JP2594815Y2 - スタッド用クリップ - Google Patents

スタッド用クリップ

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JP2594815Y2
JP2594815Y2 JP1992005275U JP527592U JP2594815Y2 JP 2594815 Y2 JP2594815 Y2 JP 2594815Y2 JP 1992005275 U JP1992005275 U JP 1992005275U JP 527592 U JP527592 U JP 527592U JP 2594815 Y2 JP2594815 Y2 JP 2594815Y2
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JP
Japan
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stud
cylindrical
clip
locking
panel
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JP1992005275U
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English (en)
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JPH0566306U (ja
Inventor
隆 梅沢
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一端が車体等のパネル
に固着され且つ側面にねじまたは周溝が形成された棒状
スタッドの他端から押込むことによって係止する筒状係
止部を有し、筒状係止部にはパネルに取付けるべき部材
を保持する手段が設けられているスタッド用クリップに
関し、特に、電線等の線材を結束するバンドやワイヤハ
ーネス保持部を備えた保持具に適したスタッド用クリッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】車体等のパネルの所定の位置に電線等の
長尺物を束ねて配設することのできる結束具に適したス
タッド用クリップは、公知であり、例えば、登録第74
8877号意匠として知られている。この公知のクリッ
プは、線材をバンドで束ねて、車体等のパネルの所定の
位置に固定されたねじスタッドに、円筒形状を成す係止
部を押込むことで、簡単にパネルに配置でき、バンドも
バックル部分の爪を起こすことで解除できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のように、線材を
束ねてパネルに配置するのも、その線材の束を解くのも
簡単にできるので、かかるスタッド用クリップは重用さ
れている。しかし、このクリップをパネルから取り外す
場合にはやや面倒である。すなわち、クリップをパネル
から取り外すには、バンドの係止を解除して、クリップ
から線材を取り除いてから、クリップをスタッドのねじ
に沿って回転させてスタッドから取り外さねばならな
い。
【0004】従って、本考案の目的は、クリップを回転
させないでもスタッドへの係止爪の係止を解除できる、
スタッド用クリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、一端が車体等のパネルに固着され
且つ側面にねじまたは周溝が形成された棒状スタッドの
他端から押込むことによって係止する筒状係止部を有
し、該筒状係止部には前記パネルに取付けるべき部材を
保持する手段が設けられているスタッド用クリップであ
って、前記筒状係止部には、スタッド貫通穴において底
面から上方に向けて半径方向内方に傾斜する係止爪が一
対形成されており、前記筒状係止部の外側には一定の間
隔をおいて可撓性筒状体が設けられ、この筒状体には、
少なくとも1つの係止爪の先端に連結される連結部が設
けられ、該筒状体の外周面には、前記連結部から周方向
に離れた位置に、該筒状体を前記筒状係止部に向けて押
圧する部分が設けられ、該押圧部分が押圧されると、前
記連結部が筒状体の半径方向外方に張り出して係止爪の
先端がスタッド側面のねじまたは周溝から離れる方向に
移動することを特徴とするスタッド用クリップが提供さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1〜図4にに本考案によるスタッ
ド用クリップの第1の実施例を示し、この実施例のクリ
ップ1には、パネルに取付けるべき部材としての線材
を、結束して保持する手段がバンド形状に形成されてい
る。図5はこのクリップの使用例を示している。図1〜
図5において、クリップ1は、プラスチックの一体成形
品で成り、電線等の線材2を束ねて車体等のパネル3の
所定の位置に固定配設するために、一端がパネル3に固
定され且つ側面にねじまたは周溝が形成された棒状スタ
ッド4(図示の例はねじスタッドである)に、他端から
押し込むことによって係止する筒状係止部5を備えてい
る。この筒状係止部5の側部からはバンド6が所定の長
さ延び出している。また、係止部5とバンド6の間に
は、バンド6の先端部を受け入れてバンド6に係止して
線材を束にするバックル7が成形されている。
【0007】バンド6は、筒状係止部5の底面側から細
長く延びる帯として形成され、その一方の面(図示の例
では下面)には多数の係止部8が形成されている。各係
止部8は横方向に延びる溝として形成され、この溝は、
図2に示すように、バックル7への挿入は容易である
が、抜けることのないように一方の面がほぼ垂直に形成
され他方の面は斜面として形成されている。また、バン
ド6の先端部は、挿入容易なように先細に形成され、そ
の先端部には滑り止めとしての突部9が設けられてい
る。
【0008】バックル7は、バンド6を受け入れて留め
る機能を有するもので、バンド挿入穴10が設けられ、
この挿入穴10には、バンド6の係止部8に係止する係
止爪11が設けられている。なお、図示していないが、
係止爪11からは係止解除片が延びていてもよく、これ
によって、解除片を押せばバンド6の係止部8との係止
を解除することができる。また、バックル7の線材2に
対面する面には、線材の外面に食い込む(はまりこむ)
ように当接する突起12が設けられている。この突起1
2は、線材2が蛇腹状に結束された場合、谷部分にはま
り込んで長手方向に位置ずれするのを防止できる。
【0009】筒状係止部5には、その中央のスタッド貫
通穴14において底面15から上方に向けて半径方向内
方に傾斜する係止爪16が一対形成されている。この係
止爪16、16は、図2に示すように、スタッドがねじ
スタッドの場合にはねじのピッチに合わせて高さをずら
