JP2593715Y2 - 空調装置のフィルター取付構造 - Google Patents

空調装置のフィルター取付構造

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JP2593715Y2
JP2593715Y2 JP1993026874U JP2687493U JP2593715Y2 JP 2593715 Y2 JP2593715 Y2 JP 2593715Y2 JP 1993026874 U JP1993026874 U JP 1993026874U JP 2687493 U JP2687493 U JP 2687493U JP 2593715 Y2 JP2593715 Y2 JP 2593715Y2
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filter holder
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原 正 美 野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフィルターを多方向から
脱着できるようにした空調装置のフィルター取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置は導入空気のゴミや埃を除去す
るフィルターを備え、これを通常はダクトに脱着可能に
取付けて、その定期的な清掃を可能にしている。例えば
実開昭63ー13320号公報では、空気取入口と冷却
ユニットとの間のダクトに、フィルターを側方から脱着
可能に取付けている。
【0003】しかし、この従来のものは、フィルターの
脱着方向が一方向に限られ、またフィルターを適用でき
る空調装置も、そのような脱着を前提にした空調装置に
限られてしまう、という問題がある。この問題は、特に
近時の車両用空調装置のように、その設置スペースや配
置に種々の制約を受け、空調ユニットの配置が多様化し
ている現状において、多方向から脱着できるフィルター
の開発が望まれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題を解決し、フィルターを多方向から脱着可能にし、空
調装置の設置状況に応じて最適な脱着方向を選択できる
とともに、そのメンテナンスを至便にした、空調装置の
フィルター取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の空調
装置のフィルター取付構造は、フィルターをダクトに脱
着可能に取付けた空調装置のフィルター取付構造におい
て、ダクトの周面に二つのフィルターホルダー取付孔を
設け、該孔に複数組の係止爪を有する二つのフィルター
ホルダーを着脱可能に設け、該ホルダーの取付時に前記
係止爪をダクトの内側に突出させるとともに、フィルタ
ー枠をフィルターホルダー取付孔に出入り可能に設け、
該フィルター枠の外周面に二つのスライドレールを直交
配置し、該レールを前記係止爪に摺動可能に係合して、
フィルターを多方向から脱着可能にし、空調装置の設置
状況に応じて最適な脱着方向を選択できるとともに、そ
のメンテナンスを至便にしたことを特徴としている。
【0006】
【作 用】フィルターホルダーを移動すると、その係止
爪に係合したフィルター枠が一緒に移動して、該枠がフ
ィルターホルダー取付孔から引き抜かれる。フィルター
の脱着方向を上方または側方の何れかに選択できる。フ
ィルターを一方向から脱着するときは、他方のフィルタ
ーホルダーがフィルター枠の移動を促す。フィルターの
脱着方向を選択できるから、空調装置の設置状況に応じ
て最適な脱着方向を選択でき、しかもそのメンテナンス
を至便にする。
【0007】
【実施例】以下、本考案を車両用空調装置に適用した図
示実施例について説明すると、図1乃至図4において1
は、内外気取入口から取り入れた空気をエバポレータ
(共に図示略)へ導く矩形断面のダクトで、内外気取入
口とエバポレータとの間の上部周面と側部周面とに、フ
ィルターホルダー取付孔2,3が設けられ、これらにフ
ィルターホルダー4,5が取付けられている。
【0008】フィルターホルダー4,5は実質的に同一
に構成され、これは図4のように凹孔6を有する有底の
箱形に形成され、その上部周面には複数のビス孔7を設
