JPS604285Y2 - テ−プレコ−ダの操作駆動装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダの操作駆動装置

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JPS604285Y2
JPS604285Y2 JP4348779U JP4348779U JPS604285Y2 JP S604285 Y2 JPS604285 Y2 JP S604285Y2 JP 4348779 U JP4348779 U JP 4348779U JP 4348779 U JP4348779 U JP 4348779U JP S604285 Y2 JPS604285 Y2 JP S604285Y2
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tape recorder
chassis
flywheel
tape
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JP4348779U
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善司郎 上原
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東京録音工業株式会社
橋本コーポレイシヨン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はキャプスタン用フライホイールの回転運動を
利用して録音再生、巻戻し等の操作を行い得るようにし
たテープレコーダの操作駆動装置に関するものである。
従来、カセット方式あるいはオープンリール方式のテー
プレコーダにおいて、録音再生、停止、巻戻し等の各種
操作を自動化する場合、その駆動源に電磁プランジャが
使用され、フェザ−タッチ式するいは遠隔操作できるよ
うになっている。
しかるに、テープレコーダの録音再生動作時、各種ヘッ
ドおよびピンチローラ等を設置したヘッド台を復帰ばね
等に抗して録音再生位置にスライド動作させ、かつピン
チローラを1〜2ky程度の力でキャプスタンに押付け
るためには、テープレコーダの機種により種々異なるも
のの小型のものでも1kg程度の力が必要であり、この
操作力を生じさせる電磁プランジャはヘッド等の形状に
比し相当大型なものとなってシャーシに対するプランジ
ャの取付はスペースの専有率が大きくなると共に、消費
電力も大きく省エネルギ化の観点からは不利である。
また、電磁プランジャは吸引動作時の衝撃、騒音力状き
く、熱発生の要因ともなる。
このことは録音再生操作用の電磁プランジャに限らず、
テープレコーダを巻戻し、早速り操作用の電磁プランジ
ャについても同様のことが云えるのである。
この考案は上記のような従来の欠点を解消するためにな
されたもので、キャプスタン用フライホイールの回転運
動をギヤ、カムおよびリンク等を用いて録音再生、巻戻
し等の操作に必要な運動形態に変換し、これによりテー
プレコーダの録音再生、巻戻し等の各セット操作を行わ
せ、かつ上記セット操作の解除後はそのロックを解除す
るだけでフライホイールの回転エネルギを利用すること
なくテープレコーダの急速自刃復帰を可能にしたテープ
レコーダの操作駆動装置を提供するにある。
以下、この考案の一実施例を図面について説明する。
第1図はこの考案にかかる操作駆動装置を備えたテープ
レコーダの機構部の平面図を示すもので、同図における
符号1はシャーシを示す。
このシャーシ1の上表面には軸2,3が垂直に固着され
ている。
この軸2と3はカセットテープ4の両リールハブの中心
軸線間に相当する間隔離され、そして軸2には送出しリ
ール台5が、また軸3には巻取りリール台6がそれぞれ
回転可能に取付けられていると共に、各リール台5,6
と一体にかつ同心に設けた軸部5at6aにはカセット
テープ4の各リールハブがそれぞれ係合されるようにな
っている。
また、上記リール台5と6間にはリール台6の外周と離
接する第1のアイドラ7が配置され、このアイドラ7は
