JP2594359Y2 - 保温筒 - Google Patents
保温筒Info
- Publication number
- JP2594359Y2 JP2594359Y2 JP1992002584U JP258492U JP2594359Y2 JP 2594359 Y2 JP2594359 Y2 JP 2594359Y2 JP 1992002584 U JP1992002584 U JP 1992002584U JP 258492 U JP258492 U JP 258492U JP 2594359 Y2 JP2594359 Y2 JP 2594359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- cylinder
- heat insulating
- insulating material
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一般配管の保温や樹木
の保温,保護等に使用される保温材に関するものであ
る。
の保温,保護等に使用される保温材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般配管に用いられる保温材とし
ては、配管の形状や寸法に合わせて形成したものが使用
されている。すなわち、直管部分には図2に示すように
円筒の断熱材であって、周壁の1箇所に軸心方向の切断
部3aを設けた保温筒3、あるいは図3に示すように円
筒の断熱材の縦半割形状の保温体4を配管の外径に応じ
て用意して使用され、又、配管の曲がり、分岐等の継手
部はこれら個々の形状に合わせて形成した半割形状の保
温体(図示省略)が使用されている。
ては、配管の形状や寸法に合わせて形成したものが使用
されている。すなわち、直管部分には図2に示すように
円筒の断熱材であって、周壁の1箇所に軸心方向の切断
部3aを設けた保温筒3、あるいは図3に示すように円
筒の断熱材の縦半割形状の保温体4を配管の外径に応じ
て用意して使用され、又、配管の曲がり、分岐等の継手
部はこれら個々の形状に合わせて形成した半割形状の保
温体(図示省略)が使用されている。
【0003】さらに樹木の表皮保護兼保温用材として
は、藁等をそのままの形で、又は筵,薦,ひも状に加工
したものを使用している。
は、藁等をそのままの形で、又は筵,薦,ひも状に加工
したものを使用している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来の一般配管用保温材には配管の外径寸法に合
わせた多品種の保温筒を必要とし、さらに曲がり,分
岐,径落し、径拡大等の継手部にはそれぞれの形状に合
わせた保温体を用意する必要があって、不経済であるば
かりでなく取り付け作業も面倒で時間がかかるという問
題点がある。さらに樹木の場合には藁,筵,薦等を取り
付け固定しなくてはならず、熟練度を必要とするばかり
でなく一般に作業時間が長引くという問題点を有してい
た。
ように従来の一般配管用保温材には配管の外径寸法に合
わせた多品種の保温筒を必要とし、さらに曲がり,分
岐,径落し、径拡大等の継手部にはそれぞれの形状に合
わせた保温体を用意する必要があって、不経済であるば
かりでなく取り付け作業も面倒で時間がかかるという問
題点がある。さらに樹木の場合には藁,筵,薦等を取り
付け固定しなくてはならず、熟練度を必要とするばかり
でなく一般に作業時間が長引くという問題点を有してい
た。
【0005】本考案は、上記従来の技術のような問題点
のない保温筒を提供することを目的としてなされたもの
である。
のない保温筒を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る保温筒は、
可撓性断熱材からなる円筒の長手方向の全長に、螺旋状
の切断部又は螺旋状の隙間が連続して形成されているこ
とを特徴とする。
可撓性断熱材からなる円筒の長手方向の全長に、螺旋状
の切断部又は螺旋状の隙間が連続して形成されているこ
とを特徴とする。
【0007】本考案における保温筒の形成する可撓性断
熱材としては、発泡ポリエチレン,発泡軟質ポリウレタ
ン,発泡軟質ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フォームが適
度な弾性を有するため好ましい。
熱材としては、発泡ポリエチレン,発泡軟質ポリウレタ
ン,発泡軟質ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フォームが適
度な弾性を有するため好ましい。
【0008】また、本考案の螺旋筒状の保温筒における
螺旋のリードと保温筒の外径との比率に特に制限はない
が、巻付速度,被加工物の径寸法や形状変化への追従し
易さから、0.5〜2程度が好ましい。
螺旋のリードと保温筒の外径との比率に特に制限はない
が、巻付速度,被加工物の径寸法や形状変化への追従し
易さから、0.5〜2程度が好ましい。
【0009】
【実施例】(実施例1) 図1(A)は、外径40mm,内径22mm,長さ20
00mmの発泡ポリエチレン製の円筒にリード(図1に
示すA寸法)40mmの螺旋状切断部1aを形成してな
る保温筒1である。なお螺旋状切断部1aの幅寸法は3
0mm以下とするが、できるだけ小さい方が好ましい。
00mmの発泡ポリエチレン製の円筒にリード(図1に
示すA寸法)40mmの螺旋状切断部1aを形成してな
る保温筒1である。なお螺旋状切断部1aの幅寸法は3
0mm以下とするが、できるだけ小さい方が好ましい。
【0010】上記保温筒1を、外径16mm,34m
m,60mmの直管を径の異なるソケットで接続した被
保温管に巻付けて保温加圧した。この際、保温筒1は適
当な弾性を有するために管径,管継手形状の変化に追従
し、隙間なく円滑な保温加工ができた。なお、保温筒1
の巻付時間は約1分間であった。
m,60mmの直管を径の異なるソケットで接続した被
保温管に巻付けて保温加圧した。この際、保温筒1は適
当な弾性を有するために管径,管継手形状の変化に追従
し、隙間なく円滑な保温加工ができた。なお、保温筒1
の巻付時間は約1分間であった。
【0011】保温筒1を樹木に巻付けた場合、樹木の不
規則な形状に良く追従して巻付けが可能であった。
規則な形状に良く追従して巻付けが可能であった。
【0012】(実施例2) 図1(B)は、幅40mm,厚さ9mmの発泡ポリエチ
レンシートを100°Cに熱風で加熱した後、表面をテ
フロン(du pont社商品名)コーティングした外
径22mmの鉄棒に隙間2aを介し螺旋状に巻付けた
後、冷却して形成した長さ約2000mmの保温筒2で
ある。なお、隙間2aの幅寸法は実施例1の螺旋状切断
部1aの幅寸法と同一である。
レンシートを100°Cに熱風で加熱した後、表面をテ
フロン(du pont社商品名)コーティングした外
径22mmの鉄棒に隙間2aを介し螺旋状に巻付けた
後、冷却して形成した長さ約2000mmの保温筒2で
ある。なお、隙間2aの幅寸法は実施例1の螺旋状切断
