JP2592583B2 - 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 - Google Patents
材料ウェブロールを包装する方法及び装置Info
- Publication number
- JP2592583B2 JP2592583B2 JP6293188A JP29318894A JP2592583B2 JP 2592583 B2 JP2592583 B2 JP 2592583B2 JP 6293188 A JP6293188 A JP 6293188A JP 29318894 A JP29318894 A JP 29318894A JP 2592583 B2 JP2592583 B2 JP 2592583B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- packaging
- roll
- water
- packaging web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
- B65B11/00—Wrapping, e.g. partially or wholly enclosing, articles or quantities of material, in strips, sheets or blanks, of flexible material
- B65B11/04—Wrapping, e.g. partially or wholly enclosing, articles or quantities of material, in strips, sheets or blanks, of flexible material the articles being rotated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
- B65B25/00—Packaging other articles presenting special problems
- B65B25/14—Packaging paper or like sheets, envelopes, or newspapers, in flat, folded, or rolled form
- B65B25/146—Packaging paper or like sheets, envelopes, or newspapers, in flat, folded, or rolled form packaging rolled-up articles
- B65B25/148—Jumbo paper rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
- B65D85/66—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for jumbo rolls; for rolls of floor covering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging Of Special Articles (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、材料ウェブロール、例
えば製紙工場における紙シートのロールの外周を被覆す
るための包装方法及び装置に関し、具体的には、材料ウ
ェブロールを被覆する包装ウェブが材料ウェブロールの
幅に適合する幅を有し、包装ウェブの表面が材料ウェブ
ロールに当接する前に、包装ウェブロールに少なくとも
部分的に粘着性を付与する、材料ウェブロールを包装す
る方法、及び、材料ウェブロールの幅に適合する幅の包
装ウェブを繰り出すための少なくとも１つの繰出し部、
引出し装置、切落とし装置、粘着性付与装置、及び巻取
り部を備えており、包装ウェブが繰出し部から残りの装
置を通して巻取り部へ通すことができるようにした、材
料ウェブロールを包装する装置に関する。
えば製紙工場における紙シートのロールの外周を被覆す
るための包装方法及び装置に関し、具体的には、材料ウ
ェブロールを被覆する包装ウェブが材料ウェブロールの
幅に適合する幅を有し、包装ウェブの表面が材料ウェブ
ロールに当接する前に、包装ウェブロールに少なくとも
部分的に粘着性を付与する、材料ウェブロールを包装す
る方法、及び、材料ウェブロールの幅に適合する幅の包
装ウェブを繰り出すための少なくとも１つの繰出し部、
引出し装置、切落とし装置、粘着性付与装置、及び巻取
り部を備えており、包装ウェブが繰出し部から残りの装
置を通して巻取り部へ通すことができるようにした、材
料ウェブロールを包装する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】材料ウ
ェブロール、例えばロール紙を包装する方法及び装置
は、以前から知られている。それらによると、引出し装
置が、繰出し部内で支承された貯蔵リールから包装ウェ
ブを引き出して、包装されるべき材料ウェブロールと、
これを担持する支持ロールとによって形成される間隙の
方向に包装ウェブを搬送する。包装ウェブの幅を、包装
されるべき材料ウェブロールの幅に適合させるため、一
般に、繰出し部内で、幅の異なる複数の包装ウェブロー
ルが支承されている。材料ウェブロールと支持ロールと
の間に形成される間隙に包装ウェブの初端が達する前
に、包装ウェブは、材料ウェブロールに対向した、以下
に”上面”と呼ばれる側面に粘着性が付与される。包装
されるべき材料ウェブロールは、次に、支持ロールによ
って回転させられる。包装ウェブは、材料ウェブロール
と支持ロールの間隙に達すると、そこで、材料ウェブロ
ールの外周面と貼り合わせられる。その後、材料ウェブ
ロールが包装ウェブを連行する。包装ウェブが材料ウェ
ブロールの外周面を十分に被覆した後、包装ウェブは、
切落とし装置によって貯蔵リールから分離される。
ェブロール、例えばロール紙を包装する方法及び装置
は、以前から知られている。それらによると、引出し装
置が、繰出し部内で支承された貯蔵リールから包装ウェ
ブを引き出して、包装されるべき材料ウェブロールと、
これを担持する支持ロールとによって形成される間隙の
方向に包装ウェブを搬送する。包装ウェブの幅を、包装
されるべき材料ウェブロールの幅に適合させるため、一
般に、繰出し部内で、幅の異なる複数の包装ウェブロー
ルが支承されている。材料ウェブロールと支持ロールと
の間に形成される間隙に包装ウェブの初端が達する前
に、包装ウェブは、材料ウェブロールに対向した、以下
に”上面”と呼ばれる側面に粘着性が付与される。包装
されるべき材料ウェブロールは、次に、支持ロールによ
って回転させられる。包装ウェブは、材料ウェブロール
と支持ロールの間隙に達すると、そこで、材料ウェブロ
ールの外周面と貼り合わせられる。その後、材料ウェブ
ロールが包装ウェブを連行する。包装ウェブが材料ウェ
ブロールの外周面を十分に被覆した後、包装ウェブは、
切落とし装置によって貯蔵リールから分離される。
【０００３】材料ウェブロールは、包装ウェブの分離さ
れた端末が巻取られるまで、引続き回転する。包装ウェ
ブの端末も材料ウェブロールの周囲で保持されるよう
