JP2594350B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP2594350B2
JP2594350B2 JP1025023A JP2502389A JP2594350B2 JP 2594350 B2 JP2594350 B2 JP 2594350B2 JP 1025023 A JP1025023 A JP 1025023A JP 2502389 A JP2502389 A JP 2502389A JP 2594350 B2 JP2594350 B2 JP 2594350B2
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隆仁 奥村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、予約登録あるいは宛先登録の機能を有する
画像通信装置に関する。
従来の技術 従来のこの主の画像通信装置としては、次のような予
約登録機能あるいは宛先登録機能を備えたファクシミリ
装置があった。
予約登録機能付のファクシミリ装置では、宛先情報や
通信開始時刻などからなる予約情報に受付番号を付して
登録し、この登録された予約情報にしたがって通信を行
なわせるとともに、予約操作を行なったオペレータに対
して上記受付番号を発給することが行なわれていた。
宛先登録機能付のファクシミリ装置は、宛先名やダイ
アル情報などからなる宛先情報を短縮番号に対応させて
登録するとともに、登録された宛先情報を上記短縮番号
によって呼び出し、この呼び出された宛先情報の宛先に
対して通信を行なわせるように構成されていた。
なお、登録機能を有する装置については、たとえば特
開昭63−33063号公報に記載されたマイクロ画像記録方
法などがある。
発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成によれば、登録件数が多くなる
と、オペレータの操作負担および誤操作の恐れが大きく
なる、という問題があった。
上述の問題は以下の理由で生じる。
すなわち、上述した従来の装置では、予約情報あるい
は宛先情報を受付番号あるいは短縮番号に対応させて登
録するため、登録件数が多くなると、オペレータは、予
約情報と受付番号の照合リスト、あるいは宛先情報と短
縮番号の照合リストを使用し、この照合リストから目的
とする登録情報の番号をさがし出す、という面倒を強い
られるようになる。さらに、上記照合リストの使用に伴
って、番号の読み違いなどによる誤操作の恐れも大きく
なる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、予約
情報あるいは宛先情報の登録件数を多くしても、オペレ
ータの操作負担および誤操作の恐れを増大させないよう
にすることができる画像通信装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上述の課題を解決するために、請求項第1記載の発明
は、通信を予約する際に宛先情報や通信開始時刻からな
る予約情報を入力すると共にこの予約情報にキーワード
を付与する操作手段と、予約情報を共通するキーワード
に対応させて登録する登録手段と、予約した通信の内容
を確認する場合、所定のキーワードを入力させ、この入
力されたキーワードに基づきこのキーワードが付与され
た予約情報を検索すると、この予約情報に対応する受付
番号と共に予約した通信の内容を特定する情報として自
動的に生成した通信の種類に関する情報を表示させる制
御手段とを備えたものである。
また、請求項2記載の発明は、通信を予約する際に宛
先情報や通信開始時刻からなる予約情報を入力すると共
にこの予約情報にキーワードを付与する操作手段と、予
約情報を共通するキーワードに対応させて登録する登録
手段と、予約した通信の内容を確認する場合、所定のキ
ーワードを入力させ、この入力されたキーワードに基づ
きこのキーワードが付与された予約情報を検索すると、
この予約情報に対応する受付番号と共に予約した通信の
内容を特定する情報として自動的に生成した受付時刻に
関する情報を表示させる制御手段とを備えたものであ
る。
また、請求項3記載の発明は、通信を予約する際に宛
先情報や通信開始時刻からなる予約情報を入力すると共
にこの予約情報にキーワードを付与する操作手段と、予
約情報を共通するキーワードに対応させて登録する登録
手段と、予約した通信の内容を確認する場合、所定のキ
ーワードを入力させ、この入力されたキーワードに基づ
きこのキーワードが付与された予約情報を検索すると、
