JP2595104Y2 - 差動ゲートによるタイミング調整回路 - Google Patents

差動ゲートによるタイミング調整回路

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JP2595104Y2
JP2595104Y2 JP1992059509U JP5950992U JP2595104Y2 JP 2595104 Y2 JP2595104 Y2 JP 2595104Y2 JP 1992059509 U JP1992059509 U JP 1992059509U JP 5950992 U JP5950992 U JP 5950992U JP 2595104 Y2 JP2595104 Y2 JP 2595104Y2
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gate
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守康 澤井
昇 横倉
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安藤電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、縦続接続された差動
ゲートの遅延時間を利用するタイミング調整回路につい
てのものである。
【0002】
【従来の技術】ICテスタでは、テストパターンを試験
されるICに加え、その応答信号によりICの良否を判
定する。次に、ICテスタの構成を図3により説明す
る。図3の21はテストパターンを発生するパターン発
生器、22と23はタイミング調整回路、24と25は
ドライバ、26は試験されるIC、27と28は線路で
ある。ドライバ24・25から線路27・28を通り、
テストパターンを送るとき、線路27・28により伝送
遅延が生じるので、タイミング調整回路22・23でテ
ストパターンのタイミングを調節する。
【0003】パターン発生器1からドライバ24・25
までは、後述の差動信号によりテストパターンが送ら
れ、ドライバ24・25からは通常のオンオフ信号がI
C26に加えられる。線路27・28による伝送遅延は
タイミング調整回路22・23で補正される。
【0004】次に、従来技術によるタイミング調整回路
の構成を図4により説明する。図4の1Aと1Bは入力
端子、2A〜2Dは縦続接続される入力差動ゲート、3
A〜3DはANDゲート、3Eは制御信号発生器、3F
はORゲート、5は出力差動ゲート、6Aと6Bは出力
端子である。ANDゲート3A〜3Dと制御信号発生器
3EとORゲート3Fでセレクタ3を構成する。差動ゲ
ートの動作については、例えば特開平2-253715号公報に
も記載されている。
【0005】図4の入力端子1A・1Bから差動信号が
入力差動ゲート2A〜2Dに入力される。差動信号は、
入力差動ゲート2A〜2Dを通過するごとに一定時間ず
つ遅延される。図4では、入力差動ゲート2A〜2Dを
4段で構成しているが、4段以外でもよい。
【0006】入力差動ゲート2A〜2Dの第1の出力
は、ANDゲート3A〜3Dにそれぞれ入力される。A
NDゲート3A〜3Dの出力は、制御信号発生器3Eで
選択され、ORゲート3Fに入力される。ORゲート3
Fの出力は出力差動ゲート5の第1の入力に入力され、
第2の入力にはVBBが入力される。第2の入力の「H」
レベルと「L」レベルが反転するとともに出力端子6A
・6Bから遅延された差動信号を出力する。
【0007】次に、図4の各部の波形を図5により説明
する。図5アは入力端子1Aに供給される信号波形であ
り、「L」レベルから「H」レベルに変化する。図5イ
は入力端子1Bに供給される信号波形であり、図5アの
反転信号である。図5ウは入力差動ゲート2Aの第1の
出力の波形であり、図5アの波形に対し、遅延時間ΔT
1だけ遅れて出力する。図5エは入力差動ゲート2Aの
第1の出力の波形であり、図5イの波形に対して時間Δ
T1だけ遅れて出力する。
【0008】図5オは入力差動ゲート2Aの入力波形で
ある。入力差動ゲート2Aの入力には図5アと図5イの