上記シャーシ1の裏面にピン8により回動可能に枢着し
た1字状レバー9の一端部に回転自在に取付けられ、さ
らにこの第1のアイドラ7と上記リール台5の外周に離
接する第2のアイドラ63が上記レバー9の一端部に回
転可能に取付けられている。
10は上記シャーシ1にこれを直角に貫通するよう軸受
11によって回転可能に枢支したキャプスタンで、この
キャプスタン10のシャーシ1の裏面側突出部にはモー
タの回転ムラや回転伝達機構から発生する微少な速度変
動を吸収してキャプスタン10の回転を安定化するフラ
イホイール12の軸心が回着されていると共に、このキ
ャプスタン10の下端は軸受11から抜は落ちないよう
シャーシ1の下面に取付けたブラケット13により保持
されている(第2図参照)。
14は上記シャーシ1に取付けた駆動モータで、シャー
シ裏面側に突出するモータ軸に取付けたプーリ15と上
記フライホイール12間にはベルト16が懸架され、こ
れによりモータ14の回転をキャプスタン10に伝達す
ると同時に、ベルト16のほぼ中間部を上記第1のアイ
ドラ7の軸に一体に取付けたプーリ17に懸架し、モー
タ14の回転を第1のアイドラ7にも伝達するようにな
っている。
また、上記シャーシ1の上表面には、第1図の矢印A、
B方向に移動可能なヘッド基板18が設けられており
、このヘッド基板18は第1図より明らかなように逆り
字状に形成され、そして、その前面片18a上にはヘッ
ド台19により録音再生用のヘッド20が設置されてい
ると共に、上記キャプスタン10に対応してゴム製のピ
ンチローラ21が支持台22により取付けられている。
また、上記ヘッド基板18の前面片18aの縁部および
側片18bの後縁にはそれぞれ爪片2′3a〜23cが
設けられ、この各爪片23a〜23cを上記シャーシ1
に形成した長穴24a〜24cに係合し、これによりヘ
ッド基板18全体を矢印A、 B方向にスライド可能に
案内するようになっている。
25はヘッド基板18の矢印B方向の移動量を規制する
シャーシ1に設けたストッパであり、26はシャーシ1
の裏面側において、ストッパ25と上記ヘッド基板18
の爪片23c間に張架した引張スプリングで、このスプ
リング26によりヘッド基板18を矢印B方向、すなわ
ちヘッドアッセンブリをリセット状態に自刃復帰できる
ようにしである。
さらに、上記レバー9の他端9aは上記ヘッド基板18
の側片18bに形成した穴27に係合され、このレバー
9をヘッド基板18の矢印A、B方向への動作に伴って
ピン8を中心に正逆方向に回動させることにより第1の
アイドラ7を巻取リリール台6の外周に離接させるよう
にしである。
28はレバー9の他端9aとヘッド基板18の爪片23
c間に張架した引張スプリングである。
第3図は第1図におけるシャーシ1およびヘッド基板1
8を取除いて示す操作駆動機構部の平面図である。
同図において、操作駆動機構を構成する駆動歯車30は
上記フライホイール12の上面側に同心に設けられてい
る。
この歯車30の取付手段としては、第4図に示す如く歯
車30のフライホイール接触面側に一対のピンaoa、
aobも突設し、かつフライホイール12には一対のゴ
ムブツシュ12a、12bを埋込み、このゴムプツシ−
L12a、12bに上記ピン30a、30b嵌着するこ
とにより歯車30をフライホイール12に取付ける構造
になっている。
また、上記駆動歯車30の両側には、これと互いに噛合
う録音再生用の歯車31とテープ巻戻し用の歯車32が
配置され、この各歯車31.32はシャーシ1の裏面に
おいて直角に突設した軸33.34にそれぞれ回転可能
に枢着されており、そして歯車31は、第5図に示すよ
うに駆動歯車30と噛合い回転されることによりヘッド
アッセンブリ(ヘッド基板18全体)を録音再生位置に
操作するため歯部31aと、この歯部31aに連接しヘ
ッドアッセンブリのスプリング26による急速自刃復帰
動作を邪魔しない欠歯部31bと、この欠歯部31bに
連接しヘッドアッセンブリの急速自刃復帰動作の減速を
行わせる歯部31cと、この歯部31cと上記歯部31
a間に形成された欠歯部31dとを一連に有する欠歯歯