けたフランジ部8が突設されていて、該孔7の外側から
フィルターホルダー取付孔2,3の周縁に設けたビス孔
10に、ビス9がねじ込まれている。
【0009】フィルターホルダー4,5の下面には複数
組の係止爪11が突設され、該係止爪11は図3のよう
に略L字形断面に形成され、かつこの一対を対向して配
置していて、これらの間にフィルター枠12の一端が摺
動可能に係合している。
【0010】フィルター枠12は、フィルターホルダー
取付孔2,3に出入り可能にされ、これは枠内に取付け
たフィルター13と相似形の略正方形に形成されてい
て、その上部片側の隅角に略正方形の切欠部14が形成
され、該切欠部14を挟むフィルター枠12の外周面
に、スライドレール15,16を設けている。
【0011】スライドレール15,16は略T字形断面
に形成され、これをフィルターホルダー4,5の係止爪
11,11の間に摺動可能に挿入している。
【0012】一方、ダクト1内の下部には凹溝17を形
成したリブ18が設けられ、該凹溝17内にフィルター
枠12の下端部を差し込み可能にしている。
【0013】図5は本考案の他の実施例を示し、前述の
実施例と対応する構成部分に同一の符号を用いている。
この実施例は、前述の側壁と相対するダクト1の側壁
に、フィルターホルダー5を取付け、またフィルター枠
12を前述と左右反対向きにダクト1内に収容して、図
示のようにフィルターをダクト1の上方および右方から
脱着可能にした点を特徴にしている。
【0014】このように構成した空調フィルターの取付
構造は、二辺にスライドレール15,16を設けたフィ
ルター枠12と、二つのフィルターホルダー4,5との
製作を要し、これらを例えば樹脂成形によって製作する
とともに、指定されたフィルターの脱着方向と空調装置
の配置仕様に応じて、ダクト1の所定位置周面にフィル
ターホルダー取付孔2,3を設ける。実施例ではダクト
1の上部周面と側面との二箇所に、フィルターホルダー
取付孔2,3を設けている。
【0015】次にダクト1にフィルターを取付ける場合
は、例えば一方のフィルターホルダー取付孔3にフィル
ターホルダー5を挿入し、これをビス9を介してダクト
1の側面に固定する。このようにすると、ダクト1の側
壁内にはフィルターホルダー5の係止爪11,11が突
出し、かつそれらの複数組が垂直方向に配置される。こ
の後、フィルターホルダー4の係止爪11,11に、フ
ィルター枠12の一方のスライドレール15を挿入し、
該係止爪11,11にフィルター枠12を保持させる。
【0016】そして、係止爪11,11とスライドレー
ル15との係止状態を維持しながら、フィルター枠12
とフィルターホルダー4とをフィルターホルダー取付孔
2に一緒に挿入し、かつその際スライドレール16を、
前記配置したフィルターホルダー5の係止爪11,11
内に上方から挿入する。
【0017】フィルターホルダー4をフィルターホルダ
ー取付孔2に収容し、スライドレール16を全ての係止
爪11,11に挿入後、フィルター枠12の下端を凹溝
17に押し込み、当該部を支持させたところで、ビス9
をビス孔7を介してビス孔10にねじ込み、フィルター
ホルダー4をダクト1の上面に固定して、フィルターの
取付けが完了する。
【0018】こうして取付けたフィルター枠12は、ス
ライドレール15がフィルターホルダー4の係止爪11
と係合し、またスライドレール16がフィルターホルダ
ー5の係止爪11と係合し、更に下端部を凹溝17の弾
性で挟持されているから、車両の走行振動等によるガタ
を吸収され、異音の発生を防止される。また、フィルタ
ーホルダー取付孔2,3は、フィルターホルダー4,5
によって閉塞されているから、空調運転時に当該部から
空気漏れすることはない。
【0019】次にメンテナンス時にフィルターをダクト
1から取出す場合は、空調装置の構造や配置に応じて、
その取出し方向をダクト1の上方または側方に選択す
る。例えばフィルターをダクト1の上方へ取出す場合
は、ビス9を取り外し、フィルターホルダー4を保持し
て、これを引上げる。このようにすると、フィルター枠
12がフィルターホルダー4と一緒に引上げられ、その
スライドレール16がフィルターホルダー5の係止爪1
1に沿って移動して、フィルターホルダー取付孔2から
引き抜かれる。
【0020】この後、スライドレール15を係止爪11
