JPS6224345Y2 - - Google Patents

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JPS6224345Y2
JPS6224345Y2 JP1981016566U JP1656681U JPS6224345Y2 JP S6224345 Y2 JPS6224345 Y2 JP S6224345Y2 JP 1981016566 U JP1981016566 U JP 1981016566U JP 1656681 U JP1656681 U JP 1656681U JP S6224345 Y2 JPS6224345 Y2 JP S6224345Y2
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center pulley
elastic member
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idler arm
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ヘツドドラムにカセツトより磁気
テープを引き出して装架し、その後に各種動作モ
ードの切換えを行ない記録/再生等の動作を行な
うようにした磁気記録再生装置のリール台駆動機
構に関し、1つのアイドラで全てのリール台駆動
動作を行なうようにした装置において、そのアイ
ドラのリール台への選択偏向動作を確実安全に行
なうことのできる装置を提供するものである。
一般に、従来のカセツト方式にみられる磁気記
録再生装置の1つのアイドラでリール台駆動を行
なう機構において、特にそのアイドラの選択偏向
の方法としてはセンタープーリのアイドラ接触外
周面に多数のスリツトを設けてアイドラとセンタ
ープーリ間の摩擦力を高めたもの、あるいはアイ
ドラがセンタープーリに当接して偏向するまで板
バネ等でアイドラの回転を規制し、その回転負荷
を高くしてアイドラの偏向を行なう構成のものが
提供されている。このような従来の構成において
は次のような欠点をもつている。
(イ) アイドラの回転負荷が小さく、不安定である
ために、装置にシヨツクが加わるとセンタープ
ーリの回転方向に関係なく、加えられたシヨツ
クによつてアイドラが偏向することがあり、磁
気テープあるいは装置を損傷することがあつ
た。
(ロ) 板バネ等をアイドラに当接し、その回転を規
制しているものにおいては、長く停止状態で放
置されると、アイドラ外周面に変形を生じセン
タープーリの回転力をリール台に正常に伝達し
なくなり、巻取特性あるいはオーデイオワウ等
の特性性能にも悪影響を与えることがある。
(ハ) センタープーリの外周面にスリツトを設けた
構成のものにおいては、そのスリツト部でアイ
ドラのゴム面を削ることがあり、信頼性の面で
欠点があつた。
本考案は、アイドラのリール台への偏向を行な
う時に、アイドラが直接センタープーリに当接せ
ず、アイドラを取付けたアイドラアームに設けた
当接面がセンタープーリの一部に設けられた弾性
体輪に押圧するようにして、そのアイドラの偏向
をシヨツクにも強く、安定におこなうことがで
き、偏向後のアイドラがセンタープーリとリール
台間に圧接して回転力を伝達するようにした装置
を提供するものである。
以下本考案に係る装置の一実施例の図面に基づ
いて説明する。第1図において、1は装置基板、
2はキヤブスタン駆動用のモータプーリで、ベル
ト3とフライホイール4を介して、該フライホイ
ール4に固定のキヤブスタン5に結合されてい
る。6はキヤブスタン5に磁気テープ21を押圧
するピンチローラ、7は基板1に起立した軸と回
動自在に結合したピンチローラ用のアームで、こ
のアーム7は後述する操作モード切換手段14と
結合(図示せず)しており、記録再生モードにお
いてのみピンチローラ6がキヤプスタン5に押圧
するよう構成されている。8は走行ポストで、ピ
ンチローラ6がキヤプスタン5に押圧した時のみ
磁気テープ21が該走行ポスト8に巻回するよう
に配設されている。9はカセツトで、該カセツト
9内には巻取リール10、供給リール11、及び
複数のポスト32,33が設けられている。12
は後述する供給リール台35と巻取リール台36
のほゞ中間位置に設けられたリール駆動用のセン
タープーリで、記録再生あるいは巻取り、巻戻し
等の動作時においては操作モード切換手段14の
移動により駆動アイドラ13が該センタープーリ
12に接し、該センタープーリ12の回転方向、
例えば巻戻し時においては上記センタープーリ1
