JP2592923B2 - カメラ用シャッタ - Google Patents

カメラ用シャッタ

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JP2592923B2
JP2592923B2 JP22390388A JP22390388A JP2592923B2 JP 2592923 B2 JP2592923 B2 JP 2592923B2 JP 22390388 A JP22390388 A JP 22390388A JP 22390388 A JP22390388 A JP 22390388A JP 2592923 B2 JP2592923 B2 JP 2592923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラ用シヤツタに関する。
〔従来の技術〕
従来のカメラ用シヤツタとしてのフオーカルプレーン
シヤツタを第4図に示す。
図において、1はシヤツタ地板、2は羽根駆動レバー
軸である、一端側に主アーム回転軸2aが形成されてい
る。3は前記羽根駆動レバー2をチヤージする為のチヤ
ージレバー(不図示)の回転中心となるチヤージレバー
軸4は補助アーム回転軸、5,6はカバー板13を上記シヤ
ツタ地板1に取り付ける為の軸、7は該シヤツタ地板1
に形成されたアパーチヤ、8は上記各軸2,3,4,5,6をカ
シメ取り付ける為の該シヤツタ地板1に形成された穴、
9はチヤージレバー(不図示)の揺動範囲の形状に形成
された溝(孔)。10は先羽根群であり、主アーム10a及
び補助アーム10bに、スリツト形成羽根10cと他の分割羽
根10dとがカシメ部10cによりリンク支持されている。又
主アーム10aの揺動中心孔にはアーム軸受10fがカシメに
より取着されている。なお、主アーム10aは羽根駆動レ
バー軸2の主アーム回転軸2aによって揺動自在に支持さ
れ、補助アーム10bは補助アーム回転軸4に揺動自在に
支持されている。11は後羽根群であり、主アーム11a及
び補助アーム11bに、スリツト形成羽根11cと他の分割羽
根11dとがカシメ部11eによりリンク支持されている。
又、主アーム11aの揺動中心孔にはアーム軸受11fがカシ
メにより取着されている。なお、主アーム11aは主アー
ム回転軸2aによって揺動自在に支持され、補助アーム11
bは補助アーム回転軸4に揺動自在に支持されている。1
2は先羽根群10と後羽根群11との間に配置され、両者の
干渉を防止する為に仕切板である。なお、仕切板12にも
上記アパーチヤ7と対応する開口12aが形成されてい
る。13はカバー板であり、上記シヤツタ地板1と同様に
金属の薄板にて形成され、上記アパーチヤ7と対応する
開口13aが形成されている。14,15はスペースであり、各
羽根群10,11の走行をスムーズに保つ為に、各羽根10c,1
0d,11c,11dの先端領域が摺動する位置に配置される。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
この従来のシヤツタ構造では、上記羽根駆動レバー軸
2、チヤージレバー軸3、補助アーム回転軸4、軸5,6
はシヤツタ地板1の穴8にカシメて取り付けている為、
シヤツタ地板ユニツトが完成するまでに時間がかかり、
又、コストも高くなっていた。
そこで、コスト低下及び工程簡略化するために、シヤ
ツタ地板を合成樹脂にて成形して作り、この際に上記各
種の軸を同時に一体成形することが考えられる。しかし
ながら、シヤツタ地板は薄い部材となり且つ上記軸はシ
ヤツタ地板の一方側に集中することから、成形時に固定
型に対して可動型を動かすときに、軸のある側は固定型
に残るが、アパーチヤをはさんだ反対側は可動型に引っ
ぱられることになり、シヤツタ地板のソリの発生が生じ
てしまった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、合成樹脂にて成形により作ったとし
てもソリの問題を生じることないシヤツタ地板を有する
カメラ用シヤツタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は合成樹脂で成形するシヤツタ地板において、
駆動レバー等を軸支する軸の成形位置とはアパーチヤを
はさんで反対側であって、且つ同じ側の面に溝を成形す
ることにより、コストも安く、組立工程を大幅に簡素化
すると共に成形加工時のソリの問題を解決したカメラ用
シヤツタを特徴とする。
