JP3612413B2 - 変動量測定方法 - Google Patents
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Description
本発明は電気抵抗、気体の圧力などの温度依存性のある物性値を電気信号に変換するセンサーを線、コイル、棒、中空管、箔、膜、リボンなどの線状の最適の形状に成型して、ヘリウム、窒素、酸素、アルゴン、スラリー状2酸化炭素などの低温液体に半ば浸けて固定し、その液面レベルの上下変化量を温度変化量に変換して定量的に、安全、簡単、且つ正確に測定することを特徴とする方法である。またその測定値を用い液面レベルの上下を制御する事が容易に出来る。
このような液面レベルセンサーとしては色々の種類があるが、以下に2例をあげる。第1例は、上部に圧力計を接続しガスを封入した中空密閉管を圧力センサーとして液相と気相にまたがって浸漬し、固定する。液面レベルの上下変化によって封入ガスの温度、ひいてはその圧力が変化するので、液面レベルの上下変化量を圧力変化の電気信号に変換する事により、安全、簡単、且つ正確に測定する。中空密閉管の材料としてはガラス、耐熱性セラミックス、各種の金属その他を使用する。
第2例は、純金属、合金、半導体などを線、コイル、棒、箔、膜などの測定目的に最適な形状に成型し、各種絶縁材料に支持させたものを電気抵抗体センサーとして液相と気相にまたがって浸漬、固定する。このセンサーの温度、ひいては電気抵抗値は液面レベルの上下により変化するので、この変化を測定し、液面レベルの上下変化量を安全、簡単、且つ正確に測定する。以上の2例のセンサー、または同様の原理による液面レベルセンサーとしては、測定条件に応じて所望の測定目的を満足する温度特性その他の物性を持つ物質を選び、最適の線、コイル、棒、箔、膜などの形状に成型し、所望の高温、低温、高圧、低圧等の条件下で、腐食性雰囲気などの物理的、化学的な広い条件下で使用する事ができる。
【0002】
この様な液面レベルセンサーの動作原理を、上記第一例の圧力センサーについて以下に具体的に述べる。中空密閉管の形状としては、その液面付近の長さを液面
この中空密閉管にガスを封入する。そのガスの種類と封入圧力は、測定液体の温度でその中空密閉管の圧力変化を接続された圧力計で測定することが可能な範囲のものとする。図1または2に示すように、一定温度T1の気相に接している、温度T1に等しくない一定温度T2の液相に中空密閉管を垂直に半ば入れる。液面レベルの高さh1まで中空密閉管を液相に浸けた場合の圧力をP1、
けたときの圧力をP2とする(温度T1>T2の場合にば、P2>P1である)。
【数1】
めることが出来る。
【0003】
上記の第二例では図3に示す様に、その液面付近の長さを液面レベルの上下変
にわたって等しく、均一な電気抵抗体をセンサーとして用いる。この電気抵抗体センサーを一定温度T1の気相と接している一定温度T2の液相に半ば入れる。電気抵抗値の温度変化による変化量を、定電圧電源からの電流値から、またはホイートストンブリッヂなどのインピーダンス測定器を用いて測定する。液面レベルh1まで電気抵抗体センサーを液相に浸けた場合の電気抵抗をR1、液面レベ
したときの電気抵抗をRとすれば、
【数2】
来る。
【従来の技術】
【0004】
低温液体の液面レベルの上下変化を自動的に検知する色々の方法が考案されている。例えば液相と気相の温度差を利用し、熱電対、サーミスター等の温度センサーの先端を液面に接して固定して置く。液面レベルの上下によりセンサーが液に触れたり、離れたりすることによる温度変化を温度センサーが検知し、その信号によって電気スイッチ、圧力バルブなどをオン・オフさることにより液体を注入させたり、液体容器を上下させて液面レベルを一定にする方法がある。この場合の温度センサーとしては急激な温度変化に耐えるものが必要であるが、霜の付着、温度変化あるいは腐食による先端の破壊などの原因で動作が不安定になり、故障が多い。
別の方法では液槽の所望の制御液面レベルの位置に液の出口を付け、容器への注入液体が過剰になったときに液を出口から流し出して液面レベルを一定にする方法等があるが、液の循環などの構造が複雑である。