2が矢印Aの反時計方向に回転する方向のため、
押圧するアイドラ13は反時計方向に偏向して1
3′の位置に移動し、又巻取り時においては上記
センタープーリ12が矢印Bの時計方向に回転す
る方向のため、アイドラ13は時計方向に偏向し
て13″の位置に移動し、センタープーリ12の
回転力を各々の供給リール11及び巻取リール1
0に伝達するように構成されている。15及び1
6はテーブ装架手段37を構成する主リング及び
副リングで各々その外周部には後述する駆動部で
ある遊星歯車ユニツト部38の第1の出力部18
と結合すべく歯部が形成されている。17は上記
主リング15及び副リング16を支持する為の規
制リングで、複数設けられている。19は遊星歯
車ユニツト部38の第2の出力部で、この第2の
出力部19は操作モード切換手段14の歯部形成
部で、噛合結合している。20はテンシヨンサー
ボレバーで、記録再生モード時磁気テープ21に
当接し、磁気テープ21のバツクテンションコン
トロールを行なうものである。
22は少なくとも1つの磁気ヘツド39を内臓
した磁気ヘツドドラム、23はオーデイオコント
ロールヘツド、24はオーデイオイレースヘツ
ド、25はフルイレースヘツド、である。26は
主リング15によつて先導されるテープ引出しポ
ストで、動作前はカセツト9前部の凹部34に位
置し、磁気テープ21装架完了時には26′の位
置に移動し、その位置で保持されるものである。
27,28,29は副リング16上に設けられ
た複数の補正ポストで、後述する補正台54にユ
ニツト的に設けられ、動作前にはテープ引出しポ
スト26と同じ様にカセツト9前部凹部34に位
置し、磁気テープ21装架完了時には、27′,
28′,29′に示す位置に移動する。図示してい
ないが、上記補正台54は移動が終了する直前に
副リング16に対する結合位置が変化し、進行側
部が外側に開くように構成されており、装置の小
型化、あるいはカセツト9の前部の凹部34の欠
除量を小さく抑え、小型カセツト化に効果があ
る。30及び31は磁気ヘツドドラム22の磁気
テープ21の入出側位置を規制する規制ポストで
ある。
第2図は遊星歯車ユニツト部38を説明したも
のである。40は正逆回転する駆動源であるモー
タ(図示せず)に直結したウオーム、41は該ウ
オーム40と噛合するウオームホイルギヤで、基
板1に固定されたユニツト台43に設けられた軸
42に回動自在に結合しており、上記噛合により
逆転防止を、達成している。又上記ウオームホイ
ールギヤ41部の一部には歯部44が設けられ、
太陽ギヤ52を構成している。45は上記軸42
に同じく回動自在に結合したアームギヤ47の一
部に設けられた軸46に回動自在に結合した遊星
ギヤで、上記太陽ギヤ52の歯部44と一方で噛
合するとともに、他方で、上記太陽ギヤ52の一
部に回動自在に結合したインターナルギヤ48の
内歯53と噛合している。49は遊星歯車ユニツ
ト部38の第1の出力部18を支持する軸であ
り、上記第1の出力部18は一方で上記アームギ
ヤ47と噛合するとともに、他方で上記主リング
15、副リング16と径差を有して噛合してい
る。なお、主リング15と副リング16との間で
径差が設けられているのは第1図からも明らかな
様にテープ引出ポスト26と補正ポスト27,2
8,29群との回動移動量が異なるためで、その
ため主リング15と副リング16とに径差を与え
て差動ギヤ構成としている。50は遊星歯車ユニ
ツト部38の第2の出力部19を支持する軸であ
り、上記第2の出力部19は一方で上記インター
ナルギヤ48との外歯51と噛合するとともに、
他方で操作モード切換手段14と噛合している。
以上説明したギヤ部で遊星歯車ユニツト部38が
構成され、これはテープ装架手段とモード切換手
段との駆動部でもある。
第3図及び第4図は前述したテープ引出ポスト
26、補正ポスト27,28,29部の詳細図で
ある。54は補正台で、その上部には補正ポスト
27,28,29がそれぞれの補正角度を有して
起立し、一方下面には付勢板バネ55が結合さ
れ、前述した副リング16を挾持している。この
補正台54は前述した様に多少動くことができる
が、その動きのガタを吸収するために、副リング
16と補正台54とはバネ(図示せず)で結合さ
れている。56はテープ引出ポスト26を載置固
定したメインボードで、副リング16の溝62に
その軸受部61が貫通して設けられている。この
メインボード56には基板1に固定された複数の
支持板63によつて基板1の平面に対しラセン状
に保持されたガイド板64に沿つて移動するグリ
ツプハンド部材57が一体的に固定されていると
