JPH03262948A - 液体試料の熱膨張測定装置 - Google Patents
液体試料の熱膨張測定装置Info
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- JPH03262948A JPH03262948A JP6213590A JP6213590A JPH03262948A JP H03262948 A JPH03262948 A JP H03262948A JP 6213590 A JP6213590 A JP 6213590A JP 6213590 A JP6213590 A JP 6213590A JP H03262948 A JPH03262948 A JP H03262948A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、温度を変化させながら液体試料の膨張を測定
する液体試料の熱膨張測定装置に関する。
する液体試料の熱膨張測定装置に関する。
[従来の技術]
物質すなわち試料の温度を変化させたとき、その試料の
大きさがどのように変化するかを測定する装置、すなわ
ち熱膨張測定装置は従来より良く知られている。
大きさがどのように変化するかを測定する装置、すなわ
ち熱膨張測定装置は従来より良く知られている。
この熱膨張測定装置において、固体試料を測定対象とす
るものは、従来より数多く提案されている。しかしなが
ら、液体試゛料を測定対象とするものは、それほど多く
は提案されていない。
るものは、従来より数多く提案されている。しかしなが
ら、液体試゛料を測定対象とするものは、それほど多く
は提案されていない。
従来知られている液体試料の熱膨張測定装置として、水
銀を用いる□ものがある。この装置では、液体試料と共
に水銀を容器内に入れ、その水銀をキャピラリー管に連
通させておき、モしてヒータによって液体試料を加熱す
る。加熱された液体試料は熱膨張し、水銀をキャピラリ
ー管へ押し上げる。この押し上げられた水銀の高さを読
み取ることにより、液体試料の熱膨張量が測定される。
銀を用いる□ものがある。この装置では、液体試料と共
に水銀を容器内に入れ、その水銀をキャピラリー管に連
通させておき、モしてヒータによって液体試料を加熱す
る。加熱された液体試料は熱膨張し、水銀をキャピラリ
ー管へ押し上げる。この押し上げられた水銀の高さを読
み取ることにより、液体試料の熱膨張量が測定される。
この装置においては、水銀が毒性を有しているので、測
定に際しての危険性が高いという問題点があった。特に
、液体試料を加熱するときには、それと同時に水銀も加
熱されて蒸気化し、外部へ放出されるので、危険性がよ
り一層高くなっていた。
定に際しての危険性が高いという問題点があった。特に
、液体試料を加熱するときには、それと同時に水銀も加
熱されて蒸気化し、外部へ放出されるので、危険性がよ
り一層高くなっていた。
上記の従来装置の他に、第5図に示す装置も既に提案さ
れている。この従来装置は、液体試料51が収容された
容I#52と、その容r#52の外側から液体試料51
を加熱するヒータ53と、液体試料51の中に沈められ
る沈子54と、その沈子54の上端に接続された検出棒
55と、そして検出棒55の上下方向の変位を検出する
変位検出手段56とから構成されている6 ヒータ53によって液体試料51が加熱されると、その
液体試料51が熱膨張し、それと同時にその液体試料5
1の密度が変化する。液体試料51の密度が変化すると
、その中に入っている沈子54に作用する浮力が変化し
、その結果、その沈子54が図の上方または下方へ移動
する。この移動は、検出棒55を介して変位検出手段5
6へ伝えられ、この変位検出手段56によって沈子54
の変位が測定される。沈子54の変位は、液体試料51
の密度変化、従ってその体積変化に起因するものである
から、上記の沈子54の変位測定によって、液体試料5
1の体積膨張が測定されたことになる。
れている。この従来装置は、液体試料51が収容された
容I#52と、その容r#52の外側から液体試料51
を加熱するヒータ53と、液体試料51の中に沈められ
る沈子54と、その沈子54の上端に接続された検出棒
55と、そして検出棒55の上下方向の変位を検出する
変位検出手段56とから構成されている6 ヒータ53によって液体試料51が加熱されると、その
液体試料51が熱膨張し、それと同時にその液体試料5
1の密度が変化する。液体試料51の密度が変化すると
、その中に入っている沈子54に作用する浮力が変化し
、その結果、その沈子54が図の上方または下方へ移動
する。この移動は、検出棒55を介して変位検出手段5
6へ伝えられ、この変位検出手段56によって沈子54
の変位が測定される。沈子54の変位は、液体試料51
の密度変化、従ってその体積変化に起因するものである
