JP2594948Y2 - 火災感知器用点検装置 - Google Patents

火災感知器用点検装置

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JP2594948Y2
JP2594948Y2 JP1992058477U JP5847792U JP2594948Y2 JP 2594948 Y2 JP2594948 Y2 JP 2594948Y2 JP 1992058477 U JP1992058477 U JP 1992058477U JP 5847792 U JP5847792 U JP 5847792U JP 2594948 Y2 JP2594948 Y2 JP 2594948Y2
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和男 西村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は火災感知器用点検装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の天井に設けられた火災感知器が正
常に作動するか否かを点検するために、所定の感知温度
に加熱された偽熱源をその火災感知器に近付けてその動
作を確認することが行われている。従来、この点検作業
に使用する点検装置として、点検棒の先端に設けた容器
に偽熱源として熱湯を入れ、この熱湯を天井の火災感知
器に接触させるようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のでは容器内の温度がすぐに低下するので、頻繁に熱湯
の温度を測定して、温度が下がる毎に入れ換えなければ
ならず、大変な手間が掛かっていた。また、熱湯が入っ
た容器を点検棒で持ち上げるので、熱湯がこぼれる危険
性があった。本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、偽熱源の温度が下がりにくく、迅速,容易に点検
作業を行うことができる火災感知器用点検装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、天井に設けられた火災感知器が入り込む
形状の口部を有するとともに、少なくともその胴部が真
空二重構造であり、内部に偽熱源となる加熱流体が収容
される容器と、該容器を支える支持枠と、該支持枠に取
り付けられた点検棒とを備え、前記容器の口部が放射状
のスリットを有する可撓性を有する蓋で覆うようにした
ものである。本考案では、前記容器の口部の外側に環状
の受け皿を設けてもよい。また、前記容器の底外面に所
定温度以下になると色が変化するサーモシールを貼着し
てもよい。
【0005】
【作用】前記構成によれば、容器の少なくとも胴部が真
空二重構造によって断熱されているので、容器内に収容
された加熱流体は温度が低下しにくい。また、容器の口
部を放射状のスリットを有する蓋で覆われているので、
温度の低下がより防止されるとともに、加熱流体がこぼ
れにくくなるうえ、そのスリットを割るようにして火災
感知器が口部へ侵入して加熱流体に接触するので、作業
の邪魔とはならない。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本考案に係る火災感知器用点検装置を示
し、この装置は容器1と、支持枠2と点検棒3とからな
っている。容器1は、有底の内胴4を外胴5内に挿入し
て、内胴4の口部外面と外胴5の口部内面を接合すると
ともに、内胴4の下端と外胴5の下端とを、それらの間
に嵌合された断面逆U字形の環状の底板6を介して接合
し、内胴4と外胴5の間を排気して真空二重構造とした
ものである。7はその排気に使用されたチップ管で、排
気処理終了後に封止されてカバー8で保護されている。
【0007】容器1の口部9は、建物の天井10に設け
られた火災感知器11が入り込む形状と大きさを有し、
その口部9には、内部に向かって摺鉢状に落ち込んだ形
状の蓋12が取り付けられている。この蓋12は可撓性
を有する合成樹脂からなり、中央には図2に示すように
十字形をなす放射状のスリット13が形成されている。
また、容器1の肩部14にはU字形断面の環状の受け皿
15が取り付けられ、底外面にはサーモシール16が貼
着されている。このサーモシール16は、それが貼着さ
れた壁面の温度すなわち容器1内の加熱流体の温度が、
火災感知器11の感知温度(例えば70℃)より低い温
度になると、例えば赤から青というように色が変化する
ものである。
【0008】支持枠2は、U字形で、その中央部と容器
1の底との間に隙間があくように両端部が容器1の外胴
5の外面にピン17で枢支されて、容器1を垂直に支持
している。点検棒3は、その先端が前記支持枠2の中央
部に固着されており、容器1を上げ下げできるようなっ
ている。点検棒3は、図3に示すように上下に2分割さ
れ、上部が下部に差し込まれて伸縮自在であり、長さが
調整できるようになっている。
【0009】以上の構成からなる点検装置を用いて火災
感知器11の点検を行うには、まず、容器1の中に偽熱
源となる熱湯又は加熱油等の加熱流体を入れた後、天井
10の高さに応じて点検棒3の長さを調整し、図3に示
すように、その点検棒3を利用して容器1を持ち上げ、
その口部9を天井10の火災感知器11に当てる。これ
