JPH0619096U - 火災感知器用点検装置 - Google Patents

火災感知器用点検装置

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JPH0619096U
JPH0619096U JP5847792U JP5847792U JPH0619096U JP H0619096 U JPH0619096 U JP H0619096U JP 5847792 U JP5847792 U JP 5847792U JP 5847792 U JP5847792 U JP 5847792U JP H0619096 U JPH0619096 U JP H0619096U
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JP5847792U
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和男 西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽熱源の温度を下がりにくくし、点検作業を
容易にする。 【構成】 本装置は、容器1と、該容器1を支える支持
枠2と、該支持枠2に取り付けられた点検棒3とを備え
ている。容器1は、天井10に設けられた火災感知器1
1が入り込む形状の口部9を有するとともに、少なくと
もその胴部が真空二重構造であり、内部に偽熱源となる
加熱流体が収容される。容器1の口部9には放射状のス
リット13を有する蓋12で覆われ、また、支持枠2は
容器1の胴部に枢支されて、容器1を常に垂直に支持す
るようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は火災感知器用点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の天井に設けられた火災感知器が正常に作動するか否かを点検するために 、所定の感知温度に加熱された偽熱源をその火災感知器に近付けてその動作を確 認することが行われている。従来、この点検作業に使用する点検装置として、点 検棒の先端に設けた容器に偽熱源として熱湯を入れ、この熱湯を天井の火災感知 器に接触させるようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは容器内の温度がすぐに低下するので、頻繁に熱湯 の温度を測定して、温度が下がる毎に入れ換えなければならず、大変な手間が掛 かっていた。また、熱湯が入った容器を点検棒で持ち上げるので、熱湯がこぼれ る危険性があった。 本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、偽熱源の温度が下がりにくく 、迅速,容易に点検作業を行うことができる火災感知器用点検装置を提供するこ とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、天井に設けられた火災感知器が入り込む 形状の口部を有するとともに、少なくともその胴部が真空二重構造であり、内部 に偽熱源となる加熱流体が収容される容器と、該容器を支える支持枠と、該支持 枠に取り付けられた点検棒とを備えたものである。 本考案では、前記容器の口部を放射状のスリットを有する蓋で覆うようにして もよい。 また、前記支持枠を容器の胴部に枢支して容器を常に垂直に支持することもで きる。
【0005】
【作用】
前記構成によれば、容器の少なくとも胴部が真空二重構造によって断熱されて いるので、容器内に収容された加熱流体は温度が低下しにくい。 また、容器の口部を放射状のスリットを有する蓋で覆うと、温度の低下がより 防止されるとともに、加熱流体がこぼれにくくなるうえ、そのスリットを割るよ うにして火災感知器が口部へ侵入して加熱流体に接触するので、作業の邪魔とは ならない。 支持枠を容器の胴部に枢支して容器を常に垂直に支持するようにすれば、点検 棒で容器を上げ下げする際に、容器内部の加熱流体がこぼれる虞れはない。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1は本考案に係る火災感知器用点検装置を示し、この装置は容器1と、支持 枠2と点検棒3とからなっている。 容器1は、有底の内胴4を外胴5内に挿入して、内胴4の口部外面と外胴5の 口部内面を接合するとともに、内胴4の下端と外胴5の下端とを、それらの間に 嵌合された断面逆U字形の環状の底板6を介して接合し、内胴4と外胴5の間を 排気して真空二重構造としたものである。7はその排気に使用されたチップ管で 、排気処理終了後に封止されてカバー8で保護されている。
【0007】 容器1の口部9は、建物の天井10に設けられた火災感知器11が入り込む形 状と大きさを有し、その口部9には、内部に向かって摺鉢状に落ち込んだ形状の 蓋12が取り付けられている。この蓋12は可撓性を有する合成樹脂からなり、 中央には図2に示すように十字形をなす放射状のスリット13が形成されている 。また、容器1の肩部14にはU字形断面の環状の受け皿15が取り付けられ、 底外面にはサーモシール16が貼着されている。このサーモシール16は、それ が貼着された壁面の温度すなわち容器1内の加熱流体の温度が、火災感知器11 の感知温度(例えば70℃)より低い温度になると、例えば赤から青というよう に色が変化するものである。
【0008】 支持枠2は、U字形で、その中央部と容器1の底との間に隙間があくように両 端部が容器1の外胴5の外面にピン17で枢支されて、容器1を垂直に支持して いる。 点検棒3は、その先端が前記支持枠2の中央部に固着されており、容器1を上 げ下げできるようなっている。点検棒3は、図3に示すように上下に2分割され 、上部が下部に差し込まれて伸縮自在であり、長さが調整できるようになってい る。
