JPH0711569U - 容器入り包装体 - Google Patents

容器入り包装体

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JPH0711569U
JPH0711569U JP4539493U JP4539493U JPH0711569U JP H0711569 U JPH0711569 U JP H0711569U JP 4539493 U JP4539493 U JP 4539493U JP 4539493 U JP4539493 U JP 4539493U JP H0711569 U JPH0711569 U JP H0711569U
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container
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JP4539493U
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English (en)
Inventor
直子 丸山
陽一 入江
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 包装体2とそれを収納する有底収納容器3と
からなり、包装体下方部を前記収納容器3の底部もしく
は側面部に固着すると共に、包装体の適宜位置に収納容
器底面と略平行な切目線4を設けたことを特徴とする。 【効果】 収納容器から包装体を取り出す際、包装体を
片手で引っ張ることにより、包装体の一部を剥離し、被
包装物の一部を露出させながら包装体を取り出すことが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チューインガム等の被包装物を、紙等の包装体で包装し、これを、 更に収納容器に収納した形態の容器入り包装体に係り、更に詳しくは、収納容器 から包装体を取り出す際、包装体を片手で引っ張ることにより、包装体の一部を 剥離し、被包装物の一部を露出させながら包装体を取り出すことのできる容器入 り包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、チューインガム、キャンディ、チョコレート等の小形菓子は、ポケッ ト菓子とも呼ばれ、ポケット等に入れて手軽に持ち運び、場所を選ばず喫食でき る特長がある。 上記小形菓子のうち、例えば、チューインガムは、図6に示すように、チュー インガム13を、まず内装紙11、12で順に包装し、次に外装体14に複数枚 収納して開口部を閉じ、包装されていることが一般的である。 しかしながら、上記チューインガムを喫食する際には、まず、外装体14を開 封し、内装紙11、12で包装されたチューインガムを取り出し、次いで、内装 紙11、12を順に剥離して喫食しなければならない。従って、例えば、歩行中 や車の運転中、通勤通学途上等、片手が塞がっている場合には喫食する事が困難 となる。 上記問題を解決する方法として、例えば、内装紙を省略する事が考えられるが 、長期保存中の風味の保持や吸湿防止等の品質維持の点でも内装紙は必要であり 、特にチューインガムの場合、喫食したあとの噛みカスを包んで捨てるためにも 内装紙は必要である。また、他の小形菓子の場合でも、高級感を付与したり、包 装時の滑りを良くするために内装紙を必要とする場合が多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ ろは、包装体で包装し、更に、容器に収納されている形態の被包装物を、片手で 簡便に取り出すことを可能とする容器入り包装体を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、包装体とそれを収納する有底収納容器とからなり、包装体下方 部を前記収納容器に固着すると共に、包装体の適宜位置に収納容器底面と略平行 な切目線を設けたことを特徴とする容器入り包装体によって達成される。
【0005】
【作用】
本考案の容器入り包装体は、被包装物を包装してなる包装体を有底収納容器に 収納する際、包装体下方部を収納容器底面もしくは側面に固着し、かつ、包装体 に収納容器底面に略平行となるような切目線を設けることにより、包装体を収納 容器から取り出す際、片手で包装体を引っ張るだけで、包装体が切目線の部分で 切り離され、包装体を被包装物の一部が露出した状態で取り出すことができる。 従って、例えば、被包装物が食品の場合、露出した被包装物をそのまま口にく わえて、残りの包装体を引っ張るだけで簡単に残りの包装体が剥離され、両手を 使わなくても被包装物を喫食することができる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は、本考案の容器入り包装体の一実施例を示す説明図、図2は、その容器 入り包装体の製造工程の一例を示す説明図である。同図において、1は容器入り 包装体、2は包装体、3は収納容器、4は切目線である。
