JP3049579B2 - 差動ゲートによるタイミング調整回路 - Google Patents

差動ゲートによるタイミング調整回路

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JP3049579B2
JP3049579B2 JP4224907A JP22490792A JP3049579B2 JP 3049579 B2 JP3049579 B2 JP 3049579B2 JP 4224907 A JP4224907 A JP 4224907A JP 22490792 A JP22490792 A JP 22490792A JP 3049579 B2 JP3049579 B2 JP 3049579B2
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保 熊木
昇 横倉
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安藤電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縦続接続された差動
ゲートの遅延時間を利用するタイミング調整回路につい
てのものである。
【0002】
【従来の技術】ICテスタでは、テストパターンを試験
されるICに加え、その応答信号によりICの良否を判
定する。次に、ICテスタの構成を図7により説明す
る。図7の21はテストパターンを発生するパターン発
生器、22と23はタイミング調整回路、24と25は
ドライバ、26は試験されるIC、27と28は線路で
ある。ドライバ24・25から線路27・28を通り、
テストパターンを送るとき、線路27・28により伝送
遅延が生じるので、タイミング調整回路22・23でテ
ストパターンのタイミングを調節する。
【0003】パターン発生器21からドライバ24・2
5までは、後述の差動信号によりテストパターンが送ら
れ、ドライバ24・25からは通常のオンオフ信号がI
Cに加えられる。線路27・28による伝送遅延はタイ
ミング調整回路22・23で補正される。
【0004】次に、従来技術によるタイミング調整回路
の構成を図5により説明する。図5の1Aと1Bは入力
端子、2A〜2Dは差動ゲート、3A〜3DはANDゲ
ート、3Eは制御信号発生器、3FはORゲート、4は
出力差動ゲート、5Aと5Bは出力端子である。AND
ゲート3A〜3Dと制御信号発生器3EとORゲート3
Fでセレクタ3を構成する。差動ゲートの動作について
は、例えば特開平2-253715号公報にも記載されている。
【0005】図5の入力端子1A・1Bから差動信号が
入力差動ゲート2A〜2Dに入力される。差動信号は、
入力差動ゲート2A〜2Dを通過するごとに一定時間ず
つ遅延される。図5では、差動ゲート2A〜2Dを4段
で構成しているが、4段以外でもよい。
【0006】入力差動ゲート2A〜2Dの第1の出力
は、ANDゲート3A〜3Dにそれぞれ入力される。A
NDゲート3A〜3Dの出力は、制御信号発生器3Eで
選択され、ORゲート3Fに入力される。ORゲート3
Fの出力は出力差動ゲート4の第1の入力に入力され、
第2の入力にはVBBが入力される。第1の入力の「H」
レベルと「L」レベルが反転するとともに出力端子5A
・5Bから遅延された差動信号を出力する。
【0007】次に、図5の各部の波形を図6により説明
する。図6アは入力信号1Aの波形であり、「L」レベ
ルから「H」レベルに変化する。図6イは入力信号1B
の波形であり、図6アの反転信号である。図6ウは入力
差動ゲート2Aの第1の出力の波形であり、図6アの波
形に対し、遅延時間ΔT1だけ遅れて出力する。図6エ
は入力差動ゲート2Aの第2の出力の波形であり、図6
イの波形に対して時間ΔT1だけ遅れて出力する。
【0008】図6オは入力差動ゲート2Aの入力波形で
ある。入力差動ゲート2Aの入力には入力信号11と入
力信号12で構成される差動信号が同時に入力されるの
で、図6アと図6イの波形を合成した波形図になる。図
6カは入力差動ゲート2Aの出力波形である。入力差動
ゲート2Aは差動信号のレベルが反転したときに信号を
出力するので、図6ウと図6エの波形を合成した波形図
になる。
【0009】図6キは入力差動ゲート2Bの出力波形で
あり、図6カよりΔT2だけ信号が遅れる。したがっ
て、入力差動ゲート2Bの出力は、図6オよりΔT1+
ΔT2だけ遅れる。図6クは入力差動ゲート2Cの出力
波形であり、図6キよりΔT3だけ信号が遅れる。した
がって、入力差動ゲート2Cの出力は、図6オよりΔT
1+ΔT2+ΔT3だけ信号が遅れる。図6ケは入力差
動ゲート2Dの出力波形であり、図6クよりΔT4だけ
信号が遅れる。したがって、入力差動ゲート2Dの出力