この予約情報に対応する受付番号と共に予約した通信の
内容を特定する情報として自動的に生成した宛先数に関
する情報を表示させる制御手段とを備えるものである。
また、請求項4記載の発明は、宛先名やダイヤル情報
からなる宛先情報を入力すると共にこの宛先情報にキー
ワードを付与する操作手段と、複数の宛先情報を共通す
るキーワードに対応させて登録する登録手段と、同報送
信する場合、所定のキーワードを入力させ、この入力さ
れたキーワードに基づきこのキーワードが付与された複
数の宛先情報を検索し、この検索された複数の宛先情報
を表示させ、この表示された宛先情報の中から同報送信
すべき複数の宛先情報を選択させ、この選択された宛先
選択数を表示させる制御手段とを備えたものである。
作用 本発明は、上述の構成によって、照合リストを使わな
くても、キーワードの入力によって目的とする登録情報
を迅速かつ的確に検索することができるようになるた
め、予約情報あるいは宛先情報の登録件数を多くして
も、オペレータの操作負担および誤操作の恐れを増大さ
せないようにすることが可能となる。
また、予約した通信の内容を確認する場合、一旦送信
原稿を登録するとその内容自体をオペレータが目で見て
確認できないが、予約した通信の内容を特定する情報と
して、オペレータが入力した情報ではなく、装置が自動
的に生成した通信の種類、受付時刻、又は、宛先数に関
する情報を表示することによって、一旦登録した送信原
稿自体は確認できなくても、予約した通信の内容を特定
するより多くの情報が自動的に付加されるので、オペレ
ータの操作を増やすことなく、より正確に予約した通信
の内容を特定してその予約状況を容易に確認することが
できる。
さらに、キーワードの入力によって同報送信の宛先を
選択する際にその宛先選択数を表示させることによっ
て、同報送信の宛先の選択がどこまで進んだかを瞬時に
確認できるので、同報送信の宛先の選択状況の確認が容
易となり同報送信の宛先の選択を効率的に行うことがで
きる。
実施例 第1図は本発明の一実施例による画像通信装置の概略
構成を示すものであって、10は電話回線などの通信回路
Lを介してファクシミリ通信を行なう通信手段、20は主
制御部、31は予約情報が登録される第1の記憶手段、32
は宛先情報が登録される第2の記憶手段、40は操作パネ
ル部である。
通信手段10は、原稿から画情報を読み取る読取部11、
読取画情報あるいは受信画情報を蓄積する画像メモリー
12、画情報を記録紙に印刷する記録部13、通信制御部1
4、モデム15、NCU(網制御ユニット)16、および電話機
17などによって構成される。
主制御部20は全体の動作を集中的に管理・制御すると
ころであって、マイクロ回路化された汎用情報処理装置
いわゆるマイクロコンピュータによって構成される。こ
の主制御部20は、第1または第2の記憶手段31,32に登
録された情報をキーワードによって検索する検索手段20
A、第1の記憶手段31に登録された予約情報の中から通
信が終了した件の予約情報及びキーワードを順次消去す
る消去手段20B、操作パネル40による選択操作を支援す
る操作支援手段20Cなどの機能をソフトウェア的に有す
る。また、予約時刻の管理などを行なうために、時計回
路20Dを有する。
第1および第2の記憶手段31,32は、電池による電源
バックアップによって不揮発性化されたRAMあるいはフ
ロッピィ磁気ディスク記憶装置などを用いて構成され
る。第1の記憶手段31は、多数件の予約情報をそれぞれ
キーワードに対応させて記憶する。第2の記憶手段32
は、多数件の宛先情報をそれぞれキーワードに対応させ
て記憶する。この2つの記憶手段31,32は必ずしも別体
にする必要はなく、1つのRAMあるいは記憶装置が保有
する記憶領域を振り分けることによって形成することが
できる。
操作パネル40は、キースイッチが配列された操作部50
と、液晶表示器などを用いた表示部70によって構成され
る。操作部50は、予約情報、宛先情報、キーワードなど
を入力するための文字入力機能を有する。
第2図は操作パネル40の操作面を示したものであっ
て、宛先選択/文字入力キー51、予約キー52、コピーキ
ー53、送信キー54、電話キー55、停止キー56、テンキー
57、確認キー58、電話帳キー59、次頁キー60、前頁キー
61、セットキー62、ポーズキー63、クリアキー64、ファ
ンクションキー(FNC:機能切替キー)65などが、表示部
70の周囲に配列されている。
第3図は、第1図および第2図に示した画像通信装置
の予約登録機能部分に着目した概略構成図を示す。
この場合、操作パネル40からは、登録用の予約情報お
