JP5461117B2 - コルゲート管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、蛇腹状のコルゲート管の接続に用いる管継手の改良に関する。
屋内ガス配管等には、金属製の蛇腹状コルゲート管が広く用いられている。また、このコルゲート管とガス栓や鋼管などとを接続するための管継手が種々用いられている。出願人らは、特許文献1及び特許文献2において、コルゲート管を挿入するだけで接続が出来るとともに、この接続作業を確実に行うことが容易な管継手を提案した。
図7は、特許文献1に記載の管継手で、コルゲート管継手1Bは、一端側からコルゲート管Tが挿入される通孔部16を有する継手本体10と、通孔部16に奥側から順に、弾性部材(バネ)71を圧縮状態で保持した保持部材70と、通孔部16にスライド可能に配置されたシール部材40Bと、コルゲート管Tに係合する爪部52Bを有するリテーナ50Bと、一方に大径となしたヘッド部21と他方に小径とした挿入部24とが形成され、この挿入部24が継手本体10の通孔部16に挿入されるようになした押ナット20Bとを有する。
また、リテーナ50Bの内径はコルゲート管Tの外径よりも大きい状態で内蔵され、シール部材40Bのリテーナ50B側には、その内径が、リテーナ50Bの内径とほぼ同一の金属ガイド42を一体に成形している。また金属ガイド42には耐火パッキン44を装着するとともに、金属ガイド42の端部はリテーナ50Bの先端に近接している。したがって、バネ71が圧縮状態にある間(すなわちコルゲート管Tの接続施工が完了していない状態)は、リテーナ50Bが縮径しないので、コルゲート管Tを容易に引き抜くことができるという特徴を有する。
保持部材70は、断面L字状の部材で一端が弾性部材71を圧縮状態で支持するとともに、突出させた他端には係止突起73が形成されている。そして、係止突起73は継手本体10の通孔部16に形成された保持部材係止溝75に係止されるとともに、係止突起73の内周側に可動部材80が嵌入されて、係止突起73が内側に縮径することを規制している。なお、この保持部材70の係止突起73の先端の外径は、可動部材80が嵌入されていない状態では、保持部材係止溝75の内径よりも小となるように成形されている。
そして、コルゲート管Tが挿入されると、可動部材80が、通孔部16の奥方向にスライドし、可動部材80が保持部材70の内周面から離間する。すると、保持部材70の係止突起73が縮径して保持部材係止溝75から離脱する。同時に、弾性部材71が伸長し、保持部材70を介して、シール部材40Bを押圧し、通孔部16の入口方向へスライドさせる。また、金属ガイド42、耐火パッキン44もスライドすることとなる。
そして、金属ガイド42は、リテーナ50Bの爪部52Bを押圧する。リテーナ50Bは、その一端部55が押ナット20Bの内面係止溝27に係止されているので、一端部55を支点として爪部52Bが縮径し、コルゲート管Tの谷部に係り合い、このことによって、コルゲート管Tとコルゲート管継手1Bとが強固に連結し、施工が完了するものである。
47は継手本体10と押ナット20Bを水密にシールするOリング、48は押ナット20Bとコルゲート管Tを水密にシールするパッキン、60は空気や水蒸気のような気体は通すが、水などの液体ははじくという特性を備えている選択透過性部材である。また14は継手本体10の他端側の外表面には他の配管部材と接続するための雄ネジ部、15は雄ネジ部14を他の配管部材に螺合するための工具係部である。
継手本体10の通孔部16には、係止溝部18aと、係止溝部18aに連なり係止溝部18aよりも大径とした回避溝18bが形成されている。一方、押ナット20Bの挿入部24には係止凹溝25が形成されている。そして、係止溝部18aと係止凹溝25を跨ぐようにストップリング61が配置されている。ストップリング61は、弾性を有する金属製のC型形状のリングで、継手本体10の通孔部16に押ナット20Bの挿入部24を挿入する際に、係止溝25に縮径させて収納し、係止溝部18aの位置に来たとき若干拡径し、これにより継手本体10と押ナット20Bとが予め連結されている。
