JPH0718225Y2 - コーナ用スピーカ装置 - Google Patents
コーナ用スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH0718225Y2 JPH0718225Y2 JP1988076305U JP7630588U JPH0718225Y2 JP H0718225 Y2 JPH0718225 Y2 JP H0718225Y2 JP 1988076305 U JP1988076305 U JP 1988076305U JP 7630588 U JP7630588 U JP 7630588U JP H0718225 Y2 JPH0718225 Y2 JP H0718225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- range
- frequency
- corner
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、壁と天井等によって形成されるコーナ部へ
取り付けるコーナ用スピーカ装置に係り、特に、コーナ
部に取り付けられたスピーカ装置と高域用または中、高
域用スピーカとを別体で取り付けるのに好適なコーナ用
スピーカ装置に関するものである。
取り付けるコーナ用スピーカ装置に係り、特に、コーナ
部に取り付けられたスピーカ装置と高域用または中、高
域用スピーカとを別体で取り付けるのに好適なコーナ用
スピーカ装置に関するものである。
(ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来からのコーナ用スピーカ装置は、コーナ壁と天井等
からなるコーナ部にフルレンジタイプのスピーカがスピ
ーカキャビネットを介して取り付けられていた。
からなるコーナ部にフルレンジタイプのスピーカがスピ
ーカキャビネットを介して取り付けられていた。
従って、コーナ壁から反射波の影響を受け易いため、伝
送特性の乱れが生じていた。すなわち、上記コーナ壁か
らの反射波は低域に対して音圧レベルを上昇させるとと
もに、中、高域では伝送特性にディップ等が生じ、音質
が劣化するという欠点があった。
送特性の乱れが生じていた。すなわち、上記コーナ壁か
らの反射波は低域に対して音圧レベルを上昇させるとと
もに、中、高域では伝送特性にディップ等が生じ、音質
が劣化するという欠点があった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、反射波の影響がなく、音質特性
の優れたコーナ用スピーカ装置を提供することにある。
の目的とするところは、反射波の影響がなく、音質特性
の優れたコーナ用スピーカ装置を提供することにある。
(ハ)問題を解決するための手段 この考案のコーナ用スピーカ装置は、壁と天井等からな
るコーナ部に取り付けられる低域用スピーカと高域また
は中、高域用スピーカからなるスピーカ装置において、
コーナ部から離間させるためのアーム部と、このアーム
部の先端に取り付けた前記高域用または中、高域用スピ
ーカとを備え、アーム部の全長が前記高域用または中、
高域用スピーカの最低再生周波数の1/2波長以上ある。
るコーナ部に取り付けられる低域用スピーカと高域また
は中、高域用スピーカからなるスピーカ装置において、
コーナ部から離間させるためのアーム部と、このアーム
部の先端に取り付けた前記高域用または中、高域用スピ
ーカとを備え、アーム部の全長が前記高域用または中、
高域用スピーカの最低再生周波数の1/2波長以上ある。
そして、上記アーム部は、先端に取り付けた高域用、ま
たは中、高域用スピーカの設置位置を可変することがで
きるように構成することが好ましい。
たは中、高域用スピーカの設置位置を可変することがで
きるように構成することが好ましい。
(ニ)作用 アーム部の先端に高域用または中、高域用スピーカを取
り付けることにより、高域用または中、高域用スピーカ
を、コーナ部から離間させて設置することができる。こ
の結果、コーナ壁からの反射波の影響を防止できる。
り付けることにより、高域用または中、高域用スピーカ
を、コーナ部から離間させて設置することができる。こ
の結果、コーナ壁からの反射波の影響を防止できる。
(ホ)実施例 この考案に係るコーナ用スピーカ装置の実施例を第1図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
図において、1は天井2と略垂直2方向のコーナ壁3か
ら構成されるコーナ部である。
ら構成されるコーナ部である。
このコーナ部1には三角形状のバッフル板4が取り付け
られ、このバッフル板4には低域用スピーカ5が取り付
けられている。
られ、このバッフル板4には低域用スピーカ5が取り付
けられている。
この低域用スピーカ5においては、近接したコーナ壁3