車を構威し、さらに歯車32においても歯車31と同様
、第6図に示す如く駆動歯車30と噛合い回転されるこ
とによりレバー9を巻戻し動作位置に操作するための歯
部32aと、この歯部32aに連接しレバー9のスプリ
ング28による急速自刃復帰動作を邪魔しない欠歯部3
2bと、この欠歯部32bに連接しレバー9の急速自刃
復帰動作を減速する歯部32cと、この歯部32cと上
記歯部32a間に形成された欠歯部32dとを一連に備
えている。
また、上記歯車31.32のシャーシとの対向平面には
それぞれエンドレス状溝35゜36がほぼ同心に形成さ
れており、溝35の内側壁面35aと外側壁面35bに
は、第5図に示す如く互いに180度離れ、かつ欠歯部
31dとは90度離れるロック用の段部37a、37b
を形成し、さらに溝36の内側壁面36aと外側壁面3
6bにも第6図に示す如く互いに180度離れ、かつ欠
歯部32dとは90度離れるロック用の段部38a、3
8bをそれぞれ形成する。
また、上記溝35.36の省内、外壁面は段部を基点と
してインボリュート線状に形成されている。
第3図において、符号39.40はそれぞれ上記歯車3
1または32に対応する板状の可動子で、この可動子3
9.40はそれぞれに対応する歯車31または32の溝
35,36に対し接線方向に配置されており、そして第
7図に示すように可動子39のシャーシ接触縁に突設し
た複数個の突子39aをシャーシ1に形成した穴41に
係合し、さらに可動子40のシャーシ接触縁に突設した
複数個の突子40aをシャーシ1に形成した穴42に係
合せしめ、これにより各可動子39,40をシャーシ1
に対し傾動可能ならしめると共に、この各可動子39.
40にはこれを各別に吸引する電磁マグネット43.4
4をシャーシ1に取付け、かつ上記可動子39.40と
シャーシ1間に可動子を電磁マグネットから離間させる
方向に付勢するスプリング45.46がそれぞれ張架さ
れている。
47.48は可動子39.40の離間方向への傾斜角度
を規制するストッパである。
また、上記可動子39.40の歯車対向縁には、それぞ
れの溝35.36内に挿入される突片49.50が形成
されており、この突片49,50はそれぞれの可動子3
9.40がその電磁マグネット43.44により吸引さ
れているとき、溝35.36の外側壁面35bt36b
に圧接し、その段部37b、38bに掛止されるように
なっていると共に、可動子39.40がスプリングによ
り引張られてそれぞれのストッパ47.48に接触する
状態に傾動されているときは、溝35,36の内側壁面
35a、36bに圧接し、その段部37 a、 38
aに掛止されるようになっている。
上記歯車31,32の溝形成面にはそれぞれ板カム51
.52が中心をずらして一体に固着され、かつこの各板
カム51,52には、これによって回動操作される各別
のリンク53.54が設けられている。
上記板カム51に対応するリンク53はほぼL字状をな
し、その折曲げ基部は軸ピン55によりシャーシ1の裏
面に回動可能に取付けられていると共に、リンク53の
一端には上記板カム51のカム面に圧接されるカムフォ
ロア56を取付け、かつリンク53の他端と上記ヘッド
基板18の爪片23a間には上記ヘッド基板復帰用スプ
リング26のばね力より大きいばね力を有する引張スプ
リング57が張架され、このスプリング57により上記
カムフォロア56を板カム51に圧接すると同時に板カ
ム51の回転でヘッドアッセンブリの録音再生操作と、
その解放操作を行わせるようにしである。
また、上記他方の板カム52に対応するリンク54の一
端は上記リンク53と同一の軸ピン55に回動可能に枢
着され、そして、このリンク51には上記板カム52の
カム面に圧接するカムフォロア58が取付けられている
と共に、リンク51の他端と上記アイドラレバー9の一
端間をスプリング機能を備えたロッド59により連結し
、さらにリンク51の他端と上記ヘッド基板用ストッパ
25間には引張スプリング60を張架し、このスプリン
グ60によりカムフォロア58を板カム52に圧接させ
ると同時に板カム52の回転でテープレコーダの機構部
をテ−プ巻戻し操作と、その解放操作を行わせるように