ともに、主リング15に固定された結合部材59
と軸60を介して連絡アーム58でばれており、
上記メインボード56は主リング15に結合した
連絡アーム58によつて回動時に引つばられて、
ラセン状に設けられたガイド板64に沿つて移動
し、磁気テープ21を所定位置に装架するように
構成されている。
次に第5図〜第7図の磁気テープ駆動機構につ
いて説明する。第5図において、操作モード切換
手段14はその一部に設けた歯部で前記遊星歯車
ユニツト部38の第2の出力部19と噛合結合さ
れ、軸65によつて保持されている。又前記操作
モード切換手段14の一部カセツト収納部67
(全体は図示せず引かかり部のみ図示している。)
をロツクするロツク手段66に固定したピン69
に当接すべく第1の弾性部材68によつて互いに
引き合う如く結合している。第1の弾性部材68
の初期張力は前記遊星歯車ユニツト部38の第1
の出力部18にかかるテープ装架手段37の移動
動作負荷よりも大きな値に設定されている。70
はロツク手段66の一部に設けられたフツク部
で、該ロツク手段66が矢印C方向に回動した場
合に、カセツト収納部67を係止するよう構成さ
れている。71はロツク手段66の回動を規制す
るストツパー部、72はロツク手段66を保持す
る軸である。73は上記ロツク手段66の一部と
一方で係止し他方で基板1と結合した第2の弾性
部材で、第1の弾性部材68と同等の初期張力を
有している。74はロツク手段66の一部に設け
られた腕で、該ロツク手段66が矢印C方向に回
動した時にスイツチ(図示せず)を押すように構
成している。このロツク手段66はその一部がス
トツパー部71に当接するまでは操作モード切換
手段14と一体的に動作し、ストツパー部71に
当接後は操作モード切換手段14のみが動作する
ように構成されている。なお前記操作モード切換
手段14の一部にはカム部75が形成され、該カ
ム部75には軸77を中心に回動する方向変換レ
バー76に固定された接触リング78が当接し、
操作モード切換手段14の矢印D方向に示す移動
に対し矢印E方向で示す回動を行なうように構成
されている。79はスライドプレートで、その一
部で上記方向変換レバー76と係合して一体的に
動作し、方向変換レバー76の矢印E方向の回動
に応じて矢印(F)方向の移動を行なうよう構成され
ている。又図示していないが、このスライドプレ
ート79の動きでリール台メインブレーキ手段を
解除する様になつている。80は該スライドプレ
ート79を保持する軸、83はスライドプレート
79の復帰用のバネで、スライドプレート79を
動作状態から復帰させるとともに、方向変換レバ
ー76の接触リング78を操作モード切換手段1
4のカム部75に接触させる効果も併せてもつて
いる。82はその一部に段付溝87を有したアイ
ドラアームで、該アイドラアーム82の他方には
第6図に示す様にスライド溝84を有する軸81
が固定され、該スライド溝84が前記スライドプ
レート79の溝部86と係合し移動できるように
なつている。又アイドラアーム82の段付溝87
の中心には軸85が固定され、該軸85には駆動
アイドラ13が回動自在に嵌合している。更にア
イドラアーム82のセンタープーリ12側には第
6図〜第7図に詳細した如くセンタープーリ12
に一体的に結合した弾性体輪89とほゞ同じかま
たはそれより大きな半径を有する凹部形状から成
る当接面90が形成されている。以上説明した要
素によりアイドラ部が形成されている。又この当
接面90は駆動アイドラ13が動作時センタープ
ーリ12に向つて移動して来た時、駆動アイドラ
13が、センタープーリ12に接触する前に、上
記弾性体輪89に接触し、センタープーリ12が
左右どちらかに回転しておればその回転方向に駆
動アイドラ13を偏向させ、又センタープーリ1
2が停止しておれば弾性体輪89と当接面90が
係合して駆動アイドラ13を左右どちらにも偏向
することなく中立位置を保持するように構成され
ている。なお当接面90形状は実施例では凹面と
したが平面でもよい。88はバランスプレート
で、その一方は前記アイドラアーム82の段付溝
87に係止し、他方は前記スライドプレート79
の腕92とバネ91を介して係合している。又前
述したアイドラアーム82、センタープーリ1
2、バネ91の配置は一直線上に配設され、動作
時常に駆動アイドラ13がセンタープーリ12に
押圧する様に構成されている。又第1図の93は
テープ装架手段37の始終端を規制する停止部材
である。
次に上記構成の動作状態を以下の順に説明す
る。
