JP2595173Y2 - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JP2595173Y2
JP2595173Y2 JP1993058676U JP5867693U JP2595173Y2 JP 2595173 Y2 JP2595173 Y2 JP 2595173Y2 JP 1993058676 U JP1993058676 U JP 1993058676U JP 5867693 U JP5867693 U JP 5867693U JP 2595173 Y2 JP2595173 Y2 JP 2595173Y2
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばアイスクリー
ム、チョコレート、その他の固体食品用の容器で、詳し
くはプラスチック製の上下キャップと、その周囲を覆っ
て収納スペースとする多角形状の紙筒を密着してなる複
合容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アイスクリーム、チョコレートな
どの食品を、気軽に街頭や店頭で、手に持って食べるこ
とがファッション性を重視する若者達に人気となってい
る。このため、製造メーカーや販売店からの、より一層
のファッション性の高い容器の要請がなされている。従
来、例えばプラスチックや木製のステックにアイスクリ
ーム、チョコレートなどを固着させ、薄紙、プラスチッ
クフィルムなどで包んだもの、或いは食べられるコーン
容器やウエハース容器にアイスクリームを入れて、アル
ミホイール、樹脂コート紙などで包装されたものが一般
的である。
【0003】これに対して、ファッション性を重視し、
しかも手に持って気軽に食することができるバー付容器
が、実公昭60−9186号公報により知られている。
このバー付容器は、円錐台形状の底板中央部に上方に向
かってアイスクリームを固着する突起52と下方向に把
手用のバー51を設けるとともに、円錘台形の底板下端
53を内側にカールさせて、この外側より樹脂コートし
た紙製の胴部50を巻付けて、ここにアイスクリームを
流し込む。食べる場合は、この胴部を破って手に持った
まま食べられるようにした固体食品用の容器である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
薄紙などの包装によるステック付のアイスクリームや把
手用のバー付容器において、食べている途中でアイスク
リームが溶けだした場合も、溶けたアイスクリームを受
け止める部分がなく、手や洋服を汚してしまうなど食べ
難い問題があった。
【0005】そこで本考案は、上記の問題を解決すると
ともに、新規な形態をもち気軽に手に持って食べられる
アイスクリーム用の複合容器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本考案は、中空で多角形状の胴部に、端面が下方に
向かってテーパーを有する多角形状のフィンを所定間隔
で複数段に渡り突出させて、この胴部の下部には複数個
の嵌合部を設けるとともに、この胴部天板の略中央部に
上方に向かって所定の長さの固着用バーを設けたプラス
チック製の上キャップと、上方が開口した多角形状の胴
部を有し、この胴部の上方内周面に複数個の嵌合部を設
けたプラスチック製の下キャップと、胴壁の上下略中央
部にミシン目線を設け、下方に向かってテーパーを有す
る多角形状の紙筒と、この紙筒を閉塞する紙製の多角形
状の上蓋とからなり、前記上キャップと下キャップを嵌
合して紙筒に挿入し、該上キャップの複数段の多角形状
のフィン端面と紙筒下方の内周壁面を密着させたことを
特徴とする複合容器である。
【0007】また、前記の下キャップが、胴部下端に多
角形状のフィンを突出させ、この胴部上には底板と胴部
周縁には嵌合部を設け、この底板内面の略中央部に下方
に向かって所定の長さの把手用バーを設けたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本考案の複合容器は、プラスチックの成形品か
らなる上キャップと下キャップを嵌合して、多角形状の
紙筒に挿入して密着させたもので、この上キャップ胴部
の周縁に所定間隔で複数段に設けたテーパーを有する多
角形状のフィン端面と、テーパーを有する多角形状の紙
筒の内周壁面とが接して密着するので、アイスクリーム
を流し込んでも漏れない。万一漏れてもフィンとフィン
の間に入り込み、その間に冷凍されるので止まる。ま
