JP2592736Y2 - スピーカを備える非常警報装置 - Google Patents

スピーカを備える非常警報装置

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JP2592736Y2
JP2592736Y2 JP1993052424U JP5242493U JP2592736Y2 JP 2592736 Y2 JP2592736 Y2 JP 2592736Y2 JP 1993052424 U JP1993052424 U JP 1993052424U JP 5242493 U JP5242493 U JP 5242493U JP 2592736 Y2 JP2592736 Y2 JP 2592736Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はスピーカを備える非常
警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカを備える非常警報装置として、
非常ベルがある。非常ベルは、非常時に警報を発するた
めにスピーカを内蔵している。スピーカの警報音を効果
的に外部に放射するために、ケースには、スピーカの音
を透過させる音孔を開口している。音孔を開口したケー
スは、屋外に設置したときに、音孔から雨水が侵入す
る。侵入した雨水は、内蔵する電子部品の故障の原因と
なる。雨水を速やかに排水することが、雨水に起因する
故障を防止するために大切である。
【0003】図1は、音孔2から侵入する雨水を排水で
きる最新タイプの非常警報装置の要部を示す斜視図であ
る。この図は、前面のカバー1を外したケース本体3を
示している。ケース本体3は、前面にカバー(図示せ
ず)を固定して使用される。図2は、図1に示す装置の
排水部分の断面図である。この図に示す非常警報装置
は、カバー1とケース本体3のそれぞれに、スピーカ4
の発生音を放射する音孔2を開口している。カバー1
は、多数の孔をあけて音孔としている。ケース本体3
は、複数のスリットを成形して、音孔2としている。ケ
ース本体3は、平行に成形したガラリの背面に流下隙間
5を設けている。流下隙間5は、カバー1とケース本体
3の音孔2を通過して侵入する雨水を集めて下部に流下
させる。流下隙間5に連結して、ケース本体3に前面に
溝状の流水路6を設けている。流水路6の前面は、カバ
ー1の一部であるプレート7で閉塞される。流水路6の
下端は、プレート7の下縁に開口されており、ここから
雨水を排水する。
【0004】この構造の非常警報装置は、流下隙間5の
背面にスピーカ4を固定する。スピーカ4は、コーン紙
の部分に雨水が侵入しないように、前面にプラスチック
フィルム等の防水シートを挟んでケース本体3に固定さ
れる。プラスチックフィルムは、振動するので、音を透
過させて、雨水がスピーカ4に侵入するのを防止する。
【0005】この構造の非常警報装置は、雨水が下記の
経路を通過して外部に排水される。 雨水がカバー1
とケース本体3の音孔2を通過して、流下隙間5に流入
する。 流下隙間5は音孔2を通過した雨水を下部に
集めて流下させる。 流下隙間5の雨水は、ケース本
体3を背面から前面に貫通して流水路6に流入する。
流水路6の雨水は、ケース本体3とカバー1との間を
流下して、プレート7の下端から外部に排水される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この構造の非常警報装
置は、流水路6によって雨水を速やかに排水できる。し
かしながら、この構造の流水路6は、長期間にわたっ
て、侵入する雨水を確実に排水することが難しい欠点が
ある。流水路6が、異物やクモの巣等で詰まりやすいか
らである。流水路6は、前面にプレート7を接着して固
定しているので、詰まると簡単に清掃できない。
【0007】この考案は、さらにこの欠点を解決するこ
とを目的に開発されたものである。この考案の重要な目
的は、侵入する雨水を長期間にわたって確実に排水でき
るスピーカを備える非常警報装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案のスピーカを備
える非常警報装置は、前述の目的を達成するために下記
の構成を備える。非常警報装置は、ケース本体3の前面
にカバー1を固定している。カバー1とケースは、それ
ぞれにスピーカ4の発生音を放射するための音孔2を開
口している。ケース本体3には、音孔2の背面に防水構