から、上記の沈子54の変位測定によって、液体試料5
1の体積膨張が測定されたことになる。
しかしながら、この従来装置は、装置が大掛かりになっ
てコストが高くなること、液体試料51の体積膨張を算
出するために変位検出手段56によって行われる演算が
複雑になることなどといった問題があった。
てコストが高くなること、液体試料51の体積膨張を算
出するために変位検出手段56によって行われる演算が
複雑になることなどといった問題があった。
[発明が解決しようとする課題]
上記のように、従来知られている液体試料の熱膨張測定
装置においては、危険性が高かったり。
装置においては、危険性が高かったり。
装置が複雑でコストが高かったりするといった問題点が
あった。
あった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、構造が簡単であり。
れたものであって、構造が簡単であり。
しかも危険性が全くない液体試料の熱膨張装置を提供す
ることを目的としている。
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を遠戚するため、本発明に係る液体試料の熱
膨張測定装置は、ヒータによって加熱される位置に配置
されていてその内部に液体試料が入れられる試料容器と
、その試料容器に入れられた液体試料を覆う試料カバー
と、そして変位検出手段とを有している。上記試料カバ
ーは、上記試料容器に対して相対移動可能となっていて
、その移動の大きさが上記変位検出手段によって検出さ
れるようになっている。
膨張測定装置は、ヒータによって加熱される位置に配置
されていてその内部に液体試料が入れられる試料容器と
、その試料容器に入れられた液体試料を覆う試料カバー
と、そして変位検出手段とを有している。上記試料カバ
ーは、上記試料容器に対して相対移動可能となっていて
、その移動の大きさが上記変位検出手段によって検出さ
れるようになっている。
上記試料カバーには、その試料カバーを液体試料にかぶ
せたときにそれらの間に介在するガスを外部へ放出する
ためのガス抜き用穴が設けられていることが好ましい。
せたときにそれらの間に介在するガスを外部へ放出する
ためのガス抜き用穴が設けられていることが好ましい。
また、上記試料カバーのうち液体試料と接触する面には
、上記ガス抜き用穴に向かって傾斜する傾斜面が形成さ
れていることが好ましい。
、上記ガス抜き用穴に向かって傾斜する傾斜面が形成さ
れていることが好ましい。
[作用コ
請求項1の熱膨張測定装置においては、試料容器(2)
内の液体試料(1)が温度上昇によって膨張したときに
は、その膨張量に応じて試料カバー (4,14,24
)が移動する。この移動が変位検出手段(69作動トラ
ンス26)によって検出され、これにより液体試料(1
)の熱膨張が測定される。
内の液体試料(1)が温度上昇によって膨張したときに
は、その膨張量に応じて試料カバー (4,14,24
)が移動する。この移動が変位検出手段(69作動トラ
ンス26)によって検出され、これにより液体試料(1
)の熱膨張が測定される。
請求項2の熱膨張測定装置においては、熱膨張測定をす
るのに先立って、試料カバー(4など)と液体試料(1
)との間に存在するガス(気W!8)が、ガス抜き用穴
(9)を介して外部へ放出される。これにより、ガスの
膨張により測定結果が不正確になるのを特徴する 請求項3の熱膨張測定装置においては、試料カバー(4
など)に設けられている傾斜面(円錐面10)によって
、ガスが確実にガス抜き用穴(9)へ導かれ、外部へ排
出される。
るのに先立って、試料カバー(4など)と液体試料(1
)との間に存在するガス(気W!8)が、ガス抜き用穴
(9)を介して外部へ放出される。これにより、ガスの
膨張により測定結果が不正確になるのを特徴する 請求項3の熱膨張測定装置においては、試料カバー(4
など)に設けられている傾斜面(円錐面10)によって
、ガスが確実にガス抜き用穴(9)へ導かれ、外部へ排
出される。
[実施例]
第1図は、本発明に係る液体試料の熱膨張装置の一実施
例の概略を示している。同図において、台7の上に試料
容器2が固定して置かれており、その試料容器2の中に
液体試料1が入れられている。試料容器2は、例えば、
直径5閣、長さ10−程度の円筒状の容器である。
例の概略を示している。同図において、台7の上に試料
容器2が固定して置かれており、その試料容器2の中に
液体試料1が入れられている。試料容器2は、例えば、
直径5閣、長さ10−程度の円筒状の容器である。
液体試料1の上面には、試料カバー4が浮いた状態で載
せられている。この試料カバー4は、試料容器2の内周
面に気密にはめ込まれており、液体容器2内の液体試料
1が外部へ漏れ出ないようになっている。また、この試
料カバー4は、試料容器2の内周面にそって自由に上下
動できるようになっている。