に、少なくとも包装ウェブの端末には、やはり粘着性が
付与されなければならない。材料ウェブロールの堅牢な
被覆を保証するために、包装ウェブの初端と終端には接
着剤を塗布しておかなければならない。その代わりとし
て、包装ウェブの上面全体に接着剤を塗布して、包装ウ
ェブの個々の層又は巻きを材料ウェブロールの周囲で互
いに重ねて付着させることも知られている。
れた端末が巻取られるまで、引続き回転する。包装ウェ
ブの端末も材料ウェブロールの周囲で保持されるよう
に、少なくとも包装ウェブの端末には、やはり粘着性が
付与されなければならない。材料ウェブロールの堅牢な
被覆を保証するために、包装ウェブの初端と終端には接
着剤を塗布しておかなければならない。その代わりとし
て、包装ウェブの上面全体に接着剤を塗布して、包装ウ
ェブの個々の層又は巻きを材料ウェブロールの周囲で互
いに重ねて付着させることも知られている。
【０００４】包装ウェブの表面に粘着性を付与するため
に、一般に、グルー即ち接着剤が塗布される。このため
に、グルーノズル又はグルーロールが使用される。この
いわゆるグルーパート（接着剤塗布部材）は、構造が比
較的複雑であり、それ相応の費用がかかる。それは、機
械が停止するとグルーが容易に硬化することがあるの
で、かなりの保守を必要とする。更に、グルーパート
は、常に潜在的な汚れ発生源となる。グルー放出量が十
分正確に調整されていないために、グルー放出量が過度
に少ない場合には、不満足な包装結果となり、またグル
ー放出量が過度に多い場合には、溢れ出るグルーによっ
て、包装されるべき材料ウェブロールが汚れることにな
る。過度に多いグルー又は接着剤は、特に、包装される
べき材料ウェブロールの端面に汚れを生じることがあ
り、更にこのことが、材料ウェブロールの個々の層を互
いに付着させてしまうことになる。
に、一般に、グルー即ち接着剤が塗布される。このため
に、グルーノズル又はグルーロールが使用される。この
いわゆるグルーパート（接着剤塗布部材）は、構造が比
較的複雑であり、それ相応の費用がかかる。それは、機
械が停止するとグルーが容易に硬化することがあるの
で、かなりの保守を必要とする。更に、グルーパート
は、常に潜在的な汚れ発生源となる。グルー放出量が十
分正確に調整されていないために、グルー放出量が過度
に少ない場合には、不満足な包装結果となり、またグル
ー放出量が過度に多い場合には、溢れ出るグルーによっ
て、包装されるべき材料ウェブロールが汚れることにな
る。過度に多いグルー又は接着剤は、特に、包装される
べき材料ウェブロールの端面に汚れを生じることがあ
り、更にこのことが、材料ウェブロールの個々の層を互
いに付着させてしまうことになる。
【０００５】米国特許公報第 4 716 709号及び欧州公開
特許公報第 0 499 954号により、包装ウェブの表面に粘
着性を付与する別の方法が公知である。そこでは、ホッ
トメルト接着剤、例えばポリエチレン、を被覆した包装
ウェブが使用される。材料ウェブロールと支持ロールの
間の間隙に包装ウェブが走り込むよりも前に、包装ウェ
ブの表面が加熱される。これにより、接着剤層が溶けて
粘着性となり、包装ウェブが材料ウェブロールに付着す
ることになる。しかし、合成樹脂を被覆した包装ウェブ
を使用すると、その再利用がきわめて困難であるという
重大な欠点がある。接着層を包装ウェブから剥ぎ取るの
にかなりの労力を要し、廃棄処分が困難な廃産物を生じ
る。更に、この接着性付与方法では、包装ウェブの停止
時に過熱して接着層及び包装ウェブの発火が発生しない
よう、包装過程できわめて慎重な監視を必要とする。更
に、包装されるべき材料ウェブロールの近傍で包装ウェ
ブを加熱すると、それに応じて加熱される材料ウェブの
外層の温度および湿度が変化することになる。
特許公報第 0 499 954号により、包装ウェブの表面に粘
着性を付与する別の方法が公知である。そこでは、ホッ
トメルト接着剤、例えばポリエチレン、を被覆した包装
ウェブが使用される。材料ウェブロールと支持ロールの
間の間隙に包装ウェブが走り込むよりも前に、包装ウェ
ブの表面が加熱される。これにより、接着剤層が溶けて
粘着性となり、包装ウェブが材料ウェブロールに付着す
ることになる。しかし、合成樹脂を被覆した包装ウェブ
を使用すると、その再利用がきわめて困難であるという
重大な欠点がある。接着層を包装ウェブから剥ぎ取るの
にかなりの労力を要し、廃棄処分が困難な廃産物を生じ
る。更に、この接着性付与方法では、包装ウェブの停止
時に過熱して接着層及び包装ウェブの発火が発生しない
よう、包装過程できわめて慎重な監視を必要とする。更
に、包装されるべき材料ウェブロールの近傍で包装ウェ
ブを加熱すると、それに応じて加熱される材料ウェブの
外層の温度および湿度が変化することになる。
【０００６】本発明の課題は、比較的安全に取付けで
き、廃棄処分が容易で、且つ粘着性付与装置の保守が僅
かですむ、材料ウェブロールの外周面を包装する方法及
び装置を提供することである。
き、廃棄処分が容易で、且つ粘着性付与装置の保守が僅
かですむ、材料ウェブロールの外周面を包装する方法及
び装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の課題は、
請求項１に記載したとおり、少なくとも片面に水溶性接
着剤を塗布した包装ウェブを使用し、材料ウェブロール
に当接する前に、この接着剤に水分を付与する方法、に
よって解決される。
請求項１に記載したとおり、少なくとも片面に水溶性接
着剤を塗布した包装ウェブを使用し、材料ウェブロール
に当接する前に、この接着剤に水分を付与する方法、に
よって解決される。
【０００８】つまり、ウェブに粘着性を付与するため
に、水の塗布が必要であるにすぎず、グルーの塗布は不
要である。”グルーパート”、即ち粘着性付与部材も、
それ相応に単純に構成しておくことができる。水は一般
に汚れや閉塞の原因とはならない。それ故、保守のため
の支出がそれ相応に少ない。水により粘着性が付与され
ることは、例えば郵便切手の裏糊などからよく知られて
いる現象である。間違って過度に多くの水が塗布された
としても、包装ウェブから水が流れ落ちるだけで接着剤
は流れないため、汚れを増加させることにはならない。
水を湿潤剤として扱うことに危険はない。作業員が高温
の機械部分で火傷する危険や、包装過程の中断時に火災
が発生する危険もない。水溶性接着剤は、包装ウェブの
再利用時に容易に洗い落とすことができ、つまり、包装
ウェブの材料の物質利用が可能になるように、包装ウェ
ブから分離することができる。
に、水の塗布が必要であるにすぎず、グルーの塗布は不
要である。”グルーパート”、即ち粘着性付与部材も、
それ相応に単純に構成しておくことができる。水は一般
に汚れや閉塞の原因とはならない。それ故、保守のため
の支出がそれ相応に少ない。水により粘着性が付与され
ることは、例えば郵便切手の裏糊などからよく知られて
いる現象である。間違って過度に多くの水が塗布された
としても、包装ウェブから水が流れ落ちるだけで接着剤
は流れないため、汚れを増加させることにはならない。
水を湿潤剤として扱うことに危険はない。作業員が高温
の機械部分で火傷する危険や、包装過程の中断時に火災
が発生する危険もない。水溶性接着剤は、包装ウェブの
再利用時に容易に洗い落とすことができ、つまり、包装
