JP2592540B2 - 車両内騒音除去装置 - Google Patents

車両内騒音除去装置

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JP2592540B2
JP2592540B2 JP2189375A JP18937590A JP2592540B2 JP 2592540 B2 JP2592540 B2 JP 2592540B2 JP 2189375 A JP2189375 A JP 2189375A JP 18937590 A JP18937590 A JP 18937590A JP 2592540 B2 JP2592540 B2 JP 2592540B2
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microphone
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は車両内の音場に係り、特に車両内の騒音成
分を除去するのに好適な車両内騒音除去装置に関する。
(ロ)従来技術 従来より、車両内騒音除去装置は第5図の車両内のス
ピーカ配置を示した状態図のものが多く提供されてい
た。
図において、1は車両内に取り付けられたマイクロホ
ン(以下、単にマイクという)、2はマイク1の受音信
号を増幅するマイク増幅器、3は音楽再生の音源(ソー
ス)、4はマイク1受音信号と音源3信号とを減算する
減算器、5はパワー増幅器、6はパワー増幅器5に接続
した第2のスピーカ、7は車両の外郭筺体、8は音楽再
生の第1のスピーカ、9は車両内の座席である。
車載用音響装置を操作し、例えば音源からの音楽再生
ソースは第1のスピーカ8より放射され、車両内再生音
楽を聴取することができる。
この車両内再生音楽は、例えば図のように車両の天井
に取り付けられたマイク1で受音される。また、このマ
イク1の受音は再生音楽ソースだけで無く、車両内の騒
音成分などを含んだ車両内音響の全てが受音される。
この総合車両内音響から騒音成分のみを取り出し、こ
の騒音成分の信号を位相反転して逆相の騒音信号を第2
のスピーカ6に供給する。この第2のスピーカ6は車両
内の座席9の背面部に取り付けられ、車両内の騒音をキ
ャンセルして騒音除去することができる。
この様に、車両内騒音信号を除去して騒音の少ない車
載用再生音楽を聴取することができる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来の車両内騒音除去装置は、第2
のスピーカ6の周波数特性において低域レベルを持ち上
げるのに限界があった。
一方、車両内の騒音特性は低域レベルが急激に持ち上
がった特性になっているため、この低域レベルが極めて
高い騒音を打ち消すには、上記第2のスピーカ6の低域
レベルが不足して充分に打ち消すことができないという
欠点があった。
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは従来例の欠点を解消し、低域レ
ベルを充分に大きく持ち上げることのできる車両内スピ
ーカシステムを構築した車両内騒音除去装置を提供する
ところにある。
(ニ)問題を解決するための手段 この発明の車両内騒音除去装置は車両内に設けたマイ
クロホンと、このマイクロホンで受音した車両内音響か
ら車両内騒音成分のみを取り出し、逆相の騒音成分を車
両内に設けた第2のスピーカから放射して車両内騒音を
除去する車両内騒音除去装置において、上記第2のスピ
ーカを車両外郭筺体に取り付け、この第2のスピーカか
ら騒音成分を車両外に放射することにより車両内に逆相
の騒音成分を放射するよう構成したものである。
また、上記第2のスピーカを車両トランクルームの外
郭筺体に取り付け、騒音成分を車両外に放射することに
より車両内に逆相の騒音成分を放射するよう構成しても
良い。
(ホ)作用 この発明によれば、車両外郭筺体に第2のスピーカを
取り付け、この第2のスピーカ近傍にマイクを取り付け
て構成し、このマイクで受音した車両内音響信号を増幅
器を介して減算器に供給し、一方、音源信号(例えば再
生音楽信号)を減算器に加え、減算器で音源信号のみが
相殺され、この減算器出力信号によって車両内の騒音成
分のみを取り出すことができる。
この騒音成分を増幅して上記第2のスピーカに供給
し、第2のスピーカから騒音成分を車両外に放射する。
即ち、この第2のスピーカは車両内部をスピーカキャ
ビネットとするように構成され、第2のスピーカはスピ
ーカ前方の車外に放射される音響信号の周波数特性に比
べ、車両内の周波数特性は低域レベルが急激に持ち上が
った特性となる。
このため、低域レベルの大きい車両内騒音成分は、第
2のスピーカにより車両内に放射される逆相の騒音成分
によってキャンセルすることができる。
また、上記第2のスピーカを車両トランクルームの外
郭筺体に取り付け、騒音成分を車両外に放射することに
よって、車両トランクルームが第2のスピーカのスピー
カキャビネットとなり、前記同様、車両内騒音成分をキ
ャンセルすることができる。
この様に、第2のスピーカ背面部の車両内の騒音成分
を効果的に減衰することができ、車両内の再生音場環境
を良くすることができる。
(ヘ)実施例 この発明に係る車両内騒音除去装置の実施例を第1図
乃至第4図に基づいて説明する。
なお従来例と同一部分には同一符号に付してその説明
を省略する。
第1図はブロック図、第2図は車両内部のスピーカ配