【0007】 まず、包装体2は、チューインガム等の被包装物を包装するものである。 この包装体2の材質は、特に限定されるものではなく、切目線を設けることが 可能で、通常包装材料として用いられているものの中から、適宜選択して用いれ ばよい。例えば、チューインガム等の小形菓子を包装する包装体としては、紙、 ポリプロピレン、アルミ等の単品やこれらを数種ラミネートしたもの等が挙げら れる。また、内装体の厚みは、通常20〜25μ程度である。 また、包装形態は、図2(a)に示すような折り込みの他、ヒートシール等の 通常用いられている包装形態の中から適宜選択すればよい。
【0008】 次に、収納容器3は、上記包装体2を収納するものである。 用いる材質は、特に限定するものではなく、例えば、紙、パルプ、木材、金属 、樹脂、ゴム、ガラス等の単品もしくはこれらを数種ラミネートしたものが挙げ られ、適宜選択して用いればよい。 収納容器3の形状は、例えば、図1のような立方体等の有底の任意形状とすれ ばよく、また、予め成形しておくことが好適である。
【0009】 また、上記包装体2は、例えば、上記収納容器3の底面に固着していることが 必要である。固着する手段としては、例えば、接着剤等を用いて貼着する方法や 、ヒートシールする方法等が挙げられる。また、固着する部分は、包装体2端部 の一部でも全面でもよく、固着する強度に応じて適宜設定すればよい。 また、包装体を収納容器下方側面部に固着させるようにしてもよい。
【0010】 また、包装体2には、図1に示すように、包装体2を切り離して2分割するた めの切目線4を設けておく。 この切目線4は、収納容器3に収納したときに収納容器底面3bと略平行とな る方向に設けておく。すなわち、切目線4の方向が収納容器底面3bと略平行で ない場合、収納容器3から包装体2を取り出す際に、包装体2を切目線4の部分 から切り離しにくくなる。 また、切目線4を施す位置は、適宜任意に設定すればよいが、収納容器底面3 bに近い位置とする方が、取り出す際に包装体2で包装された部分を、余裕を持 って手で掴みながら、取り出すことができ、また、被包装物に直接手を触れずに 済み、好適である。 また、切目線4としては、ミシン目等の、一般に包装紙等の切り取りに使われ ている切目線とすればよい。更に、切目線4は、全周の1/2以上に設けること が包装体の切り離し容易性の点で好ましい。
【0011】 次に、本考案の容器入り包装体は、例えば、図2に示すようにして製造される 。すなわち、まず、被包装物10、例えば、チューインガムを適宜位置に切目線 4を設けた包装体2で包装する(図2(a))。 次いで、上記包装体2を、収納容器3に包装体2を収納する(図2(b))。 このとき、収納容器内部底面3bと、この底面に接触する包装体端部2aとを固 着する。また、このとき、包装体2に設けられた切目線4が、収納容器底面3b と略平行になるようにする。 このようにして包装体2が収納された収納容器開口部3aを、折り込みにより 封止することにより、容器入り包装体1が得られる(図2(c))。
【0012】 上記のようにして得られた容器入り包装体から、被包装物を取り出すにあたっ ては、図3に示すように、収納容器3(図3(a))の上部を開封部5から開封 し、包装体2の上部を手で掴み、上へ引っ張ると(図3(b))、収納容器底面 3bに固着された、包装体2の切目線4より下部は、そのまま残り、被包装物1 0が一部露出した形態で包装体2を取り出すことができる(図3(c))。更に 、例えば、被包装物が食品の場合、この露出部分を口で加えて包装体2を剥離す ることにより(図3(d))、被包装物を手で直接持つことなく、また、片手で 、簡便に喫食することができる。
【0013】 なお、本考案の包装体に包装される被包装物は、特に限定されるものではなく 、チューインガムの他、チョーコレート、キャンディ、ゼリー、羊羹等の小形菓 子や、海苔、バー付アイスクリーム等の食品が挙げられる。その他、固形入浴剤 等の化粧料等やフロッピィ、カセットテープ等に使用してもよい。 また、その形状も特に限定されるものではなく、被包装物の形状に応じ、適宜 包装体及び収納容器の形態を設定すればよい。