【0009】 以上の構成からなる点検装置を用いて火災感知器11の点検を行うには、まず 、容器1の中に偽熱源となる熱湯又は加熱油等の加熱流体を入れた後、天井10 の高さに応じて点検棒3の長さを調整し、図3に示すように、その点検棒3を利 用して容器1を持ち上げ、その口部9を天井10の火災感知器11に当てる。こ れにより、火災感知器11の感熱部が容器1の蓋12のスリット13を押し広げ て侵入し、内部の加熱流体に接触する。 このとき、火災感知器11は、正常であればこの偽熱源の温度を感知して警報 等の適宜動作を行い、異常があれば動作しない。
【0010】 容器1は、胴部が真空二重構造になっており、口部9が蓋12で覆われている ため、内部の加熱流体の温度は下がりにくくなっている。そして、この加熱流体 の温度は、容器1の底のサーモシール16によって作業中であっても容易に確認 することができる。すなわち、容器1の底は1重になっており、その表面の温度 は内部の加熱流体の温度とほぼ等しいため、その底表面に貼着されたサーモシー ル16が例えば赤から青に変化していれば、加熱流体の温度が感知温度以下に低 下していることが分かる。
【0011】 点検作業中、図3に示すように、容器1は支持枠2によって常に垂直に保たれ るため、火災感知器11の真下よりも離れた位置から容器1を持ち上げても、内 部の加熱流体はこぼれることがない。容器1の口部9は蓋12によって覆われて いるため、容器1が揺れても、内部の加熱流体は流出しにくくなっている。また 、仮に内部の加熱流体が蓋12のスリット13より流出したとしても、受け皿1 5に流れ込むので、下方にこぼれ落ちることがなく、安全である。 このように 、容器1内部の加熱流体は、冷めにくく、またこぼれ落ちないようになっている ので、点検作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
【0012】 なお、前記実施例では、容器1の底全面を1重にしたが、図4に示すように底 の中央部を残して他の部分を胴部と同様に真空二重構造としてもよい。そして、 この一重の中央部にサーモシール16を貼着することにより、内部の加熱流体の 温度を確認することができる。 また、内部の加熱流体の温度を外部に表示する手段は、前記サーモシールに限 らず、任意の手段を採用することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1〜3の考案によれば、容器の少なく とも胴部が真空二重構造によって断熱され、内部の加熱流体の温度が低下しにく くなっているので、一回加熱流体を入れれば長時間使用でき、従来のように頻繁 に入れ換える必要がなくなり、点検作業を円滑,迅速に行える。 また、特に請求項2の考案によれば、スリットを有する蓋で口部が覆われてい るので、温度の低下がさらに防止されるとともに、こぼれにくくなる。 請求項3の考案によれば、支持枠によって容器が垂直に維持されるので、内部 の加熱流体がこぼれることはなく、安全であり、点検棒による容器の上げ降ろし が迅速に行え、作業性が向上する。また、火災感知器の真下に障害物があって作 業しにくい場所であっても、その側方から容易に作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る火災感知器用点検装置の断面図
である。
【図2】 図1の装置の容器口部の斜視図である。
【図3】 図1の装置による点検作業状態を示す正面図
である。
【図4】 容器の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…容器、 2…支持枠、3…点検
棒、 9…口部、10…天井、
11…火災感知器、12…蓋、
13…スリット、15…受け皿、 1
6…サーモシール(温度表示手段)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設けられた火災感知器が入り込む
    形状の口部を有するとともに、少なくともその胴部が真
    空二重構造であり、内部に偽熱源となる加熱流体が収容
    される容器と、該容器を支える支持枠と、該支持枠に取
    り付けられた点検棒とを備えたことを特徴とする火災感
    知器用点検装置。
  2. 【請求項2】 前記容器の口部が放射状のスリットを有
    する蓋で覆われていることを特徴とする請求項1に記載
    の火災感知器用点検装置。
  3. 【請求項3】 前記支持枠が容器の胴部に枢支され、容
    器を常に垂直に支持していることを特徴とする請求項1
    又は2のいずれかに記載の火災感知器用点検装置。
JP1992058477U 1992-08-20 1992-08-20 火災感知器用点検装置 Expired - Fee Related JP2594948Y2 (ja)

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JP2594948Y2 JP2594948Y2 (ja) 1999-05-24

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163981U (ja) * 1978-05-09 1979-11-16
JPH01160596U (ja) * 1988-04-21 1989-11-08
JPH04120692A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Koatsu Gas Kogyo Kk 感知器試験装置

Patent Citations (3)

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