してもよい。そして、筒状係止部5の外周には一定の間
隔をおいて可撓性筒状体18が設けられている。この筒
状体18は、1つの係止爪16(図示の例では、図1及
び図2の左側の係止爪16)の1部(図示の例では、図
2に明らかなように、係止爪16の先端の爪部分)に連
結されている。この可撓性筒状体18の外周面には、係
止爪16との連結部分以外の部分(図1に示す例におい
て一対の係止爪16及び16に直交する方向の2つの部
分に突部19、19が形成されている。この突部19、
19を指等によって相互に近づくように押すと、筒状体
18が変形して、係止爪16の傾斜姿勢がスタッド4に
平行な方向に起こされる。従って、係止爪16がスタッ
ド4の側面のねじ(または周溝)から離され、そのまま
クリップをスタッド4から引き上げて、スタッド4から
外すことができる。
【0010】図6及び図7は、本考案の第2の実施例を
示しており、このスタッド用クリップ21において、パ
ネルに取付けるべき部材の保持手段として、バンド形状
ではなく、逆U字形状の保持部22が筒状係止部5に形
成されている。従って、電線等の線材2を保持部22で
抱持して、パネル3に固定することができる。これ以外
は、第1実施例のもの同じなので説明を省略する。
【0011】図8〜図10は、本考案の第3の実施例を
示しており、このスタッド用クリップ23は第1実施例
の可撓性筒状体を変形しており、他の部分は殆ど同じな
のでその説明を省略する。スタッド用クリップ23にお
いて、可撓性筒状体24は、一対の係止爪16の両方に
連結されている。可撓性筒状体24の外周面には、係止
爪16及び16に直交する方向の2つの部分に突部2
5、25が形成されている。突部25を指等で相互に近
づくように押すと、筒状体24が変形して、両方の係止
爪16の傾斜姿勢がスタッド4に平行な方向に起こさ
れ、スタッドへの係合が大きく外され、そのままクリッ
プをスタッド4から引き上げればスタッド4から外すこ
とができる。
【0012】
【考案の効果】本考案のスタッド用クリップによれば、
筒状係止部の外周には一定の間隔をおいて可撓性筒状体
が設けられ、筒状体には、係止爪の先端に連結される連
結部が設けられ、また、連結部から離れた位置に、筒状
体を筒状係止部に向けて押圧する部分が設けられ、この
押圧部分の押圧により、連結部が筒状体の半径方向外方
に張り出して係止爪の先端がスタッド側面のねじまたは
周溝から離れる方向に移動するので、クリップを回転さ
せないでもスタッドへの係止爪の係止を解除することが
でき、バンドの係止を解除してクリップから線材を取り
除いてから、クリップをスタッドのねじに沿って回転さ
せる等の面倒な作業が一切不要になる。特に、筒状係止
部の外側に別の筒状体を設けて2重の筒状構造にし、外
側の筒状体の側面を2本の指等でつまんでそのまま内側
の筒状係止部に押圧するだけで、スタッドへの係止爪の
係止を解除することができ、極めて簡単に且つ強い力を
必要とせずに、しかも、2本の指等でつまんだまま引上
げるだけでクリップをスタッドから取り外すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスタッド用クリップの第1実施例の正
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のスタッド用クリップの半断面左側面図で
ある。
【図4】図1のスタッド用クリップの背面図である。
【図5】図1のクリップを用いてパネル上のスタッドに
線材を保持した様子を示す断面図である。
【図6】本考案のスタッド用クリップの第2実施例の正
面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本考案のスタッド用クリップの第3実施例の正
面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図8のスタッド用クリップの半断面左側面図
である。
【符号の説明】
1 スタッド用クリップ 2 線材 3 パネル 4 スタッド 5 筒状係止部 6 バンド 7 バックル 8 係止部 11 係止爪 14 スタッド貫通穴 15 底面 16 係止爪 18 可撓性筒状体 19 突部 21 スタッド用クリップ 22 保持部 23 スタッド用クリップ 24 可撓性筒状体 25 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 5/12 F16B 2/08 F16B 21/07 F16L 3/12 H02G 3/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が車体等のパネルに固着され且つ側
    面にねじまたは周溝が形成された棒状スタッドの他端か
    ら押込むことによって係止する筒状係止部を有し、該筒
    状係止部には前記パネルに取付けるべき部材を保持する
    手段が設けられているスタッド用クリップにおいて、 前記筒状係止部には、スタッド貫通穴において底面から
    上方に向けて半径方向内方に傾斜する係止爪が一対形成
    されており、前記筒状係止部の外側には一定の間隔をお
    いて可撓性筒状体が設けられ、この筒状体は、少なく
    とも1つの係止爪の先端に連結される連結部が設けら
    れ、該筒状体の外周面には、前記連結部から周方向に離
    れた位置に、該筒状体を前記筒状係止部に向けて押圧す
    る部分が設けられ、該押圧部分が押圧されると、前記連
    結部が筒状体の半径方向外方に張り出して係止爪の先端
    がスタッド側面のねじまたは周溝から離れる方向に移動
    することを特徴とするスタッド用クリップ。
JP1992005275U 1992-02-13 1992-02-13 スタッド用クリップ Expired - Lifetime JP2594815Y2 (ja)

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JPH0566306U JPH0566306U (ja) 1993-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61155085A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Nippon Kokan Kk <Nkk> タ−レツトムアリング船におけるブレ−キ/ドライブユニツト

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JPH0566306U (ja) 1993-09-03

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