ウェブの材料の物質利用が可能になるように、包装ウェ
ブから分離することができる。
【０００９】好ましくは、請求項２に記載したとおり、
接着剤として水溶性常温凝固グルーが使用される。その
常温凝固グルーは室温での処理が可能であり、湿潤に使
用される液体は、所要の粘着性付与を達成するための温
度調整が不要である。このことから、本方法の実施が一
層容易となる。
接着剤として水溶性常温凝固グルーが使用される。その
常温凝固グルーは室温での処理が可能であり、湿潤に使
用される液体は、所要の粘着性付与を達成するための温
度調整が不要である。このことから、本方法の実施が一
層容易となる。
【００１０】常温凝固グルーは、好ましくは、請求項３
に記載したとおり、ゼラチン系動物性製品又はデキスト
リン系植物性製品である。この２種類の常温凝固グルー
は、必要に応じ、生物学的に、即ち微生物を利用して、
廃棄処理することができるために、包装ウェブの廃棄処
分が一層容易となる。
に記載したとおり、ゼラチン系動物性製品又はデキスト
リン系植物性製品である。この２種類の常温凝固グルー
は、必要に応じ、生物学的に、即ち微生物を利用して、
廃棄処理することができるために、包装ウェブの廃棄処
分が一層容易となる。
【００１１】湿潤のために、有利には、請求項４に記載
したとおり、接着剤に水が噴霧される。材料ウェブへの
噴霧は、特に製紙工場では熟知された手段である。なぜ
なら、そこでは、所定の湿度分布に調整するために、製
造過程において紙シートに、この方法により、水が補給
されるからである。操作員は、この場合、一般に、別の
分野での経験を活用することができる。噴霧によって、
水分量の調整は比較的良好に制御することができる。全
体として、液状グルーの従来の塗布法による場合よりも
多くの水分が包装ウェブに達することがないように保証
することができる。 そうする代わりに、又はそれを補
足して、好ましい別の実施態様では、請求項５に記載し
たとおり、湿潤のために包装ウェブをロール塗布装置に
通すようにすることができる。このことは、特に、包装
ウェブの末端に水分を付与する場合に有利である。なぜ
なら、この場合、湿潤液が包装ウェブの横を通過して飛
散する危険を生じることなく、この末端を確実に濡らす
ことができるからである。ロール塗布装置を使って、簡
単な手段で、包装ウェブの面状湿潤を実現することがで
き、こうして、包装ウェブの表面全体に粘着性を付与す
ることができる。このことから、包装ウェブの個々の層
が互いに重なり合って粘着したきわめて安定した包装が
得られる。
したとおり、接着剤に水が噴霧される。材料ウェブへの
噴霧は、特に製紙工場では熟知された手段である。なぜ
なら、そこでは、所定の湿度分布に調整するために、製
造過程において紙シートに、この方法により、水が補給
されるからである。操作員は、この場合、一般に、別の
分野での経験を活用することができる。噴霧によって、
水分量の調整は比較的良好に制御することができる。全
体として、液状グルーの従来の塗布法による場合よりも
多くの水分が包装ウェブに達することがないように保証
することができる。 そうする代わりに、又はそれを補
足して、好ましい別の実施態様では、請求項５に記載し
たとおり、湿潤のために包装ウェブをロール塗布装置に
通すようにすることができる。このことは、特に、包装
ウェブの末端に水分を付与する場合に有利である。なぜ
なら、この場合、湿潤液が包装ウェブの横を通過して飛
散する危険を生じることなく、この末端を確実に濡らす
ことができるからである。ロール塗布装置を使って、簡
単な手段で、包装ウェブの面状湿潤を実現することがで
き、こうして、包装ウェブの表面全体に粘着性を付与す
ることができる。このことから、包装ウェブの個々の層
が互いに重なり合って粘着したきわめて安定した包装が
得られる。
【００１２】湿潤範囲は、好ましくは、請求項６に記載
したとおり、包装ウェブの長手方向及び／又は幅方向で
所定の範囲に限定することができる。例えば、後に端面
に折り込まれる包装ウェブの縁は、粘着性とならないよ
うに、湿潤範囲から除外することができる。この除外個
所は、場合によっては、包装ウェブの最初の１巻き又は
数巻きに限定することもできる。別の実施態様では、単
に包装ウェブの初端が材料ウェブロールと接着され、包
装ウェブの終端の接着も簡単に実現することができる。
したとおり、包装ウェブの長手方向及び／又は幅方向で
所定の範囲に限定することができる。例えば、後に端面
に折り込まれる包装ウェブの縁は、粘着性とならないよ
うに、湿潤範囲から除外することができる。この除外個
所は、場合によっては、包装ウェブの最初の１巻き又は
数巻きに限定することもできる。別の実施態様では、単
に包装ウェブの初端が材料ウェブロールと接着され、包
装ウェブの終端の接着も簡単に実現することができる。
【００１３】前記の課題は、請求項７に記載したとお
り、水溶性接着剤を塗布した少なくとも１つの包装ウェ
ブが繰出し部内に収容されており、粘着性付与装置が液
体塗布装置として構成されていることによって解決され
る。
り、水溶性接着剤を塗布した少なくとも１つの包装ウェ
ブが繰出し部内に収容されており、粘着性付与装置が液
体塗布装置として構成されていることによって解決され
る。
【００１４】上記のように、粘着面の製造は２工程に分
割される。一方で、包装ウェブには水溶性又は液溶性接
着剤が塗布される。この接着剤は、それが乾燥している
かぎり粘着性がない。液体で濡らされてはじめて、接着
剤は粘着性となり、従って包装ウェブの上面に粘着性が
付与される。包装ウェブへの塗布は、別の場所で、例え
ば包装ウェブの製造時に、実施することができ、接着剤
による包装装置の汚れは事実上排除されている。他方、
液体の塗布は問題なく実現することができる。液体塗布
装置は、一般に、構造上比較的単純なものですみ、必要
な保守は僅かである。
割される。一方で、包装ウェブには水溶性又は液溶性接
着剤が塗布される。この接着剤は、それが乾燥している
かぎり粘着性がない。液体で濡らされてはじめて、接着
剤は粘着性となり、従って包装ウェブの上面に粘着性が
付与される。包装ウェブへの塗布は、別の場所で、例え
ば包装ウェブの製造時に、実施することができ、接着剤
による包装装置の汚れは事実上排除されている。他方、
液体の塗布は問題なく実現することができる。液体塗布
装置は、一般に、構造上比較的単純なものですみ、必要
な保守は僅かである。
【００１５】特に好ましい実施態様では、請求項８に記
載したとおり、粘着媒体装置が水噴霧装置を含んでい
る。水噴霧装置は、単数又は複数のノズルを通して水を
吐き出す。これにより、発生した微細水滴が包装ウェブ
の表面に付着する。比較的大きな水滴を包装ウェブの上
面に直接付着させて、次に、材料ウェブロールと支持ロ
ールとの間の間隙に侵入するときに分布させることも、
当然に可能である。液体塗布は、水噴霧装置によって比
較的正確に制御することができる。
載したとおり、粘着媒体装置が水噴霧装置を含んでい
る。水噴霧装置は、単数又は複数のノズルを通して水を
吐き出す。これにより、発生した微細水滴が包装ウェブ
の表面に付着する。比較的大きな水滴を包装ウェブの上
面に直接付着させて、次に、材料ウェブロールと支持ロ
ールとの間の間隙に侵入するときに分布させることも、
当然に可能である。液体塗布は、水噴霧装置によって比