よびキーワードと、検索用のキーワードが入力される。
第1の記憶手段31には、複数の予約情報がそれぞれキ
ーワードに対応させられて登録される。
通信手段10は、第1の記憶手段31に登録された予約情
報にしたがって通信を行なう。
検索手段20Aは、オペレータが操作パネル40から任意
に入力したキーワードに対応する予約情報を、上記第1
の記憶手段31から検索する。
表示部70は、検索によって抽出された予約情報をディ
スプレイ表示する。
消去手段20Bは、通信が終了した件の予約情報及びキ
ーワードを上記第1の記憶手段31から消去する。
第4図は、第1図および第2図に示した画像通信装置
の宛先登録機能部分に着目した概略構成図を示す。
この場合、操作パネル40からは、登録用の宛先情報お
よびキーワードと、検索用のキーワードまたは宛先名が
入力される。
第2の記憶手段32には、複数の宛先情報がそれぞれキ
ーワードに対応させられて登録される。
検出手段20Aは、キーワードまたは宛先名によって予
約情報の検索を行なう。キーワードによる検索は、オペ
レータが操作パネル40から任意に入力したキーワードに
対応する予約情報を第2の記憶手段32からさがし出すこ
とによって行なわれる。宛先名による検索は、オペレー
タが操作パネル40から任意に入力した文字列と同じ文字
列部を有する宛先名をさがし出すことによって行なわれ
る。
表示部70は、検索によって抽出された宛先情報をディ
スプレイ表示する。
操作支援手段20Cは、複数の宛先情報が検索によって
抽出された場合に、ディスプレイ表示された宛先情報の
中から所定の宛先情報を選択するため操作を支援する。
通信手段10は、選択された宛先情報の宛先に対して通
信を行なう。
以上のように構成された画像通信装置について、以下
その動作を説明する。
第5図は、予約登録を行なう場合の動作例をフローチ
ャートによって示す。
第8図のAは、予約登録に伴って行なわれる表示の例
を示す。
予約登録の動作は、予約キー52が押されることによっ
て開始される。予約キー52が押され、送信原稿が原稿台
にセットされると、オペレータによる宛先の選択を待つ
状態になる(S1,S2,S3)。宛先の選択は宛先選択/文字
入力キー51の中の任意のキーを押すことによって行なわ
れ、セットキー62を押すことによって完了(確定)する
(S4)。このとき、宛先選択/文字入力キー51は、キー
と宛先を1:1で対応させた宛先選択キーとして動作させ
られる。
宛先の選択が完了し、さらに通信モード(原稿濃淡、
文字サイズ等)や通信開始時刻などの情報が入力された
ならば(図示省略)、キーワードの入力を促す案内表示
を行なって、オペレータによるキーワードの入力を待つ
(S5,S6)。キーワードの入力は、宛先選択/文字入力
キー51の操作によって行なわれ、セットキー62を押すこ
とによって完了(確定)する(S7)。このとき、宛先選
択/文字入力キー51は、アルファベットの文字入力キー
として動作させられる。キーワードはアルファベットの
ローマ字つづりで入力される。
以上のようにして予約情報が入力される。入力された
予約情報は、受付番号を付された後、第1の記憶手段31
に格納されて登録される。このときの受付番号は、印刷
記録部13を介してオペレータへ発給される。これによ
り、予約登録が完了する。
第6図は、第5図に示した動作に関連して、予約確認
を行なう場合の動作例をフローチャートによって示す。
第8図のBおよびCは、この予約確認に伴って行なわ
れる表示の例を示す。
予約確認の動作は、一旦登録した予約情報の確認、変
更、取り消しなどを行なうためのものであって、確認キ
ー58が押されることによって開始される(S8)。予約確
認の動作が開始されると、まず、動作の選択を促す案内
表示を行なって、オペレータによる選択操作を待つ(S
9,S10)。ここで選択される動作としては、キーワード
による検索(S9)、受付番号による検索(S10)、確認
動作の中止(S11)がある。
キーワードによる検索が選択された場合には(S9)、
オペレータが宛先選択/文字入力キー51によって任意の
キーワードを入力した後、その入力したキーワードによ
って予約情報の検索を行なう(S15,S16,S17,S12)。第
8図のBは、このときの表示例を示す。
受付番号による検索が選択された場合には(S10)、
オペレータがテンキー57によって任意の受付番号を入力
した後、その入力した受付番号によって予約情報の検索
を行なう(S14,S12)。
確認動作の中止が選択された場合には(S11)、確認
の動作を終了させる。
