JPH0713342Y2 - 車載用スピーカシステムの構造 - Google Patents

車載用スピーカシステムの構造

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JPH0713342Y2
JPH0713342Y2 JP1987184920U JP18492087U JPH0713342Y2 JP H0713342 Y2 JPH0713342 Y2 JP H0713342Y2 JP 1987184920 U JP1987184920 U JP 1987184920U JP 18492087 U JP18492087 U JP 18492087U JP H0713342 Y2 JPH0713342 Y2 JP H0713342Y2
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JP
Japan
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speaker
speaker unit
low
range
vehicle
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JP1987184920U
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JPH0191392U (ja
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純一 早川
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、車載用スピーカシステムの構造に係り、特
に、自動車の後部車体へ取り付ける据え置き型、または
埋め込み型の車載用スピーカシステムに好適な構造に関
するものである。
(ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 自動車の後部車体へ取り付ける車載用スピーカシステム
としては、高中音域用スピーカユニットと低音域用スピ
ーカユニットとを用いた2ウェイ方式、あるいは高・中
・低音域用スピーカユニットをそれぞれ用いた3ウェイ
方式などの据え置き型、または埋め込み型の車載用スピ
ーカシステムが多数提供されている。
このような、2ウェイ方式、あるいは3ウェイ方式など
の車載用スピーカシステムには、その各スピーカユニッ
トに応じた周波数帯域のオーディオ信号を入力するため
に、ネットワークを用いる必要があった。
この考案の目的は、上記従来の車載用スピーカシステム
において、特に、低音域用スピーカユニットに対応する
高域周波数カット用のネットワークを用いる必要がない
車載用スピーカシステムを提供することにある。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案の車載用スピーカシステムの構造は、自動車の
後部車体へ取り付ける据え置き型、あるいは埋め込み型
の車載用スピーカシステムにおいて、高域周波数カット
用のネットワークを経ることなく伝送されたオーディオ
信号を入力とする低音域用スピーカユニットを、リアウ
インド側に向けて配置すると共に、スピーカキャビネッ
トの前部上面より上方へ突出させたバッフルに取り付け
た高中音域用スピーカを設け、この高中音域用スピーカ
へ、低域周波数カット用のネットワークを経たオーディ
オ信号を入力するように構成したものである。
(ニ)作用 高域周波数カット用のネットワークを経ることなく伝送
されたオーディオ信号を入力とする低音域用スピーカユ
ニットを、リアウインド側に向けて配置することによ
り、この低音域用スピーカユニットからの直接音をリア
ウインド、および高中音域用スピーカとそのバッフルに
反射させる。
この反射により、低音域用スピーカユニットで再生され
た高音域成分を減衰させることができる。
したがって、低音域スピーカユニットに対応する高域周
波数カット用のネットワークを用いる必要がない。
(ホ)実施例 この考案の実施例を第1図および第2図に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の第1の実施例を示すもので、構成の
要部を示した断面側面図である。第2図はこの考案の第
2の実施例を示すもので、構成の要部を示した断面側面
図である。
まず、第1図の第1の実施例の据え置き型の場合につい
て説明する。
図において、1は自動車のリアウインド、2はリアトレ
イ、3は低音域用スピーカユニットで、リアトレイ2に
固定されたスピーカキャビネット4に取り付けられてい
る。この低音域用スピーカユニット3は、スピーカキャ
ビネット4の傾斜したバッフル41に取り付けられ、リア
ウインド1側に放音するように配置されている。
さらに、この低音域用スピーカユニット3には、高域周
波数カット用のネットワークを経ることなく伝送された
オーディオ信号が入力される。
5は高中音域用スピーカユニットで、キャビネット4の
最前部上面へ垂直に取り付けたバッフル6(または取付
フレーム)に装着されている。この高中音域用スピーカ
ユニット5は、座席方向に向けて配置され、低域周波数
カット用のネットワーク(図示しない)を経て伝送され
たオーディオ信号が入力される。さらに、この高中音域
用スピーカユニット5は、バッフル6とともに、低音域
用スピーカユニット3から放音される直接波が、直接座
席方向へ出ないようにするための反射壁としての働きを
するように配置されている。7はリヤシートである。
このように構成した上記実施例によれば、低音域用スピ
ーカユニット3からの直接音は、リアウインド側1およ
び高中音域用スピーカユニット5などによって反射さ
れ、座席方向へは放射されない。このため、座席方向へ
は、主にリアウインド1へ反射した反射音(間接音)の
みが放射され聴取者へ届くことになる。
この時、低音域用スピーカユニット3から放射される直
接波中の高音域成分は、リアウインド1および高中音域
用スピーカユニット5などによって反射された際に著し
く減衰する。このことから、低音域スピーカユニット3
には、高域周波数カット用のネットワークを用いる必要
がなくなる。
また、従来発生していたリアウインド等からの反射波
と、低音域スピーカユニットから直接座席方向へ放射さ
れる直接波との干渉による伝送特性上のディップも軽減
することができる。
第2図は第2の実施例の埋め込み型の場合を示すもの
で、第1図は第1の実施例と同一部分には同一符号を負
してその説明を省略する。
図において、8は低音域用スピーカユニット3を取り付
けたバッフル(または取付フレーム)で、低音域用スピ
ーカユニット3をリアウインド1側へ向けて配置させる
ための傾斜面を形成したものである。
上記のように構成することによって、上述した第1の実
施例と同様の結果が得られる。
(ヘ)考案の効果 この考案に係る車載用スピーカシステムの構造によれ
ば、 低音域用スピーカユニットの高域周波数カット用の
ネットワークが不用となり、コストダウンを図ることが
できる。
直接音と反射音との干渉によって発生していた伝送
特性上のディップを軽減することができる。
低音域用スピーカユニットを傾斜させて配置させる
ことにより、奥行きの短いリアトレイ上にも、大きな口
径のスピーカユニットを取り付けることが可能となる。
などの効果が得られる。
しかも、構造は簡単であって、安価に構成することがで
きるから、実施が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の実施例を示すもの
で、第1図は据え置き型の場合の要部を示した断面側面
図、第2図は埋め込み型の場合の要部を示した断面側面
図である。 主要部分の符号の説明 1:リアウインド 2:リアトレイ 3:低音域用スピーカユニット 4:スピーカキャビネット 5:高中音域用スピーカユニット 7:リアシート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後部車体へ取り付ける据え置き
    型、または埋め込み型の車載用スピーカシステムにおい
    て、 伝送されたオーディオ信号をそのまま入力信号とする低
    音域用スピーカユニットをリアウインド側に向けて配置
    すると共に、スピーカキャビネットの前部上面より上方
    へ突出させたバッフルに取り付けた高中音域用スピーカ
    を設け、この高中音域用スピーカへ低域周波数カット用
    のネットワークを経たオーディオ信号を入力して、低音
    域用スピーカユニットで再生された高音域成分をリアウ
    インドおよび高中音域用スピーカとそのバッフルにより
    反射させ、減衰させるようにしたことを特徴とする車載
    用スピーカシステムの構造。
JP1987184920U 1987-12-05 1987-12-05 車載用スピーカシステムの構造 Expired - Lifetime JPH0713342Y2 (ja)

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JPH0191392U JPH0191392U (ja) 1989-06-15
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561112Y2 (ja) * 1976-10-08 1981-01-12
JPS61107286U (ja) * 1985-11-14 1986-07-08
JPS63159984U (ja) * 1987-04-08 1988-10-19

Also Published As

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JPH0191392U (ja) 1989-06-15

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