なっている。
61は上記シャーシ1に設置した上記電磁マグネット4
3の励磁用スイッチであり、また、62は同じく上記電
磁マグネット44の励磁用スイッチである。
次に上記のように構成されたこの考案装置の動作につい
て説明する。
まず、カセットテープ4がリール台5,6にセットされ
、かつモータ14が起動されている状態において、テー
プレコーダを録音再生状態にセットする場合について述
べる。
ヘッド20、ピンチローラ21およびヘッド基板18を
含むヘッドアッセンブリが第1図に示す非プレイ状態に
あるときは、第3図に示す如くスプリング45で引張ら
れた可動子39の突片49は溝35の内側段部37aに
掛止して歯車31をロックしく第5図参照)、その欠歯
部31dをフライホイール12と一体に回転している歯
車30に対向させ、さらに板カム51に係合するカムフ
ォロア56の圧接位置は第5図に示す如く短欠径側の頂
点P1を僅かにオーバランした状態におかれている。
この状態でテープレコーダの録音再生セットに際し、ス
イッチ61をONすると、これにより電磁マグネット4
3が励磁し可動子39をスプリング45に抗し吸引する
このため、突片49と内側段部37aとの係合が外ずれ
、突片49は外側壁面35bに接触されると同時に歯車
31へのロックが解除され、頂点P1をオーバランして
圧接しているカムフォロア56の押圧力により板カム5
1および歯車31を第5図において矢印方向に僅かに回
転させる。
これにより歯車30に対する欠歯部31dの対向位置は
ずれ、歯車30には歯車31の歯部31aが噛合わされ
ることになる。
このため、歯車30の回転は歯車31および板カム51
に伝達され、そして板カム51の矢印方向(第5図参照
)への回転に伴いカムフォロア56を介し圧接している
リンク53を軸ピン55を中心に第5図の矢印C方向に
回動し、リンク53の他端にスプリング57を介し連結
されているヘッド基板18をフライホイール12に蓄積
されている回転エネルギとモータ14からの回転力によ
りスプリング26に抗し第1図の矢印A方向にスラドさ
せ、ヘッド20をカセットテープのテープに圧接させる
と同時にピンチローラ21をテープを介してキャプスタ
ン10に所定の圧力で押付け、テープを送出す。
そして、ヘッド基板18のスライドに伴いヘッド基板1
8と連繋されているレバー9がスプリング28により第
1図において反時計廻り方向に回動され、第1のアイド
ラ7を巻取リリール台6に圧接してその回転を巻取りリ
ール台6に伝達し、送出しリールから順次送出されるテ
ープを巻取るのである。
一方、ヘッドアッセンブリが録音再生状態にセットされ
、かつ歯車31が180度回連回転て、その欠歯部31
bの始端が歯車30に対向すると、電磁マグネット43
に吸引されている可動子39の突片49は外側段部37
bに係合し、欠歯歯車31をロックする。
このとき、板カム51に係合しているカムフォロア56
の圧接位置は、第8図に示すように長尺径側の頂点P2
を僅かにオーバランした状態におかれる。
また、テープレコーダのプレー解除に際し、スイッチ6
1をOFFすれば、電磁マグネット43の消磁によって
上記外側段部37bと突片49との係合が外ずれ、これ
と同時に頂点P2をオーバランして圧接しているカムフ
ォロア56の押圧力により板カム51および歯車31を
第8図の矢印方向に一気に回転させることになる(歯車
30が欠歯部31bに対向しているため)。
したがってヘッド基板18全体は、第10図の速度特性
に示す如くフライホイール12の回転に関係なくスプリ
ング26により録音再生操作時よりも早い速度で歯車3
1の歯部31cが歯車30に突き当るまで第1図の矢印
B方向に急速に自刃復帰動作され、そして歯部31cが
歯車30に突き当ると、その自刃復帰の動作速度は急速
に減速される。
このときのショックは歯車30により受けられると同時
にゴムブツシュ12a、12bにより吸収される。
その後、フライホイール12が回転していれば、これと
一体に回転する駆動歯車30に歯部31cを介して噛合
う歯車31がフライホイール12の回転に伴ってストッ
プ位置にゆるやかに回転され、歯車30が歯車31の欠
