JP2595354Y2 - 配管用ゴムリング - Google Patents

配管用ゴムリング

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JP2595354Y2
JP2595354Y2 JP1992040397U JP4039792U JP2595354Y2 JP 2595354 Y2 JP2595354 Y2 JP 2595354Y2 JP 1992040397 U JP1992040397 U JP 1992040397U JP 4039792 U JP4039792 U JP 4039792U JP 2595354 Y2 JP2595354 Y2 JP 2595354Y2
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rubber ring
piping
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pipe
upper half
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JP1992040397U
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健 豊嶋
道義 寺内
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CI Kasei Co Ltd
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CI Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、真空式下水
搬送システムなどに用いる配管用ゴムリングに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】管体の接合部に配管用ゴムリングを用い
る配管方式は、配管内に圧力が掛る水道配管や、ほぼ無
圧状態で使用される下水道配管など、広範囲に採用され
ている。ここで用いる配管用ゴムリングは、ゴムリング
本体の外周に環状の被係合部を形成するとともに、内周
にひれ状のリップ部を突出して形成した形状になってお
り、受口部に近い位置に凹溝状の係合部を形成している
管体と、この受口部に挿口部を嵌挿して前記管体内に挿
入される管体との間に、前記ゴムリング本体を、前記被
係合部が受口部の係合部に係合された状態で、介装する
ことで、配管接合部の液密性を維持している。この場
合、上記リップ部は、挿入された内側の管体外周面に圧
縮状態で密接されるように、その内径を上記内側管体の
外径よりも小さく設定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構成の配管
用ゴムリングは、水道用配管のように、高い圧力下でシ
ール性能を発揮するため、高い圧縮率で管内に挿入する
のに適合しているが、このゴムリングが装着される受口
部への他の管体の挿口部の挿入性が悪くなるという欠点
がある。
【0004】一方、無圧状態の下水道配管に適用する場
合には、前述のような挿入性を良好として、圧縮率を下
げた状態で使用するが、この場合にはシール性が低下す
るという欠点がある。特に、真空式下水搬送システムを
取入れた下水道配管では、管内が大気圧と真空圧(真空
度が50Kpa程度)との間で変化する脈動現象が発生
するため、低いシール性では具合が悪くなるという問題
がある。また、負圧の場合に、リップ部が管体の内部に
引かれて変形しシール性が損なわれるという課題もあ
る。
【0005】そこで、本考案は上記問題点を解消するた
めに、管内圧が大気圧と真空圧との間で変化するような
真空式下水搬送システムなどにおいても、十分にシール
性を発揮し、しかも、管内挿入が容易に行うことのでき
る配管用ゴムリングを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この考案の配管用ゴムリング1は、一
方の管体10の受口部11の先端近傍の内周に形成され
た凹溝13に装着され、該受口部11に挿入される他方
の管体10の挿口部14の先端外周との間に介装される
配管用ゴムリング1において、本体の上半部2は前記凹
溝13内に嵌合され、該本体の下半部5は、前記上半部
2と同幅に形成されるとともに、内周面に複数の略半円
状断面の突条部8が円周方向に連続して突出形成された
大径半円部6と、この大径半円部6よりやや小径に形成
され、前記凹溝13の受口部先端側に位置し、内周面に
断面三角形状の突起部9が円周方向に連続して突出形成
された小径半円部7とが連続した断面形状とされている
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】管体10の受口部11の内周に形成された凹溝
13内に、本体の下半部5の小径半円部7が前記受口部
11の先端側となるように、本体の上半部2を嵌合させ
装着する。そして、この配管用ゴムリング1が装着され
た一方の管体10に他方の管体10の挿口部14を挿入
する。他方の管体10が挿入されると、この挿口部14
の先端が配管用ゴムリング1の小径半円部7を圧縮する
とともに、大径半円部6も圧縮して、両管体10の間に
前記ゴムリング1が介装された状態で管体同士が接続さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して、
具体的に説明する。始めに、本考案の配管用ゴムリング
1が使用される管体10について説明する。この管体1
0は、図1および図3に示すように、一端10aは管体
10本体の外径よりやや大径に形成され、受口部11を
構成し、この受口部11の先端近傍に、この受口部11
よりさらに大径な膨出部12が形成されている。そし
て、この膨出部12の内周面には、曲面で構成された凹
溝13が形成されている。また、管体10の他端10b
は管体10本体の外径と同径で、その先端の外周面がテ
ーパ面14aとなっている挿口部14が形成されてい
る。そして、各管体10の受口部11に形成された凹溝
13に、配管用ゴムリング1が装着され、管体10の受
口部11には他の管体10の挿口部14が挿入され、挿
口部14には他の管体の受口部を挿入し、管路が構成さ
れる。
【0009】次に、本実施例の配管用ゴムリング1は、
無端のリング状に形成され、図1および図3に示すよう
に管体10に形成された受口部11の先端近傍の内周面
に形成された凹溝13に装着される。このゴムリング1
は、本体の上半部2が、図2に示すように、その断面形
状が、前述した管体10の受口部11に形成されている
凹溝13の形状に合わせた形状に略形成され、段部3a
を有した斜面部3と切欠部4aを有した曲面部4とで構