せられている。この試料カバー4は、試料容器2の内周
面に気密にはめ込まれており、液体容器2内の液体試料
1が外部へ漏れ出ないようになっている。また、この試
料カバー4は、試料容器2の内周面にそって自由に上下
動できるようになっている。
試料カバー4の上面には、円柱状の棒材である検出棒5
が載せられており、その検出棒5の上端に、変位検出手
段6が設けられている。検出棒5は、単に試料カバー4
の上に載せられる状態であっても良く、また、試料カバ
ー4に接着されていても良い。変位検出手!!Xt6は
、検出棒5が矢印A−A−のように上下方向へ移動した
場合に、その移動量を検出するものであり、その具体的
な構成は、特別のものに限定されることはない。例えば
、コイルとコアによって構成される作動トランスを用い
てその移動量を検出することができる。
が載せられており、その検出棒5の上端に、変位検出手
段6が設けられている。検出棒5は、単に試料カバー4
の上に載せられる状態であっても良く、また、試料カバ
ー4に接着されていても良い。変位検出手!!Xt6は
、検出棒5が矢印A−A−のように上下方向へ移動した
場合に、その移動量を検出するものであり、その具体的
な構成は、特別のものに限定されることはない。例えば
、コイルとコアによって構成される作動トランスを用い
てその移動量を検出することができる。
試料容器2のまわりには、ヒータ3が配設されており、
試料容器2内の液体試料lが、そのヒータ3によって加
熱される。液体試料1の昇温条件は、測定目的に応じて
予め決められている。
試料容器2内の液体試料lが、そのヒータ3によって加
熱される。液体試料1の昇温条件は、測定目的に応じて
予め決められている。
以下2本実施例に係る熱膨張測定装置の作用について説
明する。
明する。
ヒータ3は予め決められた所定のプログラムに従って発
熱し、これにより試料容器2内の液体試料1の温度が上
がってゆく。こうして昇温する液体試料1は、自らが有
する性質に応じて体積膨張し、試料カバー4を図の上方
へ押し上げる。このときの試料カバー4の移動量は、検
出棒5を介して変位検出手段6へ伝えられ、この変位検
出手段6によってその移動量、従って液体試料lの体積
膨張量が直接、測定される。
熱し、これにより試料容器2内の液体試料1の温度が上
がってゆく。こうして昇温する液体試料1は、自らが有
する性質に応じて体積膨張し、試料カバー4を図の上方
へ押し上げる。このときの試料カバー4の移動量は、検
出棒5を介して変位検出手段6へ伝えられ、この変位検
出手段6によってその移動量、従って液体試料lの体積
膨張量が直接、測定される。
以上のように、本実施例に係る熱膨張装置によれば、水
銀などといった危険な材料を用いる必要がないので、安
全である。また、構造が簡単であり、しかも必要とする
液体試料の量も少なくて済む。
銀などといった危険な材料を用いる必要がないので、安
全である。また、構造が簡単であり、しかも必要とする
液体試料の量も少なくて済む。
第2図は、試料カバーについての変形例を示している。
ここに示した試料カバー14は、その中央にガス抜き用
穴9が設けられているところが先の試料カバー4と異な
っている。
穴9が設けられているところが先の試料カバー4と異な
っている。
上述したように試料カバー4(第1図)は、液体試料1
の上面に置かれて用いられるのであるが、液体試料1に
試料カバー4をかぶせる際には、その試料カバーと液体
試料1との間に、ガスが気泡8(第2図)として形成さ
れるおそれがある。この気泡8は、ヒータ3(第1図)
によって加熱されたときに、液体試料1よりも著しく大
きく膨張する。従って、この気泡8をそのままにしてお
いたのでは、液体試料1の熱膨張量を正確に測定するこ
とはできない。
の上面に置かれて用いられるのであるが、液体試料1に
試料カバー4をかぶせる際には、その試料カバーと液体
試料1との間に、ガスが気泡8(第2図)として形成さ
れるおそれがある。この気泡8は、ヒータ3(第1図)
によって加熱されたときに、液体試料1よりも著しく大
きく膨張する。従って、この気泡8をそのままにしてお
いたのでは、液体試料1の熱膨張量を正確に測定するこ
とはできない。
これに対して、tr2図に示した試料カバー14には、
その中央にガス抜き用の穴9が設けられているので、気
泡8はこの穴9を通って試料容器2の外部へ排出される
。これにより、液体試料1の熱膨張測定を正確に行うこ
とが可能となる。この場合、ガス抜き用穴9を開放した
ままにしておくと、ヒータ3(第1図)によって加熱さ
れて膨張する液体試料1が、試料カバー14を押し上げ
るのではなくてそのガス抜き用穴9内を上昇するという
不都合な事態が生じることが考えられる。従って、熱膨
張測定を行うにあたっては、気泡8を外部へ抜き終えた
後に、そのガス抜き用穴9をカシメその他の方法によっ
