JP2593187B2 - 放電加工用電源装置 - Google Patents
放電加工用電源装置Info
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Description
おいて、加工深さを大きくし得るようにした放電加工用
電源装置に関する。
ヤ電極に、その進行を妨げる反発力が作用する。このた
め、NC装置等で指示されるワイヤ電極の有るべき位置
と、実際のワイヤ電極の位置との間にずれを生じ、ワイ
ヤ電極の進行方向の変更部付近で、被加工物の形状精度
を低下させる。
う場合には、被加工物の仕上げ寸法より大きめに荒加工
したのち、セカンドカツトと称する仕上加工を行なつて
所要の寸法、面粗さ等に仕上げている。このときの仕上
げ寸法は一般的に数μmになるように荒加工を行なう。
えば、特開昭61−4620号公報に開示された放電加工用電
源装置がある。
ら発振されるパルスに基づいて、正負両極性のパルス電
圧を生成し、加工間隙に印加し、極間の平均電圧を零に
しながら一方向の電圧で加工するようにしたので、電解
電流による加工面の精度低下、電蝕を防止できる。
時間が長くなり、加工能率を低下させる。
印加する電圧が不十分になつて放電しなくなるなどの問
題点がある。
電蝕を防止し、且つ高能率の仕上げ加工を可能にした放
電加工用電源装置を提供することにある。
実施例に対応する第1図と第2図を用いて説明する。
の加工間隙を保持している。4は第1のトランジスタ
で、加工間隙に低周波の負パルス電圧を印加する。6は
第3のトランジスタで、加工間隙の高周波の負パルス電
圧を印加する。
ルス電圧を印加する。
13はインバータで、入力端子は低周波パルス発振器12に
接続され、出力端子はトランジスタ4とトランジスタ9
のベース側端子に接続されている。14はアンド回路で、
入力端子の一端は高周波パルス発振器11に接続れ、他端
はインバータ13の出力端子に接続され、且つ出力端子は
トランジスタ6のベース側に接続される。
パルスを発振し、低周波パルス発振器12は波形Bに示す
低周波パルスを発振する。インバータ13は低周波パルス
発振器12の波形Bを反転して波形Cに示す低周波パルス
を出力する。アンド回路14は波形Aと波形Cのアンド条
件をとり、波形Dに示す間欠的な高周波パルスによりト
ランジスタ6をオンオフさせ、トランジスタ6のコレク
タ側に波形Eに示す間欠的な高周波の負パルス電圧を生
成させる。また、インバータ13、は、波形Cによりトラ
ンジスタ4とトランジスタ9をオンオフさせ、トランジ
スタ4のコレクタ側に波形Fに示す低周波の負パルス電
圧、トランジスタ9のコレクタ側に波形Gに示す低周波
の正パルス電圧を生成させる。そして、前記各波形E、
波形G、を合成した電圧波形Hが、加工間隙に印加され
る。
のパルス電圧が加工間隙に印加されているので、波形H
の電圧低下を防止することができる。そして、波形Hは
周期の長い波形Bの周期で、矩形状に整形されるので、
放電可能時間が長く、加工に有効な放電数を多くでき、
加工効率を向上させることができる。
施例を示す図である。
よつてXY平面上を移動するテーブル(図示せず)に設置
されている。2はワイヤ電極で、被加工物1との間に所
定の間隙を保持し、その間に加工液である水が供給され
ている。3は直流電源で、正極側は被加工物1に接続さ
れ、被加工物1とワイヤ電極2間に電圧を印加する。4
は第1のスイツチ素子を構成するNPN型のトランジスタ
で、エミツタ側は直流電源3の負極側へ接続され、直流
電源3の電圧E1をオンオフする。5は抵抗値の大きい
(数100Ω)限流抵抗で、トランジスタ4のコレクタ側
とワイヤ電極2間に直列に挿入されている。6は第3の
スイツチ素子を構成するNPN型のトランジスタで、エミ
ツタ側は直流電源3の負極側へトランジスタ4と並列に
接続され、直流電源3の電圧E1をオンオフする。7は抵
抗値の小さい(数Ω〜数10Ω)限流抵抗で、トランジス
タ6のコレクタ側とワイヤ電極2間に直列に且つ抵抗5
と並列に接続されている。8は直流電源で、負極側は被
加工物1に接続され、被加工物1とワイヤ電極2間に直
流電源3と逆極性の電圧を印加する。
スタで、エミツタ側は直流電源8の正極側に接続されて
いる。10は抵抗値の大きい(数100Ω)限流抵抗で、ト
ランジスタ9のコレクタ側とワイヤ電極2間に直列に且
つ抵抗5と抵抗7と並列に接続されている。11は高周波
パルス発振器。12は低周波パルス発振器。13はインバー
タで、低周波パルス発振器12に接続されている。14はア
ンド回路で、入力端子の一端は高周派パルス発振器11に
接続され、他端はインバータ13の出力端子に接続され、
且つ出力端子はトランジスタ6のベース側に接続されて
いる。15はドライブ回路で、アンド回路14とトランジス
タ6のベース側の間に直列に挿入されている。16はドラ
イブ回路で、インバータ13の出力端子とトランジスタ4
のベース間の直列に挿入され、且つアンド回路14と並列
に接続されている。17はドライブ回路で、インバータ13
の出力端子とトランジスタ9のベース間に直列に挿入さ
れ、且つアンド回路14及びドライブ回路16と並列に接続
されている。
器11は波形Aのような高周波パルスを出力する。一方、
低周波パルス発振器12は波形Bのような低周波パルスを
出力する。インバータ13は波形Bを反転し、波形Cを出