ここで、キーワードまたは受付番号による検索によっ
て、該当する予約情報が第1の記憶手段31から抽出され
た場合には、その抽出された予約情報を表示部70にディ
スプレイ表示することが行なわれる。第8図のCは、こ
のときの表示例を示す。ここには、登録した画情報の内
容を正確に把握できるように、予約情報に対応する受付
番号と共に、予約した通信の内容を特定する情報として
自動的に生成した通信の種類、受付時刻、宛先数に関す
る情報が表示される。これにより、登録した送信原稿自
体は確認できなくても、登録した通信の内容を特定する
情報を含めて表示するので、オペレータの操作を増やす
ことなく、正確かつ容易に予約した通信の内容を特定し
てその予約状況を確認することができる。
以上のようにして、登録された予約情報の確認を行な
うことができる。
第7図は、第6図に示した動作に関連して、ディスプ
レイ表示された予約情報の変更や取り消しを行なう場合
の動作例をフローチャートによって示す。
ここでは、次のような動作がオペレータの選択に応じ
て行なわれる。
すなわち、確認が選択されると(S18)、検索によっ
て抽出された予約情報の詳細な内容がディスプレイ表示
される(S19)。これにより、オペレータは、登録され
た予約情報の詳細な内容を確認することができる。
変更が選択されると(S20)、検索によって抽出され
た予約情報を変更させるための編集機能が動作するよう
になる(S21)。これにより、オペレータは、登録され
た予約情報の内容を変更することができる。
取り消しが選択されると(S22)、ディスプレイ表示
された予約情報を第1の記憶手段31から消去する処理が
実行されるようになる(S23)。これにより、オペレー
タは、登録された予約情報の中から不要な件を取り消す
ことができる。このあと、第6図の動作に戻って、次に
該当する予約情報があるか否かの検索が実行されるよう
になる(第6図のS12)。
次頁が選択されると(S24)、次に該当する予約情報
が表示される(S25)。一方、前頁が選択されると(S2
6)、直前に表示した予約情報が表示される(S27)。こ
れにより、オペレータは、検索によって抽出された予約
情報が複数件あった場合にも、その抽出された複数件の
予約情報を交代に表示させて確認することができる。
確認終了が選択されると(S28)、上述した選択の待
ち状態を解除して動作を終了させる。
ここで、通信手段10は、以上のようにして第1の記憶
手段31に登録された予約情報にしたがって通信動作を実
行する。通信手段10によって実行された件の予約情報及
びキーワードは、主制御部20の消去手段20Bによって第
1の記憶手段31から順次消去される。これにより、用の
済んだ予約情報及びキーワードを削除して、新規のキー
ワードに基づく予約情報を登録するための領域を確保す
ることができるようになる。
第9図は、宛先登録を行なう場合の動作例をフローチ
ャートによって示す。
第11図のAは、この宛先登録に伴って行なわれる表示
の例を示す。
宛先登録の動作は、機能切替キー(FNCキー:ファン
ションキー)65の操作によって開始される(S29)。宛
先登録の動作が開始されると、まず、短縮番号と宛先の
ダイヤル番号(電話番号)の入力待ち状態となる。これ
に応じて、オペレータがテンキー57から短縮番号と宛先
ダイアル番号を入力すると(S30,S31,S32)、今度は、
宛先名およびキーワードの入力待ち状態となる。これに
応じて、オペレータが宛先選択/文字入力キー51から宛
先名およびキーワードをそれぞれアルファベットで入力
し、セットキー62を押下した時点で登録の操作が完了す
る(S33,S34,S35,S36)。従って、セットキー62を押下
しない限りS35,S36を繰返すことにより複数のキーワー
ドを登録することになる。第11図のAは、このときの表
示例を示す。
上述した動作にて入力された短縮番号、宛先ダイアル
番号、宛先名は、宛先情報として、一緒に入力されたキ
ーワードとともに、第2の記憶手段32に格納されて登録
される。
第10図は、登録された宛先情報を送信のために呼び出
す場合の動作例を示す。
第11図のB,C,Dはそれぞれ、この登録宛先情報の呼び
出しに伴って行なわれる表示の例を示す。
まず、送信原稿が原稿台にセットされ、電話帳キー59
が操作されると(S37,S38)、第11図のBに示すような
操作案内が表示されて、検索モードの選択、検索開示ま
たは終了の指示操作を待つ状態となる(S39,S42,S45,S4
8)。
ここで、オペレータが検索モードとしてキーワード検
索を選択すると(S39)、第11図のCに示すように、こ
