JP2001182880A5 - フレキシブルチューブ用継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレキシブルチューブ用継手に関し、特にガス配管などに使用されるコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブのための、フレキシブルチューブ用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の継手として、たとえば特願平10−291230号には、継手の本体部に止輪がねじ込まれ、本体部の内部に環状のシール材が配置され、本体部の内部におけるシール材と止輪の先端部の内周テーパ面との間に、この内周テーパ面に掛かり合い可能な環状のリテーナが配置されたものが知られている。
このような継手においては、複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブを、止輪の端部の開口から、この止輪と前記本体部との内部に向けて挿通することで、このフレキシブルチューブを構成するコルゲイト管の先端の複数の山部が、リテーナを押し拡げてこのリテーナを通過し、かつシール材の内部に入り込んでその内周面に密接する。これにより、継手とコルゲイト管との間がシールされる。またコルゲイト管の山部が通過すると、リテーナは、弾性的に縮径して元の状態に戻り、コルゲイト管における先端から複数番目の谷部に掛かり合う。この段階で、継手へのフレキシブルチューブの接合が完了する。
そこで本発明は、フレキシブルチューブ用継手において、シール材の軸心方向長さを低減できてその小形化を達成できるようにするとともに、継手へのフレキシブルチューブの接合作業を容易に行えるようにし、しかもコルゲイト管の最初の一山がリテーナを通過してシール材の内部に入り込んだだけの状態において、フレキシブルチューブに継手からの抜け出し力が作用した場合にも、所要のシール機能が低下しないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に装着されるとともに、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面が形成された止輪と、前記筒状本体の内部に設けられた環状のシール材と、前記筒状本体の内部における止輪の内周テーパ面とシール材との間に配置されてこの内周テーパ面に掛かり合い可能な環状のリテーナとを具備し、フレキシブルチューブにおける複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管が、止輪の端部から、この止輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通されることで、先端の一つの山部がリテーナを押し拡げてこのリテーナを通過するとともに、この先端の山部の次の谷部がリテーナと掛かり合い、かつ前記先端の一つの山部がシール材の内周部に入り込んで密接するように構成され、前記シール材は前記フレキシブルチューブの先端の一つの山部とともに軸心方向に移動可能な構成としたものである。
【図1】
本発明の実施の形態のフレキシブルチューブ用継手の構成を示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に装着されるとともに、その先端側に向かって拡径する内周テーパ面が形成された止輪と、前記筒状本体の内部に設けられた環状のシール材と、前記筒状本体の内部における止輪の内周テーパ面とシール材との間に配置されてこの内周テーパ面に掛かり合い可能な環状のリテーナとを具備し、フレキシブルチューブにおける複数の山部と谷部とを備えたコルゲイト管が、止輪の端部から、この止輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通されることで、先端の一つの山部がリテーナを押し拡げてこのリテーナを通過するとともに、この先端の山部の次の谷部がリテーナと掛かり合い、かつ前記先端の一つの山部がシール材の内周部に入り込んで密接するように構成され、前記シール材は前記フレキシブルチューブの先端の一つの山部とともに軸心方向に移動可能なように構成されていることを特徴とするフレキシブルチューブ用継手
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