造のスピーカ4を固定している。さらに、ケース本体3
には、スピーカ4の前面に位置して、音孔2を通過した
雨水を流下させる流下隙間5を設けており、この流下隙
間5に連通して、流下隙間5の雨水を外部に排出させる
流水路6を設けている。
【0009】さらに、この考案の非常警報装置は、流水
路6が、音孔2の背面下方において、中央部を頂点とし
て、その頂点からケース本体の両端に向かって各々下り
勾配に傾斜するように2分岐されている。
【0010】
【作用】この考案のスピーカを備える非常警報装置は、
スピーカ4の音孔2からケース本体3内に侵入した雨水
を、流下隙間5に集め、流下隙間5の雨水を流水路6で
2分岐して外部に排水する。流下隙間5は、スピーカ4
の前面に設けるので大きくできる。このため、ここが異
物で詰まることはない。流水路6は、ケース本体3とカ
バー1の間に設けるので、大きく開口することが難しく
て詰まりやすい。この考案の非常警報装置は、詰まりや
すい流水路6を2分岐し、一方の流水路6が詰まっても
他方から速やかに排水できる構造としている。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するためのスピーカを備える非常警報装置
を例示するものであって、この考案は非常警報装置の構
成を下記のものに特定するものではない。
【0012】さらに、この明細書は、実用新案登録請求
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「作
用の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
【0013】図3ないし図8に示すスピーカを備える非
常警報装置は、ケース本体3の背面にスピーカ4を固定
し、ケース本体3の前面にカバー1を固定している。図
3はケース本体3を正面から見た正面図、図4は図3の
縦断面図、図5はケース本体3のスピーカ4取り付け部
を正面からみた斜視図である。非常警報装置のケース本
体3には、非常時に押される非常スイッチやスピーカを
駆動する電子回路等を内蔵しているが、この考案の非常
警報装置は、スピーカ取り付け部に侵入する雨水を排水
する構造に特徴があるので、雨水を排水するための構造
を詳述する。その他の部分は、現在使用され、あるいは
これから開発される全ての構造とすることができる。
【0014】ケース本体3は、前面に、図6に示すパッ
キン9を介して、図7に示すようにカバー1を固定す
る。カバー1は、ケース本体3の外周を嵌入できる周壁
1Aを有する。カバー1は、周壁1Aの内側にケース本
体3を嵌入してケース本体3を固定する。パッキン9
は、カバー1に設けた周壁1Aの内面と、ケース本体3
との間に挟着されて、カバー1とケース本体3とを防水
する。ケース本体3はプラスチックで一体成形され、カ
バー1は金属板をプレス成形して製造される。
【0015】ケース本体3は、背面に、スピーカ4を固
定するために円形の段差部3Aを成形している。スピー
カ4は、図8に示すように、ガスケット10と防水シー
ト8を挟着してケース本体3の段差部3Aに固定され
る。防水シート8には、音は透過させるが、雨水を透過
させないシート材、たとえばプラスチックフィルムを使
用する。この構造でケース本体3に固定されたスピーカ
4は、前面を防水シート8で閉塞し、コーン紙に雨水が
付着するのを防止できる。
【0016】スピーカ4の前面に位置するケース本体3
とカバー1には、それぞれに音孔2を開口している。カ
バー1は、多数の円形孔である音孔2を設けている。ケ
ース本体3は、水平の格子11を成形し、格子11の間
にスリットを設けて音孔2としている。図4のケース本
体3は、雨水の侵入を少なくするために、格子11の後
端縁に凸条を成形している。カバー1及びケース本体3
の音孔2を透過した雨水を、スピーカ4の前部で集合す
るために、スピーカ4と格子11との間には、図4の断
面図に示すように空隙を成形して流下隙間5としてい
る。流下隙間5はスピーカ4の前方の前面に位置するよ
うに、ケース本体3の背面に成形される。
【0017】流下隙間5の雨水を外部に排水するため
に、ケース本体3は、流下隙間5に連結して流水路6を
設けている。流水路6の上端部は、ケース本体3を表か
ら裏に貫通して、格子11の背面に設けている流下隙間
5に連結されている。流水路6は、ケース本体3の前面
を溝形に成形して設けられる。溝形の流水路6は、前面
をカバー1で閉塞して、ケース本体3とカバー1との間
に雨水を流下させる排水ダクトを形成する。