較的正確に制御することができる。
【００１６】その際、水噴霧装置は、請求項９に記載し
たとおり、幅の調整が可能な噴流を発生する。こうし
て、一方で、包装ウェブの幅に液体塗布幅を適合させる
ことができ、幅の狭い材料ウェブロールの外周を被覆す
るために、それ相応に幅の狭い包装ウェブを使用した場
合にも、過度に多くの液体が包装ウェブの横を通過する
ことはない。更に、このような水噴霧装置でもって包装
ウェブの表面に粘着パターンを生成することができ、該
パターンは、例えば、包装ウェブの初端で、包装ウェブ
の中央範囲のみを粘着性とし、つまり縁を除外し、こう
して包装されるべき材料ウェブロールの端面に包装ウェ
ブが接着するのが防止され、他方で、包装ウェブの後続
の巻きは、下にある巻きへの包装ウェブの確実な付着を
引き起こすために、幅全体にわたって粘着性とすること
ができる。
たとおり、幅の調整が可能な噴流を発生する。こうし
て、一方で、包装ウェブの幅に液体塗布幅を適合させる
ことができ、幅の狭い材料ウェブロールの外周を被覆す
るために、それ相応に幅の狭い包装ウェブを使用した場
合にも、過度に多くの液体が包装ウェブの横を通過する
ことはない。更に、このような水噴霧装置でもって包装
ウェブの表面に粘着パターンを生成することができ、該
パターンは、例えば、包装ウェブの初端で、包装ウェブ
の中央範囲のみを粘着性とし、つまり縁を除外し、こう
して包装されるべき材料ウェブロールの端面に包装ウェ
ブが接着するのが防止され、他方で、包装ウェブの後続
の巻きは、下にある巻きへの包装ウェブの確実な付着を
引き起こすために、幅全体にわたって粘着性とすること
ができる。
【００１７】このために、特に好ましくは、請求項１０
に記載したとおり、水噴霧装置が包装ウェブの幅方向に
わたって複数の帯域に区分されており、該帯域への給水
量が個別に制御可能に構成されていることである。この
場合、幅の制御は段階的に行われる。しかしこれは、一
般に、包装ウェブの上面に希望する粘着パターンを生成
するのに十分である。
に記載したとおり、水噴霧装置が包装ウェブの幅方向に
わたって複数の帯域に区分されており、該帯域への給水
量が個別に制御可能に構成されていることである。この
場合、幅の制御は段階的に行われる。しかしこれは、一
般に、包装ウェブの上面に希望する粘着パターンを生成
するのに十分である。
【００１８】そうする代わりに、又はそれを補足して、
請求項１１に記載したとおり、粘着性付与装置はロール
塗布装置を含めることができる。ロール塗布装置でもっ
て、きわめて均一に液を包装ウェブの上面に転移させる
ことができる。構造面及び保守面での支出は、噴霧装置
の場合と同様に低く、又は以下でさえある。特に、広い
面にわたる液体塗布を僅かな支出で実現する場合には、
ロール塗布装置を使用すべきであろう。特に”終端接
着”の場合、つまり包装ウェブの終端に粘着性を付与す
るとき、ロール塗布装置は、包装ウェブをその終端に到
るまで加湿するので、きわめて有益である。
請求項１１に記載したとおり、粘着性付与装置はロール
塗布装置を含めることができる。ロール塗布装置でもっ
て、きわめて均一に液を包装ウェブの上面に転移させる
ことができる。構造面及び保守面での支出は、噴霧装置
の場合と同様に低く、又は以下でさえある。特に、広い
面にわたる液体塗布を僅かな支出で実現する場合には、
ロール塗布装置を使用すべきであろう。特に”終端接
着”の場合、つまり包装ウェブの終端に粘着性を付与す
るとき、ロール塗布装置は、包装ウェブをその終端に到
るまで加湿するので、きわめて有益である。
【００１９】ロール塗布装置は、好ましくは、請求項１
２に記載したとおり、包装ウェブの移動方向で水噴霧装
置の後方に配置されており、且つ個別に制御可能な押圧
ロールを有する。この場合、包装ウェブの初端は水噴霧
装置によって加湿されて粘着性が付与され、包装される
べき材料ウェブロールの初端が確実に付着する。次に、
個別に制御可能な押圧ロールは、包装ウェブ上面への液
体転移を確保するために、包装ウェブの上面をロール塗
布装置に当接させることができる。その後、ロール塗布
装置が包装ウェブ上面の加湿を引き受けるので、水噴霧
装置を停止することができる。
２に記載したとおり、包装ウェブの移動方向で水噴霧装
置の後方に配置されており、且つ個別に制御可能な押圧
ロールを有する。この場合、包装ウェブの初端は水噴霧
装置によって加湿されて粘着性が付与され、包装される
べき材料ウェブロールの初端が確実に付着する。次に、
個別に制御可能な押圧ロールは、包装ウェブ上面への液
体転移を確保するために、包装ウェブの上面をロール塗
布装置に当接させることができる。その後、ロール塗布
装置が包装ウェブ上面の加湿を引き受けるので、水噴霧
装置を停止することができる。
【００２０】
【実施例】材料ウェブロール２を包装する装置１は、電
動機６を介して一方が駆動される２本の支持ロール４、
５を備えた巻取り部３と、繰出し部７とを有する。包装
ウェブ11を繰り出すために幅の異なる複数の貯蔵リール
８、９、10が繰出し部７内に配置されている。図示され
た３本の貯蔵リールよりも多くのリールを設けておくこ
とも、勿論可能である。
動機６を介して一方が駆動される２本の支持ロール４、
５を備えた巻取り部３と、繰出し部７とを有する。包装
ウェブ11を繰り出すために幅の異なる複数の貯蔵リール
８、９、10が繰出し部７内に配置されている。図示され
た３本の貯蔵リールよりも多くのリールを設けておくこ
とも、勿論可能である。
【００２１】繰出し部７と巻取り部３との間に、引出し
装置12、切落とし装置13、粘着性付与装置14が配置され
ている。包装ウェブ11は、希望する幅に応じて、貯蔵リ
ール８、９、10の一本から繰り出され、搬送台15上を、
材料ウェブロール２と支持ロール４との間の間隙16に侵
入するまで、前送りされる。搬送台15上を前送りされる
とき、粘着性付与装置14が作動して、包装ウェブ11の上
面18、即ち材料ウェブロール２に対向する面を粘着性と
する。包装ウェブ11を前送りする間、材料ウェブロール
２は、電動式支持ロール５によって回転駆動される。包
装ウェブ11は、間隙16に侵入すると材料ウェブロール２
と付着して、該ロールによって連行される。所要数の包
装ウェブ11の層が材料ウェブロール２に巻き取られた
後、切落とし装置13が包装ウェブ11を貯蔵リール８、
９、10から分離する。材料ウェブロール２は、更に回転
し続け、包装ウェブ11の分離されて端末を完全に巻き取
る。材料ウェブロール２に包装ウェブ11が巻き付けられ
る間、星形ホイール17によって包装ウェブ11の張出し部
は、周知の方法で、材料ウェブロール２の端面に折り込
まれる。
装置12、切落とし装置13、粘着性付与装置14が配置され
ている。包装ウェブ11は、希望する幅に応じて、貯蔵リ
ール８、９、10の一本から繰り出され、搬送台15上を、
材料ウェブロール２と支持ロール４との間の間隙16に侵
入するまで、前送りされる。搬送台15上を前送りされる
とき、粘着性付与装置14が作動して、包装ウェブ11の上
面18、即ち材料ウェブロール２に対向する面を粘着性と
する。包装ウェブ11を前送りする間、材料ウェブロール
２は、電動式支持ロール５によって回転駆動される。包
装ウェブ11は、間隙16に侵入すると材料ウェブロール２
と付着して、該ロールによって連行される。所要数の包
