JP2594808B2 - モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体 - Google Patents
モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体Info
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Description
本発明はモノクロディスプレイ用の陰極線管に使用さ
れる蛍光体に関する。
れる蛍光体に関する。
最近、コンピュータ用端末表示としてディスプレイ用
陰極線管が多く使用されているが、これらに使われる蛍
光体は青色、緑色、黄色、橙色、赤色、白色発光等で、
多種多様に色調にて使われている。これらの発光色は、
例えば、発光が異なる2成分〜4成分の蛍光体が混合さ
れた混合蛍光体とすることによって、単独の蛍光体では
発光出来ない多種多用の発光色に調整できる。 ところが、陰極線管に使用される混合蛍光体は、電子
線の励起により明るく発光するが、紫外線に励起されて
も、発光するものが多い。陰極線管は、紫外線でなく電
子線で蛍光体を刺激して発光させる。蛍光体が直接には
紫外線で励起されることはない。ところが、困ったこと
に、青色発光蛍光体が含まれる混合蛍光体は、青色発光
蛍光体が、電子線に励起されて青色の可視光線を出し、
これが紫外線に近いので、紫外線で励起されて発光する
他の蛍光体を励起して発光させる。 すなわち、青色発光以外の蛍光体である、緑色発光蛍
光体、黄色発光蛍光体、橙色発光蛍光体、明色発光蛍光
体は、電子線で励起されたあと、紫外線に近い青色光線
(本明細書に於て紫外線領域の光線と記述する)で再励
起され再び発光する。この結果、粉末色調、及び残光時
間が、陰極線管に要求される特性からずれる欠点があ
る。 とくに、体色が白色である蛍光体は、隣の青色発光蛍
光体から放射される紫外線領域の光線の影響を受けやす
い。それは、体色が白色の蛍光体は、広い波長領域の光
線を吸収しないからである。表面で紫外線領域の光線を
吸収しない蛍光体は、隣の青色発光蛍光体から放射され
る紫外線領域の光線に強く励起されて、発光色をずらせ
てしまう欠点がある。 さらに、発光色が異なる複数種の蛍光体を混合してな
る混合蛍光体は、カラーブラウン管の発光ドットのよう
に、発光色の異なる蛍光体を分離、独立して塗布しな
い。青色発光蛍光体に他の発光蛍光体が混合して塗布さ
れるので、青色発光蛍光体のすぐ隣に他の発光色の蛍光
体が分散し、青色発光蛍光体に他の発光色の蛍光体が極
めて接近する。青色発光蛍光体から放射される紫外線領
域の光線が他の発光色の蛍光体を励起する強度は、青色
発光蛍光体と他の発光色の蛍光体との距離の自乗に反比
例する。このため、青色発光蛍光体のすぐ隣に分散する
他の発光色の蛍光体は、青色発光蛍光体の紫外線領域の
光線に強く励起されて発光する。このため、青色発光蛍
光体に発光色の異なる蛍光体を混合する混合蛍光体は、
青色発光蛍光体から放射される紫外線領域の光線に起因
する色ずれ等を解消することが極めて大切である。 紫外線領域の光線で励起された、混合蛍光体は残光時
間が長くなる。このことは、ちらつき(フリッカー)を
少なるする効果がある。ところが、紫外線領域の光線が
原因で起こる色調のずれは、蛍光面の色差となり、陰極
線管のセンターとコーナーとで発光色が不均一になる。 蛍光体の色差は、蛍光体塗布状態の不均一と、紫外線
領域の光線で励起されて発光することが原因で発生す
る。陰極線管の蛍光面は、可能な限りセンターとコーナ
ーの塗布量が均一化するように、塗布条件、露光、現像
等に改良努力がなされている。ところが、センターとコ
ーナーの塗布量には依然として差があり、これを皆無に
は出来ない。塗布量に差がある蛍光膜の蛍光体が、紫外
線領域の光線で再励起されると、青色発光蛍光体以外の
蛍光体の発光体の発光量が、直ちにセンターとコーナー
の色差となって表れてくる。青色発光蛍光体以外の蛍光
体が厚く塗布される部分は、薄く塗布される部分に比較
して、紫外線領域の光線で励起される発光量が強くなっ
て、センター部とコーナー部の色差を発生させる。 本発明は、この欠点を解決することを目的に開発され
たもので、この発明の重要な目的は、紫外線領域の光線
励起による色調のずれが防止でき、蛍光体塗布面の色差
が減少できるモノクロディスプレイに使用される混合蛍
光体を提供するにある。
陰極線管が多く使用されているが、これらに使われる蛍
光体は青色、緑色、黄色、橙色、赤色、白色発光等で、
多種多様に色調にて使われている。これらの発光色は、
例えば、発光が異なる2成分〜4成分の蛍光体が混合さ
れた混合蛍光体とすることによって、単独の蛍光体では
発光出来ない多種多用の発光色に調整できる。 ところが、陰極線管に使用される混合蛍光体は、電子
線の励起により明るく発光するが、紫外線に励起されて
も、発光するものが多い。陰極線管は、紫外線でなく電
子線で蛍光体を刺激して発光させる。蛍光体が直接には
紫外線で励起されることはない。ところが、困ったこと
に、青色発光蛍光体が含まれる混合蛍光体は、青色発光
蛍光体が、電子線に励起されて青色の可視光線を出し、
これが紫外線に近いので、紫外線で励起されて発光する
他の蛍光体を励起して発光させる。 すなわち、青色発光以外の蛍光体である、緑色発光蛍
