JP2595271Y2 - 車両用シートのヘッドレスト装置 - Google Patents

車両用シートのヘッドレスト装置

Info

Publication number
JP2595271Y2
JP2595271Y2 JP1993045757U JP4575793U JP2595271Y2 JP 2595271 Y2 JP2595271 Y2 JP 2595271Y2 JP 1993045757 U JP1993045757 U JP 1993045757U JP 4575793 U JP4575793 U JP 4575793U JP 2595271 Y2 JP2595271 Y2 JP 2595271Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
headrest
seatback
seat
headrest body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993045757U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0714947U (ja
Inventor
隆 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP1993045757U priority Critical patent/JP2595271Y2/ja
Publication of JPH0714947U publication Critical patent/JPH0714947U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595271Y2 publication Critical patent/JP2595271Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用シートのヘッドレ
スト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートのヘッドレスト装置の一形
式として、実公平2−47872号公報に示されている
ように、シ−トバックの頂部に位置するヘッドレスト本
体を前後方向へ倒伏可能に構成したヘッドレスト装置が
ある。当該ヘッドレスト装置はリアシートのシ−トバッ
クに配設されて運転者の後方視界を大きくし、またはフ
ロントシートの助手席のシ−トバックに配設されて運転
者の側方視界を大きくするとともに、リアシートの乗員
の前方視界を大きくするために提案されているものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したご
ときヘッドレスト本体が前後方向へ回動する形式のヘッ
ドレスト装置において、ヘッドレスト本体を前後方向へ
回動させて大きな視界を確保するには、ヘッドレスト本
体を支持するステーのバックフレームに対するロックを
解除した後同ステーをシ−トバックの前方または後方へ
押動してヘッドレスト本体を回動させる必要である。こ
の場合、ヘッドレスト本体を支持するステーがその下端
部でバックフレームに回動可能に組付けられているタイ
プのヘッドレスト装置においては、シ−トバックにステ
ーを回動させるためのスリット状溝部を前後方向に設け
る必要があり、シ−トバックの構成が複雑かつ製作に時
間を浪費することになる。
【0004】このため、シ−トバックに対するスリット
状溝部の形成を省くためには、ステーの回動支点をシ−
トバックの頂部より露出した上方部位に設ければよい。
しかしながら、かかる手段を採用する場合には、ヘッド
レスト本体を回動させた状態においてステーの一部が突
出した状態で残存するとともに、ヘッドレスト本体の全
てをシ−トバックの頂部の位置より下方へ回動させよう
とすると、ステーの回動支点からヘッドレスト本体の位
置までの長さを長く設定しなければならない。かかるヘ
ッドレスト装置においては、ヘッドレスト本体のシ−ト
バックの頂部からの位置が通常のヘッドレスト装置に比
較して高くなり、使い勝手をよくするようにすればステ
ーを上下方向に移動可能に構成して、通常の使用時には
ヘッドレスト本体をシ−トバックの頂部に近接して位置
させるとともに、回転時にはステーを上方へ引き上げて
ヘッドレスト本体を高い位置に移動した状態で回動させ
なければならず、回動操作が煩雑となって使い勝手がよ
くない。従って、本考案の目的は、これらの問題を解消
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両用シート
のシ−トバックに設けたステーに同シ−トバックの頂部
に位置してシ−トクッションの着座者の頭部を支承する
ヘッドレスト本体を組付けてなるヘッドレスト装置にお
いて、前記ステーを下方に延びる脚部と同脚部の上端か
ら水平に延びる腕部を有する略L字状に形成して同腕部
に前記ヘッドレスト本体を組付けるとともに、前記脚部
を前記シ−トバックのバックフレームの側方上部に水平
方向へ回動可能に組付け、かつ同バックフレームと前記
ステー間に、同ステーを上昇位置に位置させて前記ヘッ
ドレスト本体を前記シ−トバックの頂部に位置させると
ともに同ステーの回動時には同ステーを下降位置に位置
させて前記ヘッドレスト本体を前記シ−トバックの頂部
より下方に位置させる昇降手段と、前記ステーを上昇位
置および下降位置にて前記バックフレームに解除可能に
ロックするロック手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【考案の作用・効果】このように構成した車両用シート
のヘッドレスト装置においては、常態時にはステーが昇
降手段により上昇位置にあってヘッドレスト本体はシ−
トバックの頂部に位置していて、ヘッドレスト本体は本
来のヘッドレスト機能を発揮する。この状態でステーの
バックフレームに対するロックを解除すればステーは水
平方向へ回動可能になり、ヘッドレスト本体の一端を左
右の一方へ押動すればステーは回動して昇降手段により
下降位置に移行し、ヘッドレスト本体をシ−トバックの
側方にてその頂部より下方に位置させる。
【0007】このように、当該ヘッドレスト装置におい
ては、ステーのバックフレームに対するロックを解除し