て閉鎖して、液体試料lを外部から遮蔽することが好ま
しい。
その中央にガス抜き用の穴9が設けられているので、気
泡8はこの穴9を通って試料容器2の外部へ排出される
。これにより、液体試料1の熱膨張測定を正確に行うこ
とが可能となる。この場合、ガス抜き用穴9を開放した
ままにしておくと、ヒータ3(第1図)によって加熱さ
れて膨張する液体試料1が、試料カバー14を押し上げ
るのではなくてそのガス抜き用穴9内を上昇するという
不都合な事態が生じることが考えられる。従って、熱膨
張測定を行うにあたっては、気泡8を外部へ抜き終えた
後に、そのガス抜き用穴9をカシメその他の方法によっ
て閉鎖して、液体試料lを外部から遮蔽することが好ま
しい。
第3図は、試料カバーについてのさらに別の変形例を示
している。ここに示した試料カバー24には、その底面
に、ガス抜き用穴9に向かって傾斜する傾斜面、すなわ
ち円錐面10が形成されている。試料カバー24の下に
形成された気′l@8は、この円錐面10に沿って確実
にガス抜き用穴〇へ導かれ、外部へ排出される。
している。ここに示した試料カバー24には、その底面
に、ガス抜き用穴9に向かって傾斜する傾斜面、すなわ
ち円錐面10が形成されている。試料カバー24の下に
形成された気′l@8は、この円錐面10に沿って確実
にガス抜き用穴〇へ導かれ、外部へ排出される。
第4図は、本発明に係る液体試料の熱膨張測定装置の他
の実施例を示している。この実施例は、いわゆる示差熱
膨張測定装置に本発明を適用した場合の実施例である。
の実施例を示している。この実施例は、いわゆる示差熱
膨張測定装置に本発明を適用した場合の実施例である。
この実施例においては、固定されたベース1■の上に、
円筒状の支持カバー12が載置され、その支持カバー1
2の中に、その支持カバー12の内部上面に接触するよ
うに標準試料13およびスペーサ15が配置されている
。標準試料13としては、熱膨張量が予め正確にわかっ
ている材料、例えば石英ガラス、アルミナなどが用いら
れる。
円筒状の支持カバー12が載置され、その支持カバー1
2の中に、その支持カバー12の内部上面に接触するよ
うに標準試料13およびスペーサ15が配置されている
。標準試料13としては、熱膨張量が予め正確にわかっ
ている材料、例えば石英ガラス、アルミナなどが用いら
れる。
スペーサ15は、試料容器2の中に納められた液体試料
1の上に位置している試料カバー4の上に載置されてお
り、第1図おける検出棒5と全く同じ構造のものが用い
られている。ここでスペーサ15を「検出棒」と呼んで
いないのは、このスペーサエ5は、直接、変位検出手段
に接続されるのではなくて、試料カバー4と支持カバー
12との間隔を保持するために用いられているからであ
る。
1の上に位置している試料カバー4の上に載置されてお
り、第1図おける検出棒5と全く同じ構造のものが用い
られている。ここでスペーサ15を「検出棒」と呼んで
いないのは、このスペーサエ5は、直接、変位検出手段
に接続されるのではなくて、試料カバー4と支持カバー
12との間隔を保持するために用いられているからであ
る。
試料容器2の底面には第1検出棒16が接続されており
、一方、標準試料13の底面には第2検出棒17が接続
されている。ベース11の下方には、変位検出手段とし
ての作動トランス26が設けられている。この作動トラ
ンス26は、磁性材料から戒るコア18と、そのコア1
8を取り巻くコイル19とを有しており、コア18がコ
イル19に対して相対的に移動するときにそのコイル1
9に発生する誘導電流に基づいて、コア18の変位を検
出するものである。この実施例では、試料容器2から垂
下する第1検出棒16がコイル19に接続され、一方、
標準試料13から垂下する第2検出棒17がコア18に
接続されている。
、一方、標準試料13の底面には第2検出棒17が接続
されている。ベース11の下方には、変位検出手段とし
ての作動トランス26が設けられている。この作動トラ
ンス26は、磁性材料から戒るコア18と、そのコア1
8を取り巻くコイル19とを有しており、コア18がコ
イル19に対して相対的に移動するときにそのコイル1
9に発生する誘導電流に基づいて、コア18の変位を検
出するものである。この実施例では、試料容器2から垂
下する第1検出棒16がコイル19に接続され、一方、
標準試料13から垂下する第2検出棒17がコア18に
接続されている。
支持カバー12のまわりには、ヒータ3が配設されてい
る。
る。
この実施例は以上のように構成されているので、ヒータ
3の発熱によって液体試料1および標準試料13の両方
の温度が上昇する。温度上昇によってこれらの前試料が
膨張し、その膨張量に応じて第1検出棒16および第2
検出棒17が図の上下方向に移動し、その結果、コイル
19とコア18が相対的に変位し、その変位量が電気信
号として取り出される。
