JP2593613B2 - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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JP2593613B2
JP2593613B2 JP4178555A JP17855592A JP2593613B2 JP 2593613 B2 JP2593613 B2 JP 2593613B2 JP 4178555 A JP4178555 A JP 4178555A JP 17855592 A JP17855592 A JP 17855592A JP 2593613 B2 JP2593613 B2 JP 2593613B2
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spot welding
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electrodes
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慎一 北口
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株式会社アマダメトレックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端に溶接用のチッ
プを備えている電極を、作業面に押圧すると共に通電す
ることで溶接を行うスポット溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トランスに接続した一対の電極の間に2
つの被加工物を介在させて、これらの両電極を加圧、通
電するようにしたスポット溶接装置が知られている。こ
の従来のスポット溶接装置は、一対の電極のみを設備し
ているものである。
【0003】このため、例えば一端部が開口されている
箱状の被加工物の底板部に当て板をスポット溶接し、上
記作業面である底板部に平行でない別作業面であるこの
被加工物の側板部に取手のスポット溶接を行う場合で
は、例えばまず底板部に当て板を溶接した後、被加工物
の姿勢を変更して上記電極にて側板部に取手を溶接する
手順とするか、あるいは、当て板の溶接後に、側板部の
溶接に適した姿勢の別な電極を備えている他のスポット
溶接装置に被加工物を搬送して、取手を溶接するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスポット溶
接装置では、被加工物の一の作業面に溶接を行い、つぎ
にこの一の作業面に平行でない別作業面に溶接を行う場
合は、被加工物の姿勢を変更するか、あるいは、別な電
極を備えている他のスポット溶接装置を必要とするた
め、被加工物の姿勢変更に再度クランプし直す手数が必
要となり、または、他のスポット溶接装置が必要となる
ことで設備面で不利となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、スポット溶接装置におけるフレー
ムに、被加工物を上下方向から挾持してスポット溶接可
能の一対の第1電極を設け、上記第1電極における下側
の電極を、被加工物を搬送するための搬送ローラとほぼ
同一高さに設け、スポット溶接装置における前記フレー
ムに上下位置調節可能に設けたブラケットに、前記搬送
ローラによって搬送される被加工物を水平方向から挾持
してスポット溶接可能の一対の第2電極を設けてなるも
のである。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の一実施例であるスポット溶
接装置の正面図で、図2にその主要部の正面図を、図3
には図2の縦断面図を、それぞれ示している。
【0007】例示したスポット溶接装置は、装置フレー
ム1を備えており、この装置フレーム1正面に、一対の
加圧電極3,5が設けてあり、この加圧電極3,5の例
えば左側位置にて装置フレーム1に、一対の第2電極
7,9を、電極昇降機構11により、上下動可能に設け
ている。
【0008】加圧電極3,5は、図3に示されているよ
うに、水平状の作業面Hを溶接できる棒状の構造であ
り、第2電極7,9は、被加工物Wの水平状の作業面H
に平行でない図4に示すごとく、例えば作業面Hに垂直
状である被加工物Wの作業面Vに溶接できる正面視L字
状の構造としている。
【0009】例示したスポット溶接装置には、被加工物
Wを、加圧電極3,5や第2電極7,9に搬送するため
の搬送装置として、多数の搬送ローラ14が設けてあ
り、第2電極7,9による溶接の際は、搬送ローラ14
上の被加工物Wを、水平状の作業面Hでクランプして、
搬送ローラ14による搬送ラインL方向に移動できる送
材バイス15によって挟持される。
【0010】図示例の加圧電極3,5は、図3に拡大図
で示したように、下位の加圧電極5は動かず、上位の加
圧電極3が例えばシリンダ14とピストンロッド16と
からなる電極加圧機構17の動作により、下位の加圧電
極5に接近、離間する構造である。
【0011】図示例の第2電極7,9は、図4に拡大図
で示したように、右側の第2電極9が電極昇降機構11
の移動体19へ、ブラケット21を介して固定され、左
側の第2電極7はブラケット21へ枢支ピン23により
枢支され、ブラケット21に取付腕25を介して取付け
たシリンダ27のピストンロッド29へ、左側の第2電
極7のアーム31がピン33にて連結され、ピストンロ
ッド29の突出、引っ込み動作により左側の第2電極7
は右側の第2電極9に接近、離間する構造としている。
【0012】図示例の電極昇降機構11は、図2に拡大
図で示したように、移動体19が装置フレーム1に設け
たガイド35により上下方向に同一姿勢で案内され、こ
の移動体19のめねじ37に螺合するねじロッド39
が、装置フレーム1に取付けた軸受体41に軸支され、
ねじロッド39に取付けた被駆動ギヤ43を、軸受体4
1に軸支した駆動ギヤ45に噛み合わせ、駆動ギヤ45
をモータ47により回転する構造である。
【0013】上記構成により、モータ47を回転する
と、駆動ギヤ45と被駆動ギヤ43を介してロッド39
が回転して、ガイド35に案内されて移動体19は上下