装ウェブ11の層が材料ウェブロール２に巻き取られた
後、切落とし装置13が包装ウェブ11を貯蔵リール８、
９、10から分離する。材料ウェブロール２は、更に回転
し続け、包装ウェブ11の分離されて端末を完全に巻き取
る。材料ウェブロール２に包装ウェブ11が巻き付けられ
る間、星形ホイール17によって包装ウェブ11の張出し部
は、周知の方法で、材料ウェブロール２の端面に折り込
まれる。
【００２２】包装ウェブ11は、上面18に、水溶性常温凝
固グルーが塗布されている。この高温凝固グルーは、例
えば、ゼラチン系動物性製品又はデキストリン系植物性
製品である。被膜19は、それが乾燥している限り、粘着
性はない。湿潤による粘着性付与効果は、例えば、通常
の郵便切手の裏糊などから知られている。
固グルーが塗布されている。この高温凝固グルーは、例
えば、ゼラチン系動物性製品又はデキストリン系植物性
製品である。被膜19は、それが乾燥している限り、粘着
性はない。湿潤による粘着性付与効果は、例えば、通常
の郵便切手の裏糊などから知られている。
【００２３】湿潤、つまり湿気を補給するために、粘着
性付与装置は水噴霧装置20を含んでおり、ロール塗布装
置21は包装ウェブ11の移動方向で水噴霧装置20の後方、
即ち水噴霧装置20と巻取り部３との間に配置されてい
る。
性付与装置は水噴霧装置20を含んでおり、ロール塗布装
置21は包装ウェブ11の移動方向で水噴霧装置20の後方、
即ち水噴霧装置20と巻取り部３との間に配置されてい
る。
【００２４】水噴霧装置20は、図２に示したように、貯
蔵容器22からポンプ23を介して給水される。その際、ポ
ンプが分配管24に給水し、分岐管25から、水噴霧装置20
が幅方向に分割されている各帯域26へと送る。各分岐管
は独立の弁27を備えている。各帯域26の弁27は個別に制
御可能である。各帯域26に付属して複数の噴霧ノズル28
が設けられており、それが流出水を霧化して、包装ウェ
ブ11の上面18の被膜19上に付着させる。包装ウェブ11の
上面18は水が当たった個所で粘着性となる。区分された
帯域26ごとの適切な制御によって、例えばその都度包装
ウェブ11の幅を水分付与に適合するため、又は包装ウェ
ブ11の幅の一部にのみ粘着性を付与するために、包装ウ
ェブへの水分付与の制御が可能となっている。このこと
は、材料ウェブロール２の周囲に包装ウェブ11を最初に
巻き付ける場合に、包装ウェブ11の粘着性を付与された
部分が材料ウェブロール２の端面に折り込まれるのを防
止する点で、効果的である。
蔵容器22からポンプ23を介して給水される。その際、ポ
ンプが分配管24に給水し、分岐管25から、水噴霧装置20
が幅方向に分割されている各帯域26へと送る。各分岐管
は独立の弁27を備えている。各帯域26の弁27は個別に制
御可能である。各帯域26に付属して複数の噴霧ノズル28
が設けられており、それが流出水を霧化して、包装ウェ
ブ11の上面18の被膜19上に付着させる。包装ウェブ11の
上面18は水が当たった個所で粘着性となる。区分された
帯域26ごとの適切な制御によって、例えばその都度包装
ウェブ11の幅を水分付与に適合するため、又は包装ウェ
ブ11の幅の一部にのみ粘着性を付与するために、包装ウ
ェブへの水分付与の制御が可能となっている。このこと
は、材料ウェブロール２の周囲に包装ウェブ11を最初に
巻き付ける場合に、包装ウェブ11の粘着性を付与された
部分が材料ウェブロール２の端面に折り込まれるのを防
止する点で、効果的である。
【００２５】図２に示された貯蔵容器22、ポンプ配置23
の代わりに、図３に示された配置を採用することもで
き、その場合貯蔵容器22'はポンプ23'を介して、しかも
例えば水又は圧縮空気の供給によって、圧力を付加する
ことができる。貯蔵容器22'はこの場合、導管24に直接
接続されている。
の代わりに、図３に示された配置を採用することもで
き、その場合貯蔵容器22'はポンプ23'を介して、しかも
例えば水又は圧縮空気の供給によって、圧力を付加する
ことができる。貯蔵容器22'はこの場合、導管24に直接
接続されている。
【００２６】ロール塗布装置21は貯蔵容器29を含み、そ
の中に転移ロール30が浸漬する。転移ロールは、それ自
身、被動塗布ロール31に当接して、貯蔵容器29から塗布
ロール31に水分を供給する。更に、揺動腕32に押圧ロー
ル33が枢着されており、該ロールは、実線で示された静
止位置から破線で示された位置へと揺動させることがで
き、この位置において押圧ロール33は包装ウェブの上面
18を塗布ロール31に押圧する。この状態において塗布ロ
ール31は包装ウェブ11の上面18に水分を転移させ、これ
により被膜19に粘着性が付与される。
の中に転移ロール30が浸漬する。転移ロールは、それ自
身、被動塗布ロール31に当接して、貯蔵容器29から塗布
ロール31に水分を供給する。更に、揺動腕32に押圧ロー
ル33が枢着されており、該ロールは、実線で示された静
止位置から破線で示された位置へと揺動させることがで
き、この位置において押圧ロール33は包装ウェブの上面
18を塗布ロール31に押圧する。この状態において塗布ロ
ール31は包装ウェブ11の上面18に水分を転移させ、これ
により被膜19に粘着性が付与される。
【００２７】粘着性付与装置14は以下の如くに作動す
る：包装ウェブが搬送台15上で前送りされると同時に、
水噴霧装置20が作動する。水噴霧装置は搬送台15の上方
に配置されており、包装ウェブ11の上面18に水を噴霧す
る。その際、噴霧装置20は包装ウェブ11よりも幅を小さ
くしておくこともできる。基本的には、包装ウェブ11が
材料ウェブロール２に付着される幅に粘着性範囲が生成
されればよい。材料ウェブロール２と包装ウェブ11との
間に接合が実現されて、場合によっては、希望する数の
巻きが材料ウェブロール２に巻き取られた後、揺動腕32
が上方に揺動する。その結果、押圧ロール33が包装ウェ
ブ11を塗布ロール31に押圧し、包装ウェブ11は幅全体に
わたって上面18に水分が付与される。その後、水分の塗
布全体をロール塗布装置21が引き受けるので、水噴霧装
置20を停止させることができる。切落とし装置13によっ
て包装ウェブ11の端末が分離された後に水分がその横を
通過して搬送台15上に飛散することもなく、包装ウェブ
11の上面18に水分が完全に付与される。
る：包装ウェブが搬送台15上で前送りされると同時に、
水噴霧装置20が作動する。水噴霧装置は搬送台15の上方
に配置されており、包装ウェブ11の上面18に水を噴霧す
る。その際、噴霧装置20は包装ウェブ11よりも幅を小さ
くしておくこともできる。基本的には、包装ウェブ11が
材料ウェブロール２に付着される幅に粘着性範囲が生成
されればよい。材料ウェブロール２と包装ウェブ11との
間に接合が実現されて、場合によっては、希望する数の
巻きが材料ウェブロール２に巻き取られた後、揺動腕32
が上方に揺動する。その結果、押圧ロール33が包装ウェ
ブ11を塗布ロール31に押圧し、包装ウェブ11は幅全体に
わたって上面18に水分が付与される。その後、水分の塗
布全体をロール塗布装置21が引き受けるので、水噴霧装
置20を停止させることができる。切落とし装置13によっ
て包装ウェブ11の端末が分離された後に水分がその横を
通過して搬送台15上に飛散することもなく、包装ウェブ