そして、継手本体10の一端面と押ナット20Bのヘッド部21との間には、所定の厚さの分解用リング63が挟着されており、この分解用リング63を取外すと、分解用リング63の厚さ分だけ継手本体10の通孔部16に押ナット20Bを押し込むことができるようになっている。通孔部16に押ナット20Bを押し込むと、ストップリング61は係溝段部18aの位置から回避溝18bに移動し、ここでストップリング61が拡径するので、継手本体10と押ナット20Bとの連結が開放される。これによって、継手本体10と押ナット20Bとを分解することが可能となっている。
特願2008−220319 特願2008−220336
しかしながら、シール部材に金属ガイドを一体に成形するために、インサート成形せざるを得ず、製造コストの面で改良の余地があった。図8は、特許文献1に記載の管継手からシール部材40と耐火パッキン44との間に介在させた金属ガイド42を取り除いたものであって、コルゲート管の接続施工が完了していない状態からコルゲート管を引抜いている状態になったときの半断面図を示している。
図8に示すように、コルゲート管Tの接続施工が完了していない状態からコルゲート管Tを引抜こうとすると、コルゲート管Tの先端がリテーナ50Bに係り合い、コルゲート管Tを引抜くことができないという問題があった。特に図示するように、コルゲート管を曲げながら(図中では下方向に曲げている。)引抜く場合に、この現象が顕著となることが判った。
またコルゲート管継手1Aの輸送途中等で振動が加わった場合、可動部材80が通孔部16の奥方向にスライドしてしまい、コルゲート管Tを接続していないにもかかわらず、弾性部材71Cが伸長しリテーナ50Bが縮径してしまうことによって、コルゲート管Tを接続できないという虞があった。
本発明に関連するコルゲート管継手の目的は、コルゲート管の接続施工が完了していない状態ではコルゲート管を容易に引抜くことができるという従来の管継手の利点を有しつつ、製造コストを低減させることにある。
そして本発明の目的は、不用意に可動部材がスライドすることによる不具合が生じづらいコルゲート管継手を提供することにある。
本発明に関連するコルゲート管継手は、コルゲート管を接続するための管継手に用いるシール部材であって、コルゲート管が挿入される内孔を有した継手本体の内孔内径よりも大きな外径と、コルゲート管の外径よりも小さな内径で形成されたシール部と、前記コルゲート管に係合する爪部を有し、前記爪部の内径が前記コルゲート管の外径よりも大きい状態で配置されたリテーナ側に前記シール部から突出し、前記シール部と一体であると共に、前記コルゲート管の外径よりも大きい内径で形成された延長部と、前記延長部の外周に固設した耐火パッキンを備えるシール部材を備えることができる
上記構成によれば、コルゲート管の外径よりも大きい状態で配置されたリテーナ側に、シール部から突出し、前記シール部と一体であると共に、前記コルゲート管の外径よりも大きい内径で形成された延長部を有するので、コルゲート管の接続施工が完了していない状態からコルゲート管を引抜く際には、リテーナの先端がコルゲート管に係り合うことがなく、かつ金属ガイドをインサート成形する必要がないので、製造コストを低減することができる。
また本発明に関連するコルゲート管継手は、コルゲート管が挿入される内孔を有した継手本体と、前記内孔の軸方向に伸縮自在な弾性部材と、前記弾性部材を圧縮状態で保持する保持手段と、前記内孔にスライド可能に配置された請求項1に記載のシール部材と、前記コルゲート管に係合する爪部を有し、前記爪部の内径が前記コルゲート管の外径よりも大きい状態で配置されたリテーナと、前記継手本体と連結されたナット部材とを設け、前記コルゲート管の挿入によって、前記保持手段は前記弾性部材の圧縮状態を開放し、前記弾性部材の伸長にともなって、前記シール部材が軸方向に圧縮され、かつ前記リテーナが縮径して前記コルゲート管に係合するように構成され、前記保持手段は、前記弾性部材の一端を支持するリング状の支持部と、該支持部から突出した先端に形成した係止突起を有する保持部材と、前記係止突起が係止される継手本体の保持部材係止溝と、前記保持部材の内孔に挿通され、前記係止突起の内径側への縮径を規制する可動部材とを備える。