光体、黄色発光蛍光体、橙色発光蛍光体、明色発光蛍光
体は、電子線で励起されたあと、紫外線に近い青色光線
(本明細書に於て紫外線領域の光線と記述する)で再励
起され再び発光する。この結果、粉末色調、及び残光時
間が、陰極線管に要求される特性からずれる欠点があ
る。 とくに、体色が白色である蛍光体は、隣の青色発光蛍
光体から放射される紫外線領域の光線の影響を受けやす
い。それは、体色が白色の蛍光体は、広い波長領域の光
線を吸収しないからである。表面で紫外線領域の光線を
吸収しない蛍光体は、隣の青色発光蛍光体から放射され
る紫外線領域の光線に強く励起されて、発光色をずらせ
てしまう欠点がある。 さらに、発光色が異なる複数種の蛍光体を混合してな
る混合蛍光体は、カラーブラウン管の発光ドットのよう
に、発光色の異なる蛍光体を分離、独立して塗布しな
い。青色発光蛍光体に他の発光蛍光体が混合して塗布さ
れるので、青色発光蛍光体のすぐ隣に他の発光色の蛍光
体が分散し、青色発光蛍光体に他の発光色の蛍光体が極
めて接近する。青色発光蛍光体から放射される紫外線領
域の光線が他の発光色の蛍光体を励起する強度は、青色
発光蛍光体と他の発光色の蛍光体との距離の自乗に反比
例する。このため、青色発光蛍光体のすぐ隣に分散する
他の発光色の蛍光体は、青色発光蛍光体の紫外線領域の
光線に強く励起されて発光する。このため、青色発光蛍
光体に発光色の異なる蛍光体を混合する混合蛍光体は、
青色発光蛍光体から放射される紫外線領域の光線に起因
する色ずれ等を解消することが極めて大切である。 紫外線領域の光線で励起された、混合蛍光体は残光時
間が長くなる。このことは、ちらつき(フリッカー)を
少なるする効果がある。ところが、紫外線領域の光線が
原因で起こる色調のずれは、蛍光面の色差となり、陰極
線管のセンターとコーナーとで発光色が不均一になる。 蛍光体の色差は、蛍光体塗布状態の不均一と、紫外線
領域の光線で励起されて発光することが原因で発生す
る。陰極線管の蛍光面は、可能な限りセンターとコーナ
ーの塗布量が均一化するように、塗布条件、露光、現像
等に改良努力がなされている。ところが、センターとコ
ーナーの塗布量には依然として差があり、これを皆無に
は出来ない。塗布量に差がある蛍光膜の蛍光体が、紫外
線領域の光線で再励起されると、青色発光蛍光体以外の
蛍光体の発光体の発光量が、直ちにセンターとコーナー
の色差となって表れてくる。青色発光蛍光体以外の蛍光
体が厚く塗布される部分は、薄く塗布される部分に比較
して、紫外線領域の光線で励起される発光量が強くなっ
て、センター部とコーナー部の色差を発生させる。 本発明は、この欠点を解決することを目的に開発され
たもので、この発明の重要な目的は、紫外線領域の光線
励起による色調のずれが防止でき、蛍光体塗布面の色差
が減少できるモノクロディスプレイに使用される混合蛍
光体を提供するにある。
本発明者等は、この問題点を解決する為に、種々検討
の結果、発光色が異なる複数の蛍光体が混合されたモノ
クロディスプレイに使用される混合蛍光体は、紫外線領
域の光線を発光する青色発光蛍光体に、アルミン酸コバ
ルト、又は、群青等の青色無機顔料を、青色発光蛍光体
に対して0.01〜10重量%被覆することにより、青色無機
顔料に紫外線領域の光を吸収させることに成功し、紫外
線領域の光線励起によるモノクロディスプレイに使用さ
れる混合蛍光体の色差を減少することに成功した。 青色無機顔料の付着量が0.01重量%以下となると、色
差を減少する効果が少なく、また、10重量%以上混合す
ると発光輝度が低下する。従って、青色無機顔料の付着
量は、色差と発光輝度の両方を考慮して前記の範囲に調
整される。 さらに、本発明のモノクロディスプレイに使用される
混合蛍光体は、紫外線領域の光線で励起されて可視光線
を発光する蛍光体が下記のいずれかの蛍光体を含む。 (Zn・Cd)S/Cu・Al黄色発光蛍光体、 Y3Al5O12/Ce黄色発光蛍光体、 Zn2SiO4/Mn・As緑色発光蛍光体、 Cd5Cl(PO4)3/Mn琥珀色発光蛍光体、 (Zn・Ca)3(PO4)2/Mn赤色発光栄光体、 InBO3/Tb緑色発光蛍光体、 InBO3/Eu橙色発光蛍光体、 これ等の蛍光体は、体色を白色とし、粒子の表面には
顔料を付着していない。
の結果、発光色が異なる複数の蛍光体が混合されたモノ
クロディスプレイに使用される混合蛍光体は、紫外線領
域の光線を発光する青色発光蛍光体に、アルミン酸コバ
ルト、又は、群青等の青色無機顔料を、青色発光蛍光体
に対して0.01〜10重量%被覆することにより、青色無機
顔料に紫外線領域の光を吸収させることに成功し、紫外
線領域の光線励起によるモノクロディスプレイに使用さ
れる混合蛍光体の色差を減少することに成功した。 青色無機顔料の付着量が0.01重量%以下となると、色
差を減少する効果が少なく、また、10重量%以上混合す
ると発光輝度が低下する。従って、青色無機顔料の付着
量は、色差と発光輝度の両方を考慮して前記の範囲に調
整される。 さらに、本発明のモノクロディスプレイに使用される
混合蛍光体は、紫外線領域の光線で励起されて可視光線
を発光する蛍光体が下記のいずれかの蛍光体を含む。 (Zn・Cd)S/Cu・Al黄色発光蛍光体、 Y3Al5O12/Ce黄色発光蛍光体、 Zn2SiO4/Mn・As緑色発光蛍光体、 Cd5Cl(PO4)3/Mn琥珀色発光蛍光体、 (Zn・Ca)3(PO4)2/Mn赤色発光栄光体、 InBO3/Tb緑色発光蛍光体、 InBO3/Eu橙色発光蛍光体、 これ等の蛍光体は、体色を白色とし、粒子の表面には
