFアンプ1b、デコーダー2b、D/A
コンバーター3b、再生アンプ4bが働く。このアフレコモ
ードではサブコード信号に対しては記録,音楽信号に対
しては再生として働く為に、ヘッド9aまたは9bがひとつ
のトラックを走査する間に記録と再生が高速に切り替わ
ることになる。第2図はテープ上に記録される信号パタ
ーンの概略図を示しているが、この図で説明するとアフ
レコモードはサブコードエリアI 11では記録、PCMエリ
ア12では再生、サブコードエリアII 13では記録とな
る。
上記でR−DATの基本的な動作について概略説明をし
てきたが、以下に本発明の主要部について説明する。
本発明の目的は前述したように、既に音楽記録済みで
曲番が正しく付与されていないテープをアフレコ機能に
依り正しく曲番を再付与する時に使用者に大きな負担を
かける事なく簡単にすることに有る。曲番再付与に先だ
ってまず曲の頭部であることを示すSTART−IDをそれぞ
れの曲の頭部にアフレコして置かなければならないが使
用者がマニュアル操作で正確に曲の頭部を位置出しする
のはむつかしい。本発明では、使用者は曲の頭部を正確
に位置出しする必要は無く曲と曲の間に存在する無信号
部に位置出ししSTART−IDアフレコ指令釦を押すのみで
自動的に曲の頭部よりSTART−IDをアフレコする。
第3図に本動作のタイミングチャートを示している。
図(a)は音楽信号レベルの時間的変化を示し無音部を
含んでいる例である。図(b)は信号有無検出回路5の
出力を示しており図(a)で閾値レベルより音楽信号が
高い時は有音部の出力を出し閾値より音楽信号が低いと
きは無音部の出力を出している。図(c)はアフレコの
状態を示しておりアフレコ指令位置(1)16でアフレコ
指令をした場合アフレコモードに入るが有音部がくるま
でのSTART−ID=0区間18と有音部にはいってからのSTA
RT−ID=1区間19ができる。図(d)は同一条件でアフ
レコ指令された時の従来のアフレコ動作を参考に示し
た。
第4図の要部フローチャートに基づき本発明の要部に
ついてどの様にして本動作を実現しているのか詳細に説
明する。まずSTART−IDアフレコ指令スイッチ6がおさ
れなかったら判定処理31により経路31bに分岐し何の処
理も行なわず従来動作を続ける。もしSTART−IDアフレ
コ指令SW6がおされると判定処理31により経路31aに分岐
し処理32により各部にアフレコ指令が出てアフレコ動作
に入る。ここで判定処理33により現在のテープ位置が無
音部か有音部かを判定し無音部であれば経路33aに分岐
し処理34にてSTART−ID=0に設定し再度判定処理33に
戻る。無音部か有音部かの判定には当然音楽信号有無検
出回路の出力によって行なう。無音部が続く限り判定処
理33経路33a処理34のループを回り続ける。音楽信号有
無検出回路5の信号が有音になれば判定処理33により経
路33bに分岐する。すると処理35でSTART−ID=1に設定
され次の判定処理36により9秒間START−ID=1をアフ
レコするまでは経路36bに戻り処理35とのループを続け
る。9秒を経過すれば判定処理36により経路36aに分岐
し処理37でアフレコを停止する。
以上の説明は無音部でSTART−IDアフレコ指令SW6を押
した場合であるがアフレコ指令位置(2)17で押した場
合は判定処理31、経路31a、処理32、判定処理33となり
有音部の為経路33bと分岐しSTART−ID=0ではアフレコ
されず即時START−ID=1で9秒間アフレコされる。
本発明の具体的な実施例は、R−DAT基本システムに
簡単な音楽信号有無検出手段と既に基本システムで使用
しているシステムコントロール用マイクロコンピュータ
に若干のソフトウエアを入れるだけで実現可能であり極
めて経済的である。
このように、本実施例では曲頭を音楽信号有無検出回
路5にて検出し、START−IDを記録するようにしている
ので、曲頭に合わせてSTART−IDを正しく記録すること
ができる。また、音楽信号がある時にはアフレコ指令に
応じて即座にSTART−IDが記録される。
発明の効果 本発明は、あらかじめ設定した閾値に対して音楽信号
が大きいときは有音部とし小さいときは無音部とする音
楽信号有無判定手段と、START−IDのアフレコを指令す
るSTART−IDアフレコ指令手段と、音楽信号を再生しな
がらSTART−IDをアフレコするSTART−IDアフレコ手段
と、前記START−IDアフレコ指令手段に依り前記START−
IDアフレコ手段を駆動した時前記音楽信号有無判定手段
出力が無音の時は有音部分に到達するまでアフレコ用ST
ART−ID信号をSTART−ID=0とするSTART−ID無効手段
とで構成され、使用者が誤った曲番で記録済みのテープ
をアフレコで正しく編集し直そうとした時に非常に有用
な機能を発揮するもので有る。即ち、曲番を打ち直す場
合まず曲の区切りを付ける為に各曲の頭に正しくSTART
−ID信号をSTART−ID=1で所定時間記録する必要が有
るがSTART−IDアフレコ指令手段でSTART−ID=1のアフ
レコを指令されても音楽信号有無判定手段の出力が無音
である場合無音が続く間START−ID無効手段に依りSTART
−ID=0をSTART−IDアフレコ手段でアフレコし、音楽
信号有無判定手段の出力が有音になった時点でSTART−I
D無効手段が非動作に成りSTART−ID=1をSTART−IDア
フレコ手段でアフレコするように構成することによって
使用者はSTART−IDアフレコの為の正確な曲頭の位置出
しをする必要が無く曲頭の前に有る無音部の位置出しの
み行ないSTART−IDアフレコ指令をすればよく後は自動
的に曲頭に合わせてSTART−IDがアフレコされるので操
作性が非常に向上ししかもバラつきの無い正確な編集を
可能にするもので有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例のブロッ
ク図、第2図はテープへの信号記録の概略を示す平面
図、第3図は同装置のタイミングチャート図、第4図は
システムコントロール部の要部フローチャートである。 1……RFブロック、2……信号処理ブロック、3……A/
D,D/Aコンバータブロック、4……アナログブロック、
5……音楽信号有無検出回路、6……アフレコ指令SW、
7……システムコントロール部、8……メカニズムコン
トロール部、9……メカニズム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ設定した閾値に対して音楽信号
    が大きいときは有音部と判定し小さいときは無音部と判
    定する音楽信号有無判定手段と、位置認識信号をアフタ
    ーレコードすることを指令するアフレコ指令手段と、音
    楽信号を再生しながら位置認識信号をアフターレコード
    するアフレコ手段と、前記アフレコ指令手段に依り前記
    アフレコ手段を駆動した時前記音楽信号有無判定手段出
    力が無音と判定した時は有音部分に到達するまで位置認
    識信号を無効とする位置認識信号無効手段とを有し、前
    記閾値より小さな音楽信号の部分にて前記アフレコ指令
    手段に依り前期アフレコ手段を駆動したとき位置認識信
    号無効手段に依り無効な位置認識信号をアフターレコー
    ドし、前記閾値より大きな音楽信号の部分から位置認識
    信号を所定時間アフターレコードする事を特徴とする磁
    気記録再生装置。
  2. 【請求項2】有音部分でアフレコ指令手段に依りアフレ
    コ手段を駆動したときには、即座に位置認識信号を所定
    時間アフターレコードする事を特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の磁気記録再生装置。
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