た、紙筒を取り除き食べている途中で溶けてもフィンと
フィンの間に入り込んで止めることができ、手に持った
下キャップまでは流れない。
【0009】
【実施例】図に基づき本考案を詳細に説明する。図1
は、本考案の一実施例に係わる複合容器の部材構成とこ
の部材による組立図である。
【0010】本考案は図1に示すように、プラスチック
の成形品からなる上キャップ10と下キャップ11を嵌
合し、多角形状の紙筒15に挿入して紙製の上蓋16で
閉じたアイスクリムなどの固体食品用の複合容器であ
る。
【0011】この上キャップ10に用いる樹脂として
は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、スチロール
などが一般的であり、無味、無臭、無害で衛生的に優れ
ているポリプロピレンや、冷凍の際も割れることがない
ポリエチレンが適している。また、この上キャップ10
の天板17の略中央部には、アイスクリームを固着させ
るバー14が一体成形されているが、このバーは十文字
形、星型など固定し易い形状がよく適宜選択することが
できる。更に、下キャップ11は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、スチロールが使用できるが、好ましくは、
上キャップ同様に低温でも割れが発生しないポリエチレ
ンが好適である。
【0012】一方、多角形状の紙筒15及び紙製の上蓋
16は、両面または片面をポリエチレンなどの熱可塑性
合成樹脂を薄くコーティングしたもので、この紙筒15
は、複数本の縦折り目線を設け、この折り目線から折り
曲げて両端辺を重ね合わせて、テーパーを有する多角形
状の紙筒にしたもので、この重ね合わせた部分を接着す
ることで、アイスクリームを流し込み冷凍しても破裂す
ることがない。また、胴壁の上下略中央部に直交するミ
シン目線Mを設けて、この胴壁の上部分を切り取ること
でアイスクリームなどを食することができ、次いで下半
分を切り取るか、下キャップ側にずらして取り除くこと
で残りのアイスクリームが露出する。
【0013】<実施例1> 図2は、本考案の一実施例における複合容器の断面図で
ある。図3は、本考案の一実施例における上キャップの
断面図(A)と上面図(B)と底面図(C)である。図
3に示すように、中空で略六角形とした胴部18に、所
定間隔で5段に渡り略六角形のフィンFを突出させ、こ
のフィンの端面は、最上段から下段に向かって僅かにテ
ーパーを付けられている。また、最下段のフィン下側の
略六角形の胴部18の六辺面に各々1個づつの嵌合用突
起12を設けたものである。更に、胴部天板17の略中
央部に所定の長さの固着用のバー14を設けたもので、
アイスクリームが固着しやすくするため十文字形状のバ
ー14を上キャップに一体成形したものである。
【0014】一方、上キャップ10に嵌合する下キャッ
プ11は、図4に示すように、胴部が略六角形で上部が
開口した容器状となっており、この胴部上方の内周面
に、上キャップの嵌合用突起12に対応する嵌合用の凹
部13が設けられている。
【0015】この上キャップ10と下キャップ11を嵌
合し、テーパーを有する略六各形の紙筒15に挿入する
と、上キャップ10のテーパーを有する各フィンF端面
と、テーパーを有する紙筒下方の内周壁面とが接して密
着するので、紙筒内にアイスクリームを詰める際に、流
し入れても下キャップまで漏れることがない。万一漏れ
ても冷凍されてフィンとフィンの間で止まる(図2を参
照)。また、この上キャップ10の中空とした胴部と容
器状の下キャップ11を嵌合すると、密閉された空室が
形成されるので、おまけなどの他の物品を収納すること
もできる。
【0016】<実施例2> 図5は、本考案の他の実施例における上キャップと下キ
ャップの嵌合状態を示す断面図である。図6は、上キャ
ップの断面図であり、図7は、下キャップの断面図であ
る。
【0017】図6に示す上キャップ20は、中空で略六
角形とした胴部28に、所定の間隔で5段に渡り略六角
形のフィンFを突出させたもので、最下段のフィン上部
の胴部内面に嵌合用凹部23を設け、また、胴部天板2
7の略中央部に固着用バー24を一体成形したものであ
る。その他は、実施例1と同様とした。
【0018】一方、下キャップ21は、図7に示すよう
に、胴部28aの下端に略六角形のフィンFを突出させ
て、この胴部上に底板26と胴部周縁に嵌合用突起22
を設けたものである。更に、底板26の内側略中央部
に、下方に向かって所定の長さに平板状の把手用のバー