顔料を付着していない。
以下、この発明の実施例について説明する。 (実施例1) 最初に、この発明の蛍光体の製造方法について述べ
る。先ず、材料として以下の物を使用する。 青色発光蛍光体ZnS/Ag・Cl 490g アルミン酸コバルト 4.9g 純水 2.2l 黄色発光蛍光体(Zn・Cd)S/Cu・Al 510g 用意された青色発光蛍光体ZnS/Al・Clを純水に混ぜ
る。その後、青色発光蛍光体に青色無機顔料をコートす
るため、これにアルミン酸コバルトを入れる。 青色発光蛍光体の表面に無機顔料を付着する接着剤と
して、ZnSiO3を使用する。 このZnSiO3は、K2Sio3とZnSO4とを、前記の青色発光
蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純水に混合
し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2Sio3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
ZnSO4は、Znとして濃度が2%となる量添加する。この
状態で反応させて、蛍光体に対し、0.2wt%のZnSiO3が
表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させる。 得られた蛍光体を乾燥した後、この青色発光蛍光体
に、黄色発光蛍光体(ZnCd)S/Cu・Alを混合して青黄色
発光混合蛍光体を得る。 この混合蛍光体は、青色発光蛍光体と黄色発光蛍光体
とが混合され、青色発光蛍光体は表面にアルミン酸コバ
ルトが付着されている。 この蛍光体は次の方法で蛍光膜としての特性を測定し
た。 先ず、12インチ−90度の陰極線バルブを用意する。得
られた栄光体2.5gを、28%K2SiO3溶液80mlに、純水250m
lを加えたものに混合してこれを30分間撹拌して蛍光体
スラリーとする。クッション液として、500ppmBa(N
O3)2溶液50mlを、30lの水に薄めたものに、前者のス
ラリーを投入する。 ガラス板試料片を陰極線バルブ内のセンターとコーナ
ーとにセットして、ガラス面上に蛍光体沈澱膜をつく
り、ラッカー膜、及びメタルバックを施した後、450℃
で30分ベーキングする。得られたガラス試料片を、ディ
マンタブルCRT装置にて、電圧7kV、電流密度0.5μA/cm2
の条件にて色調を測定する。 得られた混合蛍光体の色度座標、x値と、y値とは、
x=0.287、y=0.314であった。 上記混合蛍光体の色ずれを、バルブのセンターとコー
ナーとで測定した結果、その差は、△x=3/1000、△y
=4/1000と極めて小さいものであった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外実施例1と同一の条件で製造された従来の混合蛍光
体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=8/1000、△y=15/1000であり、この発明の
混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減
少した。 第1図は、この発明による実施例1で得られた蛍光体
と、表面が青色無機顔料でコートされない従来の蛍光体
の色度図上の差を示している。この図から明らかなよう
に、本発明の青色無機顔料付混合蛍光体は、黄色発光蛍
光体の色ずれを効果的に抑制している。 (実施例2) 材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体Y2SiO/Ce 400g アルミン酸コバルト 1.6g 純水 1l 黄色発光蛍光体Y3Al5O12/Ce 600g 用意された材料を使用して、青色発光蛍光体と青色無
機顔料の接着剤とを変更する以外、実施例1と同様の工
程で混合蛍光体を試作する。 青色無機顔料を青色発光蛍光体の表面に付着する接着
剤には、Al2SiO5を使用する。 このAl2SiO5は、K2SiO3とAl2(SO4)3とを、前記の
青色発光蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純
水に混合し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2SiO3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
Al2(SO4)3は、Alとして濃度が2%となる量添加す
る。この状態で反応させて、蛍光体に対し、0.2wt%のA
l2SiO5が表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させ
る。 得られた混合蛍光体は、実施例1と同様にしてガラス
試料片をつくり色調を測定した。 実施例2で得られた混合蛍光体の色度座標である、x
値とy値とは、x=0.346、y=0.452であった。 また、この混合蛍光体を使用した色ずれ検査によるセ
ンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=2/1000