た後ヘッドレスト本体の一方を左右のいずれかへ押動す
れば、ヘッドレスト本体をシ−トバックの頂部からその
側方にて頂部より下方に位置させることができ、かかる
操作は側部に位置するシートの着座者および後方に位置
するシートの着座者にとっては容易に行え、かつ運転者
に対する側方の大きな視界が確保されるとともに、リア
シートの着座者に対する前方の大きな視界が確保され
る。
【0008】しかして、当該ヘッドレスト装置において
は、ヘッドレスト本体を支持するステーを回動させるた
めにシ−トバックにスリット状溝部を構成する必要がな
く、またヘッドレスト本体およびステーの全てをシ−ト
バックの頂部から退避させるために、ヘッドレスト本体
を退避させるに先立ってステーを引き上げるといった操
作が不要であって、極めて使い勝手がよい。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1〜図3には本考案に係るヘッドレスト装置
を装備した車両用シートのシ−トバックに組付けられた
状態が示されている。本実施例においては、当該ヘッド
レスト装置は車両用シートの助手席に組付けられてい
る。当該ヘッドレスト装置は図1〜図3に示すように、
ステー11およびヘッドレスト本体12を備えていると
ともに、図4〜図8に示すように、昇降手段およびロッ
ク手段を備えている。
【0010】ステー11は下方へ延びる脚部11aと脚
部11aの上端から水平に延びる腕部11bとからなる
L字状に形成してなるもので、脚部11aにてシ−トバ
ック13のバックフレーム14側へ組付けられ、かつ腕
部11bにはヘッドレスト本体12が組付けられてい
る。バックフレーム14においては、水平状フレーム部
14aが角筒状の筒体15の側部に固着され、かつ起立
フレーム部14bが筒体15の底部に固着されて互いに
連結されていて、この筒体15にステー11の脚部11
aが挿入されて組付けられている。
【0011】昇降手段は、筒体15の下部に貫通して設
けられたカムピン21と、ステー11の脚部11aの下
端部に設けられたカム22とからなり、ステー11の脚
部11aがブラケット15内に挿入された状態において
カム22がカムピン21に受承されている。昇降手段に
おけるカム22の形状は、ステー11の腕部11bがシ
−トバック13の頂部上にこれに沿って左右方向に位置
しているときステー11が上死点(上昇位置)に位置
し、かつステー11の腕部11bが前方へ回動して前後
方向に沿って位置しているときステー11が下死点(下
降位置)に位置するように設定されている。なお、筒体
15の上部には一対の第1板バネ16a,16bがその
各端部を筒体15の各取付孔に嵌合した状態で組付けら
れている。これらの板バネ16a,16bは筒体15内
に位置していて、ステー11の脚部11aの外周に弾撥
的に当接して脚部11aのガタ付きを防止している。
【0012】ロック手段はロックレバー31と第2板バ
ネ32を備えている。ロックレバー31は針金状の線材
を屈曲形成してなるもので、一端部がフック状の第1掛
止部31aに形成されているとともに、他端側には直線
状の第2掛止部31bが形成されている。かかるロック
レバー31は筒体15の外側に第1ブラケット33を介
して取付けられているとともに、筒体15の外側に固着
した第2ブラケット34に設けた長孔34aおよび円形
孔34bに挿通されて同ブラケット34に取付けられて
いる。ロックレバー31においては、その第2掛止部3
1bが筒体15の外側に設けた第2板バネ32の掛止凹
所32aに図6および図7に示すように掛止されてい
て、第2板バネ32のバネ力により第1掛止部31aを
筒体15の側部に設けた貫通孔15cを通してステー1
1の脚部11aに設けた各掛止孔11c,11dのいず
れかに、図6および図8に示すように弾撥的に掛止され
ている。
【0013】なお、符号17はステーカバーであり、ス
テーカバー17はその貫通孔17aにステー11の脚部
11aが貫通された状態で筒体15の上部および側部を
覆蓋している。
【0014】このように構成したヘッドレスト装置にお
いては、ステー11は通常昇降手段であるカムピン21
およびカム22の作用により上昇位置にあって、ヘッド
レスト本体12はシ−トバック13の頂部にて同頂部に
沿って位置していて、ヘッドレスト本体12は本来のヘ
ッドレスト機能を発揮する。この状態で、ロック手段で
あるロックレバー31のノブ31cを押し込み操作する
と、ロックレバー31は第2掛止部31bにて図6およ
び図7の2点鎖線で示すように第2板バネ32を撓ませ
て押し込められ、ロックレバー31の第1掛止部31a
を図8の2点鎖線で示すようにステー11の脚部11a
の掛止孔11cおよび筒体15の貫通孔15cから離脱
させ、ステー11の脚部11aの筒体15に対するロッ
クを解除する。これにより、ステー11は水平方向へ回
動可能となる。
【0015】ステー11の筒体15に対するロックを解
除した後ヘッドレスト本体12の内端(搖動端)を前方
へ押動すれば、ステー11は回動しつつカム22とカム
ピン21の作用により下降位置に移動し、ヘッドレスト
本体12をシ−トバック13の頂部より下方にて側部に
位置させる。この状態において、ロックレバー31は第
2板バネ32の付勢力により外方へ押圧されて、第1掛
止部31aを筒体15の貫通孔15cを通してステー1
1の脚部11aの掛止孔11dに掛止させ、ステー11
を筒体15に対してロックしている。
【0016】従って、ロックレバー31を押し込めば、
ステー11の筒体15に対するロックが解除され、この
状態においてはステー11は水平方向へ回動可能とな
る。このため、ロックを解除した状態でステー11を後
方へ回動させると、ステー11はカム22とカムピン2
1の作用により上動しつつ回動して、ヘッドレスト本体
12をシ−トバック13の頂部に沿って左右方向に位置
させる。また、この状態では、ステー11はロックレバ
ー31により筒体15にロックされ、回動不能となる。
【0017】このように、当該ヘッドレスト装置におい
ては、ステー11の筒体15に対するロックを解除した
後ヘッドレスト本体12の内端を前方へ押動すれば、ヘ
ッドレスト本体12をシ−トバック13の頂部からその
側方にて頂部より下方に位置させることができ、側部に