【0014】 収納容器3は、図4に示すような円筒状としても、また、巾着袋形状等の有底 の形状としてもよい。また、収納容器上部は、開放したままでもよく、あるいは 開口部3aをヒートシール、折り込み、巻き締め等の方法によって封止するよう にしてもよい また、包装体2は、図5に示すような袋状にしてもよい。
【0015】 また、本考案の容器入り包装体を喫食するにあたっては、収納容器外部底面ま たは外部側面を、磁石、テープ等により、更にどこかに固定すると、より簡便に 片手で被包装物を取り出すことができる。 また、収納容器底面を上にして包装体を下へ引っ張るようにして取り出しを行 ってもよく、その場合、被包装物は、その包装量を調整し、被包装物が包装体か ら溢れ出ることがないようにしておけば、固体状物だけでなく、粉体、液状物等 であってもよい。 また、被包装物10に対し、包装体2で包装した後、更に他の包装体でその表 面を包装するようにしてもよい。但し、このとき、他の包装体は、包装体2の切 目線4に重ならないよう、切目線4よりも上方を包装することが包装体2の剥離 性の点で好適である。
【0016】 次に、本考案の具体例を挙げる。 〈具体例〉 縦77×横19×厚み1.7mm、重量3.3gのチューインガムを常法に従 い調製し、縦110×横45×厚み0.045mmのミシン目入りの包装体(材 質;アルミ7μ/wax/薄葉紙20g/m2 )で、図2(a)に示すように包 装した。 次に、縦15×横21×高さ60mmの有底筒状に成形した収納容器(アルミ ラミネート薄葉紙)内部底面に、接着剤を塗布し、上記包装チューインガムを収 納して、収納容器内部底面に包装体の端部を接着させた。そして、収納容器開口 部を閉じ、一昼夜静置して接着剤を完全に乾燥させて固着したものを容器入り包 装体とした。 上記収納容器を開封部6から開封し、図3(b)に示すように、包装体を片手 で引っ張ったところ、ミシン目の部分から包装体が切り離され、図3(c)に示 すように、チューインガムの一部が露出した状態で取り出すことができた。次い で、露出したチューインガムの部分を口に加え、残りの内装体を更に片手で引っ 張ると、包装体を完全にチューインガムから取り去ることができた。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の容器入り包装体は、被包装物が、包装体と収納容器と で二重に包装されているにも拘わらず、被包装物を取り出す際に、包装体を片手 で引っ張るだけで、包装体がその切目線の部分で切り離され、被包装物を、その 一部が露出した状態で、収納容器から包装体を取り出す事ができるものである。 従って、例えば、被包装物が食品の場合、露出した被包装物そのまま口にをく わえて、残りの包装体を引っ張るだけで簡単に残りの包装体が剥離され、喫食す ることができる。しかも、取り出す際に、被包装物は、包装体で一部包装された ままで取り出すことが出来るので、手が直接食品に触れることがなく、衛生的で ある。 また、これらの操作を全て片手で行うことが出来るので、車の運転中や歩行中 等で手を使っているときにも取り出し操作をすることができる。 また、被包装物を包装した包装体が収納容器に固着されているので、包装体と 収納容器との間に空間が生じても、輸送中ばらばらになることなく整列した状態 を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の容器入り包装体の一例を示す説明図。
【図2】本考案の容器入り包装体の製造工程の一例を示
す説明図。
【図3】本考案の容器入り包装体から被包装物を取り出
す方法を示す説明図。
【図4】本考案に係る収納容器の他の例を示す説明図。
【図5】本考案に係る包装体の他の例を示す説明図。
【図6】従来の容器入り包装体を示す説明図。
【符号の説明】
1 容器入り包装体 2 包装体 3 収納容器 4 切目線 10 被包装物 11 内装紙 12 内装紙 13 チューインガム 14 外装体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装体とそれを収納する有底収納容器と
    からなり、包装体下方部を前記収納容器に固着すると共
    に、包装体の適宜位置に収納容器底面と略平行な切目線
    を設けたことを特徴とする容器入り包装体。
JP4539493U 1993-07-27 1993-07-27 容器入り包装体 Pending JPH0711569U (ja)

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JP4539493U JPH0711569U (ja) 1993-07-27 1993-07-27 容器入り包装体

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