【0018】流水路6は、ケース本体3の前面で左右に
2分岐されて、流下隙間5の雨水を左右に分岐して流下
させる。2分岐された流水路6は、雨水をよりスムーズ
に流下させるために、下り勾配に傾斜している。図5に
示す流水路6は、スピーカ4を固定する部分の下方に位
置する、プレート固定凸部12の上縁に設けられてい
る。流水路6で左右に2分岐して流下された雨水は、図
5の矢印で示すように、プレート固定凸部12の両側を
分かれて流下し、さらにプレート固定凸部12の下部に
設けた隔壁13で外側に流下され、カバー1の内側を流
下して、ケース本体3とカバー1の下端から外部に排水
される。カバー1とケース本体3の下端縁は、流水路6
から流下する雨水を排水するために、パッキン9を固定
せずに隙間を設けている。
【0019】以上のように、プレート固定凸部12の周
囲に溝状の流水路6を設け、流水路6を脱着自在なカバ
ー1で閉塞する非常警報装置は、流水路6が詰まったと
きに、カバー1を外して流水路6の詰まりを簡単に解消
できる。
【0020】ケース本体3の前面は、音孔2の上下に位
置して、水平に隔壁13を成形している。隔壁13は、
両端部分を下り勾配に傾斜して、雨水が流下しやすい形
状としている。隔壁13は、前縁をカバー1の内面に水
密に密着するために、パッキン9の溝に嵌入している。
パッキン9は、隔壁13とカバー1の内面に挟着され
て、隔壁13とカバー1との隙間を水密に閉塞する。
【0021】この構造のスピーカを備える非常警報装置
は、つぎのようにして組み立てられる。ケース本体3に
スピーカ4やその他の電気部品を固定する。その後、図
6に示すように、外周と隔壁13にパッキン9を嵌入す
る。パッキン9を連結したケース本体3を、カバー1の
周壁1Aの内側に嵌入し、ケース本体3とカバー1とを
ネジ止する。
【0022】
【考案の効果】この考案のスピーカを備える非常警報装
置は、流水路に異物がつまって雨水が排水されなくなる
のを効果的に防止することができる。このため、スピー
カの音孔からケースの内部に侵入する雨水を、長期間に
わたって確実に排水できる特長がある。それは、この考
案の非常警報装置が、異物やクモの巣等で詰まりやすい
流水路を2分岐して、雨水を排水するからである。2分
岐して雨水を排水する流水路は、一方が詰まっても別の
流水路で雨水を排水できる。このため、詰まりを少なく
して、確実に雨水を排水し、湿気に起因する電子部品の
故障を防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の非常警報装置の要部を示す斜視図
【図2】 図1に示す非常警報装置のケース本体の縦断
面図
【図3】 この考案の実施例にかかる非常警報装置のケ
ース本体の正面図
【図4】 図3に示すケース本体の縦断面図
【図5】 図3に示すケース本体の音孔部分の斜視図
【図6】 図3に示すケース本体と周縁に連結するパッ
キンを示す斜視図
【図7】 ケース本体の前面にカバーを固定した非常警
報装置の斜視図
【図8】 ケース本体の背面にスピーカを固定する状態
を示す分解斜視図
【符号の説明】
1…カバー 1A…周壁 2…音孔 3…ケース本体 3A…段差部 4…スピーカ 5…流下隙間 6…流水路 7…プレート 8…防水シート 9…パッキン 10…ガスケット 11…格子 12…プレート固定凸部 13…隔壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体(3)の前面にカバー(1)
    が固定されており、カバー(1)とケース本体(3)と
    はそれぞれにスピーカ(4)の発生音を放射する音孔
    (2)を開口しており、ケース本体(3)は、音孔
    (2)の背面に防水構造のスピーカ(4)を固定してお
    り、ケース本体(3)には、スピーカ(4)の前面に位
    置して、音孔(2)を通過した雨水を流下させる流下隙
    間(5)を設けており、さらにケース本体(3)には、
    前記の流下隙間(5)に連通して、流下隙間(5)の雨
    水を外部に排出させる流水路(6)を設けている非常警
    報装置において、流水路(6)が、音孔(2)の背面下方において、中央
    部を頂点として、その頂点からケース本体の両端に向か
    って各々下り勾配に傾斜するように2分岐された ことを
    特徴とするスピーカを備える非常警報装置。
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