位置する運転席に着座する運転者に対する側方の大きな
視界が確保されるとともに、リアシートの着座者に対す
る前方の大きな視界が確保される。かかる手動操作はリ
アシートの着座者、運転者共に容易に行うことができ
る。
【0018】しかして、当該ヘッドレスト装置において
は、ヘッドレスト本体12を支持するステー11を回動
させるためにシ−トバックにスリット状溝部を構成する
必要がなく、かつ極めて容易な操作によりステー11お
よびヘッドレスト本体12の全てをシ−トバックの頂部
から確実に退避させることができて、極めて使い勝手が
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るヘッドレスト装置を組
付けたシ−トバックの斜視図である。
【図2】同ヘッドレスト装置を装備した助手席の斜視図
である。
【図3】同ヘッドレスト装置を組付けたシ−トバックの
一部切欠部分斜視図である。
【図4】同ヘッドレスト装置におけるステーのバックフ
レームに対する連結部の斜視図である。
【図5】同連結部の分解斜視図である。
【図6】同連結部における平面図である。
【図7】同連結部における第2掛止部の配設部位の縦断
側面図である。
【図8】同連結部における第1掛止部の配設部位の縦断
側面図である。
【符号の説明】 11…ステー、11a…脚部、11b…腕部、12…ヘ
ッドレスト本体、13…シ−トバック、14…バックフ
レーム、15…筒体、21…カムピン、22…カム、3
1…ロックレバー、31a,31b…掛止部、32…第
2板バネ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用シートのシ−トバックに設けたステ
    ーに同シ−トバックの頂部に位置してシ−トクッション
    の着座者の頭部を支承するヘッドレスト本体を組付けて
    なるヘッドレスト装置において、前記ステーを下方に延
    びる脚部と同脚部の上端から水平に延びる腕部を有する
    略L字状に形成して同腕部に前記ヘッドレスト本体を組
    付けるとともに、前記脚部を前記シ−トバックのバック
    フレームの側方上部に水平方向へ回動可能に組付け、か
    つ同バックフレームと前記ステー間に、同ステーを上昇
    位置に位置させて前記ヘッドレスト本体を前記シ−トバ
    ックの頂部に位置させるとともに同ステーの回動時には
    同ステーを下降位置に位置させて前記ヘッドレスト本体
    を前記シ−トバックの頂部より下方に位置させる昇降手
    段と、前記ステーを上昇位置および下降位置にて前記バ
    ックフレームに解除可能にロックするロック手段を設け
    たことを特徴とする車両用シートのヘッドレスト装置。
JP1993045757U 1993-08-23 1993-08-23 車両用シートのヘッドレスト装置 Expired - Lifetime JP2595271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045757U JP2595271Y2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 車両用シートのヘッドレスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045757U JP2595271Y2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 車両用シートのヘッドレスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0714947U JPH0714947U (ja) 1995-03-14
JP2595271Y2 true JP2595271Y2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=12728173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993045757U Expired - Lifetime JP2595271Y2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 車両用シートのヘッドレスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595271Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0714947U (ja) 1995-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5765894A (en) Seat device for a vehicle
JPH0281738A (ja) 車両用シート装置
JP2595271Y2 (ja) 車両用シートのヘッドレスト装置
JPH0143310Y2 (ja)
JP4032871B2 (ja) シート装置
JPH04237646A (ja) 自動車のリヤシート構造
JP3815004B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JPH0125058Y2 (ja)
JPH0322024Y2 (ja)
JPS6248253U (ja)
JP4122549B2 (ja) 車両用折畳シート
JPH0729004Y2 (ja) シートバック前倒れ式車両用シート
JP2002192998A (ja) 車両用シート
JP2570535Y2 (ja) 自動車用シートのヘッドレスト
JP3982006B2 (ja) フルフラット可能な折畳式シート
JPH0428264Y2 (ja)
JP2003094996A (ja) 後方反転式折り畳みシートの跳ね上げロック構造
JPS6317706Y2 (ja)
JPS63500Y2 (ja)
JPH0439712Y2 (ja)
JPH0531976Y2 (ja)
JP3967268B2 (ja) 車両用シート
JPS6030103Y2 (ja) 車両用シ−トのベツト兼用装置
JPH04125740U (ja) シートロツク解除装置
JPH0420283Y2 (ja)