と極めて少なかった。青色発光蛍光体の表面を青色無機
顔料でコートしない以外、実施例2と同一の条件で製造
された従来の混合蛍光体は、バルブのセンターとコーナ
ーとに於ける色ずれが、△x=9/1000、△y=16/1000
であり、この発明の混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べ
て色ずれが極めて減少した。 第2図は、この発明の実施例2で得られた蛍光体と、
表面が青色無機顔料でコートされない従来の蛍光体の色
度図上の差を示している。この図から明かなように、本
発明の青色無機顔料付混合蛍光体は、黄色発光蛍光体の
色ずれを効果的に抑制している。 (実施例3) 混合蛍光体を試作する材料として下記のものを使用す
る。 青色発光蛍光体ZnS/Ag、Al 100g アルミン酸コバルト 1.25g 純水 0.75l 緑色発光蛍光体Zn2SiO4/Mn・As 220g 琥珀色発光蛍光体Cd5Cl(PO4)3/Mn 680g 用意された青色発光蛍光体ZnS/Ag・Alを純水に混ぜ
る。この後、青色発光蛍光体に青色無機顔料をコートす
るため、これにアルミン酸コバルトを入れる。 青色発光蛍光体の表面に無機顔料を付着する接着剤と
して、MgSiO3を使用する。 このMgSiO3は、K2SiO3とMgSO4とを、前記の青色発光
蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純水に混合
し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2SiO3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
MgSO4は、Mgとして濃度が2%となる量添加する。この
状態で反応させて、蛍光体に対し、0.3wt%のZnSiO3が
表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させる。 得られた蛍光体を乾燥した後、この青色発光蛍光体
に、緑色発光蛍光体(Zn2/SiO4/Mn・As)と琥珀色発光
蛍光体[Cd5Cl(PO4)3/Mn]とを混合して、青、緑、琥
珀発光混合蛍光体を得る。 得られた混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガ
ラス試料片をつくり色調を測定した。 三色の蛍光体が混合された混合蛍光体の色度座標は、
x=0.389、y=0.407であった。 また、この混合蛍光体を使用した色ずれ検査によるセ
ンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=2/1000
と極めて少なかった。青色発光蛍光体の表面を青色無機
顔料でコートしない以外、実施例3と同一の条件で製造
された従来の混合蛍光体は、バルブのセンターとコーナ
ーとに於ける色ずれが、△x=9/1000、△y=16/1000
であり、この発明の混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べ
て色ずれが極めて減少した。 (実施例4) 混合蛍光体の試作材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体 (Zn・Cd)S/Ag、Cl 100g 群青 2.5g アルミン酸コバルト 2.5g 純水 0.75l 緑色発光蛍光体Zn2SiO4・Mn・As 240g 赤色発光蛍光体(Zn・Ca)3(PO4)2/Mn 650g 青色発光蛍光体と、群青と、アルミン酸コバルトとを
純水に混ぜる。 青色発光蛍光体に青色無機顔料を接着する接着剤とし
て、ZnSiO3を使用する。 ZnSiO3は、アクリルエマルジョンとK2SiO3とZnSO4と
を、前記の青色発光蛍光体とアルミン酸コバルトと群青
とが混合された純水に混合し、反応させて蛍光体の表面
にコートする。 アクリルエマルジョンは0.03wt%添加し、K2SiO3は、
SiO2としての濃度が2%となる量添加し、ZnSO4は、Zn
として濃度が2%となる量添加する。この状態で反応さ
せて、蛍光体に対し、0.1wt%のZnSiO3が表面を被覆
し、これが青色無機顔料を付着させる。 次にそれを分離乾燥して蛍光体を得る。得られた蛍光
体に緑色、赤色発光蛍光体を混合し、青、緑、赤混合蛍
光体を得る。 この混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガラス
試料片をつくり色調を測定した。 混合蛍光体の色度座標は、x=0.344、y=0.373であ
った。 また、上記混合蛍光体を用いたときの色ずれ検査によ
るセンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=3/
1000と極めて少なかった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外、実施例4と同一の条件で製造された従来の混合蛍
光体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=6/1000、△y=8/1000であり、この発明の混
合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減少
