JP2594689Y2 - 基礎測定用の治具 - Google Patents

基礎測定用の治具

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JP2594689Y2 JP1993037577U JP3757793U JP2594689Y2 JP 2594689 Y2 JP2594689 Y2 JP 2594689Y2 JP 1993037577 U JP1993037577 U JP 1993037577U JP 3757793 U JP3757793 U JP 3757793U JP 2594689 Y2 JP2594689 Y2 JP 2594689Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、住宅等のコンクリー
ト基礎において、主として基礎の天端面に打たれた芯墨
の寸法を測定検査するための測定用の治具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来のコンクリート基
礎の測定方法を示している。例えば、基礎(22)のコー
ナー間の芯墨(21)(21)間の長さを測定する場合、ま
ず、一方のコーナー部に図のようなL字形の治具(23)
を設置して、その治具のピン(24)へ巻尺のテープ(2
8)先端を掛止し、他方のコーナー部において、芯墨(2
1)端部に対応するテープの目盛を読むようにしてい
る。
【0003】上記において、治具(23)は、図5のよう
に、複数のアンカーボルト(25)(25)に嵌合状に適合
するボルト穴(26)が形成されており、このボルト穴
(26)(26)へアンカーボルト(25)(25)の上端を通
すことで、位置決めするようになっている。このとき、
治具(23)の内端縁(27)が芯墨(21)に一致するとと
もに、この状態で、前記ピン(24)へ掛止したテープ
(28)の目盛の起点が芯墨(21)の起点(29)に一致す
るようになっており、これによって反対側では、上記の
ように芯墨(21)の端部に対応する目盛を読むだけで寸
法を測定できるようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来に
おいては、治具(23)のボルト穴(26)へアンカーボル
ト(25)を通すことで、その治具(23)の内端縁(27)
が芯墨(21)へ一致して、ピン(24)へ掛止したテープ
(28)の目盛の起点が、その芯墨(21)の測定方向の起
点(29)に一致するようになっている。これは、アンカ
ーボルト(25)と芯墨(21)との間の相対位置が正確に
決められた位置にある場合であり、仮に、そのアンカー
ボルト(25)と芯墨(21)との間の寸法に誤差があり
(この場合には、後で芯墨(21)に合わせてアンカーボ
ルト(25)の位置を修正することになる)、図の2点鎖
線の位置に芯墨(21a) があるような場合には、そのよう
に正確な位置にテープ(28)の目盛の起点を設置するこ
とができず、測定が困難となる問題があった。
【0005】この考案は、このような従来の問題を解消
して、治具のボルト穴へアンカーボルトを通してその治
具を基礎上に設置し、この治具へテープの先端部を掛止
して測定を行なうものにおいて、上記アンカーボルトと
芯墨との間隔が決められた範囲内にない場合であって
も、その治具に掛止したテープの目盛の起点を芯墨の起
点に正確に設置することができるようにした測定用の治
具を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案では、基礎の天端面に設置され且つ測定用
スケールテープの先端を掛止する掛止部を備えた治具本
体に、基礎より突出するアンカーボルトを突出させるた
めのボルト穴が形成されており、このアンカーボルト穴
の周辺部より上方に突出した突出部に、その突出部の上
端より突出するアンカーボルトに螺合されるナットがバ
ネその他の可撓性連結部材を介して取付けられて、この
ナットによって前記治具本体を基礎天端面へ締め付け固
定することとされていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成において、アンカーボルト穴をそれに
挿通されるアンカーボルトの径に対して大径として、そ
の間に隙間を生ずるようにしておけば、その隙間の範囲
内で治具をずらせて、その治具に掛止する目盛の起点が
測定しようとする芯墨の起点に合致するように位置合わ
せすることができるとともに、ナットをアンカーボルト
に螺合して締め付けることによって、その治具を正確な
位置に固定保持することができる。また、前記ナット
は、バネのような柔軟な可撓性部材を介して治具側に連
結されているので、ナットを失うといったことがないと
ともに、その可撓性部材によって前記のようにアンカー
ボルトに対して自由に位置を移動して螺合させることが
できる。
【0008】
【実施例】図1において、(1)は、従来と同じく基礎
天端のコーナー部分に沿うように形成されたL字形の治
具本体であり、この治具本体(1)には、図2のよう
に、前記と同じくアンカーボルト(2)の位置に合わせ
てボルト穴(3)(3)…が形成されている。このアン
カーボルト穴(3)の周囲を囲むようにして、治具本体
(1)の上面には、筒状の突起(4)が、上方に突出す