第1図及び第5図及び第9図でカセツト収納部
67のロツク状態を、続いて第9図で磁気テープ
21の装架状態を、更に続いて第10図でストツ
プ状態を、更に続いて第11図で記録再生状態
を、更に続いて第12図で巻取、早送り状態を、
更に続いて第13図及び第5図においてカセツト
取出状態を説明する。まずカセツト収納部67の
ロツクを第1図、第5図及び第9図で説明する。
装置の動作前においてカセツト9をカセツト収納
部67に装着した状態で、何らかの動作、例え
ば、ストツプのスイツチをONにすると、遊星歯
車ユニツト部38の駆動源であるモータが正回転
し、該駆動源に直結したウオーム40が回転す
る。その回転の一方は太陽ギヤ52、遊星ギヤ4
5、アームギヤ47を介して第1の出力部18に
伝達され、又他方は太陽ギヤ52、遊星ギヤ4
5、インターナルギヤ48を介して第2の出力部
に伝達される。この時遊星歯車ユニツト部38の
第1の出力部18にはテープ装架手段37の動作
負荷がかかり、第2の出力部19にはロツク手段
66は係止した第2の弾性部材73の復帰力がか
かるが、前記テープ装架手段37の動作負荷の方
が相対的に大きいため、前記遊星歯車ユニツト部
38の駆動力は第2の出力部19に伝達され、操
作モード切換手段14及びロツク手段66を一体
的に矢印C及びD′方向にそれぞれ移動する。
そのため第9図に示すようにロツク手段66の
フツク部70がカセツト収納部67と係合し、更
に、操作モード切換手段14のカム部75の移動
により方向変換レバー76とを矢印E方向に回動
し、該方向変換レバー76と係合したスライドプ
レート79を矢印F方向にバネ83に抗して移動
させ、リール台メインブレーキ手段を解除する。
この時駆動アイドラ13はセンタープーリ12の
回転が停止状態にあるため、前述したアイドラア
ーム82の凹部形状をもつた当接面90がセンタ
ープーリ12に固定された弾性体輪89をバネ9
1によつて押圧しアイドラ13は偏向することな
く、その押圧した状態すなわち中立位置で保持さ
れ、リール台35及び36はフリーの状態にな
る。移動が更に進みロツク手段66の一部がスト
ツパー部71に当接すると、第2の弾性部材73
の復帰力が作用しなくなり、前述の遊星歯車ユニ
ツト部38の第2の出力部19には第1の弾性部
材68の負荷が作用する。この負荷は第1の出力
部18にかかるテープ装架手段37の動作負荷よ
りも相対的に大きく設定してあるため、上記遊星
歯車ユニツト部38の駆動力は第2の出力部19
から第1の出力部18に切換わり伝達される。
次に第1図及び第9図、第10図に従いテープ
装架状態から、ストツプ状態に至る動作を説明す
る。遊星歯車ユニツト部38の駆動力が第2の出
力部19から第1の出力部18に切換えられる
と、該第1の出力部18に結合したテープ装架手
段37を構成する主リング15及び副リング16
は第1図矢印G方向に回動し、ガイド板64に沿
つて移動する引出しポスト26によつてカセツト
9より磁気テープ21を引き出し、磁気ヘツドド
ラム22、オーデイオコントロールヘツド23、
オーデイオイレースヘツド24フルイレースヘツ
ド25、ポスト30及び31に順次磁気テープ2
1を装架していく。この時主リング15と副リン
グ16は差動ギヤ構成であるために主リング15
の回動が副リング16のそれよりも速く行なわれ
る。又リール台35及び36にはメインブレーキ
手段も解除され、駆動アイドラ13も偏向せず中
立位置に保持されているため、磁気テープ21は
カセツト9よりむりなく軽々と引き出されてい
く。又メインブレーキ手段とは別にテープのたる
みを吸収すべくソフトブレーキを設けても良い。
そして更に回動が進みテープ引出しポスト26及
び補正ポスト27,28,29が所定の位置に移
動されるとともに、その回動が終端の停止部材9
3によつて阻止されると、前記遊星歯車ユニツト
部38の第1の出力部18にかかる動作負荷が急
速に増加し、第1の弾性部材68の負荷よりも相
対的に大きくなる。そして負荷の大きさが逆転す
ると、遊星歯車ユニツト部38の駆動力は再度第
1の出力部18より第2の出力部19に切換わり
伝達され、該第2の出力部19に結合した操作モ
ード切換手段14のみを第1の弾性部材68に抗
して移動させ第10図のストツプ状態に至り、位
置検出スイツチ(図示せず)により停止する。こ
の時駆動アイドラ13は第9図の中立位置の保持
状態から解除され、元の状態に復帰するととも
に、リール台35及び36にもブレーキ手段が作
用し、その動きを規制している。
次に第11図に従い記録/再生状態を説明す
る。第10図のストツプ状態から記録/再生(機