成された断面形状に形成されている。
【0010】また、このゴムリング1の下半部5は、前
記上半部2の幅と同等の幅に形成され、この上半部2と
一体に成形されている。この下半部5は、断面の形状
が、大径半円部6と、この大径半円部6よりやや小径な
小径半円部7とが連続して形成された略瓢箪形状に形成
されている。
【0011】大径半円部6は、前述した上半部2の曲面
部4に連続して形成され、図3に示すように、ゴムリン
グ1として内周面になる面に断面が半円形状の突条部8
が複数個、本実施例では2個の突条部8が突出して形成
されている。
【0012】また、小径半円部7は、前述した上半部2
の斜面部3に接続されるとともに、前記大径半円部6と
並列して形成されており、図3に示すように、ゴムリン
グ1として内周面となる面に、断面三角形状の突起部9
が3個形成されている。
【0013】次に、このような配管用ゴムリング1を採
用して、真空式下水搬送システムを備えた下水道配管を
行なう場合について説明する。まず、管体10には、受
口部11の内周に形成された凹溝13に、前記配管用ゴ
ムリング1が装着される。この装着は、図3に示すよう
に、ゴムリング本体の上半部2に形成されている斜面部
3および、この斜面部3に連続して形成されている下半
部5の小径半円部7が、受口部11の先端側となるよう
に、本体の上半部2を凹溝13内に嵌合させ装着する。
【0014】次に、前記配管用ゴムリング1が装着され
た管体10に他の管体10の挿口部14を挿入して管体
10同士を接続すると、他の管体10側の挿口部14の
先端が配管用ゴムリング1の小径半円部7を圧縮すると
ともに、大径半円部6も圧縮して、図4に示すように両
管体10,10の間に前記ゴムリング1が介装された状
態で接続される。
【0015】接続時、挿口部14の先端は、当初、小径
半円部7の突起部9を拡張しながら侵入し、管体10の
外周面の砂やごみ等がこの突起部9の先端で除去される
が、ここでは、凹溝13内に位置するゴムリング1本体
の上半部2には強い圧縮状態をもたらさない。そして、
前記挿口部14の先端が更に侵入すると、突条部8がこ
の先端に押されて拡張される。このとき、前記突条部8
の断面形状が略半円形状となっていることから、挿入抵
抗が小さい。
【0016】さて、呼び径100mmの配管接続に本考
案の配管用ゴムリング1を採用した場合と、従来のひれ
状リップ部を備えたゴムリングを採用した場合との効果
の相違を、実験的に確かめた結果、次のようなデータを
得ている。即ち、24時間内での負圧性能(0.8kg
f/cm2 )では前者(本考案)も、後者(従来)も同
じように適合性を発揮したが、大気圧と真空圧との繰返
し(200,000回)実験では、前者が適合性を維持
したけれども、後者は途中で不適合になっている。ま
た、圧縮率で両者を比べると、従来のゴムリングでは1
3%であったのが、16%に向上している。さらに、施
工時の管体の挿入性、即ち管体同士の挿入力は、前者が
60kgfであるにも係らず、後者は100kgfと、
かなり大きい数字を示していて、本考案の優位性が確か
められている。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案による配管用
ゴムリングでは、ゴムリング本体下半部の前側に小径半
円部7を形成し奥側に大径半円部6を略瓢箪形状に連続
して形成させる形状において、前側の小径半円部7の内
周には断面三角形状の突起部9を連続して突出形成させ
るとともに奥側の大径半円部6には複数の半円状断面の
突条部8を突出形成させるようにしたので、管体の挿口
部14外周面の砂やごみ等が上記断面三角形状の突起部
9の先端で効率よく除去され、しかも挿口部14外周面
との接触面積及び接触圧が小さく管体挿入の支障になる
ということがなく、さらに挿入すると上記奥側の複数の
半円状断面の突条部8がより大きい接触面積及び接触圧
で管体の挿口部14の外周面に接触して圧縮率が向上
し、挿入作業の効率性とシール性能がともに向上する。
また、挿入後において挿口部14に引き抜き方向の力が
加わった時には、前側の断面三角形状の突起部9が楔状
に係合して管体の抜け出しを阻止する。これにより管体
の内圧が大気圧と真空圧との間で変化するような脈動現
象が発生する真空式下水搬送システムなどにおいても、
十分にシール性と挿入作業の効率性を発揮することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の配管用ゴムリングが装着さ
れた管体の一部裁断斜視図
【図2】同実施例による配管用ゴムリングの断面図
【図3】同実施例による配管用ゴムリングが管体に装着
された状態の側断面図
【図4】同実施例による配管用ゴムリングが管体間に介
装された状態の側断面図
【符号の説明】
1…配管用ゴムリング 2…上半部 5…下半部 6…大径半円部 7…小径半円部 8…突条部 9…突起部 10…管体 11…受口部 13…凹溝 14…挿口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管体の受口部の先端近傍の内周に
    形成された凹溝に装着され、該受口部に挿入される他方
    の管体の挿口部の先端外周との間に介装される配管用ゴ
    ムリングにおいて、 本体の上半部は前記凹溝内に嵌合され、該本体の下半部
    は、前記上半部と同幅に形成されるとともに、内周面に
    複数の略半円状断面の突条部が円周方向に連続して突出
    形成された大径半円部と、この大径半円部よりやや小径
    に形成され、前記凹溝の受口部先端側に位置し、内周面
    に断面三角形状の突起部が円周方向に連続して突出形成
    された小径半円部とが連続した断面形状とされているこ
    とを特徴とする配管用ゴムリング。
JP1992040397U 1992-06-12 1992-06-12 配管用ゴムリング Expired - Lifetime JP2595354Y2 (ja)

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JPH061972U JPH061972U (ja) 1994-01-14
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JP4583614B2 (ja) * 2001-01-24 2010-11-17 積水化学工業株式会社 管継手の構造
JP2009168179A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 差込み式管継手

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