しかし、これらのいずれの方法も液面レベルを一定に保つための方法で、レベルの変化量を検知することは出来ない。液面レベルの変化量を検知する方法としては、室温付近の液体の場合には、液槽の外壁の側面に透明ガラスなどのレベル指示管をバイパスして液面レベルを監視し、さらにレベル指示管の上下の変化を各種の光学的電気的方法で検出し変換する方法や、浮きを液面に浮かせ、その上下変化を光学的電気的に変換させ、液面レベルを監視する方法などがある。しかし、低温または高温の液体の場合にはレベル指示管や浮きの材質や構造に制約があり、設置条件や方法が制限される。また低温液体の量や容器が小さい場合等では、自動的に液面レベルの上下変化を定量的に検知するのは困難な事が多い。
【0005】
この様な過酷な条件のもとで液面レベルの変化量を検出する必要のある例としては、固体表面への低温におけるガス吸着量を容量法で測定する場合がある。この測定法では、以下に説明するように死容積の正確な測定値が重要である。
例えば液体窒素温度における窒素ガスの吸着等温線の測定の順序を測定原理例のブロック図1について示す。バルブ2より右側の測定用試料管部は液面レベルh1まで温度T2の液体窒素に浸っている。まず、バルブ1,2、3を開き、基準容積部、吸着剤試料の入った測定用試料管部および中空密閉管を所望の温度で高真空に排気する。次にバルブ2、3を閉じ、基準容積部に窒素温度では固体表面に吸着しないヘリウムガスを入れ、図1に示す圧力計1により、その圧力πを測定する。次にバルブ1を閉じバルブ2を開き、予め正確に測定してある幾何学的容積がVsである基準容積部から測定試料管部に、ヘリウムガスを導入し、圧力π’を測定する。ガス吸着量を求めるためには、測定試料管部全体が温度T1にあると仮定したときの見掛けの容積が必要で、これを死容積Vdと云う。理想気体の状態式から、Rを気体定数とすれば、
【数3】
πVs=π’(Vs+Vd)=RT1
となり、Vdは、
【数4】
となる。死容積Vdの値は恒温槽液体が低温になるほど非常に大きくなる。
次に導入されたヘリウムガスを排気し、バルブ2を閉じ、基準容積部にnモルの窒素ガスを導入し、圧力πiとする。バルブ1を閉じると、容積Vsと圧力πiから次式が得られる。
【数5】
πiVs=nRT1
ゆえに、
【数6】
n=πiVs/RT1.
次にバルブ1を閉じたまま、バルブ2を開き、窒素を測定用試料管部に導入し、吸着剤に窒素を吸着させ、その時の平衡圧力πeを測定する。温度T2での吸着
【数7】
または、
【数8】
となる。これに式【数6】を代入すると、
【数9】
となる。この式から分かるように、低温液体の激しい蒸発により液面レベルがh1から大きく下降することにより、大きな値を持つ死容積値が顕著に変化し、式
なる。
【0006】
従来の測定法では、死容積Vdを一定に保つために、液面レベルを一定の高さh1に維持する努力が払われている。しかし、前述したように、現実には液の激しい蒸発により液面レベルはh1から顕著に下降し、また、液槽の上下運動を利用する場合はその機構が複雑である。さらに、液槽の上下運動や液の注入による液面レベルの揺れにより、測定用試料管部の恒温槽上部の気相の温度が温度T1から大幅に変化して死容積が変化する。
また従来の別の測定法では、液面のレベルを調節する代わりに、繊維、セラミックスなどの多孔質材料を円筒状ジャケットに成型し、測定用試料管をジャケットで測定用試料管の液面上下にまたがるように、一定の高さまで囲み、ジャケットへの液体窒素の毛細管上昇を利用して液体を一定の高さまで吸い上げる。似た方法として、多孔質材料の代わりに、熱伝導の高い金属材料を使用したものもある。これらの方法では液面がごく僅かに下降する場合には測定用試料管の死容積変化を小さくすることが出来るが、毛細管上昇や熱伝導を利用しているので円筒形ジャケット内の温度は均一ではない可能性があり、また液面レベルの大きな変化には追随できない。
以上のように従来の液面レベルを一定にする方法では死容積Vdの測定誤差を除くことは出来ない。
【この発明が解決すべき課題】
【0007】
本発明の課題は、上に述べたような色々の欠点を持つ液面レベル制御法を必要としない、新しい液面レベルの上下変化量の安全、簡単、且つ正確な定量的測定法を開発することである。
【課題を解決するための方法】
【0008】
容量法による固体表面へのガス吸着量測定法を例として、本発明の方法で、低温又は高温液体の液面レベルの上下変化量を安全、簡単、且つ正確に測定すると言う課題を解決する。
【実施例1】
【0009】
本発明の液面レベルセンサーとして、図1に示す様に、バルブ3を経て基準容積部と接続し、圧力計2を接続した中空密閉管を置く。中空密閉管の液面付近の長