した。 (実施例5) 混合蛍光体の試作材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体ZnS/Ag・Cl 120g アルミン酸コバルト 4g 純水 0.6l 緑色発光蛍光体InBO3/Tb 480g 橙色発光蛍光体InBO3/Eu 400g 実施例1と同様の方法で、青色発光蛍光体の表面にア
ルミン酸コバルトをコートした。得られた蛍光体に緑
色、橙色発光蛍光体を混合し、青、緑、橙色発光混合蛍
光体を得た。 得られた混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガ
ラス試料片をつくり色調を測定した。 この混合蛍光体の色取座標は、x=0.344、y=0.373
であった。また、この混合蛍光体のセンターとコーナー
の差は、△x=3/1000、△y=4/1000と少なかった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外、実施例5と同一の条件で製造された従来の混合蛍
光体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=9/1000、△y=16/1000であり、この発明の
混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減
少した。
る。先ず、材料として以下の物を使用する。 青色発光蛍光体ZnS/Ag・Cl 490g アルミン酸コバルト 4.9g 純水 2.2l 黄色発光蛍光体(Zn・Cd)S/Cu・Al 510g 用意された青色発光蛍光体ZnS/Al・Clを純水に混ぜ
る。その後、青色発光蛍光体に青色無機顔料をコートす
るため、これにアルミン酸コバルトを入れる。 青色発光蛍光体の表面に無機顔料を付着する接着剤と
して、ZnSiO3を使用する。 このZnSiO3は、K2Sio3とZnSO4とを、前記の青色発光
蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純水に混合
し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2Sio3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
ZnSO4は、Znとして濃度が2%となる量添加する。この
状態で反応させて、蛍光体に対し、0.2wt%のZnSiO3が
表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させる。 得られた蛍光体を乾燥した後、この青色発光蛍光体
に、黄色発光蛍光体(ZnCd)S/Cu・Alを混合して青黄色
発光混合蛍光体を得る。 この混合蛍光体は、青色発光蛍光体と黄色発光蛍光体
とが混合され、青色発光蛍光体は表面にアルミン酸コバ
ルトが付着されている。 この蛍光体は次の方法で蛍光膜としての特性を測定し
た。 先ず、12インチ−90度の陰極線バルブを用意する。得
られた栄光体2.5gを、28%K2SiO3溶液80mlに、純水250m
lを加えたものに混合してこれを30分間撹拌して蛍光体
スラリーとする。クッション液として、500ppmBa(N
O3)2溶液50mlを、30lの水に薄めたものに、前者のス
ラリーを投入する。 ガラス板試料片を陰極線バルブ内のセンターとコーナ
ーとにセットして、ガラス面上に蛍光体沈澱膜をつく
り、ラッカー膜、及びメタルバックを施した後、450℃
で30分ベーキングする。得られたガラス試料片を、ディ
マンタブルCRT装置にて、電圧7kV、電流密度0.5μA/cm2
の条件にて色調を測定する。 得られた混合蛍光体の色度座標、x値と、y値とは、
x=0.287、y=0.314であった。 上記混合蛍光体の色ずれを、バルブのセンターとコー
ナーとで測定した結果、その差は、△x=3/1000、△y
=4/1000と極めて小さいものであった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外実施例1と同一の条件で製造された従来の混合蛍光
体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=8/1000、△y=15/1000であり、この発明の
混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減
少した。 第1図は、この発明による実施例1で得られた蛍光体
と、表面が青色無機顔料でコートされない従来の蛍光体
の色度図上の差を示している。この図から明らかなよう
に、本発明の青色無機顔料付混合蛍光体は、黄色発光蛍
光体の色ずれを効果的に抑制している。 (実施例2) 材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体Y2SiO/Ce 400g アルミン酸コバルト 1.6g 純水 1l 黄色発光蛍光体Y3Al5O12/Ce 600g 用意された材料を使用して、青色発光蛍光体と青色無
機顔料の接着剤とを変更する以外、実施例1と同様の工
程で混合蛍光体を試作する。 青色無機顔料を青色発光蛍光体の表面に付着する接着
剤には、Al2SiO5を使用する。 このAl2SiO5は、K2SiO3とAl2(SO4)3とを、前記の