11の上面18に水分が完全に付与される。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法及び装置に
よると、包装ウェブ11として、少なくとも片面に、前も
って水溶性接着剤を塗布した包装ウェブ11を使用し、包
装ウェブ11が材料ウェブロール２と当接する前に、粘着
性付与装置14で水溶性接着剤に水分を与えて粘着性を付
与するので、包装装置でグルーを塗布するものに比べて
扱いやすく、加熱により粘着性を付与するものに比べて
危険が少ない。従って装置の構造面及び保守面での負担
が少なく、包装ウェブ11の廃棄処分も容易となる。
よると、包装ウェブ11として、少なくとも片面に、前も
って水溶性接着剤を塗布した包装ウェブ11を使用し、包
装ウェブ11が材料ウェブロール２と当接する前に、粘着
性付与装置14で水溶性接着剤に水分を与えて粘着性を付
与するので、包装装置でグルーを塗布するものに比べて
扱いやすく、加熱により粘着性を付与するものに比べて
危険が少ない。従って装置の構造面及び保守面での負担
が少なく、包装ウェブ11の廃棄処分も容易となる。
【図１】 本発明の包装装置の概略を示す側面図であ
る。
る。
【図２】 噴霧装置の概略図である。
【図３】 給水部の他の構成を示す略示図である。
１・・・包装装置 ２・・・材料ウェブロール ３・・・巻取り部 ４、５・・・支持ロール ７・・・繰出し部 ８、９、１０・・・貯蔵リール １１・・・包装ウェブ １２・・・引出し装置 １３・・・切落とし装置 １４・・・粘着性付与装置 １５・・・搬送台 ２０・・・水噴霧装置
Claims (12)
- 【請求項１】材料ウェブロールを被覆する包装ウェブが
材料ウェブロールの幅に適合する幅を有し、包装ウェブ
の表面が、材料ウェブロールに当接される前に、少なく
とも部分的に粘着性が付与されるものにおいて、少なく
とも片面に水溶性接着剤(19)が塗布された包装ウェブ(1
1)を使用し、材料ウェブロールに当接する前に、この接
着剤に水分を付与することを特徴とする材料ウェブロー
ルを包装する方法。 - 【請求項２】上記接着剤(19)として、水溶性常温凝固性
グルーを使用することを特徴とする請求項１記載の方
法。 - 【請求項３】上記常温凝固性グルーが、実質的にゼラチ
ン系動物性製品又はデキストリン系植物性製品であるこ
とを特徴とする請求項２記載の方法。 - 【請求項４】水分付与のため接着剤(19)に水が噴霧され
ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載
の方法。 - 【請求項５】包装ウェブ(11)が、水分付与のために、ロ
ール塗布装置(21)に通されることを特徴とする請求項１
〜４のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項６】包装ウェブ(11)への水分付与範囲が、長手
方向及び／又は幅方向で所定の範囲に限定されることを
特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項７】材料ウェブロールの幅に適合する幅の包装
ウェブを繰り出すための少なくとも１つの繰出し部、引
出し装置、切り落とし装置、 粘着性付与装置、及び巻取り部を備えており、包装ウェ
ブが繰出し部から残りの装置を通して巻取り部へ通すこ
とができるようにした装置において、水溶性接着剤(19)
が塗布された少なくとも１つの包装ウェブ(11)が繰出し
部(7)内に収容されており、粘着性付与装置(14)が水分
付与装置(20、21)として構成されていることを特徴とす
る材料ウェブロールを包装する装置。 - 【請求項８】粘着性付与装置(14)が水噴霧装置(20)を含
むことを特徴とする請求項７記載の装置。 - 【請求項９】水噴霧装置(20)が、幅が調整可能な噴流を
発生することを特徴とする請求項８記載の装置。 - 【請求項１０】水噴霧装置(20)が、包装ウェブ(11)の幅
方向に複数の帯域(26)に区分されており、該帯域への水
分付与を個別に制御可能としたことを特徴とする請求項
９記載の装置。 - 【請求項１１】粘着性付与装置(14)が、ロール塗布装置
(21)を含むことを特徴とする請求項７〜１０のいずれか
１項に記載の装置。 - 【請求項１２】ロール塗布装置(21)が、包装ウェブ(11)
の移動方向に水噴霧装置(20)の後方に配置されており、
且つ個別に制御可能な押圧ロール(33)を有することを特
徴とする請求項１１記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4340515A DE4340515C2 (de) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | Verfahren und Vorrichtung zum Verpacken einer Materialbahnrolle |
| DE4340515.0 | 1993-11-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07187111A JPH07187111A (ja) | 1995-07-25 |
| JP2592583B2 true JP2592583B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=6503637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6293188A Expired - Lifetime JP2592583B2 (ja) | 1993-11-29 | 1994-11-28 | 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5548942A (ja) |
| EP (1) | EP0655389B1 (ja) |
| JP (1) | JP2592583B2 (ja) |
| AT (1) | ATE145375T1 (ja) |
| BR (1) | BR9404772A (ja) |
| CA (1) | CA2134998C (ja) |
| DE (1) | DE4340515C2 (ja) |
| FI (1) | FI945547A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19815059A1 (de) * | 1998-04-03 | 1999-10-07 | Focke & Co | Packung, insbesondere Zigarettenpackung, sowie Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen derselben |
| ITMI20010094A1 (it) * | 2001-01-19 | 2002-07-19 | Testa Engineering S R L | Macchina per l'avvolgimento in rotoli e/o l'imballaggio di rotoli di tessuti e simili |