本発明は、コルゲート管が挿入される内孔を有した継手本体と、前記内孔の軸方向に伸縮自在な弾性部材と、前記弾性部材を圧縮状態で保持する保持手段と、前記内孔にスライド可能に配置されたシール部材と、前記コルゲート管に係合する爪部を有するリテーナと、前記継手本体と連結されたナット部材とを設け、前記コルゲート管の挿入によって、前記保持手段は前記弾性部材の圧縮状態を開放し、前記弾性部材の伸長にともなって、前記シール部材が軸方向に圧縮され、かつ前記リテーナが縮径して前記コルゲート管に係合するように構成され、前記保持手段は、前記弾性部材の一端を支持するリング状の支持部と、該支持部から突出した先端に形成した係止突起を有する保持部材と、前記係止突起が係止される継手本体の保持部材係止溝と、前記保持部材の内孔に挿通され、前記係止突起の内径側への縮径を規制する可動部材とを備え、可動部材は一端に前記継手本体の内面テーパ面に当接する突出部が形成されるとともに、前記突出部には軸方向の切欠き部が形成されていることを特徴とするコルゲート管継手である。
本発明に係るコルゲート管継手によれば、突出部が内面テーパ面当接しているので、輸送途中等の振動が加わった程度では可動部材が通穴部の軸方向には移動することがない。そしてコルゲート管の先端で可動部材を押し込むと、切欠き部が形成されているので、突出部は、内面テーパ面に沿って縮径し、可動部材が保持部材の内周面から離脱することができる。
本発明に関連するコルゲート管継手の第一実施例の半断面図である。 本発明に関連するコルゲート管継手にコルゲート管を挿入途中の状態の半断面図である。 本発明に関連するコルゲート管継手にコルゲート管を接続施工完了した状態の半断面図である。 図2の状態からコルゲート管継手を引抜いている状態の半断面図である。 本発明のコルゲート管継手の第二実施例の半断面図である。 第二実施例における可動部材の斜視図である。 従来の管継手を示す半断面図である。 従来の管継手からシール部材40と耐火パッキン44との間に介在させた金属ガイド42を取り除いたものであって、コルゲート管の接続施工が完了していない状態からコルゲート管を引抜いている状態になったときの半断面図である。
[第一実施例]
本発明に関連するコルゲート管継手の第一の実施の形態を図1から図4を用いて詳細に説明する。図1は本発明に関連するコルゲート管継手の第一実施例の半断面図を、図2は本発明に関連するコルゲート管継手にコルゲート管を挿入途中の状態の半断面図を、図3は本発明に関連するコルゲート管継手にコルゲート管を接続施工完了した状態の半断面図を示している。また図4は図2の状態からコルゲート管継手を引抜いている状態の半断面図である。
なお図7に示した従来の管継手と同一の構成は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
<コルゲート管継手>
図1に示すように、コルゲート管継手1は、一端側からコルゲート管Tが挿入される通孔部16を有する継手本体10と、通孔部16の軸方向に伸縮自在な弾性部材71と、弾性部材71を圧縮状態で保持するための保持部材70と、通孔部16にスライド可能に配置されたシール部材40と、コルゲート管Tに係合する爪部52を有するリテーナ50と、継手本体10に連結された押ナット20とを有する。
押ナット20の挿入部24の内面側には、先端に向かって拡径するテーパ内面28が形成され、このテーパ内面28に対向するように形成されたテーパ外面54を有し、内径側にコルゲート管Tの谷部に係り合う爪部52を有するリテーナ50が配置されている(図2も参照)。そして、このリテーナ50の爪部52の内径は、無負荷状態ではコルゲート管Tの外形よりも大としている。従って、コルゲート管Tの挿入の段階では、リテーナ50の爪部52はコルゲート管Tの山部に係り合うことなくスムースに挿入することができる。
このリテーナ50は、継手本体10の通孔部16内において、シール部材40と押ナット20との間に配置されたリング状の部材である。そして、その後部が一体のリング状となっており、前部は軸方向の分割部53によって複数のセグメント(一例で8個)にわかれている。各セグメントの先端は、半径方向内側に張り出した爪部52が設けられている。リテーナ50は、例えば母体がプラスチック製、爪部52が真ちゅう製であり、両者は一体にモールド成形されている。