青色発光蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純
水に混合し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2SiO3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
Al2(SO4)3は、Alとして濃度が2%となる量添加す
る。この状態で反応させて、蛍光体に対し、0.2wt%のA
l2SiO5が表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させ
る。 得られた混合蛍光体は、実施例1と同様にしてガラス
試料片をつくり色調を測定した。 実施例2で得られた混合蛍光体の色度座標である、x
値とy値とは、x=0.346、y=0.452であった。 また、この混合蛍光体を使用した色ずれ検査によるセ
ンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=2/1000
と極めて少なかった。青色発光蛍光体の表面を青色無機
顔料でコートしない以外、実施例2と同一の条件で製造
された従来の混合蛍光体は、バルブのセンターとコーナ
ーとに於ける色ずれが、△x=9/1000、△y=16/1000
であり、この発明の混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べ
て色ずれが極めて減少した。 第2図は、この発明の実施例2で得られた蛍光体と、
表面が青色無機顔料でコートされない従来の蛍光体の色
度図上の差を示している。この図から明かなように、本
発明の青色無機顔料付混合蛍光体は、黄色発光蛍光体の
色ずれを効果的に抑制している。 (実施例3) 混合蛍光体を試作する材料として下記のものを使用す
る。 青色発光蛍光体ZnS/Ag、Al 100g アルミン酸コバルト 1.25g 純水 0.75l 緑色発光蛍光体Zn2SiO4/Mn・As 220g 琥珀色発光蛍光体Cd5Cl(PO4)3/Mn 680g 用意された青色発光蛍光体ZnS/Ag・Alを純水に混ぜ
る。この後、青色発光蛍光体に青色無機顔料をコートす
るため、これにアルミン酸コバルトを入れる。 青色発光蛍光体の表面に無機顔料を付着する接着剤と
して、MgSiO3を使用する。 このMgSiO3は、K2SiO3とMgSO4とを、前記の青色発光
蛍光体とアルミン酸コバルトとが混合された純水に混合
し、反応させて蛍光体の表面にコートする。 K2SiO3は、SiO2としての濃度が2%となる量添加し、
MgSO4は、Mgとして濃度が2%となる量添加する。この
状態で反応させて、蛍光体に対し、0.3wt%のZnSiO3が
表面を被覆し、これが青色無機顔料を付着させる。 得られた蛍光体を乾燥した後、この青色発光蛍光体
に、緑色発光蛍光体(Zn2/SiO4/Mn・As)と琥珀色発光
蛍光体[Cd5Cl(PO4)3/Mn]とを混合して、青、緑、琥
珀発光混合蛍光体を得る。 得られた混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガ
ラス試料片をつくり色調を測定した。 三色の蛍光体が混合された混合蛍光体の色度座標は、
x=0.389、y=0.407であった。 また、この混合蛍光体を使用した色ずれ検査によるセ
ンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=2/1000
と極めて少なかった。青色発光蛍光体の表面を青色無機
顔料でコートしない以外、実施例3と同一の条件で製造
された従来の混合蛍光体は、バルブのセンターとコーナ
ーとに於ける色ずれが、△x=9/1000、△y=16/1000
であり、この発明の混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べ
て色ずれが極めて減少した。 (実施例4) 混合蛍光体の試作材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体 (Zn・Cd)S/Ag、Cl 100g 群青 2.5g アルミン酸コバルト 2.5g 純水 0.75l 緑色発光蛍光体Zn2SiO4・Mn・As 240g 赤色発光蛍光体(Zn・Ca)3(PO4)2/Mn 650g 青色発光蛍光体と、群青と、アルミン酸コバルトとを
純水に混ぜる。 青色発光蛍光体に青色無機顔料を接着する接着剤とし
て、ZnSiO3を使用する。 ZnSiO3は、アクリルエマルジョンとK2SiO3とZnSO4と
を、前記の青色発光蛍光体とアルミン酸コバルトと群青
とが混合された純水に混合し、反応させて蛍光体の表面
にコートする。 アクリルエマルジョンは0.03wt%添加し、K2SiO3は、
SiO2としての濃度が2%となる量添加し、ZnSO4は、Zn
として濃度が2%となる量添加する。この状態で反応さ
せて、蛍光体に対し、0.1wt%のZnSiO3が表面を被覆
し、これが青色無機顔料を付着させる。 次にそれを分離乾燥して蛍光体を得る。得られた蛍光
体に緑色、赤色発光蛍光体を混合し、青、緑、赤混合蛍
光体を得る。 この混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガラス
試料片をつくり色調を測定した。 混合蛍光体の色度座標は、x=0.344、y=0.373であ
った。 また、上記混合蛍光体を用いたときの色ずれ検査によ
るセンターとコーナーの差は、△x=2/1000、△y=3/
1000と極めて少なかった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外、実施例4と同一の条件で製造された従来の混合蛍
光体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=6/1000、△y=8/1000であり、この発明の混
合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減少
した。 (実施例5) 混合蛍光体の試作材料として下記のものを使用する。 青色発光蛍光体ZnS/Ag・Cl 120g アルミン酸コバルト 4g 純水 0.6l 緑色発光蛍光体InBO3/Tb 480g 橙色発光蛍光体InBO3/Eu 400g 実施例1と同様の方法で、青色発光蛍光体の表面にア
ルミン酸コバルトをコートした。得られた蛍光体に緑
色、橙色発光蛍光体を混合し、青、緑、橙色発光混合蛍
光体を得た。 得られた混合蛍光体を使用して、実施例1と同様にガ
ラス試料片をつくり色調を測定した。 この混合蛍光体の色取座標は、x=0.344、y=0.373
であった。また、この混合蛍光体のセンターとコーナー
の差は、△x=3/1000、△y=4/1000と少なかった。 青色発光蛍光体の表面を青色無機顔料でコートしない
以外、実施例5と同一の条件で製造された従来の混合蛍
光体は、バルブのセンターとコーナーとに於ける色ずれ
が、△x=9/1000、△y=16/1000であり、この発明の
混合蛍光体は、従来の蛍光体に比べて色ずれが極めて減
少した。
本発明のモノクロディスプレイに使用される混合蛍光
体は、青色発光蛍光体から放出される紫外線領域の光線
を、青色発光蛍光体に付着している青色無機顔料に吸収
させる。モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体
に、例えば、黄色、緑色、橙色、赤色発光蛍光体が含ま
れる場合、これ等の蛍光体は、青色発光蛍光体から発光
される紫外線領域の光線で再励起されるが、この紫外線
の光線による励起を、青色発光蛍光体に付着された、ア
ルミン酸コバルト、または、群青等の青色無機顔料が防
止する。 本発明の混合蛍光体は、実施例に示されるように、蛍
光体塗布膜のセンターとコーナーとの色ずれを示すΔx
とΔyとが、Δx=2/1000〜3/1000、Δy=2/1000〜4/
1000と従来の混合蛍光体に比べて著しく減少する。ちな
みに、従来の混合蛍光体は、Δx=6/1000〜9/1000、Δ
y=8/1000〜16/1000と本発明の混合蛍光体に比べて数
倍も大きく、本発明の混合蛍光体は、従来の混合蛍光体
を卓越する優れた特性を実現する。 とくに、本発明の混合蛍光体は、青色発光蛍光体に他
の発光色の蛍光体を混合して、青色発光蛍光体に他の発
光色の蛍光体が極めて接近するにもかかわらず、色調の
ずれなどを有効に防止できる特長がある。このため、本
発明のモノクロディスプレイに使用される混合蛍光体
は、複数の発光色の蛍光体を混合して、多種多様の発光
色に調整でき、しかも、色調のずれ等を効果的に防止で
きる特長がある。 さらにまた、本発明のモノクロディスプレイに使用さ
れる混合蛍光体は、発光色の異なる複数の蛍光体を混合
して、特定された中間色を出すことが可能となる。それ
は、青色発光蛍光体から放射される紫外線領域の光線
を、青色無機顔料が吸収して、色ずれを防止できるから
である。
体は、青色発光蛍光体から放出される紫外線領域の光線
を、青色発光蛍光体に付着している青色無機顔料に吸収
させる。モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体
に、例えば、黄色、緑色、橙色、赤色発光蛍光体が含ま
れる場合、これ等の蛍光体は、青色発光蛍光体から発光
される紫外線領域の光線で再励起されるが、この紫外線
の光線による励起を、青色発光蛍光体に付着された、ア
ルミン酸コバルト、または、群青等の青色無機顔料が防
止する。 本発明の混合蛍光体は、実施例に示されるように、蛍
光体塗布膜のセンターとコーナーとの色ずれを示すΔx
とΔyとが、Δx=2/1000〜3/1000、Δy=2/1000〜4/
1000と従来の混合蛍光体に比べて著しく減少する。ちな
みに、従来の混合蛍光体は、Δx=6/1000〜9/1000、Δ
y=8/1000〜16/1000と本発明の混合蛍光体に比べて数
倍も大きく、本発明の混合蛍光体は、従来の混合蛍光体
を卓越する優れた特性を実現する。 とくに、本発明の混合蛍光体は、青色発光蛍光体に他
の発光色の蛍光体を混合して、青色発光蛍光体に他の発
光色の蛍光体が極めて接近するにもかかわらず、色調の
ずれなどを有効に防止できる特長がある。このため、本
発明のモノクロディスプレイに使用される混合蛍光体
は、複数の発光色の蛍光体を混合して、多種多様の発光
色に調整でき、しかも、色調のずれ等を効果的に防止で
きる特長がある。 さらにまた、本発明のモノクロディスプレイに使用さ
れる混合蛍光体は、発光色の異なる複数の蛍光体を混合
して、特定された中間色を出すことが可能となる。それ