25を一体成形したものである。
【0019】次いで、上キャップ20に下キャップ21
を嵌合し、上キャップの最下段のフィンFと下キャップ
のフィンFを密着させることで、上キャップ20の中空
の胴部に密閉された空室を形成する(図5を参照)。こ
の嵌合した上下キャップを、実施例1と同様に、略六角
形の紙筒15に挿入することで、上キャップの各フィン
F端面と略六角形の紙筒下方の内周壁面とが接して密着
する。
【0020】
【考案の効果】本考案の複合容器は、アイスクリーム容
器として考案したもので、多角形状の紙筒との接合には
何ら接着剤を使用せずに、上キャップのフィン端面との
すり合わせにて密着し止めることができる。更に、紙筒
の壁面とフィンの端面が密着するので、液漏れを防止す
ることができる。万一漏れが発生しても、フィンとフィ
ンの間に内容物が入り込み外にででくる前に冷凍されて
製品として外観に影響しない。また、食べている途中で
内容物が溶けて流れだしても、フィンによって流れを止
めることができる。また、紙筒は上下の略中央部にミシ
ン目を入れることで、このミシン目から紙筒を破り順次
内容物を食することができる。また、内容物が浸透性が
ある場合は、紙筒に上下キャップを挿入し密着させた後
に、紙筒の外側からかしめるか、熱シールや超音波接着
を行うことにより液漏れを防止することも可能である。
【0021】この複合容器を構成する上キャップと下キ
ャップで形成される空室には、おまけとして、アメ、ガ
ム、グミなどの菓子類やオモチャ類を入れることができ
るとともに、下キャップの外側底面や把手用の平板バー
に、キャラクターや文字を彫刻しておくことにより、食
べ終わった後にスタンプとして使用することができるな
どの優れた効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる複合容器の部材構成
とこの部材による組立図である。
【図2】本考案の一実施例における複合容器の断面図で
ある。
【図3】本考案の一実施例における上キャップの断面図
(A)と上面図(B)と底面図(C)である。
【図4】本考案の一実施例における下キャップの断面図
(A)と上面図(B)と底面図(C)である。
【図5】本考案の他の実施例における上下キャップの嵌
合状態を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例における上キャップの断面
図(A)と上面図(B)と底面図(C)である。
【図7】本考案の他の実施例における下キャップの断面
図(A)と把手用バーを正面からみた断面図(B)と上
面図(C)と底面図(D)である。
【図8】従来のバー付容器の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20…上キャップ 11,21…下キャップ 12,22…嵌合突起 13,23…嵌合凹部 14,24…固着用バー 15 …紙筒 16 …上蓋 17,27…天板 18,28…胴部 25 …把手用バー 26 …底板 28a …下キャップの胴部 F …フィン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空で多角形状の胴部に、端面が下方に向
    かってテーパーを有する多角形状のフィンを所定間隔で
    複数段突出させて、該胴部の下部に複数個の嵌合部を設
    けるとともに、胴部天板の略中央部に、上方に向かって
    所定の長さの固着用バーを設けたプラスチック製の上キ
    ャップと、上方が開口した多角形状の胴部を有し、該胴
    部の上方内周面に複数個の嵌合部を設けたプラスチック
    製の下キャップと、胴壁の上下略中央部にミシン目線を
    設け、下方に向かってテーパーを有する多角形状の紙筒
    と、該紙筒を閉塞する紙製の多角形状の上蓋とからな
    り、前記上キャップと下キャップを嵌合して紙筒に挿入
    し、該上キャップの複数段の多角形状のフィン端面と紙
    筒の内周壁面を密着させたことを特徴とする複合容器。
  2. 【請求項2】前記下キャップが、胴部下端に多角形状の
    フィンを突出させ、該胴部上には底板と胴部周縁には嵌
    合部を設け、該底板内面の略中央部に下方に向かって所
    定の長さの把手用バーを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の複合容器。
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