歯部31dに対向された時点でヘッド基板18を完全に
ストップし第1図の状態に復帰させる。
このとき、可動子39の突片49は第5図の如く再び溝
35の内側段部37aに係合し歯車31をロックする。
なおフライホイール12が停電などにより停止している
ときは歯車31の歯部31cは歯車30に突き当った状
態を保持する。
次ニ、テープレコーダのテープ巻き戻し動作について述
べる。
この場合は、スイッチ62をONさせて電磁マグネット
44を励磁すると、可動子40がスプリング46に抗し
て吸引され、その突片50が内側段部38aから外ずれ
て歯車32に対するロックを解除する。
これと同時に第6図に示す如く短尺鎖側頂点P1をオー
バランして圧接しているカムフォロア58の押圧力によ
り、上記プレー動作時と同様板カム52および歯車32
を第6図の矢印方向に僅かに回転させ、歯車32の歯部
32aを回転している歯車30に噛合わせる。
これにより歯車32が回転され、板カム52が第6図の
矢印方向に回転されると、これに伴ってリンク54が第
3図において反時計廻り方向に回動され、ロッド59を
介して連結したレバー9を第3図の時計廻り方向に回動
させ第2のアイドラ63を送出しリール台5および第1
のアイドラ7に圧接させて第1のアイドラ7の回転を第
2のアイドラ63を介し送出し送出しリール台5に伝達
シ、巻取リリール台側のカセットテープリールハブに巻
取られたテープを逆戻すである。
一方、上記テープ巻戻し動作のセットにより歯車32が
180度回転され、その欠歯部32bの始端が歯車30
に対向すると、電磁マグネット44に吸引されている可
動子40の突片50は外側段部38bに係合し歯車32
をロックする。
また、上記テープ巻戻し動作の解除に際しスイッチ62
をOFFすると、電磁マグネット44の消磁によって上
記外側段部38bと突片40との係合が外ずれ、第9図
に示す如く長尺鎖側頂点P2をオーバランして圧接接し
ているカムフォロア58の押圧力により板カム62およ
び歯車32を第9図の矢印方向に一気に回転される(歯
車30が欠歯部32bに対向しているため)。
このため、リンク54と連繋されたレバー9はスプリン
グ28により巻戻し操作時よりも早い速度で歯車32の
歯部32cが歯車30に突き当るまで急速に自刃復帰動
作され、そして歯部32cが歯車30に突き当ると、そ
の自刃復帰の動作速度は急速に減速される。
このときのショックはゴムブツシュ12a、12bによ
り吸収される。
その後、フライホイール12の回転に伴い駆動歯車30
が歯部32cと噛合いながら歯車32をゆっくり回転さ
せ、同時にレバー9をストップ位置にゆるやかに回動さ
せる。
そして歯車30が歯車32の欠歯部32dに対向される
時点になると、レバー9は完全にストップし第1図の状
態に復帰する。
このとき、可動子40の突片50は、第6図に示す如く
再び溝36の内側段部38aに係合し歯車32をロック
する。
この考案は上記実施例に示す如くテープレコーダの録音
再生、巻戻し操作のみに限らず、テープ早送り操作も付
加することができる。
この場合は、録音再生時と同様、歯車30に噛合する歯
車、板カム、可動子および電磁マグネットをさらに一組
付加すれば良い。
また、歯車をロック、その解除および位置決めするため
の可動子の操作は電磁マグネットに限らず純機械的に操
作できるように構成することも可能である。
さらに可動子が掛止する歯車の掛止手段は段部に限らず
ピン、その他によっても同様の効果が得られる。
以上のようにこの考案装置によれば、キャプスタン用フ
ライホイールの回転運動を、フライホイールと一体に回
転する歯車と、この歯車に噛合する欠歯の歯車およびこ
れと一体のカムと、このカムにより回動操作されるリン
クによりテープレコーダの録音再生、巻戻し等の操作に
必要な運動形態に変換し、この変換運動力によりテープ
レコーダの録音再生等の操作を可能にしたので、従来の
ような大容量の電磁プランジャが全く不要となり、この
ためテープレコーダの消費電力を大幅に低減でき(電磁
マグネットを用いても消費電力は従来の1/10以下に
なる)、テープレコーダのコンパクト化も可能になるが
