JP2595106B2 - 局線インタフェース装置 - Google Patents

局線インタフェース装置

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JP2595106B2 JP1257859A JP25785989A JP2595106B2 JP 2595106 B2 JP2595106 B2 JP 2595106B2 JP 1257859 A JP1257859 A JP 1257859A JP 25785989 A JP25785989 A JP 25785989A JP 2595106 B2 JP2595106 B2 JP 2595106B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は局線インタフェース装置に係り、特に、ディ
ジタル局線インタフェースを使用する場合の障害時のバ
ックアップに好適な局線インタフェース装置に関する。
〔従来の技術〕
ISDNの商用化に伴い、ディジタル多重局線インタフェ
ースが公衆回線網により提供されるようになってきてい
る。このため、公衆回線網に接続される構内交換機やボ
タン式電話機は、通信コストの低減や通信のマルチメデ
ィア化を目的として、既存のアナログ公衆網インタフェ
ースをディジタル局線インタフェースに置き換える様に
なってきている。
一方、構内交換機はボタン式電話機では、停電やシス
テムダウンの様な障害時にも、局線からの着信や局線へ
の発信が不通とならないように、バックアップを行う構
成にしている。2線アナログ公衆網インタフェースを使
用している場合、特開昭60−103896号公報記載の様に、
障害時に、アナログ公衆網インタフェースをリレー回路
にて停電用電話機に接続する構成としている。そして、
障害が回復したときは、電話機の電流を検知して電話を
監視し、通話が終了した後にリレー回路の接続を元に戻
す様にしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ディジタル局線インタフェースに置き換えられた構内
交換機やボタン式電話機は、ディジタル局線インタフェ
ースと内線端末インタフェースとの間のプロトコル交換
処理を行っている。従って、斯かる構内交換機やボタン
式電話機のバックアップをとる場合、上記従来技術の様
に、単にリレー回路で接続を非常用の電話機に切り換え
るだけでは、機能するものではない。このため、新たに
バックアップをいかにとるかの技術を開発する必要があ
る。
本発明の目的は、ディジタル局線インタフェースに接
続される交換器のバックアップを取ることのできる局線
インタフェース装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、収容する内線端末とディジタル局線イン
タフェースとの交換接続を行う主交換装置と、ディジタ
ル局線インタフェースと前記内線端末とを交換接続する
機能を有し前記主交換装置とは別電源で動作するバック
アップ用交換装置と、前記主交換装置の障害および障害
回復を前記バックアップ用交換装置に通知して該バック
アップ用交換装置の機能を開始および停止させる手段
と、前記主交換装置の正常動作時にはディジタル局線イ
ンタフェースを該主交換装置に接続し該主交換装置に障
害が発生したときはこれを検出してディジタル局線イン
タフェースを前記バックアップ用交換装置に接続するス
イッチ手段とを備えることで、達成される。
〔作用〕
主交換装置の障害時には通知する手段によりバックア
ップ用交換装置を起動させると共に、スイッチ手段によ
りディジタル局線インタフェースをバックアップ用交換
装置に接続し、これによりディジタル局線インタフェー
スと内線端末との接続サービスを継続させることができ
る。主交換装置の障害回復時には、スイッチ手段によ
り、障害前の接続状態に復旧させる共に、バックアップ
用交換装置の機能を停止させる。これにより、信頼性の
高いディジタル局線インタフェース方式を実現できると
共に、バックアップ用交換装置の稼働時間を必要最小限
にすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る局線インタフェー
ス装置の構成図である。本実施例ではディジタル局線イ
ンタフェースと内線端末インタフェースとの交換接続機
能を有する2つの交換機を設けている。1台目が構内交
換機(第1交換機,主交換機として機能する。)2であ
り、2台目がISDN端末アダプタ(第2交換機,副交換機
として機能し、主交換機の2のバックアップ用であ
る。)3である。構内交換機2は商用電源で機能し、ア
ダプタ3は停電時に機能するようにバッテリ電源12に接
続されている。
ディジタル局線インタフェース1は、リレースイッチ
5の可動接点5cと固定接点5aを介して構内交換機2に接
続されている。そして、このリレースイッチ5の可動接