構動作は同じ)のいずれかのスイツチをONにす
ると、遊星歯車ユニツト部38の駆動力は正回転
で前述した理由によつて引続き第2の出力部19
に伝達され、操作モード切換手段14を更に矢印
D′方向に移動させ、第11図の状態で位置検出
スイツチが働き停止する。この時スライドプレー
ト79は方向変換レバー76が矢印E方向に回動
されるため、矢印F方向に移動し、駆動アイドラ
13もセンタープーリ12に当接していく。この
時センタープーリ12が矢印B方向に回転してい
るため、該センタープーリ12の弾性体輪89に
よつてアイドラアーム82に設けられた凹部形状
の当接面90がけられ、巻取リール台36側に偏
向し、駆動アイドラ13はバネ91で付勢されて
センタープーリ12と巻取リール台36の間に喰
い込み、センタープーリ12の回転を巻取リール
台36に伝達することができる。又この時スライ
ドプレート79によつてブレーキ手段は解除され
るとともに操作モード切換手段14によつてピン
チローラ6がキヤプスタン5に押圧し、テンシヨ
ンサーボレバー20も動作するように構成され、
磁気テープ21はゆつくりと巻取リールに巻か
れ、記録、あるいは再生動作が行なわれる。この
時センタープーリ12の駆動源のモータには低電
圧がかかり、ソフト巻取りが行なわれる。記録あ
るいは再生状態からストツプ状態にする時には、
ストツプスイツチをONにすると遊星歯車ユニツ
ト部38の駆動源はストツプ位置が記録/再生位
置より遅れ側にあるため逆回転し、その出力は第
1の弾性部材68が復帰力として作用するため第
1の出力部18より第2の出力部19の負荷が相
対的に軽く、上記駆動力は第2の出力部19に逆
動作となつて伝達され、該第2の出力部19に結
合した操作モード切換手段14を耶印D″方向に
移動させ、位置検出スイツチが動作する第10図
の状態で停止し、駆動アイドラ13、ピンチロー
ラ6、テンシヨンサーボレバー20も元の状態に
復帰する。
次に巻戻し及び早送りを説明する。この2つの
機構的動作は同じで、センタープーリ12の回転
方向が異なり、アイドラの偏向方向が異なるだけ
であるため、一方の動作である巻戻し状態につい
て第12図に従つて説明する。まず巻戻しのスイ
ツチをONにすると、遊星歯車ユニツト部38の
駆動源は巻戻し位置がストツプの位置より遅れ側
にあるため逆回転し、その駆動力は上述した記録
再生状態からストツプ状態に移動した時と同じ理
由によつて、第2の出力部19に伝達され、該第
2の出力部19に結合した操作モード切換手段1
4を矢印D″方向に移動させ位置検出スイツチが
動作した第12図の状態で停止する。この時方向
変換レバー76が矢印E方向に回動されるため、
スライドプレート79もF方向に移動し、駆動ア
イドラ13もセンタープーリ12に向かつて当接
していく。この時センタープーリ12が矢印A方
向に回転するため、センタープーリ12に設けら
れた弾性体輪89に当接したアイドラアーム82
の凹部形状の当接面90が矢印A方向にけられ、
該アイドラアーム82に設けられた駆動アイドラ
13はバネ91で付勢されてセンタープーリ12
と供給リール台35との間に喰い込み、センター
プーリ12の回転を供給リール台35に伝達し、
磁気テープ21を巻戻し動作を行なうことができ
る。この時センタープーリ12の駆動源のモータ
には高電圧がかかり、ハード巻戻しが行なわれ
る。この巻戻し動作の任意の位置からストツプ状
態にするには、ストツプスイツチをONにすると
遊星歯車ユニツト部38の駆動源が巻戻し位置よ
りストツプ位置が進み側にあるため正回転し、同
じくその駆動力は上述の理由で第2の出力部19
に伝達され、該第2の出力部19に結合した操作
モード切換手段14を矢印D′方向に移動させ、
位置検出スイツチが動作し、第10図の状態に復
帰停止し、駆動アイドラ13も復帰する。
次に第13図及び第5図に従いカセツト取出し
過程を説明する。第10図に示すストツプ状態か
らカセツト取出し87別称エジエクト)スイツチ
をONにすると、遊星歯車ユニツト部38の駆動
源が戻り方向であるため逆回転し、その駆動力
は、第1の弾性部材68が第2の出力部19に復
帰力としてかかり、かつ第1に対し第2の出力部
19の負荷が相対的に小さいため、第2の出力部
19に伝達され、該第2の出力部19に結合した
操作モード切換手段14は矢印D″方向に移動
し、ロツク手段66に固定されたピン69に第1
3図のように当接する。当接すると第1の弾性部
材68の復帰力がなくなり、前記遊星歯車ユニツ
ト部38の第2の出力部19には第2の弾性部材