に沿って移動し、フィルター枠12をフィルターホルダ
ー4から引き抜けば、フィルター13の清掃が可能にな
る。フィルター13の清掃後、これをダクト1内に取付
ける場合は、前述と同様にスライドレール15を係止爪
11,11に挿入し、それらの係止状態を維持しながら
フィルターホルダー取付孔2に挿入し、かつその際スラ
イドレール16を係止爪11,11内に挿入し、フィル
ター枠12の下端を凹溝17内に押し込んだところで、
ビス9をビス孔7,10にねじ込み、フィルターホルダ
ー4を固定すればよい。
【0021】一方、フィルターをダクト1の側方へ取出
す場合は、ビス9を取り外し、フィルターホルダー5を
保持して、これをダクト1の側方へ引く。このようにす
ると、フィルターホルダー5と一緒にフィルター枠12
が移動し、8そのスライドレール15がフィルターホル
ダー4の係止爪11に沿って移動して、フィルターホル
ダー取付孔3から引き抜かれる。
【0022】この後、スライドレール16を係止爪11
に沿って移動し、フィルター枠12をフィルターホルダ
ー5から引き抜けば、フィルター13の清掃が可能にな
る。フィルター13の清掃後、これをダクト1内に取付
ける場合は、スライドレール16を係止爪11,11に
挿入し、それらの係止状態を適宜維持しながらフィルタ
ーホルダー取付孔3に挿入し、かつその際スライドレー
ル15を係止爪11,11内に挿入し、フィルター枠1
2の下端を凹溝17の側方から押し込み、ビス9をビス
孔7,10にねじ込んで、フィルターホルダー5を固定
すればよい。
【0023】このように本考案は、フィルターをダクト
1の上方または側方から脱着し得るから、空調装置の配
置状況によって最適なフィルターの脱着方向を選択で
き、フィルターのメンテナンスに至便であるとともに、
フィルターを上方または側方から脱着する空調装置に適
用できるから、その適用範囲を広げることもできる。
【0024】なお、上述の実施例は何れも本考案を車両
用空調装置に適用しているが、これに限らずパワーショ
ベルやコンバイン、船舶等の運転室に設けた空調ユニッ
トに適用することも可能である。
【0025】
【考案の効果】本考案の空調装置のフィルター取付構造
は以上のように、ダクトの周面に二つのフィルターホル
ダー取付孔を設け、該孔に複数組の係止爪を有する二つ
のフィルターホルダーを着脱可能に設け、該ホルダーの
取付時に前記係止爪をダクトの内側に突出させるととも
に、フィルター枠をフィルターホルダー取付孔に出入り
可能に設け、該フィルター枠の外周面に二つのスライド
レールを直交配置し、該レールを前記係止爪に摺動可能
に係合したから、フィルターを多方向から脱着可能にで
き、空調装置の設置状況に応じて最適な脱着方向を選択
できるとともに、そのメンテナンスに至便な効果があ
る。また、本考案はフィルターの脱着方向を選択できる
から、脱着方向を異にする二様の空調装置に適用できる
実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のAーA線に沿う断面図である。
【図3】図1のBーB線に沿う断面図である。
【図4】本考案の要部を示す分解斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ダクト 2,3 フィルターホルダー取付孔 4,5 フィルターホルダー 11 係止爪 12 フィルター枠 13 フィルター 15,16 スライドレール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルターをダクトに脱着可能に取付け
    た空調装置のフィルター取付構造において、ダクトの周
    面に二つのフィルターホルダー取付孔を設け、該孔に複
    数組の係止爪を有する二つのフィルターホルダーを着脱
    可能に設け、該ホルダーの取付時に前記係止爪をダクト
    の内側に突出させるとともに、フィルター枠をフィルタ
    ーホルダー取付孔に出入り可能に設け、該フィルター枠
    の外周面に二つのスライドレールを直交配置し、該レー
    ルを前記係止爪に摺動可能に係合したことを特徴とする
    空調装置のフィルター取付構造。
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