は、図6オよりΔT1+ΔT2+ΔT3+ΔT4だけ信
号が遅れる。例えば、遅延時間ΔT1〜ΔT4を1ns
とすれば、入力差動ゲート2Dの出力は入力端子1A・
1Bの差動信号より4nsだけ遅れる。
【0010】入力差動ゲート2A〜2Dの出力を制御信
号発生器3Eの出力で選ぶことにより、遅延時間を変え
て差動信号を出力差動ゲート4から出力することができ
る。なお、図5では、ANDゲート3A〜3DとORゲ
ート3Fの遅延時間は考慮されていない。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】図5の構成では、入力
差動ゲート2A〜2Dの遅延時間で差動信号を遅延させ
るので、タイミング調整の時間幅を遅延時間以下にする
ことができない。また、出力差動ゲート4も第2の入力
のVBBのレベルを上下することにより、出力タイミング
を調整することができるが、この場合は出力のパルス幅
が変化してしまう。この考案は、遅延分解能を差動ゲー
トの遅延時間の1/4の分解能で調整する差動信号のタ
イミング調整回路の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、入力信号1Aと入力信号1Bで構成
され、入力信号1Bは入力信号1Aの反転信号である差
動信号を入力とし、前記差動信号を第1の出力と第2の
出力とする差動ゲート1と、差動ゲート1の第1の出力
と第2の出力を入力とし、遅延した差動信号を第1の出
力と第2の出力とする差動ゲート2と、差動ゲート1の
第1の出力と第2の出力を入力とし、遅延した差動信号
を第1の出力と第2の出力とする差動ゲート3と、差動
ゲート1の第1の出力と差動ゲート2の第1の出力を入
力とし、遅延した差動信号を第1の出力と第2の出力と
する差動ゲート4と、差動ゲート3の第1の出力と第2
の出力を入力とし、遅延した差動信号を第1の出力とす
る差動ゲート5と、差動ゲート3の第1の出力と差動ゲ
ート4の第1の出力を入力とし、遅延した差動信号を第
1の出力とする差動ゲート6と、差動ゲート5・6の出
力をそれぞれ入力するセレクタ10とを備え、セレクタ
10により複数の入力差動ゲートの第1の出力のうちの
一つを選択することによりセレクタ10の出力のタイミ
ングを調整する。
【0013】
【作用】この発明によるタイミング調整回路の構成を図
1により説明する。図1の1〜6は差動ゲート、10は
セレクタであり、差動ゲート1〜6で遅延させた信号を
セレクタ10で選択し、出力端子1C及び1Dに信号を
出力する。
【0014】次に、セレクタ10の入出力を図2により
説明する。図2アは入力差動ゲート5・6の入力波形で
あり、立上りの信号13は差動ゲート3の第1の出力信
号である。また、立下りの信号14・15は入力差動ゲ
ート5・6の第2の入力であり、信号14・15の時間
差はΔT/2である。図2イは入力差動ゲート5・6の
出力波形である。入力差動ゲート5・6は差動入力信号
のレベルが反転すると、反転して出力信号を出すので、
図2アの信号13と信号14・15の交点で信号を出力
する。この時、交点間の時間差はΔT/4となる。した
がって、セレクタ10が入力差動ゲート5・6の出力を
選択することにより、出力を入力差動ゲートの遅延時間
の1/4の分解能で調整することができる。
【0015】
【実施例】次に、図1の実施例の構成を図3に示す。図
3は図1の構成に差動ゲート7〜9を接続したものであ
る。差動ゲート7は、差動ゲート2の第2の出力を入力
とし、遅延した信号を出力する。差動ゲート8は差動ゲ
ート4の第1の出力と第2の出力を入力とし、遅延した
信号を出力する。差動ゲート9は差動ゲート4の第2の
出力と差動ゲート7の第1の出力を入力とし、遅延した
信号を出力する。
【0016】ANDゲート10A〜10Dは差動ゲート
5・6・8・9の第1の出力をそれぞれ第1の入力と
し、制御信号発生器10Eの出力を第2の入力として、
ORゲート10FにANDゲート10A〜10Dのうち
の一つを出力する。ANDゲート10A〜10Dと制御
信号発生器10EとORゲート10Fでセレクタ10を
構成する。
【0017】次に、図3のタイムチャートを図4に示
す。図4のアは入力差動ゲート1に入力する入力信号1
1・12の波形であり、イは入力差動ゲート1の出力信
号の波形である。図4のアとイで、入力差動ゲート1に
入力した信号はΔTだけ遅延して出力する。入力差動ゲ
ート2の入力は図4のイと同じである。図4のウは入力
差動ゲート2の出力信号の波形であり、図4のイよりΔ
Tだけ遅延して出力する。
【0018】入力差動ゲート3の入力は図4のイと同じ
である。入力差動ゲート3の出力は図4のウと同じであ
る。図4のエは入力差動ゲート5の出力信号の波形であ
り、入力差動ゲート3の出力信号である図4ウの信号を
入力とし、ΔTだけ遅延して立上り信号を出力する。図