| WO2002083503A1 (en) * | 2001-04-12 | 2002-10-24 | Cascades Inc. | Method for wrapping a roll of paper |
| WO2004067382A2 (en) * | 2003-01-28 | 2004-08-12 | Globe Machine Manufacturing Company | Apparatus and method for dispensing wrapper and wrapping products |
| DE102008000740A1 (de) | 2008-03-18 | 2009-09-24 | Voith Patent Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Verpacken von Materialbahnrollen |
| CA2765235C (en) * | 2009-06-14 | 2017-09-19 | Nulabel Technologies, Inc. | Liner-free label and systems |
| US9481777B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-11-01 | The Procter & Gamble Company | Method of dewatering in a continuous high internal phase emulsion foam forming process |
| EP3943402B1 (de) * | 2020-07-20 | 2023-09-27 | SWISS KRONO Tec AG | Verfahren zur herstellung einer verpackung |
| CN112193503B (zh) * | 2020-09-11 | 2022-06-14 | 福建福融新材料有限公司 | 一种卷材覆膜装置及卷材包装设备 |
| DE102021126762A1 (de) | 2021-10-15 | 2023-04-20 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer Gebindepackung für Hygieneprodukte und entsprechende Gebindepackung |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB761741A (en) | 1953-12-16 | 1956-11-21 | Gilbert Armstrong Kerr | Machine for rolling and wrapping newspapers, periodicals and the like |
Family Cites Families (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB191416008A (en) * | 1914-07-04 | 1915-02-25 | Millard Fillmore Anderson | Improvements in Banding Machines. |
| GB191516008A (en) * | 1915-11-12 | 1919-03-27 | William John Mellersh-Jackson | Improvements in or relating to the Detection and Transmission of Earth Vibrations. |
| US1351809A (en) * | 1917-11-13 | 1920-09-07 | Great Northern Paper Co | Wrapping-machine |
| US1989183A (en) * | 1933-01-31 | 1935-01-29 | Valerie F Blake | Roll protection |
| US2178979A (en) * | 1938-01-04 | 1939-11-07 | New Jersey Machine Corp | Method of labeling |
| US2368213A (en) * | 1941-02-07 | 1945-01-30 | Carl A Gerlach | Wrapping machine |
| US2638725A (en) * | 1950-05-12 | 1953-05-19 | Stadler Hurter & Company | Paper roll wrapping machine |
| US2893191A (en) * | 1956-08-27 | 1959-07-07 | Williams & Wilson Ltd | Cutting and gluing means for paper strip |
| US3290861A (en) * | 1963-09-05 | 1966-12-13 | Beloit Eastern Corp | Roll wrapper |
| FR1380677A (fr) * | 1963-10-22 | 1964-12-04 | Saint Gobain | Dispositif pour fermer les extrémités de rouleaux d'emballage |
| US3494095A (en) * | 1967-08-15 | 1970-02-10 | Reichel & Drews Inc | Roll wrapping machine and method |
| DE1947453A1 (de) * | 1969-09-19 | 1971-04-01 | Herbert Bruessow | Verfahren und Umhuellung zum Aufbewahren von Briefmarken |
| SE7607004L (sv) * | 1975-08-25 | 1977-02-26 | Nashua Corp | Klisterremsa och sett att tillverka denna |
| JPS54152583A (en) * | 1978-05-18 | 1979-11-30 | Dainippon Printing Co Ltd | Sealer |
| JPS5724543A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-09 | Nec Corp | Wire bonding apparatus |
| DE3314289A1 (de) * | 1983-04-20 | 1984-10-25 | Grünzweig + Hartmann und Glasfaser AG, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zum umwickeln eines sich drehenden ballens aus wickelmaterial, insbesondere aus einer kaschierten mineralfaserbahn, mit einer schutzbahn zur verpackung, sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