点5cを固定接点5b側に切り換えることで、アダプタ3に
接続されるディジタル局線インタフェース7がディジタ
ル局線インタフェース1に接続される構成となってい
る。
構内交換機2に収容される内線4は、構内交換機2に
内線端末インタフェースにて接続されるが、その接続経
路中にリレースイッチ6が設けられている。このリレー
スイッチ6は、その可動接点6cが端末4に接続され、固
定接点6aが構内交換機2に接続され、固定接点6bが内線
端末インタフェース8にてアダプタ3に接続されてい
る。
リレースイッチ5及びリレースイッチ6は、ディジタ
ル局線インタフェース7に接続される切換信号パターン
検出回路10からの制御信号11にて、可動接点5c及び可動
接点6cを夫々固定接点5a,5b及び6a,6bに切り換え接続す
る様になっている。また、構内交換機2とアダプタ3と
はレディー信号送信回線9で接続され、構内交換機2は
正常動作時や動作可能時に常時レディー信号をアダプタ
3に送出し、障害時にはこのレディー信号の送出をスト
ップする構成になっている。
次に、上述した構成の局線インタフェース装置の動作
について説明する。
構内交換機2が動作可能状態にあるときは、リレース
イッチ5の可動接点5cは固定接点5aに接続されており、
リレースイッチ6の可動接点6cは固定接点6aに接続され
ている。つまり、ディジタル局線インタフェース1は構
内交換機2に接続され、端末4も構内交換機2に接続さ
れている。そして、構内交換機2がディジタル局線イン
タフェースと内線端末インタフェースとの間のプロトル
コ変換を行い回線の交換接続を行っている。このとき、
構内交換機2はレディー信号をアダプタ3に送出してお
り、これにより構内交換機2は障害を発生していないこ
とがわかる。
いま、何らかの理由で、あるいは商用電源が停電して
構内交換機2が正常に動作しなくなると、構内交換機2
からアダプタ3に送出されていたレディー信号が途絶え
る。これにより、アダプタ3は構内交換機2の障害発生
を知り、ディジタル局線インタフェース7に切換信号パ
ターンを出力する。検出回路10はこの信号を識別して各
リレースイッチ5,6に切換制御信号11を送出しリレース
イッチ5,6の接続を切り換える。これにより、可動接点5
c,6cは夫々固定接点5b,6bに接続される。つまり、ディ
ジタル局線インタフェース1と端末4に接続される内線
端末インタフェースとは構内交換機2から切り離され、
ISDN端末アダプタ3に接続される。尚、この実施例で
は、切換信号パターンをアダプタ3が出力する構成とし
たが、斯かる信号出力なしに、構内交換機2の障害時に
自動的にリレースイッチ5,6が切り替わり、バックアッ
プ用のアダプタ3に接続されるようにしてもよい。
ディジタル局線インタフェース1と内線端末インタフ
ェースとがアダプタ3に接続切り換えされた後は、この
アダプタ3が各インタフェースからの入力に従って交換
接続を行う。これにより構内交換機2の障害時にも通信
を行うことが可能となる。
構内交換機2の障害が回復した後は、交換接続の作業
を再びこの構内交換機2に行わせるのであるが、単に障
害回復と同時にインタフェースの接続切り換えを実行す
るとアダプタ3を介しての通話中の呼がある場合はその
呼が切断されてしまう不具合が生じる。そこで、本実施
例では、第2図に示すフローチャートの様に、アダプタ
3が構内交換機2からレディー信号を受信することで構
内交換機2の障害回復を知ったときは、以下の処理を行
う。まず、アダプタ3内の記憶装置に設けた呼毎の状態
テーブルを探索して通話中の呼の有無を判定する。通話
中の呼が存在すれば、インタフェースの接続切り換えを
実行するとその呼が切断されるので、本処理を終了す
る。通話中の呼がなければ、アダプタ3は切換信号パタ
ーンを局線インタフェース7に出力する。これにより、
検出回路10から切換制御信号11が各リレースイッチ5,6
に送出され、ディジタル局線インタフェースと内線端末
インタフェースがアダプタ3から切り離されて構内交換
機2に接続される。
第3図は、第2図の更に詳細実施例のフローチャート
である。第2図と同様に、状態テーブルを検索して通話
中の呼の有無をアダプタ3は判定するが、呼が複数ある
可能性もある。そこで、呼の存在が無しとされた場合に
は更に状態テーブルを検索して他の呼の存在の有無を判
定する。呼毎に設けた状態テーブル前部を検索して1つ
の呼の存在もないことが判明した場合には、次に、その
ときに構内交換機2からのレディー信号を受信している
か否かを確認する。レディー信号を受信しており構内交
換機2が正常動作可能な場合に、初めて切り換え信号パ
ターンをディジタル局線インタフェース7に出力する。
1呼でも通話中の呼が存在した場合やレディー信号を受
信していない場合には、切換信号パターンの出力処理は
行わずに本処理を終了する。これにより、接続切換時に
いずれの呼の切断もすることなく、終話まで通信を継続