3の発熱によって液体試料1および標準試料13の両方
の温度が上昇する。温度上昇によってこれらの前試料が
膨張し、その膨張量に応じて第1検出棒16および第2
検出棒17が図の上下方向に移動し、その結果、コイル
19とコア18が相対的に変位し、その変位量が電気信
号として取り出される。
第1図のように、液体試料1に接続されている検出棒5
から直接、液体試料1の膨張変位を検出するようにした
のでは、その検出結果に検出棒5の膨張量も入ってしま
い、正確な測定結果が得られない。これに対して、11
!4図に示した実施例によれば、標準試料13の熱膨張
量が既知であるので、検出棒16,17および支持カバ
ー12の熱膨張にかかわらず、液体試料1の熱膨張量だ
けを常に正確に検出することができる。
から直接、液体試料1の膨張変位を検出するようにした
のでは、その検出結果に検出棒5の膨張量も入ってしま
い、正確な測定結果が得られない。これに対して、11
!4図に示した実施例によれば、標準試料13の熱膨張
量が既知であるので、検出棒16,17および支持カバ
ー12の熱膨張にかかわらず、液体試料1の熱膨張量だ
けを常に正確に検出することができる。
以上、いくつかの実施例をあげて本発明を説明したが、
本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
例えば、変位検出手段としては1作動トランス26(1
!4図)に限らず、他の任意の装置を採用することがで
きる。
!4図)に限らず、他の任意の装置を採用することがで
きる。
試料容器および試料カバーの大きさ、形状も図面に示し
たものに限らず、他の任意の形状などとすることができ
る。
たものに限らず、他の任意の形状などとすることができ
る。
第2図および第3図においては、ガス抜き用穴9を試料
カバー14あるいは24の中央に設けたが、他の任意の
位置にその穴9を設けることも可能である。
カバー14あるいは24の中央に設けたが、他の任意の
位置にその穴9を設けることも可能である。
[発明の効果]
請求項1の発明によれば、水銀などの危険性のある材料
を用いることなしに熱膨張測定ができるので、安全であ
る。また、大掛かりで複雑な設備が不要であるので、コ
ストが安い。
を用いることなしに熱膨張測定ができるので、安全であ
る。また、大掛かりで複雑な設備が不要であるので、コ
ストが安い。
請求項2の発明によれば、正確な熱膨張測定の妨げにな
ると考えられるガスを排除できるので、より一層正確な
測定を行うことが可能となる。
ると考えられるガスを排除できるので、より一層正確な
測定を行うことが可能となる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明におけるガス
の排除がより一層確実になる。
の排除がより一層確実になる。
第1図は本発明に係る熱膨張測定装置の−実施例の側断
面図、第2図および第3図は上記の熱膨張測定装置に用
いられる試料カバーの変形例を示す側断面図、第4図は
本発明の別の実施例の側断面図、第5図は従来の熱膨張
測定装置の一例を示す側断面図である。 1・・・液体試料、 2・・・試料容器、 3・・
・ヒータ4.14,24・・・試料カバー 6・−・
変位検出手段、 8・・・気泡、 9・・・ガス抜
き用穴、 10・・・円錐面、 18・・・コア、
19・・・コイル、 26・・・作動トランス 寸 綜 味
面図、第2図および第3図は上記の熱膨張測定装置に用
いられる試料カバーの変形例を示す側断面図、第4図は
本発明の別の実施例の側断面図、第5図は従来の熱膨張
測定装置の一例を示す側断面図である。 1・・・液体試料、 2・・・試料容器、 3・・
・ヒータ4.14,24・・・試料カバー 6・−・
変位検出手段、 8・・・気泡、 9・・・ガス抜
き用穴、 10・・・円錐面、 18・・・コア、
19・・・コイル、 26・・・作動トランス 寸 綜 味
Claims (3)
- (1)温度を変えながら液体試料の膨張を測定する液体
試料の熱膨張測定装置であって、 ヒータによって加熱される位置に配置されていてその内
部に液体試料が入れられる試料容器と、 試料容器内に入れられた液体試料を覆い、その試料容器
に対して相対移動可能な試料カバーと、 試料カバーと試料容器との間の相対変位の大きさを検出
する変位検出手段と を有することを特徴とする液体試料の熱膨張測定装置。 - (2)上記試料カバーに、その試料カバーと液体試料の
間に存在するガスを外部へ放出するためのガス抜き用穴
が設けられており、そのガス抜き用穴は、上記のガスが
抜きとられた後に、封止されることを特徴とする請求項
1記載の液体試料の熱膨張測定装置。 - (3)上記試料カバーのうち液体試料と接触する面に、
上記ガス抜き用穴に向かつて傾斜する傾斜面が形成され
ていることを特徴とする請求項2記載の液体試料の熱膨