信号が同時に入力されるので、図5アと図5イの波形を
合成した波形になる。図5カは入力差動ゲート2Aの出
力波形であり、入力差動ゲート2Aは差動信号のレベル
が「H」レベルと「L」レベルが反転するとともに出力
信号もレベルが反転して出力するので、図5ウと図5エ
の波形を合成した波形になる。
【0009】図5キは入力差動ゲート2Bの出力波形で
あり、図5カよりΔT2だけ信号が遅れる。図5クは入
力差動ゲート2Cの出力波形であり、図5キよりΔT3
だけ信号が遅れる。図5ケは入力差動ゲート2Dの出力
波形であり、図5クよりΔT4だけ信号が遅れる。した
がって、入力差動ゲート2Dの出力は、図5オよりΔT
1+ΔT2+ΔT3+ΔT4だけ信号が遅れる。例え
ば、遅延時間ΔT1〜ΔT4を1nsとすれば、入力差
動ゲート2Dの出力は入力端子1A・1Bの差動信号よ
り4nsだけ遅れる。
【0010】入力差動ゲート2A〜2Dの出力を制御信
号発生器3Eの出力で選ぶことにより、遅延時間を変え
て差動信号を出力差動ゲート4から取り出すことができ
る。なお、図3では、ANDゲート3A〜3DとORゲ
ート3Fの遅延時間は考慮されていない。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】図3の構成では、入力
差動ゲート2A〜2Dの遅延時間で差動信号を遅延させ
るので、タイミング調整の時間幅を遅延時間以下にする
ことができない。また、出力差動ゲート5も第2の入力
のVBBのレベルを上下することにより、出力タイミング
を調整することができるが、この場合は出力のパルス幅
が変化してしまう。
【0012】この考案は、複数の入力差動ゲート2の第
1の出力をそれぞれ第1のセレクタの入力とし、第1の
セレクタの出力を出力差動ゲート5の第1の入力とし、
入力差動ゲート2の第2の出力をそれぞれ第2のセレク
タの入力とし、第2のセレクタの出力を出力差動ゲート
5の第2の入力とし、第1のセレクタまたは第2のセレ
クタにより入力差動ゲート2の第1の出力または第2の
出力の1つを選ぶことにより出力差動ゲート5の出力の
タイミングを調整するタイミング調整回路の提供を目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この考案では、縦続接続され、差動信号を順次遅延
させる複数の入力差動ゲート2と、複数の入力差動ゲー
ト2の第1の出力をそれぞれ入力とするセレクタ3と、
複数の入力差動ゲート2の第2の出力をそれぞれ入力と
するセレクタ4と、セレクタ3の出力を第1の入力と
し、セレクタ4の出力を第2の入力とする出力差動ゲー
ト5とを備え、複数の入力差動ゲート2の第1の出力の
内の1つをセレクタ3は選び、複数の入力差動ゲート2
の第2の出力の内の1つをセレクタ4は選び、出力差動
ゲート5の出力のタイミングを調整する。
【0014】
【作用】次に、この考案によるタイミング調整回路の構
成を図1により説明する。図1の4はセレクタであり、
その他は図4と同じものである。セレクタ4はセレクタ
3と構成が同じである。図1では、入力差動ゲート2A
・2Bの第1の出力をセレクタ3で取り出し、出力差動
ゲート5の第1の入力としているが、この点は図3と同
じである。図1と図3の相違点は、図3では出力差動ゲ
ート5の第2の入力にVBBを加えているのに対し、図1
では入力差動ゲート2A・2Bの第2の出力をセレクタ
4で取り出し、出力差動ゲート5の第2の入力にする点
である。
【0015】次に、出力差動ゲート5の入出力波形を図
2により説明する。図2アは出力差動ゲート5の入力波
形であり、立上りの信号13は例えば入力差動ゲート2
Aの第2の出力信号である。立上りの信号13をセレク
タ4により入力差動ゲート2Bの第2の出力信号にする
こともできる。立下りの信号14・15は、セレクタ3
により選択される入力差動ゲート2A・2Bの第1の出
力であり、信号14・15の時間差はΔTである。すな
わち、図2アはセレクタ4の出力を固定し、セレクタ3
の出力を変えたときの状態図である。
【0016】図2イは図2アに対する出力差動ゲート5
の出力波形である。出力差動ゲート5は差動入力信号の