の選択の後にアルファベットのローマ字つづりで入力さ
れるキーワードが検索情報に指定される(S40,S41)。
また、オペレータが検索モードとして宛名検索を選択
すると(S42)、この選択の後にアルファベットのロー
マ字つづりで入力される宛先名が検索情報に指定される
(S43,S44)。
検索モードの選択および検索情報の指定が行なわれた
後、オペレータが検索開始の指示操作を行なうと(S4
5)、指定された検索情報によって宛先情報の検索が行
なわれる。そして、この検索によって抽出された宛先情
報が、表示部70にてディスプレイ表示される(S46)。
この場合の検索は、指定された検索情報の種類に応じ
て、次のように行なわれる。
すなわち、検索情報としてキーワードが指定された場
合には(S39,S40,S41)、指定されたキーワードと同じ
キーワードがあるか否かが検索される。該当するキーワ
ードがあった場合には、この該当するキーワードに対応
する宛先情報が呼び出されてディスプレイ表示される。
また、検索情報として宛先名が指定された場合には
(S42,S43,S44)、指定された宛先名と同じ文字列部を
有する宛先名があるか否かが検索される。該当する宛先
名があった場合には、この該当する宛先名を有する宛先
情報が呼び出されてディスプレイ表示される。
ここで、同じ検索情報によって複数件の宛先情報がデ
ィスプレイ表示された場合には、その表示された中から
任意の宛先情報を選択させるための操作支援が行なわれ
る(S46,S47)。この操作支援の動作は、主制御部20の
操作支援手段20Cによって、次のように行なわれる。
すなわち、第11図のDに示すように、検索によって抽
出された複数件の宛先情報をそれぞれ識別用番号(1〜
4)を付してディスプレイ表示させる。この表示を見た
オペレータが任意の宛先情報の識別用番号をテンキー57
から入力すると、その入力された識別番号の宛先情報が
選択される。このようにして選択された宛先情報の宛先
が通信手段10の送信先に指定される。
なお、第11図のDに示した実施例では、識別番号の
「1」が選択された場合には、宛先選択数は「1」箇所
と表示され、第10図S45〜S47の手順を繰り返すことによ
り複数の宛先選択を行え、宛先選択数も順次加算表示さ
れるものであり、後処理における順次同報送信に対応で
きるものである。
また、第10図S39〜S41の手順を繰り返すことにより、
複数のキーワードで検索が可能であり、第10図S42〜S44
の手順とS39〜S41の手順の両操作を行えば、宛先とキー
ワードの両方による検索も可能となる。
更に、本実施例ではキーワードをローマ字入力してい
るが文字入力キー51に異なった文字キー(カナ文字、漢
字キー等)を設ければ、第11図Cで「EIGYOU」のみなら
ず「エイギョウ」、「営業」等の同意異文字の入力が可
能である。
また、検索情報は文字数(例えばEIGYOUだと6文字)
を限定するものではなく、例えば連続する2文字「EI」
とか「GY」であっても検索されるのはいうまでもない。
そして、最後に「4」が選択された場合には動作終了の
指示として処理される。
以上のようにして、少なくとも1件の宛先情報を検索
によって呼び出すことができた場合には(S49)、たと
えば、その呼び出した宛先情報による送信の予約登録な
どのような、次の段階の処理に移行する。また、1件の
宛先も呼び出すことができなかった場合、つまり該当す
る宛先が登録されていなかった場合には、宛先を直接入
力させることを促す案内表示を行なった後、オペレータ
による宛先の入力を待つ待機状態に移行する(S50)。
これにより、照合リストを使わなくても、通信の宛先
指定を迅速かつ的確に行なうことができるようになる。
なお、登録された予約情報あるいは宛先情報は、たと
えばポーリング通信などのように、送信以外の通信を行
なう場合にも利用することができる。
発明の効果 以上の説明から有らかなように、本発明は、宛先情報
をキーワードに対応させて登録する一方、任意に入力さ
れたキーワードに対応する宛先情報を登録情報の中から
検索させることによって、照合リストを使わなくても、
キーワードの入力によって目的とする登録情報を迅速か
つ的確に検索することができるようになるため、宛先情
報の登録件数を多くしても、オペレータの操作負担およ
び誤操作の恐れを増大させないようにすることができる
という効果を有するものである。
また、予約した通信の内容を確認する場合、一旦送信
原稿を登録するとその内容自体をオペレータが目で見て
確認できないが、予約情報に対応する受付番号と共に、
予約した通信の内容を特定する情報として、オペレータ