73の負荷が作用するため上記遊星歯車ユニツト
部38の第1の出力部18にかかる負荷よりも第
2の出力部19にかかる負荷の方が相対的に大き
くなる。そのため、前記第2の出力部19に作用
していた遊星歯車ユニツト部38の駆動力は操作
モード切換手段14がロツク手段66のピン69
に当接したと同時に第1の出力部18に切換か
り、該第1の出力部18に結合したテープ装架手
段37を第1図の矢印H方向に移動させる。と同
時に操作モード切換手段14のカム部75の移動
により方向変換レバー76とスライドプレート7
9をそれぞれ矢印EとF方向に移動させる。その
ため駆動アイドラ13もセンタープーリ12に向
かつて当接していく。
この時センタープーリ12が矢印A方向に回転
しているため、センタープーリ12に設けられた
弾性体輪89に当接したアイドラアーム82の凹
部形状の当接面90が矢印A方向にけられ、該ア
イドラアーム82に設けられた駆動アイドラ13
はバネ91で付勢されてセンタープーリ12と供
給リール台35との間に喰い込み、センタープー
リ12の回転を供給リール台35に伝達し、テー
プ装架手段37が矢印H方向に戻るために生じる
磁気テープ21のたるみを吸収すべく該磁気テー
プ21を巻取る。
これらの動作が更に進み磁気テープ21がカセ
ツト9に全て巻取られ、上記テープ装架手段37
が始端の停止部材93によつてその動きを阻止さ
れると、前記遊星歯車ユニツト部38の第1の出
力部18に加わる負荷が急速に増大し、第2の弾
性部材73の負荷よりも相対的に大きくなる。す
ると、上記遊星歯車ユニツト部38の駆動力は第
1の出力部18から第2の出力部19に切換わ
り、第13図の状態から第5図の状態に操作モー
ド切換手段14及びロツク手段66を一体的に第
2の弾性部材73に抗して移動させ、該位置で位
置検出スイツチによつて停止する。第13図から
第5図の状態に移動する時、操作モード切換手段
14のカム部75により駆動アイドラ13は復帰
し、同時にカセツト収納部67のロツクも解除さ
れ、カセツト9の取り出しを可能にすることがで
きる。
以上本考案によれば次の様な効果を有するもの
である。
(i) アイドラがセンタープーリに直接当接せず、
アイドラに取付けられたアイドラアームに設け
られた平面あるいは凹形状をした当接面が、セ
ンタープーリに設けられた弾性体輪に押圧する
ため、接触面も広くまたその摩擦力は大きく、
確実にアイドラアームをセンタープーリの回転
方向に選択偏向できる。
(ii) 上記当接面が平面もしくは凹面形状であるた
め、確実に上記弾性体輪と係合し、中立位置で
保持できる。
(iii) アイドラが押圧時センタープーリ12に直接
接触しないため、アイドラの変形を生じること
がなく、又当接面が偏向された後、当接面がセ
ンタープーリ、リール台に接触することがな
く、性能的に悪影響を与えることがない。
(iv) 固定部である当接面と弾性体輪が接触するた
め、偏向も確実であり、信頼性も向上する。さ
らに、リール台の駆動中には駆動アイドラの移
動機構による回転負荷を伴わないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の全体構成説明図、第2
図は遊星歯車ユニツト部の構成説明図、第3図〜
第4図はテープ装架手段の部分詳細図、第5図は
装置動作前のテープ駆動部の構成図、第6図〜第
8図は同じくその部分説明図、第9図はテープ装
架状態における駆動部の説明図、第10図はスト
ツプ状態における駆動部の説明図、第11図は記
録、再生モードにおける駆動部の説明図、第12
図は巻取り早送りモードにおける巻取り状態を示
す駆動部の説明図、第13図はカセツト取出過程
における駆動部の説明図である。 12……センタープーリ、13……駆動アイド
ラ、35……供給リール台、36……巻取リール
台、79……スライドプレート、82……アイド
ラアーム、83……バネ〔復帰用弾性部材〕、8
8……バランスプレート、89……弾性体輪、9
0……当接面、91……バネ〔弾性部材〕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のリール台からほぼ等距離に配設され、そ
    の一部に弾性体輪を設けたセンタープーリと、中
    間部に駆動アイドラが取り付けられ前記センター
    プーリの側の一端に前記弾性体輪に対向する当接
    面が形成されたアイドラアームと、前記一対のリ
    ール台の配列方向と交差する方向にスライド自在
    で一端が前記アイドラアームの他端に係合してア
    イドラアームがセンタープーリに接近する方向へ