置を示した状態図、第3図は車両内及び車両外の音響特
性を示した特性図、第4図は車両内騒音の周波数特性を
示した特性図である。
図において、2はマイク1の受音信号を増幅するマイ
ク増幅器、3は音源、4は減算器、5は減算器4出力を
増幅するパワー増幅器である。
車両内の再生音楽などの聴取は車載用音響装置(図示
せず)を操作し、音源3からの音楽再生ソースは第1の
スピーカ8より放射され、車両内再生音楽を聴取するこ
とができる。
この車両内音響システムに例えば、車両外郭筺体7の
天井に第2のスピーカ6を取り付け、この第2のスピー
カ6近傍にマイク1を取り付けて構成し、この車両内再
生音楽はマイク1で受音されるが、このマイク1の受音
は再生音楽ソースだけで無く、車両内の騒音成分などを
含んだ車両内音響の全てが受音される。
このマイク1で受音した車両内音響信号はマイク増幅
器2で増幅されて減算器4に供給される。一方、音源3
信号(例えば、再生音楽信号など)が上記減算器4に加
えられる。
マイク1の受音信号と音源3信号が加えられた減算器
4は、マイク1受音信号に含まれた音源3信号のみを相
殺し、車両内の騒音成分のみを出力することができる。
この騒音成分はパワー増幅器5で増幅され上記第2の
スピーカ6に供給され、第2のスピーカ6から騒音成分
のみが車両外に放射される。
即ち、この第2のスピーカ6は車両内空間をスピーカ
キャビネットとするように構成され、第3図に示すよう
に、第2のスピーカ6はスピーカ前方の車外に放射され
る音響信号の周波数特性Bに比べ、車両内の周波数特性
Aは低域レベルが急激に持ち上がった特性となり、高域
になるほど急激に減衰する。この高域減衰特性は約6dB/
0ctの減衰量になっている。
一方、車両内の騒音特性は第4図に示すように、低域
レベルが急激に持ち上がって高域になるほど急激に減衰
する周波数特性Cになっていて、この騒音特性Cは上記
第2のスピーカ6による車両内(第2のスピーカ6後方
の音場)の音響特性Aと類似した特性になっている。
また、第2のスピーカ6から車両内に放射される逆相
騒音成分は、車両内騒音成分と逆相関係にあるため、低
域レベルの大きい車両内騒音成分をキャンセルすること
ができる。
また、多少の位相変化が生じてキャンセルできない騒
音成分も、マイク1から第2のスピーカ6出力系統の繰
り返し動作によって、車両内騒音成分は効果的に減衰
し、車両内騒音を極力小さくすることができる。
以上、第2のスピーカ6を車両外郭筺体7の天井に取
り付けて説明したが、第2のスピーカ6を車両トランク
ルームの外郭筺体に取り付け(図示せず)、騒音成分を
車両外に放射することによって、車両トランクルームが
第2のスピーカ6のスピーカキャビネットとなり、前記
同様、車両内騒音成分をキャンセルすることができる。
この様に、第2のスピーカ6背面の車両内の騒音成分
を効果的に減衰することができ、車両内の再生音場環境
を良くすることができる。
(ト)発明の効果 この発明に係る車両内騒音除去装置は前述のように、
第2のスピーカを車両外郭筺体に取り付けて、車両内部
を第2のスピーカのキャビネットとして動作させ、低域
レベルを急激に持ち上げた逆位相の騒音成分で車両内騒
音をキャンセルし、効率良く減衰させることができるの
で、車両内の再生音楽聴取の環境を良くすることができ
るという効果がある。
また、第2のスピーカが小さなスピーカでも十分に低
域レベルを持ち上げた特性にすることができるので、安
価なスピーカで構成することができ、取付作業も容易で
あるなどの効果もある。
しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成する
ことができるため実施も容易であるなどの優れた特長を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案に係る車両内騒音除去装置
の実施例を示し、第1図はブロック図、第2図は車両内
部のスピーカ配置を示した状態図、第3図は車両内及び
車両外の音響特性を示した特性図、第4図は車両内騒音
の周波数特性を示した特性図である。 第5図は従来例の車両内のスピーカ配置を示した状態図
である。 主な符号の説明 1:マイクロホン、2:マイク増幅器、3:音源(ソース)、
4:減算器、5:パワー増幅器、6:第2のスピーカ、7:車両
外郭筺体、8:第1のスピーカ、9:車両内の座席。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両内に設けたマイクロホンと、このマイ
    クロホンで受音した車両内音響から車両内騒音成分のみ
    を取り出し、逆相の騒音成分を車両内に設けた第2のス
    ピーカから放射して車両内騒音を除去する車両内騒音除
    去装置において、 上記第2のスピーカを車両外郭筐体に取り付け、この第
    2のスピーカから騒音成分を車両外に放射することによ
    り車両内に逆相の騒音成分を放射するよう構成したこと
    を特徴とする車両内騒音除去装置。
  2. 【請求項2】上記第2のスピーカを車両トランクルーム
    の外郭筐体に取り付け、騒音成分を車両外に放射するこ
    とにより車両内に逆相の騒音成分を放射するよう構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の車両内騒音除去装
    置。
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