力する。アンド回路14は波形Aと波形Cのアンド条件を
とり、波形Dを出力する。ドライブ回路15は波形Dの信
号を増幅して、トランジスタ6をオンオフさせる。する
と、トランジスタ6のコレクタ側には波形Eの電圧が出
力される。また、ドライブ回路16は波形Cを増幅して、
トランジスタ4をオンオフさせる。すると、トランジス
タ4のコレクタ側には波形Fの電圧が出力される。
スタ9をオンオフさせる。すると、トランジスタ9のコ
レクタ側には波形Gの電圧が出力される。
限流抵抗10と限流抵抗7を通じて合成された後、加工間
隙に波形Hのパルス電圧が印加される。
れたパルス電圧となる。
が加工間隙に発生し、被加工物1を加工する。そして、
放電が発生すると、加工間隙を通じて、波形Iの加工電
流が流れ、加工間隙の電圧は下降して波形Jとなる。
抵抗10の値は大きいので、波形Iの下降電流は限流抵抗
7に流れ、限流抵抗5と限流抵抗10にほとんど流れな
い。従つて、高周波の負パルス波形Eが加工に寄与し、
低周波の負パルス波形Fと低周波の正パルス波形Gはワ
イヤ電極2に電圧を印加するだけで加工にほとんど寄与
しない。
波形Hは、矩形状に整形された低周波パルスになるの
で、放電可能時間が長くなる。そして、加工に寄与する
波形Eの高周波パルスを合成させることにより、仕上げ
加工に有効な放電数を多くすることができ、加工効率を
向上させることができる。
mm ワイヤ電極2:真鍮0.2mmφ 直流電源3:50V 直流電源8:50V 限流抵抗5:80Ω 限流抵抗7:200Ω 限流抵抗10:200Ω 高周波パルス発振器11:周期0.25μsec 低周波パルス発振器12:周期高レベルパルス幅80μsec,
低レベルパルス幅600μsec の条件で、従来の加工粗さと同じ品質(加工面粗さ0,8
μmRmax)を得る場合、加工送り速度3mm/minで加工量2
μm(従来は0.5μm)を得た。
おいて、両極性の周期の長い矩形状のパルス電圧と負電
圧の高周波パルス電圧を合成して加工間隙に印加するよ
うにしたので、放電可能な時間を長くすると共に、加工
に有効な放電の数を多くして、加工効率を向上させるこ
とができる。
図、第2図はその動作を説明するための波形図である。 1……被加工物、2……ワイヤ電極、4……トランジス
タ、6……トランジスタ、9……トランジスタ、11……
高周波パルス発振器、12……低周波パルス発振器、13…
…インバータ、14……アンド回路。
Claims (1)
- 【請求項1】第1のスイツチ素子のオンオフにより負パ
ルス電圧、第2のスイツチ素子のオンオフにより正パル
ス電圧を生成し、ワイヤ電極と被加工物との間に形成さ
れる加工間隙に正負パルス電圧を印加して間欠的な放電
を発生させる放電加工用電源装置において、高周波パル
ス発振器と低周波パルス発振器を設け、低周波パルス発
振器から発振されたパルスを反転するインバータを設
け、高周波パルスと、反転された低周波パルスのアンド
条件をとるアンド回路を設け、このアンド回路の出力に
よつて駆動され、前記負パルス電圧に合成される高周波
の負パルス電圧を生成する第3のスイツチ素子を設けた
ことを特徴とする放電加工用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13553088A JP2593187B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 放電加工用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13553088A JP2593187B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 放電加工用電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01306125A JPH01306125A (ja) | 1989-12-11 |
JP2593187B2 true JP2593187B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=15153925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13553088A Expired - Fee Related JP2593187B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 放電加工用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109128401B (zh) * | 2017-06-16 | 2023-04-07 | 科锐精密工业(深圳)有限公司 | 一种用于微孔加工的装置 |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP13553088A patent/JP2593187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01306125A (ja) | 1989-12-11 |
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