    の移動を規制するスライドプレートと、一端が前
    記駆動アイドラと同軸に回動自在にアイドラアー
    ムに係止され他端がスライドプレートの前記他端
    の近傍に延びるバランスプレートと、バランスプ
    レートの前記他端とスライドプレートの前記他端
    の間に介装されてアイドラアームをセンタープー
    リの側に接近する方向に付勢する第1の弾性部材
    と、アイドラアームをセンタープーリから離間す
    る方向に付勢するよう前記スライドプレートを付
    勢する第2の弾性部材とを設け、第2の弾性部材
    の付勢に抗してスライドプレートをスライドさ
    せ、第1の弾性部材とバランスプレートを介して
    アイドラアームを、前記当接面がセンタープーリ
    に当接するまで移動させ、センタープーリと前記
    当接面との摩擦力でセンタープーリの回転方向で
    決まる方向にアイドラアームを前記スライドプレ
    ートとスライドアームとの係合部を中心として回
    動させて、センタープーリと前記当接面との当接
    を解除するとともに第1の弾性部材の付勢力で一
    方のリール台とセンタープーリに駆動アイドラを
    当接させてセンタープーリでリール台を駆動し、
    第2の弾性部材でスライドプレートを復帰させた
    ときには、スライドプレートとアイドラアームと
    の係合部をセンタープーリから離間する方向に移
    動させて第1の弾性部材の付勢に抗して駆動アイ
    ドラをセンタープーリから離間した位置に保持す
    るよう構成したリール台駆動装置。
JP1981016566U 1981-02-06 1981-02-06 Expired JPS6224345Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981016566U JPS6224345Y2 (ja) 1981-02-06 1981-02-06
US06/344,788 US4491885A (en) 1981-02-06 1982-02-01 Magnetic recording/playback device
AU80206/82A AU536473B2 (en) 1981-02-06 1982-02-04 Video tape loading device with drive change-over
EP82100849A EP0057921B1 (en) 1981-02-06 1982-02-05 Magnetic recording/playback device
DE8282100849T DE3267079D1 (en) 1981-02-06 1982-02-05 Magnetic recording/playback device

Applications Claiming Priority (1)

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JP1981016566U JPS6224345Y2 (ja) 1981-02-06 1981-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57129256U JPS57129256U (ja) 1982-08-12
JPS6224345Y2 true JPS6224345Y2 (ja) 1987-06-22

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ID=29814547

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142504A (en) * 1976-05-20 1977-11-28 Herureeto Kaaru Mechanism for driving tape recorder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142504A (en) * 1976-05-20 1977-11-28 Herureeto Kaaru Mechanism for driving tape recorder

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JPS57129256U (ja) 1982-08-12

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