レベルが反転すると、反転して出力信号を出すので、図
2アの信号13と信号14・15の交点で出力差動ゲー
ト5は信号を出力する。セレクタ3が選択する入力差動
ゲート2A・2Bの出力により、図2アの交点は変化す
る。このとき、交点間の時間差はΔTの半分になる。す
なわち、出力差動ゲート5の出力を入力差動ゲート2A
・2Bの遅延時間の半分の分解能で調整することができ
る。
【0017】図2ウは出力差動ゲート5の他の入力波形
であり、立下りの信号16は例えば入力差動ゲート2A
の第1の出力信号である。立下りの信号16をセレクタ
3により入力差動ゲート2Bの第1の出力信号にするこ
ともできる。立上りの信号17・18は、セレクタ4に
より選択される入力差動ゲート2A・2Bの第2の出力
であり、信号17・18の時間差はΔTである。すなわ
ち、図2ウはセレクタ3の出力を固定し、セレクタ4の
出力を変えたときの状態図である。
【0018】図2エは図2ウに対する出力差動ゲート5
の出力波形である。図2ウの信号16と信号17・18
の交点で出力差動ゲート5は信号を出力する。セレクタ
4が選択する入力差動ゲート2A・2Bの出力により、
図2ウの交点は変化する。このとき、交点間の時間差は
ΔTの半分になる。すなわち、出力差動ゲート5の出力
を入力差動ゲート2A・2Bの遅延時間の半分の分解能
で調整することができる。
【0019】図2アはセレクタ3を固定してセレクタ4
を変えた場合の状態図であり、図2ウはセレクタ4を固
定してセレクタ3を変えた場合の状態図であるが、セレ
クタ3とセレクタ4を同時に変えることにより、複雑な
タイミングの調整をすることができる。なお、図1の回
路は、図4のICテスタのタイミング調整回路以外の遅
延回路として使用できるのはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、複数の入力差動ゲー
トの第1の出力をそれぞれ第1のセレクタの入力とし、
第1のセレクタの出力を出力差動ゲートの第1の入力と
し、複数の入力差動ゲートの第2の出力をそれぞれ第2
のセレクタの入力とし、第2のセレクタの出力を出力差
動ゲートの第2の入力とし、第1のセレクタまたは第2
のセレクタにより複数の入力差動ゲートの第1の出力ま
たは第2の出力の1つを選ぶので、出力差動ゲートの出
力を入力差動ゲートの遅延時間の半分の分解能で調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるタイミング調整回路の構成図で
ある。
【図2】図1の出力差動ゲート5の入出力波形図であ
る。
【図3】ICテスタの構成説明図である。
【図4】従来技術によるタイミング調整回路の構成図で
ある。
【図5】図4の動作説明用波形図である。
【符号の説明】
1A・1B 入力端子 2A〜2D 入力差動ゲート 3 セレクタ 4 セレクタ 5 出力差動ゲート 6A・6B 出力端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦続接続され、差動信号を順次遅延させ
    る複数の入力差動ゲート(2) と、 複数の入力差動ゲート(2) の第1の出力をそれぞれ入力
    とする第1のセレクタ(3) と、 複数の入力差動ゲート(2) の第2の出力をそれぞれ入力
    とする第2のセレクタ(4) と、 第1のセレクタ(3) の出力を第1の入力とし、第2のセ
    レクタ(4) の出力を第2の入力とする出力差動ゲート
    (5) とを備え、複数の入力差動ゲート(2) の第1の出力の内の1つを第
    1のセレクタ(3) は選び、 複数の入力差動ゲート(2) の第2の出力の内の1つを第
    2のセレクタ(4) は選び、 出力差動ゲート(5) の出力のタイミングを調整すること
    を特徴とする差動ゲートによるタイミング調整回路。
JP1992059509U 1992-07-31 1992-07-31 差動ゲートによるタイミング調整回路 Expired - Lifetime JP2595104Y2 (ja)

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