次にシール部材40は、コルゲート管Tの外周面をシールするリング状ゴム製弾性部材で、外径側は、継手本体10の通孔16の内周面の内径よりも大きく設定し、継手本体10の通孔部16に気密に密着するように圧入されるとともに、継手本体10の通孔部16の内周面に沿って軸方向に移動可能に配置されている。一方、内径側は、コルゲート管Tの外径よりも若干小さく設けられている。そしてリテーナ50側の端部には、リテーナ50の爪部52の内径とほぼ同一の内径で形成された延長部41を有する。なお、シール部材40は、特に長期間にわたってシール性能を保持する必要性から、耐ガス性を考慮しニトリルブタジエンゴム(NBR)が望ましい。
延長部41の外周にはリング状の耐火パッキン44が一体的に成形されている。耐火パッキン44はシール部材40とともに通孔部16をスライド可能なようにシール部材40に固設されていればよく、延長部41に嵌合させたり、接着させたものでもよい。耐火パッキン44は、例えば、原料ゴムと無発泡状態で熱膨張する黒鉛層間化合物と必要に応じ充填材、軟化材、加硫剤等を混練して得られたゴム配合物を、金型に充填して成形し、ついでプレス加硫することにより製造されたものである。
弾性部材71は、例えばステンレス製コイルスプリングで、一端が継手本体10の通孔部16に形成された当接段部19aに当接し、他端は保持部材70に支持されている。
継手本体10の通孔部16には、第一係止溝部18aと、第一係止溝部18aに連なり第一係止溝部18aよりも大径とした回避溝18bと、第一係止溝18aに隣接し第一係止溝18aと同じ内径の第二係止溝18cが形成されている。一方、押ナット20の挿入部24には係止凹溝25が形成されている。そして、第一係止溝部18aと係止凹溝25を跨ぐようにストップリング61が配置されている。ストップリング61は、弾性を有する金属製のC型形状のリングで、継手本体10の通孔部16に押ナット20の挿入部24を挿入する際に、係止溝25に縮径させて収納し、第一係止溝部18aの位置に来たとき若干拡径し、これにより継手本体10と押ナット20とが予め連結されている。
そして、継手本体10の一端面と押ナット20のヘッド部21との間には、所定の厚さの分解用リング63が挟着されており、この分解用リング63を取外すと、分解用リング63の厚さ分だけ継手本体10の通孔部16に押ナット20を押し込むことができるようになっている。通孔部16に押ナット20を押し込むと、ストップリング61は第二係止溝部18cの位置から回避溝18bに移動し、ここでストップリング61が拡径するので、継手本体10と押ナット20との連結が開放される。これによって、継手本体10と押ナット20とを分解することが可能となっている。
<施工の手順>
続いて、コルゲート管継手1にコルゲート管Tを接続する手順とその作用について図2及び図3を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、コルゲート管継手1にコルゲート管Tを挿入すると、リテーナ50の内径がコルゲート管Tの外径よりも大とし、シール部材40の延長部41もリテーナ50の内径と同一であるので、延長部41まではコルゲート管Tをスムースに挿入することができる。そして、シール部材40の内周面で若干の手応えを感じつつ、更にコルゲート管Tを押し込むと、コルゲート管Tの先端は可動部材80の端面に当接する。
そして更に力を加えると、図3に示すように、コルゲート管の挿入とともに可動部材80が、通孔部16の奥方向にスライドし、可動部材80が保持部材70の内周面から離間する。すると、図3に示すように、保持部材70が縮径して、保持部材係止溝75から離脱する。同時に弾性部材71が伸長し、保持部材70を介して、シール部材40を押圧し、通孔部16の入口方向へスライドさせる。また、耐火パッキン44もスライドすることとなる。
そして、耐火パッキン44は、リテーナ50の爪部52を押圧する。リテーナ50は、その背面側にテーパ外面54が形成され、押ナット20のテーパ内面28に押付けられることとなるので、爪部52は縮径してコルゲート管Tの谷部に係り合い、このことによって、コルゲート管Tとコルゲート管継手1とが強固に連結する。
続いてコルゲート管Tとコルゲート管継手1とが強固に連結したことを確認するために、コルゲート管Tに引抜き方向の力を加える。するとストップリング61は第一係止溝部18aの位置から第二係止溝部18cの位置に移動し、押ナット20の外周には分解リング63が表れる。分解リング63の表面に押ナット20の色とは相違する着色を施しておけば施工完了の状態を容易に確認することができる。