るようにして一体に固着されている。(5)は、この筒
状突起(4)へ遊嵌したコイルバネ製の連結部材であ
り、この連結部材(5)の上端部分に、前記アンカーボ
ルト(2)の上端に螺合される筒状ナット(6)の下端
部分が連結されている。筒状突起(4)の上端は外方に
拡開されて、連結部材(5)が容易に抜けないよう保持
している。また、筒状ナット(6)の外周には、そのナ
ット(6)を回転操作させるための操作用ピン(7)
が、水平方向に突出されている。
【0009】上記治具本体(1)のアンカーボルト穴
(3)は、図3で示すように、これに挿通するアンカー
ボルト(2)の外径よりも大径として、そのアンカーボ
ルト(2)外周面との間に隙間(8)を生ずるようにさ
れている。すなわち、治具本体(1)は、従来のように
アンカーボルト(2)へ隙間なく挿通するものではな
く、この隙間(3)の範囲内で、治具本体(1)を水平
方向にずらして設置することができる。
【0010】上記治具本体(1)の内側のコーナー部近
傍には、従来と同じく、測定用テープ(10)の起点を掛
止するための掛止ピン(11)が上方に突設されている。
この掛止ピン(11)は、治具本体(1)の内端縁(9)
(9)に対して、その内端縁(9)(9)が、基礎(1
2)上に墨打ちされた芯墨(13)(13)に一致したと
き、このピン(11)へ掛止した測定用テープ(10)の目
盛の起点が、上記芯墨(13)の測定方向の起点に対応す
るようになっている。
【0011】その際、仮にアンカーボルト(2)と芯墨
(13)との位置が決められた範囲内になく、図3のよう
にlだけ内端縁(9)と芯墨(13)がずれていても、前
記隙間(8)の範囲内で、治具本体(1)の内端縁
(9)が芯墨(13)に合致するよう図の矢印方向に移動
させて設置することができ、この状態で、ナット(6)
をアンカーボルト(2)上端へ螺合して締め付けると、
筒状突起(4)を介して治具本体(1)が基礎(12)の
天端面に押し付けられて締め付け固定されるから、測定
の際にこの治具本体(1)が移動することなく、正確に
寸法の測定を行なうことができる。
【0012】また、このように治具本体(1)を水平方
向に移動させた場合でも、前記筒状ナット(6)を保持
している連結部材(5)は、実施例のバネのようにその
水平方向に移動できるような可撓性を有しているから、
そのような位置の移動に対しても柔軟に対応することが
できるとともに、連結部材(5)で連結されていること
によって筒状ナット(6)を失うことがない。この実施
例では、このような可撓性の連結部材(5)としてバネ
を用いているが、同様の機能を有するものであれば、蛇
腹構造のもの或いはその他のものであっても良い。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、基礎
天端に突出するアンカーボルトとその基礎上に打たれた
芯墨との寸法が許容範囲にない場合であっても、治具本
体のボルト穴へアンカーボルトを挿通して、その治具本
体を移動させることで、治具本体側へ掛止するテープの
目盛の起点を、測定しようとする芯墨の起点に対応させ
ることができ、このような場合に測定困難であった芯墨
の測定を容易に行なうことができるという効果がある。
また、治具本体を基礎側へ固定するためのナットは、バ
ネのような可撓性連結部材によって連結されているの
で、そのナットを作業中或いは運搬中に失うといった不
都合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の治具の設置状態の一部分解斜視図で
ある。
【図2】同じく図1の要部の拡大縦断面図である。
【図3】同じく治具の設置状態の要部の横断平面図であ
る。
【図4】従来のコンクリート基礎の測定方法を示す要部
の斜視図である。
【図5】同じく従来例における治具の設置状態の要部の
平面図である。
【符号の説明】
(1) 治具本体 (2) アンカーボルト (3) ボルト穴 (4) 筒状突起 (5) 連結部材 (6) 筒状ナット (8) 隙間 (11) 掛止ピン (12) コンクリート基礎

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎の天端面に設置され且つ測定用スケ
    ールテープの先端を掛止する掛止部を備えた治具本体
    に、基礎より突出するアンカーボルトを突出させるため
    のボルト穴が形成されており、このアンカーボルト穴の
    周辺部より上方に突出した突出部に、その突出部の上端
    より突出するアンカーボルトに螺合されるナットがバネ
    その他の可撓性連結部材を介して取付けられて、このナ
    ットによって前記治具本体を基礎天端面へ締め付け固定
    することとされていることを特徴とする基礎測定用の治
    具。
  2. 【請求項2】 アンカーボルト穴が、そのアンカーボル
    トの外周面との間に隙間を生ずるような大径穴とされて
    いることを特徴とする請求項1の基礎測定用の治具。
JP1993037577U 1993-06-15 1993-06-15 基礎測定用の治具 Expired - Fee Related JP2594689Y2 (ja)

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