と断面積を測定用試料管と等しく且つ均一にする。中空密閉管の材質は測定用試料管と同じパイレックスガラスである。圧力計1および2は同じ規格の0〜1000Torrの圧力測定範囲、分解能10−6のダイアフラム型マノメーターを用いた。測定用試料管の底に固体吸着剤試料としてグラファイト、(商品名「バルカン3−G」;比表面積71.3±2.7m2/g)を入れ、100℃、2時間真空前処理を行ったところ、試料質量は101mgであった。図1の点線で囲まれた部分の温度T1を25℃に保ち、その下にある吸着剤試料を含む測定用試料管および中空密閉管を断熱容器内の温度77K(T2)の液体窒素に液面レベルの高さh1まで垂直に平行に置いて浸漬した。次に死容積測定のために全体を真空排気後、式【数3】、【数4】およびその操作にしたがってバルブ2,3を閉じ、基準容積部にヘリウムガスを80Torr導入し、バルブ2を開き、測定用試料管の死容積Vdを求めた。次にバルブ3を開き圧力P1を測定し、基準容積Vsおよび測定用試料管の死容積Vdから、中空密閉管の死容積(見掛けの容積)V1を求めた。バルブ3を閉じ液面レベルの測定にはいる。液面レベルが低下し、高さがh2になったときの圧力をP2、その時の中空密閉管の見掛けの容積をV1+δVとすると、
【数10】
P1V1=P2(V1+δV)
となる。したがって、
【数11】
である。この実施例の最初に述べたように、測定用試料管の死容積Vdの変化量は中空密閉管▲1▼の容積変化量δVに等しいので、高さh1における測定試料管の死容積をVdとすれば、液面レベルが下がり高さがh2になったときの測定用試
9】から、
【数12】
となる。ゆえに測定開始時の圧力P1での中空密閉管の見掛けの容積V1および測定用試料管の死容積Vdを予め求めておけば、液面レベルの変化による圧力変化
【0010】
吸着脱着等温線全領域の測定には12時間を必要としたが、この間の液体窒素の液面レベルの低下は約1.8cmであった。コンピューターソフトウエアーとして、基準容積値、導入圧、吸着平衡圧、飽和蒸気圧などのデータ、および中空密閉管▲1▼の圧力値をAD変換して入力し、【数11】式により死容積値を求
た。さらに吸着等温線を作成するする計算プログラム機能を付けた。この方法で計算された吸着等温線は、国際的にみとめられたグラファイト「バルカン3−G」の吸着等温線と非常によく一致した。
【実施例2】
【0011】
図2に示す中空密閉管▲2▼を除き、本発明の液面レベルセンサーとしてヘリウムを封入した中空密閉管▲1▼を置く。この場合の中空密閉管▲1▼は上述の【実施例1】の中空密閉管と異なり、その内側の形状、断面積は測定用試料管の形状、断面積
り長くし、その長さの範囲の内側断面の形状と断面積を均一にする。中空密閉管▲1▼にヘリウムガスを50Torr封入する。中空密閉管▲1▼の材質は測定用試料管と同じパイレックスガラスである。圧力計1および2は【実施例1】の場合と同じ規格のマノメーターを用いた。測定用試料管の底に固体吸着剤試料としてグラファイト、(商品名「バルカン3−G」;比表面積71.3±2.7m2/g)を入れ、100℃、2時間真空前処理を行ったところ、試料質量は51mgであった。図1の点線で囲まれた部分の温度T1を25℃に保ち、その下にある吸着剤試料を含む測定用試料管および中空密閉管▲1▼を【実施例1】の場合と同様に断熱容器内の温度77K(T2)の液体窒素に液面レベルの高さh1まで浸漬した。測定用試料管の死容積Vdを【実施例1】の場合と同様にもとめた。中空密閉管▲1▼の高さh1における圧力計2の示す圧力をP1とし、高さがh2まで下がったときの
【数13】
試料管の内半径をRとすれば、測定用試料管の死容積変化量δVは、
【数14】
て求められる。測定用試料管が液面レベルがh1にあるときの死容積をVdとす
【実施例3】
【0012】
図2で中空密閉管▲1▼を除き、測定用試料管と同じ容積、形状を有し、パイレックスガラスで作られた中空密閉管▲2▼を設ける。圧力計1は【実施例1】の圧力計と同一規格である。中空密閉管▲2▼に圧力計1と同一規格の圧力計2を接続し、窒素ガスを封入圧100Torrで封入した。この中空密閉管▲2▼を測定用試料管に接し液面に垂直に、平行に且つ同じ高さに置く。測定用試料管には固体吸着剤試料としてグラファイト、(商品名「バルカン3−G」;比表面積71.3±2.7m2/g)を入れ、100℃、2時間真空前処理を行い、測定用試料管と共に温度T2(77K)の液体窒素に液面レベルh1まで浸ける。
【0013】
Vを測定用試料管(中空密閉管▲2▼のそれに等しい)の真の容積、P1を中空密閉管▲2▼全体が温度T1の場合の圧力とすれば、