〔実施例〕
第1図〜第3図に本発明の実施例を示す。
20は合成樹脂材としての液晶ポリマー(LCP)にて成
形されたシヤツタ地板であり、23は主アームを回転可能
に支持する主アーム支持軸、24は補助アームを回転可能
に支持する補助アーム支持軸、25,26はカバー板13の取
付用軸、27はリブ、30,31は後述する軸41,42の裏面側で
あって且つ軸位置の周囲の領域であり更には主アーム10
a,11a及び補助アーム10b,11bの走行領域39を除く領域に
形成した肉厚部であり、このリブ27と、肉厚部30,31は
両羽根群10,11の走行を阻害しない範囲でシヤツタ地板2
0の端縁に形成され、強度向上(ソリの防止、破損防止
等)と平面度向上を果たすことが出来る。なお、肉厚部
30,31における主アーム支持軸23の軸回り35,36は肉厚部
を形成しないでアーム軸受10f,11fが入り込めるように
してシヤツタ全体としての厚みを増さないようにしてい
る。40は後述の先羽根及び後羽根駆動レバー60,61の両
方をチヤージする為のチヤージレバー50における回転中
心たる軸、41は先羽根群10の駆動を行う先羽根駆動レバ
ー60における回転中心たる軸、42は後羽根群11の駆動を
行う後羽根駆動レバー61における回転中心たる軸、43は
先羽根駆動レバー60の発動を阻止する先駆動緊定レバー
62の回転中心軸、44は後羽根駆動レバー61の発動を阻止
する後駆動緊定レバー63の回転中心軸、45は電磁石用の
地板64を取付けるための軸で、地板64は図示しないビス
により軸43,44,45に固定される。46,47,48はシヤツタ地
板20のアパーチヤ20aの周囲領域49よりも厚みを増した
肉厚部であり、軸40,41,42,43,44,45のように力のかか
る軸のまわりに限定される。65はコイル67により吸引力
を発生するためのヨーク、66はコイル68により吸引力を
発生するためのヨークで、ヨーク65,66は地板64に固定
される。69,70はヨーク65,66で吸引されることにより緊
定レバー62,63の軸部62b,63bを作動させ、先羽根及び後
羽根駆動レバー60,61の発動を行うアマチヤで、地板64
の軸64a,64bを回転中心として軸支される。
ここで、軸23,24,25,26,40,41,42,43,44,45とリブ27
及び肉厚部46,47,48は、シヤツタ地板20と一体成形され
る。すなわち、上記各種の軸23,24,25,26,40,41,42,43,
44,45はシヤツタ地板20の成形の際に同時に一体成形さ
れることにより、従来必要としたカシメ工程が無くなる
ことになる。
ここで、シヤツタがチヤージされる動作を説明する。
チヤージレバー50の足50cが図示しない本体のチヤージ
伝達部材によりチヤージ力が付勢され、第2図上時計ま
わりの回動を開始する。チヤージレバー50が時計方向
(第2図において)の回転を開始する。チヤージレバー
50の足50a,50bがそれぞれ先羽根及び後羽根駆動レバー6
0,61と当接し、図示しない駆動バネ力に反して両駆動レ
バー60,61は第2図中反時計回転を開始する。両駆動レ
バー60,61の回転が進むと、両駆動レバー60,61の緊定部
60a,61aがそれぞれ緊定レバー62,63の緊定部62a,63aと
係合して係止される位置までチヤージされ、シヤツタの
チヤージは完了する。
この際、両駆動レバー60,61を駆動するバネ力はたい
へん大きいため、チヤージ過程において軸40,41,42には
たいへん大きな力が加わる。このとき、シヤツタ地板20
の剛性が弱いとシヤツタ地板20には変形(ソリ等)を生
じ、軸のたおれが発生してしまうために、チヤージスト
ロークが延びてしまい、エネルギーのロスや、チヤージ
しきれないという事故が発生する。
またチヤージ完了後、両駆動レバー60,61は緊定レバ
ー62,63により係止されるが、軸41,42,43,44には駆動バ
ネ力による大きな力がかかるため、地板に変形(ソリ
等)が生じると両羽根群10,11のスタート位置がずれて
しまったり、緊定の解除されるタイミングがずれてしま
う等たいへん精度が悪くなるという事故が発生する。
しかし、本実施例によればシヤツタ地板20の羽根群配
置側(第1図)に羽根群の動きを阻害しない範囲すなわ
ち、各アームの走行領域39を除くと共に軸41,42の裏面
側の周囲の領域に肉厚部30,31を設けることにより、上
記の軸、特に軸41,42にかかる力によるシヤツタ地板20