4のオは入力差動ゲート4の入力信号の波形であり、図
4イの立下りの信号と図4ウの立上りの信号である。図
4のカは入力差動ゲート4の出力信号の波形であり、図
4オの交点からΔTだけ遅延して出力信号を出してい
る。
【0019】図4のキは入力差動ゲート7の出力信号の
波形であり、図4ウの立下りの信号を入力とし、ΔTだ
け遅延して信号を出力している。図4のクは入力差動ゲ
ート6の入力信号の波形であり、図4ウの立上りの信号
と図4カの立下りの信号を入力している。図4のケは入
力差動ゲート6の出力信号の波形であり、図4クの交点
からΔTだけ遅延して出力信号のうち立上りの信号を出
力する。図4のコは入力差動ゲート8の出力信号の波形
であり、入力差動ゲート4の出力信号である図4カの信
号を入力とし、ΔTだけ遅延して、出力信号のうち立上
りの信号を出力する。
【0020】図4のサは入力差動ゲート9の入力信号の
波形であり、入力差動ゲート4の出力信号である図4カ
の立上りの信号と入力差動ゲート7の出力信号である図
4キの立下りの信号を入力している。図4のシは入力差
動ゲート9の出力信号の波形であり、図4サの交点から
ΔTだけ遅延して、出力信号のうち立上りの信号を出力
する。図4のスは入力差動ゲート5・6・8・9の出力
である図4エ・ケ・コ・シを同時に示した波形図であ
る。図4スで、入力差動ゲート5・6・8・9の出力の
時間差はΔT/4づつとなる。
【0021】入力差動ゲート5・6・8・9の出力を制
御信号発生器10Eの出力で選ぶことにより、遅延時間
を変えて差動信号を出力することができる。例えば、入
力差動ゲート1〜9の遅延時間ΔTを2nsとすると、
制御信号発生器10Eの選択により、出力は 0.5nsの
間隔でタイミング調整することができる。
【0022】また、図1に示す入力差動ゲートの組み合
わせにより、入力差動ゲートの遅延時間の1/4の時間
でのタイミング調整を可能としているが、入力差動ゲー
トの追加および組み合わせを変えることにより、タイミ
ング調整を入力差動ゲートの遅延時間の1/4以下にす
る事ができる。なお、図3では、ANDゲート10A〜
10DとORゲート10Fの遅延時間は考慮されていな
い。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、縦続接続している入
力差動ゲートの第1の入力端子と第2の入力端子に入力
する信号を、それぞれ異なる入力差動ゲートの出力から
入力し、これを組み合わせてセレクタに入力して選択す
ることにより、出力信号のタイミングを入力差動ゲート
の遅延時間の1/4以下の分解能で調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるタイミング調整回路の構成図で
ある。
【図2】図1のセレクタ10の入出力波形図である。
【図3】この発明による実施例の構成図である。
【図4】図3の動作を説明する波形図である。
【図5】従来技術によるタイミング調整回路の構成図で
ある。
【図6】図5の動作説明用波形図である。
【図7】ICテスタの構成説明図である。
【符号の説明】
1〜9 入力差動ゲート 10A〜10D ANDゲート 10E 制御信号発生器 10F ORゲート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力信号(1A)と第2の入力信号(1
    B)で構成され、第2の入力信号(1B)は第1の入力信号(1
    A)の反転信号である差動信号を入力とし、前記差動信号
    を第1の出力と第2の出力とする差動ゲート1と、 差動ゲート1の第1の出力と第2の出力を入力とし、遅
    延した差動信号を第1の出力と第2の出力とする差動ゲ
    ート2と、 差動ゲート1の第1の出力と第2の出力を入力とし、遅
    延した差動信号を第1の出力と第2の出力とする差動ゲ
    ート3と、 差動ゲート1の第1の出力と差動ゲート2の第1の出力
    を入力とし、遅延した差動信号を第1の出力と第2の出
    力とする差動ゲート4と、 差動ゲート3の第1の出力と第2の出力を入力とし、遅
    延した差動信号を第1の出力とする差動ゲート5と、 差動ゲート3の第1の出力と差動ゲート4の第1の出力
    を入力とし、遅延した差動信号を第1の出力とする差動
    ゲート6と、 差動ゲート(5,6) の出力をそれぞれ入力するセレクタ1
    0とを備え、 セレクタ10により複数の入力差動ゲートの第1の出力
    のうちの一つを選択することによりセレクタ10の出力
    のタイミングを調整することを特徴とする差動ゲートに
    よるタイミング調整回路。
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