は、青色発光蛍光体から放射される紫外線領域の光線
を、青色無機顔料が吸収して、色ずれを防止できるから
である。
第1図は実施例1で得られた混合蛍光体の色ずれを示す
グラフ、第2図は実施例2で得られた混合蛍光体の色ず
れを示すグラフである。
グラフ、第2図は実施例2で得られた混合蛍光体の色ず
れを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 11/71 CPW 9280−4H C09K 11/71 CPW 11/72 9280−4H 11/72 11/80 CPM 9280−4H 11/80 CPM H01J 29/20 H01J 29/20 (56)参考文献 特開 昭53−19982(JP,A) 特開 昭59−227973(JP,A) 特開 昭53−77167(JP,A) 特開 昭56−34783(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】発光色が異なる複数種の蛍光体が混合され
ると共に、少なくとも1成分として青色発光蛍光体を含
み、かつ、少なくとも別の1成分として紫外線領域の光
線で励起されて可視光線を発光する蛍光体を含むモノク
ロディスプレイに使用される混合蛍光体において、 青色発光蛍光体が青色無機顔料で被覆されており、青色
無機顔料の付着量が、青色発光蛍光体に対して0.01〜10
重量%であり、 紫外線領域の光線で励起されて可視光線を発光する蛍光
体は、 (Zn・Cd)S/Cu・Al黄色発光蛍光体、 Y3Al5O12/Ce黄色発光蛍光体、 Zn2SiO4/Mn・As緑色発光蛍光体、 Cd5Cl(PO4)3/Mn琥珀色発光蛍光体、 (Zn・Ca)3(PO4)2/Mn赤色発光栄光体、 InBO3/Tb緑色発光蛍光体、 及びInBO3/Eu橙色発光蛍光体、 の群から選ばれる少なくとも1種を含み、紫外線領域の
光線で励起されて可視光線を発光する蛍光体の体色は白
色であり、しかもその蛍光体粒子の表面には顔料を付着
していない蛍光体である、 モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体。 - 【請求項2】青色無機顔料がアルミン酸コバルトである
特許請求の範囲第1項記載のモノクロディスプレイに使
用される混合蛍光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63050022A JP2594808B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63050022A JP2594808B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01223192A JPH01223192A (ja) | 1989-09-06 |
JP2594808B2 true JP2594808B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=12847374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63050022A Expired - Lifetime JP2594808B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | モノクロディスプレイに使用される混合蛍光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594808B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2561782B2 (ja) * | 1992-09-07 | 1996-12-11 | 化成オプトニクス株式会社 | 顔料付青色発光蛍光体及びカラーブラウン管 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5942714B2 (ja) * | 1976-08-09 | 1984-10-17 | 株式会社日立製作所 | ブラウン管 |
JPS5377167A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-08 | Dainippon Toryo Kk | Color braun tube |
JPS5634783A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-07 | Toshiba Corp | Fluorescent substance coated with pigment |
JPS59227973A (ja) * | 1983-06-09 | 1984-12-21 | Toshiba Corp | 顔料付螢光体 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP63050022A patent/JP2594808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01223192A (ja) | 1989-09-06 |
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