<接続完了前の管の引抜き>
ところで、コルゲート管Tの施工途中に管の長さが不足していたり、管の敷設ルートを誤ったりといった理由で、稀にコルゲート管継手1にコルゲート管Tを挿入している途中から管を引抜くことがある。図4はそのような状態を示す断面図である。
図4に示すように、コルゲート管Tは、やや左方向に曲げられながら引抜かれようとしている。コルゲート管継手1のシール部材40は、リテーナ50の内径とほぼ同一に内径を設定した延長部41を有するので、このような状態においても、コルゲート管Tの外周面がリテーナ50の爪部52に引っかかることなく、コルゲート管Tを引抜くことができる。
[第二実施例]
本発明の第二の実施の形態を図5及び図6を用いて詳細に説明する。図5は本発明のコルゲート管継手の第二実施例の半断面図を、図6は第二実施例における可動部材の斜視図である。
なお図7に示した従来の管継手、及び図1から図4に示した第一実施例と同一の構成は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、コルゲート管継手1Aは、保持部材70の内側に挿通された可動部材80Aを有する。この可動部材80Aには、継手本体10Aの通孔部16に形成された内面テーパ面12に当接する突出部81Aが形成されるとともに、突出部81Aには軸方向の切欠き部82Aが形成されている(図6も合わせて参照)。突出部81Aの外周面は内面テーパ面とほぼ同角度のテーパ面が形成されている。
したがって、突出部81Aが内面テーパ面12に当接しているので、輸送途中等の振動が加わった程度では可動部材80Aが通穴部16の軸方向には移動しづらくなっている。そしてコルゲート管の先端で可動部材80Aを押し込むと、切欠き部82Aが形成されているので、突出部81Aは、内面テーパ面12に沿って縮径し、可動部材80Aが保持部材70の内周面から離脱するように構成されている。
本発明に係るコルゲート管継手の形状は一端に雄ねじ部を有する片ねじソケットに限らず、両ソケット、エルボ、ティー、または雌ねじを有するものであってもよい。またガス栓やガスメータなどの機器の端部に本発明の継手構造を一体的に設けることもできる。
1、1A:コルゲート管継手、
10:継手本体、12:内面テーパ面、14:雄ねじ部、15:工具掛部、16:通孔部、18a:第一係止溝部、18b:回避溝、18c:第二係止溝、
20:押ナット、21:ヘッド部、22:挿通孔部、23:Oリング溝、24:挿入部、25:係止凹溝、26:通気穴、27:内面係止溝、28:テーパ内面、
40:シール部材(気密パッキン)、41:延長部、44:耐火パッキン、47:水密Oリング、48:水密パッキン、
50:リテーナ、52:爪部、53:分割部、54:テーパ外面、
60:選択透過性部材、61:ストップリング、63:分解用リング、
70:保持部材、
71:弾性部材、73:係止突起、75:保持部材係止溝
80、80A:可動部材、81A:突出部、82A:切欠き部
T:コルゲート管、

Claims (1)

  1. コルゲート管が挿入される内孔を有した継手本体と、
    前記内孔の軸方向に伸縮自在な弾性部材と、前記弾性部材を圧縮状態で保持する保持手段と、前記内孔にスライド可能に配置されたシール部材と、前記コルゲート管に係合する爪部を有するリテーナと、前記継手本体と連結されたナット部材とを設け、
    前記コルゲート管の挿入によって、前記保持手段は前記弾性部材の圧縮状態を開放し、前記弾性部材の伸長にともなって、前記シール部材が軸方向に圧縮され、かつ前記リテーナが縮径して前記コルゲート管に係合するように構成され、
    前記保持手段は、前記弾性部材の一端を支持するリング状の支持部と、該支持部から突出した先端に形成した係止突起を有する保持部材と、前記係止突起が係止される継手本体の保持部材係止溝と、前記保持部材の内孔に挿通され、前記係止突起の内径側への縮径を規制する可動部材とを備え、
    可動部材は一端に前記継手本体の内面テーパ面に当接する突出部が形成されるとともに、前記突出部には軸方向の切欠き部が形成されていることを特徴とするコルゲート管継手

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