の変形は生じない、剛性の非常に高いシヤツタ地板20が
提供可能となる。なお、肉厚部30,31はつなげて成形し
たので、応力の分散がなされて上記軸41,42にかかる力
に基づく変形が生じにくくなる。このとき、シヤツタ地
板20の駆動レバー側の面(第2図側)において、アパー
チヤ20aの周囲領域49は従来の金属地板とほぼ同一肉厚
としても剛性の高いシヤツタ地板20を提供できるカメラ
の中でしめるシヤツタ部の大きさもほとんど増大しな
い。また、シヤツタ地板20の全体の平面度は、羽根群側
面(第1図)に設けたリブ27により確保される。このと
きリブ27はシヤツタ地板20とカバー板13の間で形成され
るため、高さをカバー板13の位置まで設定したとしても
カメラの中に占める体積はまったく増大しない。
第2図において80はシヤツタ地板20と一体成形される
溝であり、レバー類を軸支する為に足の長い(高さの高
い)軸40,41,42,43,44,45が成形されている面と同じ側
の面に成形されている。又、この溝80は上記軸40〜45が
集中して配設されている側とはアパーチヤ20aをはさん
で反対側に位置し、さらには該軸40〜45の並んでいる方
向(端面に略平行)と略平行となるように端面に略平行
に形成されている。
本実施例に特徴的なことを、第3図のシヤツタ地板20
成形時の説明図を含めて説明する。
すなわち、シヤツタ地板20の成形時に足の長い軸40,4
1,…,45の突出する面は固定型90の側となる。したがっ
て、シヤツタ地板20の成形の際において湯の注入後に可
動型100を矢印方向に移動(図において上方に移動)さ
せると、該軸40〜45のある側(図においてAにて示され
る側)はこの軸40〜45が摩擦となって固定型90に確実に
残る(突き出しピンにより押し出されるまでは)が、ア
パーチヤ20aをはさんで軸40〜45の反対側となる側(図
において、Bにて示される側)は可動型100に引っぱら
れてしまうことが多々有り(特にリブ27が可動型100と
なり、ひっぱられることにより)、シヤツタ地板20に対
して湾曲する方向の応力を与える。シヤツタ地板20には
中央にアパーチヤ20aがあることと、肉厚を軸40〜45の
周囲に比べてアパーチヤ20aの周囲を薄くしたことか
ら、上記応力はシヤツタ地板20のソリの発生をまねくこ
とが多い。しかしながら、本実施例では溝80を軸40〜45
の突出している側と同じ面側に形成したことにより、可
動型100の移動時には溝80が摩擦となって、シヤツタ地
板20の一方端(図においてBにて示される側)は固定型
90に残り、シヤツタ地板20に大きく応力がかかることは
なくソリの発生は防止できることになる。
なお、溝80は1本溝として形成したが、摩擦を大きく
する為に第5図のように複数本とすることも効果があ
り、又、同じ理由で第6図のように複数本を列状するこ
とも効果がある。
〔発明の効果〕
本発明はレバー類を支持する複数の軸をシヤツタ地板
を合成樹脂により一本成形することにより、工程の短
縮、コストを安くし、しかもこの軸のある側とはアパー
チヤをはさんで反対側であり且つ同じ両側に溝を同時に
一体成形したので、成形工程時のソリの問題も解決する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したシヤツタの羽根群側より見た
斜視図、 第2図は本発明を実施したシヤツタの駆動レバー側より
見た斜視図、 第3図はシヤツタ地板の成形工程を説明する説明図、 第4図は従来のシヤツタを羽根群側より見た斜視図、 第5図,第6図は他の実施例を示す要部斜視図。 20……シヤツタ地板 41〜45……軸 80……溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂により成形されたシヤツタ地板を
    有するカメラ用シヤツタにおいて、 レバー類を支持する複数本の軸を、シヤツタ地板の一方
    側に一体成形し、 アパーチヤをはさんで前記複数本の軸が成形されている
    側とは反対側の位置であつて、且つ該軸が成形されてい
    る面に溝を成形したことを特徴とするカメラ用シヤツ
    タ。
  2. 【請求項2】前記シヤツタ地板の前記溝が成形されてい
    る側であって、且つ該溝が成形されている面の裏面に突
    出したリブを一体成形したした請求項(1)記載のカメ
    ラ用シヤツタ。
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