【数15】
P1=RT1/V
である。P2を中空密閉管▲2▼全体が温度T2の場合の圧力とすれば、
【数16】
P2=RT2/V
となる。ガス吸着量の測定中には、液面レベルの上下の変化に応じて中空密閉管▲2▼の圧力Pは変化する。中空密閉管▲2▼全体の容積を1として、圧力Pでの中空密閉管▲2▼の気相温度T1、25℃にある部分の容積率をaとすれば、中空密閉管▲2▼の液相温度T2にある部分の容積率は(1−a)となる。Pは、
ゆえにaの値は、【数17】式に【数15】、【数16】を入れ、
となる。a、P以外は既知数なので、Pからaを求めることが出来る。
温度T1にある部分のガスのモル数がn1、容積率がaの場合の、中空密閉管の温度T1の部分の容積はaVであるから、
【数19】
PaV=n1RT1
ゆえに、
【数20】
n1=PaV/RT1
同じく温度T2の部分の容積は(1−a)Vであるから、その部分のガスのモル数をn2とすれば
【数21】
P(1−a)V=n2RT2
ゆえに
【数22】
n2=P(1−a)V/RT2
温度T1における死容積Vdはn1、n2から、
【数23】
Vd=(n1+n2)RT1/P
となる。ゆえに、式【数20】、【数22】から、
【数24】
Vd=V{a+(1−a)T1/T2}
となる。ゆえに、aの値を【数18】から求めてVdを求め、この値を【数9】式
【実施例4】
【0014】
図3に示すように、電気抵抗体として白金抵抗線を用いた電気抵抗体センサーを測定用試料管に密着して上下に張り、それを1辺とし、温度を一定とした抵抗体を3辺とするホイートストンブリッヂを構成する。このブリッヂを用いて白金抵抗線の抵抗変化を液面のレベル変化に変換して測定し、の式
に死容積の変化量δVを求めることが出来た。
【実施例5】
【0015】
測定用試料管と上述の【実施例2】の中空密閉管▲1▼、【実施例3】の中空密閉管▲2▼、【実施例4】の電気抵抗体センサーなどに代表される色々のセンサーを所望の液面レベルまで浸け、センサー信号の値と液面レベル変化量との関係を実験的に測定し、この関係を検量線として、測定用試料管の死容積Vdを求め、ガス吸着量を計算することが出来た。
【発明の効果】
実施例1,2,3,4、5に示したように、本発明の液面レベル検出法は、過酷な物理的化学的条件でも安全、簡単且つ正確に利用出来ることが分かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】【実施例1】に用いる吸着剤表面へのガス吸着量を測定する装置の原理ブロック図1。
【図1の符号の説明】
πi:導入ガスの圧力
πe:吸着平衡ガスの圧力
Vs:基準容積
Vd:測定用試料管部の死容積
V1:中空密閉管の見掛けの容積
h1:恒温槽液面レベルの上限値
h2:恒温槽液面レベルの下限値
P :液槽液面レベルh1における中空密閉管の示す圧力
T1:測定系の気相の温度
T2:恒温槽液体の温度(測定試料の吸着平衡温度)
【図2】【実施例2】に用いる吸着剤表面へのガス吸着量を測定する装置の原理ブロック図2。
【図2の符号の説明】
πi:導入ガスの圧力
πe:吸着平衡ガスの圧力
Vs:基準容積
Vd:測定用試料管部の死容積
h1:恒温槽液面レベルの上限値
h2:恒温槽液面レベルの下限値
T1:測定系の気相の温度
T2:恒温槽液体の温度(測定試料の吸着平衡温度)
P :中空密閉管▲1▼または▲2▼に接続した圧力計の指示値
R :測定用試料管の内側半径
【図3】【実施例4】に用いる吸着剤表面へのガス吸着量を測定する装置の原理ブロック図。
【図3の符号の説明】
πi:導入ガスの圧力
πe:吸着平衡ガスの圧力
Vs:基準容積
Vd:測定用試料管部の容積
h1:恒温槽液面レベルの上限値
h2:恒温槽液面レベルの下限値
T1:測定系の気相の温度
T2:恒温槽液体の温度(測定試料の吸着平衡温度)
Claims (1)
- 容器内に貯留された低温液体の液面変動量を測定する変動量測定方法であって、
気体を封入した中空密閉管を、前記容器内に貯留された前記低温冷媒に浸漬し、その浸漬量を変化させたときの前記中空密閉管の内圧の変化量を予め測定しておき、
その後は、前記中空密閉管の内圧を測定しながら、その内圧の変化量に基づいて、前記容器内に貯留された前記低温冷媒の液面変動量を算出するようにしたことを特徴とする変動量測定方法。
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