できる。
尚、上述した実施例では、第1交換機として構内交換
機を用い、第2交換機としてISDN端末アダプタを用いた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ディジタ
ル局線インタフェースと内線端末インタフェースとの交
換接続が可能な交換機能を有するもの一般に適用できる
ものであり、例えば、ボタン式電話機や多重交換装置に
も適用できる。
また、上述した実施例では、リレースイッチ6で端末
4と接続する交換機を切り換えたが、このリレースイッ
チ6を設けずに、端末4を内線端末インタフェースで両
交換機に直接接続する構成でも、本発明を適用できる事
はいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ディジタル局線インタフェースを用
いる場合でも、主交換機に障害が発生したときにこれを
バックアップできるので、信頼性の高いシステムを構築
できるという効果がある。また、障害回復時に主交換機
に接続を戻す場合、通話中の呼を切断することなくでき
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る局線インタフェース装
置の構成図、第2図はISDN端末アダプタが構内交換機の
レディー信号を再受信したときの処理フローチャート、
第3図はISDN端末アダプタが通話中の全ての呼の復旧を
検出したときの処理フローチャートである。 1…ディジタル局線インタフェース、2…構内交換機、
3…ISDN端末アダプタ、4…端末、5,6…リレースイッ
チ、8…内線端末インタフェース、9…レディー信号送
信線、10…切換信号パターン検出回路、12…バッテリ電
源。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容する内線端末とディジタル局線インタ
    フェースとの交換接続を行う主交換装置と、ディジタル
    局線インタフェースと前記内線端末とを交換接続する機
    能を有し前記主交換装置とは別電源で動作するバックア
    ップ用交換装置と、前記主交換装置の障害および障害回
    復を前記バックアップ用交換装置に通知して該バックア
    ップ用交換装置の機能を開始および停止させる手段と、
    前記主交換装置の正常動作時にはディジタル局線インタ
    フェースを該主交換装置に接続し該主交換装置に障害が
    発生したときはこれを検出してディジタル局線インタフ
    ェースを前記バックアップ用交換装置に接続するスイッ
    チ手段とを備えることを特徴とする局線インタフェース
    装置。
  2. 【請求項2】内線端末インタフェースとディジタル局線
    インタフェースとの交換接続を行う主交換装置と、該主
    交換装置の障害中に該主交換装置の機能をバックアップ
    する副交換装置とを備える局線インタフェース装置であ
    って、前記主交換装置の障害が回復したとき前記副交換
    装置に格納されている呼毎の状態を書き込んであるテー
    ブルを検索し呼の全てが復旧していることを確認してか
    ら該副交換装置を前記主交換装置に切り換える手段を備
    えることを特徴とする局線インタフェース装置。
  3. 【請求項3】バッテリ電源で動作し内線端末インタフェ
    ースとISDN局線インタフェースとの交換接続機能を有し
    受信するレディー信号が途絶えたとき前記機能を開始す
    るISDN端末アダプタと、商用電源で動作し収容された前
    記内線端末インタフェースと前記ISDN局線インタフェー
    スとの交換接続を行うと共に正常動作時には前記レディ
    ー信号を前記ISDN端末アダプタに送出し障害時には前記
    レディー信号を中断する構内交換機と、該構内交換機が
    正常に動作している最中は前記内線端末インタフェース
    と前記ディジタル局線インタフェースとを該構内交換機
    に接続して該構内交換機により交換動作を行わせ該構内
    交換機に障害が発生して前記レディー信号が途絶えたと
    きは前記内線端末インタフェースと前記ディジタル局線
    インタフェースとを前記ISDN端末アダプタに接続替えし
    て該ISDN端末アダプタに交換動作を行わせるリレーと、
    前記障害が回復し更に呼の全てが復旧したとき前記ISDN
    端末アダプタから出力される制御信号を受けて前記リレ
    ーを復旧させ前記内線端末インタフェースと前記ディジ
    タル局線インタフェースとを前記構内交換機に接続する
    手段とを備えることを特徴とする局線インタフェース装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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