、テープレコーダのメカ操作時の衝撃音の発生も減少で
きる。
また、録音再生、巻戻し等のセット操作を行わせる歯車
には、そのセット操作解除時に駆動歯車30と噛合うこ
とのない欠歯部を設けたので、テープレコーダの急速自
刃復帰が可能となり、このため、低速小形のフライホイ
ールを用いた超小形のテープレコーダにも適用でき、さ
らに省電力のテープレコーダが実現できると共に、停電
時の自動復帰も可能となる。
また、テープレコーダの自刃復帰動作のストップを2段
階に行うようにしたため、歯車31.32のロックを行
う段部およびこれに掛止する可動子の損耗が減少し、そ
の寿命を向上できるほか、そのロック機構が簡略化でき
、さらにロック機構の電磁プランジャも小容量で済むな
どの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる操作駆動装置を備えたテープ
レコーダメカ部の平面図、第図は第2図の■−■線の断
面図、第3図は第1図においてシャーシおよびヘッド基
板を取除いて示すこの考案の操作駆動機構部の平面図、
第4図はフライホイールと駆動歯車との取付状態を示す
断面図、第5図はこの考案における録音再生操作用歯車
部の一部の平面図、第6図は同じくこの考案における巻
戻し操作用歯車部の一部平面図、第7図はこの考案にお
ける可動子と電磁マグネット部の斜視図、第8図および
第9図はそれぞれこの考案の動作説明図、第10図はヘ
ッド基板の動作特性図である。 1・・・・・・シャーシ、5・・・・・・送出しリール
、6・・・・・・巻戻しリール、7・・・・・・第1の
アイドラ、9・・・・・・レバー、10・・・・・・キ
ャプスタン、12・・・・・・フライホイール、12a
v 12b・・・・・・ゴムブツシュ、14・・・・
・・モータ、16・・・・・・ベルト、18・・・・・
・ヘッド基板、20・・・・・・ヘッド、21・・・・
・ゼンチローラ、26・・・・・・スプリング、28・
・・・・・スプリング、30・・・・・・歯車、31,
32・・・・・・歯車、31a、32a。 31 C、32(6*@@@m歯部、31b、32b、
31d、32d・・・・・・欠歯部、33.34・・・
・・・軸、37at 37 by 38 at 38
b”””段部、39,40・・・・・・可動子、43.
44・・・・・・電磁プランジャ、45.46・・・・
・・スプリング、49.50・・・・・・突片、51.
52−−−−−−カム、53.54・・・・・・・・
・リンク、56.58・・・・・・カムフォロア、57
・・・・・・スプリング、59・・・・・リッド、60
・・・・・・スプリング、61.62・・・・・・スイ
ッチ、63・・・・・・第2のアイドラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シャーシに回転自在に取付けられたキャプスタンと一体
    のフライホイール、このフライホイールに同心に取付け
    られた駆動歯車、この駆動歯車と噛合するテープレコー
    ダセット操作用の歯部および自刃復帰動作時の減速用歯
    部とテープレコーダの急速自刃復帰を可能にする欠歯部
    とを有する操作用の歯車、この操作用歯車に一体に設け
    られた板カム、この板カムにより回動されるよう上記シ
    ャーシに取付けられテープレコーダの操作に必要な運動
    を生じさせるリンク、上記操作用歯車をテープレコーダ
    の操作セット位置および復帰位置にロックするロック機
    構とからなるテープレコーダの操作駆動装置。
JP4348779U 1979-04-04 1979-04-04 テ−プレコ−ダの操作駆動装置 Expired JPS604285Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4348779U JPS604285Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04 テ−プレコ−ダの操作駆動装置
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