が入力した情報ではなく、装置が自動的に生成したでは
ない通信の種類、受付時刻、又は、宛先数に関する情報
を表示することによって、一旦登録した送信原稿自体は
確認できなくても、予約した通信の内容を特定するより
多くの情報が自動的に付加されるので、オペレータの操
作を増やすことなく、より正確に予約した通信の内容を
特定してその予約状況を容易に確認することができると
いう効果を有するものである。
さらに、同報送信の宛先を選択する際に、その宛先選
択数を表示させることによって、オペレータは同報送信
の宛先の選択がどこまで進んだかを瞬時に確認できるの
で、同報送信の宛先の選択状況の確認が容易となり同報
送信の宛先の選択を効率的に行うことができるという効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による画像通信装置の概略構
成図、第2図は同装置の操作パネル部分における実施例
を示す図、第3図は予約登録機能部分の概略構成を示す
図、第4図は宛先登録機能部分の概略構成を示す図、第
5図から第7図までは予約登録機能に関連する動作例を
示すフローチャート、第8図は予約登録の動作に伴って
行なわれる表示の例を示す図、第9図および第10図は宛
先登録機能に関連する動作例を示すフローチャート、第
11図は宛先登録の動作に伴って行なわれる表示の例を示
す図である。 L……通信回線、10……通信手段、20……主制御部、20
A……検索手段、20B……消去手段、20C……操作支援手
段、31……通信の予約情報が登録される第1の記憶手
段、32……通信の宛先情報が登録される第2の記憶手
段、40……操作パネル、50……操作部、70……表示部、
41……操作パネル制御部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信を予約する際に宛先情報や通信開始時
    刻からなる予約情報を入力すると共にこの予約情報にキ
    ーワードを付与する操作手段と、予約情報を共通するキ
    ーワードに対応させて登録する登録手段と、予約した通
    信の内容を確認する場合、所定のキーワードを入力さ
    せ、この入力されたキーワードに基づきこのキーワード
    が付与された予約情報を検索すると、この予約情報に対
    応する受付番号と共に予約した通信の内容を特定する情
    報として自動的に生成した通信の種類に関する情報を表
    示させる制御手段とを具備する画像通信装置。
  2. 【請求項2】通信を予約する際に宛先情報や通信開始時
    刻からなる予約情報を入力すると共にこの予約情報にキ
    ーワードを付与する操作手段と、予約情報を共通するキ
    ーワードに対応させて登録する登録手段と、予約した通
    信の内容を確認する場合、所定のキーワードを入力さ
    せ、この入力されたキーワードに基づきこのキーワード
    が付与された予約情報を検索すると、この予約情報に対
    応する受付番号と共に予約した通信の内容を特定する情
    報として自動的に生成した受付時刻に関する情報を表示
    させる制御手段とを具備する画像通信装置。
  3. 【請求項3】通信を予約する際に宛先情報や通信開始時
    刻からなる予約情報を入力すると共にこの予約情報にキ
    ーワードを付与する操作手段と、予約情報を共通するキ
    ーワードに対応させて登録する登録手段と、予約した通
    信の内容を確認する場合、所定のキーワードを入力さ
    せ、この入力されたキーワードに基づきこのキーワード
    が付与された予約情報を検索すると、この予約情報に対
    応する受付番号と共に予約した通信の内容を特定する情
    報として自動的に生成した宛先数に関する情報を表示さ
    せる制御手段とを具備する画像通信装置。
  4. 【請求項4】宛先名やダイヤル情報からなる宛先情報を
    入力すると共にこの宛先情報にキーワードを付与する操
    作手段と、複数の宛先情報を共通するキーワードに対応
    させて登録する登録手段と、同報送信する場合、所定の
    キーワードを入力させ、この入力されたキーワードに基
    づきこのキーワードが付与された複数の宛先情報を検索
    し、この検索された複数の宛先情報を表示させ、この表
    示された宛先情報の中から同報送信すべき複数の宛先情
    報を選択させ、この選択された宛先選択数を表示させる
    制御手段とを具備する画像通信装置。
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