により、火災感知器11の感熱部が容器1の蓋12のス
リット13を押し広げて侵入し、内部の加熱流体に接触
する。このとき、火災感知器11は、正常であればこの
偽熱源の温度を感知して警報等の適宜動作を行い、異常
があれば動作しない。
【0010】容器1は、胴部が真空二重構造になってお
り、口部9が蓋12で覆われているため、内部の加熱流
体の温度は下がりにくくなっている。そして、この加熱
流体の温度は、容器1の底のサーモシール16によって
作業中であっても容易に確認することができる。すなわ
ち、容器1の底は1重になっており、その外面の温度は
内部の加熱流体の温度とほぼ等しいため、その底外面に
貼着されたサーモシール16が例えば赤から青に変化し
ていれば、加熱流体の温度が感知温度以下に低下してい
ることが分かる。
【0011】点検作業中、図3に示すように、容器1は
支持枠2によって常に垂直に保たれるため、火災感知器
11の真下よりも離れた位置から容器1を持ち上げて
も、内部の加熱流体はこぼれることがない。容器1の口
部9は蓋12によって覆われているため、容器1が揺れ
ても、内部の加熱流体は流出しにくくなっている。ま
た、仮に内部の加熱流体が蓋12のスリット13より流
出したとしても、受け皿15に流れ込むので、下方にこ
ぼれ落ちることがなく、安全である。 このように、容
器1内部の加熱流体は、冷めにくく、またこぼれ落ちな
いようになっているので、点検作業を円滑かつ迅速に行
うことができる。
【0012】なお、前記実施例では、容器1の底全面を
1重にしたが、図4に示すように底の中央部を残して他
の部分を胴部と同様に真空二重構造としてもよい。そし
て、この一重の中央部にサーモシール16を貼着するこ
とにより、内部の加熱流体の温度を確認することができ
る。また、内部の加熱流体の温度を外部に表示する手段
は、前記サーモシールに限らず、任意の手段を採用する
ことができる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜3の考案によれば、容器の少なくとも胴部が真空二
重構造によって断熱され、内部の加熱流体の温度が低下
しにくくなっているので、一回加熱流体を入れれば長時
間使用でき、従来のように頻繁に入れ換える必要がなく
なり、点検作業を円滑,迅速に行える。また、スリット
を有する蓋で口部が覆われているので、温度の低下がさ
らに防止されるとともに、こぼれにくくなる。特に、請
求項2の考案によれば、内部の加熱流体が蓋のスリット
より流出したとしても、受け皿に流れ込むので、下方に
こぼれることがなく、安全である。請求項3の考案によ
れば、サーモシールによって作業中であっても加熱流体
の温度を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る火災感知器用点検装置の断面図
である。
【図2】 図1の装置の容器口部の斜視図である。
【図3】 図1の装置による点検作業状態を示す正面図
である。
【図4】 容器の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…容器、 2…支持枠、3…点検
棒、 9…口部、10…天井、
11…火災感知器、12…蓋、
13…スリット、15…受け皿、 1
6…サーモシール(温度表示手段)。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設けられた火災感知器が入り込む
    形状の口部を有するとともに、少なくともその胴部が真
    空二重構造であり、内部に偽熱源となる加熱流体が収容
    される容器と、該容器を支える支持枠と、該支持枠に取
    り付けられた点検棒とを備え、前記容器の口部が放射状
    のスリットを有する可撓性を有する蓋で覆われているこ
    とを特徴とする火災感知器用点検装置。
  2. 【請求項2】 前記容器の口部の外側に環状の受け皿を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の火災感知器用
    点検装置。
  3. 【請求項3】 前記容器の底外面に所定温度以下になる
    と色が変化する温度表示手段を貼着したことを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載の火災感知器用点検
    装置。
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JPH0619096U JPH0619096U (ja) 1994-03-11
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JPS5834553Y2 (ja) * 1978-05-09 1983-08-03 茂雄 田中 熱感知器用加熱試験器
JP2506116Y2 (ja) * 1988-04-21 1996-08-07 能美防災株式会社 火災感知器の加熱試験装置
JPH04120692A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Koatsu Gas Kogyo Kk 感知器試験装置

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