| DE3435103A1 (de) * | 1984-09-25 | 1986-04-03 | Langguth GmbH & Co, 4400 Münster | Beleimungsverfahren fuer etiketten in etikettiermaschinen und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
| US4716709A (en) * | 1986-10-06 | 1988-01-05 | Howard City Paper Company | Apparatus and method for roll wrapping with poly-coated paper |
| FI89149C (fi) * | 1991-02-12 | 1996-09-11 | Valmet Paper Machinery Inc | Foerfarande och anordning foer emballering av rullar, i synnerhet pappersrullar, med foerpackningsomslag |
-
1993
- 1993-11-29 DE DE4340515A patent/DE4340515C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-08-23 EP EP94113113A patent/EP0655389B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-23 AT AT94113113T patent/ATE145375T1/de active
- 1994-11-03 CA CA002134998A patent/CA2134998C/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-15 US US08/340,120 patent/US5548942A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-25 FI FI945547A patent/FI945547A/fi unknown
- 1994-11-28 BR BR9404772A patent/BR9404772A/pt not_active IP Right Cessation
- 1994-11-28 JP JP6293188A patent/JP2592583B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB761741A (en) | 1953-12-16 | 1956-11-21 | Gilbert Armstrong Kerr | Machine for rolling and wrapping newspapers, periodicals and the like |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FI945547A0 (fi) | 1994-11-25 |
| FI945547A (fi) | 1995-05-30 |
| CA2134998C (en) | 2000-03-14 |
| BR9404772A (pt) | 1995-07-18 |
| CA2134998A1 (en) | 1995-05-30 |
| EP0655389B1 (de) | 1996-11-20 |
| US5548942A (en) | 1996-08-27 |
| DE4340515A1 (de) | 1995-06-01 |
| ATE145375T1 (de) | 1996-12-15 |
| EP0655389A1 (de) | 1995-05-31 |
| JPH07187111A (ja) | 1995-07-25 |
| DE4340515C2 (de) | 1997-08-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2258533C (en) | Reel web turn-up device | |
| JP2592583B2 (ja) | 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 | |
| JP4580761B2 (ja) | 形成したログの最後の端部を接着する接着装置を備えた巻き取り機とそれに関連する巻き取り方法 | |
| JPH02115289A (ja) | レッテル分与方法及び装置 | |
| JP4484374B2 (ja) | ウエブ材料のロールの接着装置及び関連方法 | |
| JP2002045165A (ja) | 被覆紙テープ上に液体を塗布するための方法 | |
| JP3202226B2 (ja) | 巻取りロール体を交換する方法および装置 | |
| JP2002542134A5 (ja) | ||
| JPH04280758A (ja) | 印刷機のためのロール交換装置 | |
| US6547178B2 (en) | Turn-up method and apparatus for lightweight grades of paper | |
| US2946370A (en) | Transferring pressure sensitive mass | |
| CA2007582C (en) | Method and apparatus for applying adhesive to one side of a porous web | |
| JPH09500830A (ja) | 移動中の材料ウエブへ接着剤または同等物を塗布する方法および装置と該装置用ノズル | |
| JP2002017601A (ja) | おしぼり製造装置 | |
| CA2464100C (en) | Tissue reel transfer device and method | |
| US5009736A (en) | Method of and an arrangement for gluing a web to a core in a reeling device | |
| US2197072A (en) | Cigarette tipping | |
| JPH03166944A (ja) | ホットメルト式インライン枚葉ラミネート装置 | |
| KR20170000482A (ko) | 점착용 테이프의 제조장치 및 그 제조방법 | |
| WO2008028997A2 (en) | Method and device for patching a fibre web | |
| KR20010074485A (ko) | 아교가 없는 리딩 에지를 가진 라벨을 용기 위에 래핑하기위한 장치 및 방법 | |
| JPS62240246A (ja) | シ−ト状物の巻付け装置 | |
| JPH02182770A (ja) | 接着剤ストリップの塗布装置 | |
| JPS61178355A (ja) | シ−ト状物の巻付け装置 | |
| JP2006130445A (ja) | 接着剤塗工装置 |