方向に昇降移動することになる。
【0014】装置フレーム1に隣接して設備された溶接
電源51は、図示しない電線と電源切替スイッチ55を
介して加圧電極3,5と第2電極7,9とに接続され、
電源切替スイッチ55を一方側に切替えると、溶接電源
51に加圧電極3,5が接続され、電源切替スイッチ5
5を他方側に切替えると溶接電源51に第2電極7,9
が接続されるように、回路構成されている。上記図示し
ない電線への通電操作は、例えば足踏み式の通電スイッ
チ57の踏み込みにより行われる。
【0015】次に上記実施例の作用を説明する。例えば
一端部が開口されている箱状の被加工物Wの水平状の作
業面Hである底板部Wf に当て板Pをスポット溶接し、
被加工物Wの垂直状である作業面Vであるこの被加工物
Wの側板部Ws に取手Tをスポット溶接を行う場合で
は、まず、電極昇降機構11のモータ47を回転して第
2電極7,9が搬送ローラ14上にある被加工物Wの搬
送に支障しない高さまで移動体19を上昇しておく。
【0016】そして、被加工物Wを搬送ローラ14上で
加圧電極3,5の位置まで搬送し、切替スイッチ55を
一方側に切替えておいて、電極加圧機構17のピストン
ロッド16を突出動作して上位の加圧電極3を下動し、
下位の加圧電極5と上位の加圧電極3とで当て板Pと底
板部Wf とを強く挾み、足踏み式の通電スイッチ57の
踏み込みにより加圧電極3,5に通電すると、当て板P
は底板部Wf にスポット溶接される。
【0017】底板部Wf に当て板Pを溶接し終えて、被
加工物Wを第2電極7,9の下方まで搬送する。なお、
搬送前に、シリンダ27のピストンロッド29を引っ込
ませて左側の第2電極7を右側の第2電極9から離間さ
せておき、電極昇降機構11のモータ47を回転して左
側の第2電極7を側板部Ws の左外方に、右側の第2電
極9を取手Tの右外方に、それぞれ近付け、切替スイッ
チ55を他方側に切替えておく。
【0018】次にシリンダ27のピストンロッド29を
突出して左の第2電極7と右の第2電極9とで側板部W
s と取手Tを強く挾み、足踏み式の通電スイッチ57の
踏み込みにより第2電極7,9に通電すると、取手Tは
側板部Ws にスポット溶接される。
【0019】このように例えば箱状の被加工物の水平状
の作業面Hである底板部Wf に当て板Pをスポット溶接
し、被加工物Wの垂直状である作業面Vであるこの被加
工物Wの側板部Ws に取手Tをスポット溶接を行う場
合、底板部Wf への当て板Pの溶接は、水平状の作業面
Hを挟持、加圧して溶接できる一対の加圧電極3,5を
用いて行い、この水平状の作業面Hに平行でない例えは
垂直状である作業面Vでの側板部Ws への取手Tの溶接
は、加圧電極3,5の側方位置にある第2電極7,9
を、電極昇降機構11により適宜、移動して行うことが
でき、これにより、互いに平行でない複数の作業面への
スポット溶接を、一つのスポット溶接装置によって、効
率良く行うことができる。
【0020】尚、この発明は上述した実施例に限定され
ることは無く、適宜な変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。例えば、上記図示例では
第2電極7,9を移動するための電極昇降機構11は、
第2電極7,9を、モータ47により駆動されるねじロ
ッド39の回転によって昇降する構造であるが、例えば
シリンダとピストンロッドによる構造、ラックとピニオ
ンの噛み合いによる構造など、種々の公知構造を支障無
く使用できるものである。
【0021】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、スポット溶接装置におけ
るフレーム(1)に、被加工物(W)を上下方向から挾
持してスポット溶接可能の一対の第1電極(3,5)を
設け、上記第1電極(3,5)における下側の電極
(5)を、被加工物(W)を搬送するための搬送ローラ
(14)とほぼ同一高さに設け、スポット溶接装置にお
ける前記フレーム(1)に上下位置調節可能に設けたブ
ラケット(21)に、前記搬送ローラ(14)によって
搬送される被加工物(W)を水平方向から挾持してスポ
ット溶接可能の一対の第2電極(7,9)を設けてなる
ものである。
【0022】上記構成より明らかなように、本発明にお
いては、搬送ローラ14によって搬送される被加工物W
を上下方向から挾持してスポット溶接可能の一対の第1
電極3,5と、被加工物Wを水平方向から挾持してスポ
ット溶接可能の一対の第2電極7,9とを同一フレーム
に備えており、かつ第2電極7,9はスポット溶接装置
のフレーム1に上下位置調節可能に設けてあるから、搬
送ローラ14上を移動する被加工物Wに対して上下方向
および水平方向からスポット溶接を行うことが容易であ
ると共に、加工ラインに対するスポット溶接装置の配置
を容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成の一実施例のスポット溶接装置
を示す正面図である。
【図2】第1における電極昇降機構の拡大図である。
【図3】図1における加圧電極の拡大図である。
【図4】図1おける第2電極の拡大図である。
【符号の説明】
1 装置フレーム 3,5 加圧電極 7,9 第2電極 W 被加工物 H 作業面 V 別の作業面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポット溶接装置におけるフレーム
    (1)に、被加工物(W)を上下方向から挾持してスポ
    ット溶接可能の一対の第1電極(3,5)を設け、上記
    第1電極(3,5)における下側の電極(5)を、被加
    工物(W)を搬送するための搬送ローラ(14)とほぼ
    同一高さに設け、スポット溶接装置における前記フレー
    ム(1)に上下位置調節可能に設けたブラケット(2
    1)に、前記搬送ローラ(14)によって搬送される被
    加工物(W)を水平方向から挾持してスポット溶接可能
    の一対の第2電極(7,9)を設けてなることを特徴と
    するスポット溶接装置。
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