部1aの幅寸法と同一である。
【0013】保温筒2を実施例1と同じ被保温管や樹木
に巻付けて保温加工を行ったが、実施例1の場合と同様
な結果を得ることができた。
に巻付けて保温加工を行ったが、実施例1の場合と同様
な結果を得ることができた。
【0014】(比較例1) 幅40mm,厚さ9mmの発泡ポリエチレンシートを実
施例1と同様の被保温管に巻付けて保温加工した。その
結果、上記発泡ポリエチレンシートの約5mを用い実施
例1の場合と同じ長さを保温加工することができたが、
この場合には巻付初期における長い発泡ポリエチレンシ
ートの取扱い性の悪さのため、巻付時間は約3分、すな
わち実施例1の場合の約3倍の時間を要した。
施例1と同様の被保温管に巻付けて保温加工した。その
結果、上記発泡ポリエチレンシートの約5mを用い実施
例1の場合と同じ長さを保温加工することができたが、
この場合には巻付初期における長い発泡ポリエチレンシ
ートの取扱い性の悪さのため、巻付時間は約3分、すな
わち実施例1の場合の約3倍の時間を要した。
【0015】
【考案の効果】本考案によると、径寸法,形状等の異な
った配管,継手を同一の保温筒により確実且つ短時間に
保温加工することができ、材料費,加工費を共に低減す
ることができる。さらに、不規則な形状をしている樹木
の保温,保護加工の際にも上記と同様な効果を奏するこ
とができる。
った配管,継手を同一の保温筒により確実且つ短時間に
保温加工することができ、材料費,加工費を共に低減す
ることができる。さらに、不規則な形状をしている樹木
の保温,保護加工の際にも上記と同様な効果を奏するこ
とができる。
【図1】(A)は本考案の一実施例を示す斜視図、
(B)は本考案の他の実施例を示す斜視図である。
(B)は本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図2】従来の保温筒を示す斜視図である。
【図3】従来の他の保温体の例を示す斜視図である。
1…保温筒 1a…螺旋状切断部 2…保温筒 2a…隙間 3…保温筒 3a…切断部 4…保温体
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性断熱材からなる円筒の長手方向の
全長に、螺旋状の切断部又は螺旋状の隙間が連続して形
成されていることを特徴とする保温筒。 - 【請求項2】 可撓性断熱材が合成樹脂フォームである
ことを特徴とする請求項1記載の保温筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002584U JP2594359Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 保温筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002584U JP2594359Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 保温筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561597U JPH0561597U (ja) | 1993-08-13 |
JP2594359Y2 true JP2594359Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=11533425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992002584U Expired - Lifetime JP2594359Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 保温筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594359Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721580Y2 (ja) * | 1977-12-23 | 1982-05-10 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP1992002584U patent/JP2594359Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561597U (ja) | 1993-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5522433A (en) | Reusable insulation jacket for tubing, fittings and valves | |
US7055551B2 (en) | Flexible pipe and method of manufacturing same | |
US5503193A (en) | Reusable insulation jacket for tubing | |
US3222777A (en) | Method for forming a miter joint for pipe insulation | |
US5771941A (en) | Longitudinal open tubular clamps for fixing insulation on piping | |
JP2594359Y2 (ja) | 保温筒 | |
US4139026A (en) | Pipe elbow fitting cover | |
JPH0519796U (ja) | 断熱エルボカバー | |
SI9200301A (en) | Material for insulating pipline angle pieces and method for manufacturing it | |
US3960180A (en) | Protection cover for pipe bends | |
JP2564233Y2 (ja) | ビニールハウス換気用フィルム巻上げパイプ | |
JPH0247350Y2 (ja) | ||
JP3033600B2 (ja) | 配管カバー | |
JP3034667U (ja) | 断熱構造体 | |
JPS6246065Y2 (ja) | ||
JPS6322079Y2 (ja) | ||
JPH0332874Y2 (ja) | ||
JPH0567896U (ja) | 保温継ぎ手 | |
JPS6078197A (ja) | 断熱配管材 | |
JPH0315917Y2 (ja) | ||
JP3037740U (ja) | 住宅排水管用防音材 | |
JP3017570U (ja) | エルボ用断熱材ユニット | |
JPS5925910Y2 (ja) | 金属線入樹脂紐 | |
JPS5928800B2 (ja) | 断熱管の製造方法 | |
JPH0453152Y2 (ja) |