張測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213590A JPH03262948A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 液体試料の熱膨張測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213590A JPH03262948A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 液体試料の熱膨張測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03262948A true JPH03262948A (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=13191337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6213590A Pending JPH03262948A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 液体試料の熱膨張測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03262948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6485173B2 (en) * | 1999-07-28 | 2002-11-26 | Microcal, Inc. | Pressure perturbation calorimetry instruments and methods |
WO2001098763A3 (en) * | 2000-06-21 | 2003-01-09 | Texas A & M Univ Sys | Aggregate dilatometer device and methods of testing |
ITSA20100010A1 (it) * | 2010-03-24 | 2011-09-25 | Vita Rodolfo De | Sistemi e mezzi per trasformare il calore prodotto o accumulato mediante qualsivoglia procedimento, in energia meccanica e/o elettrica, senza rilasciare alcun tipo di inquinamento, con la dilatazione nonchè contrazione termica dei liquidi, ottenuta m |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP6213590A patent/JPH03262948A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6485173B2 (en) * | 1999-07-28 | 2002-11-26 | Microcal, Inc. | Pressure perturbation calorimetry instruments and methods |
WO2001098763A3 (en) * | 2000-06-21 | 2003-01-09 | Texas A & M Univ Sys | Aggregate dilatometer device and methods of testing |
US6527438B2 (en) | 2000-06-21 | 2003-03-04 | The Texas A&M University System | Aggregate dilatometer device and methods of testing |
ITSA20100010A1 (it) * | 2010-03-24 | 2011-09-25 | Vita Rodolfo De | Sistemi e mezzi per trasformare il calore prodotto o accumulato mediante qualsivoglia procedimento, in energia meccanica e/o elettrica, senza rilasciare alcun tipo di inquinamento, con la dilatazione nonchè contrazione termica dei liquidi, ottenuta m |
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