および、天井2からの反射波によって、伝送特性の乱れ
が生じない周波数帯域(すなわち、コーナ壁3および、
天井2とスピーカとの距離が1/4波長以下に相当する周
波数以下)を再生するように、ネットワーク(図示しな
い)を通して高域周波数成分をカットしたオーディオ信
号が印加される。
および、天井2からの反射波によって、伝送特性の乱れ
が生じない周波数帯域(すなわち、コーナ壁3および、
天井2とスピーカとの距離が1/4波長以下に相当する周
波数以下)を再生するように、ネットワーク(図示しな
い)を通して高域周波数成分をカットしたオーディオ信
号が印加される。
6は上記バッフル板4の表面より突出させて設けたアー
ム部である。このアーム部6の先端とコーナ部1の取り
付け距離は、出来る限り長く取ることが望ましい。
ム部である。このアーム部6の先端とコーナ部1の取り
付け距離は、出来る限り長く取ることが望ましい。
しかし、アーム部6の長さには構造上限度があるため、
再生帯域のうち一番低い周波数の波長に対して、後述
中、高域用スピーカ7の後方以外の壁面と中、高域用ス
ピーカ7との距離が1/2波長以上の値が得られるように
アーム部6の長さを設定すれば良い。
再生帯域のうち一番低い周波数の波長に対して、後述
中、高域用スピーカ7の後方以外の壁面と中、高域用ス
ピーカ7との距離が1/2波長以上の値が得られるように
アーム部6の長さを設定すれば良い。
また、上記アーム部6の先端には小型のスピーカキャビ
ネット8が取り付けられ、このスピーカキャビネット8
には中、高域用スピーカ7が取り付けられている。
ネット8が取り付けられ、このスピーカキャビネット8
には中、高域用スピーカ7が取り付けられている。
この中、高域用スピーカ7は、低域用スピーカ5よりも
高い周波数帯域成分を再生するようにネットワーク(図
示しない)を通して低域周波数成分をカットしたオーデ
ィオ信号が印加される。
高い周波数帯域成分を再生するようにネットワーク(図
示しない)を通して低域周波数成分をカットしたオーデ
ィオ信号が印加される。
以上の構成結果により低域用スピーカ5と中、高域用ス
ピーカ7の再生帯域では、それぞれスピーカ位置におい
てスピーカからの直接波と壁面からの反射波による打ち
消しによって伝送特性上に大きなディップが生じること
はなくなり、優れた音質特性のスピーカシステムが得ら
れる。
ピーカ7の再生帯域では、それぞれスピーカ位置におい
てスピーカからの直接波と壁面からの反射波による打ち
消しによって伝送特性上に大きなディップが生じること
はなくなり、優れた音質特性のスピーカシステムが得ら
れる。
他の応用例として、バッフル板4の表面から突出させた
アーム部6を、矢印Aの方向に(逆方向でも可)回転移
動できるように構成することも可能である。この結果、
自由に中、高域用スピーカ7を試聴者の最良聴取点にセ
ットすることが可能となる。また、このアーム部6を動
かして壁に沿わせることも可能である。
アーム部6を、矢印Aの方向に(逆方向でも可)回転移
動できるように構成することも可能である。この結果、
自由に中、高域用スピーカ7を試聴者の最良聴取点にセ
ットすることが可能となる。また、このアーム部6を動
かして壁に沿わせることも可能である。
(ヘ)考案の効果 この考案に係るコーナ用スピーカ装置によれば、アーム
部の先端に高域用または中、高域用スピーカを取り付
け、アーム部の全長がこのスピーカの最低再生周波数の
1/2波長以上あるように構成したから、コーナ壁で生じ
る反射波の影響を防止することが可能となり、中域のデ
ィップに起因する耳ざわりな音の改善効果が得られる。
部の先端に高域用または中、高域用スピーカを取り付
け、アーム部の全長がこのスピーカの最低再生周波数の
1/2波長以上あるように構成したから、コーナ壁で生じ
る反射波の影響を防止することが可能となり、中域のデ
ィップに起因する耳ざわりな音の改善効果が得られる。
また、応用例で説明したようにアーム部を回転移動させ
ることができるように構成したからそのアーム部の先端
に取り付けた高域用または中、高域用スピーカの配置位
置や、取り付け方向を自由に設定することができ、音像
の定位や音場調整の効果が得られる。
ることができるように構成したからそのアーム部の先端
に取り付けた高域用または中、高域用スピーカの配置位
置や、取り付け方向を自由に設定することができ、音像
の定位や音場調整の効果が得られる。
さらに、デザイン的にスピーカシステムとして、斬新的
な効果が得られる等の優れた特長を有している。
な効果が得られる等の優れた特長を有している。
第1図はこの考案に係るコーナ用スピーカ装置の実施例
を示す斜視図である。 主な符号の説明 1:コーナ部、5:低域用スピーカ 6:アーム部、7:中、高域用スピーカ 8:スピーカキャビネット
を示す斜視図である。 主な符号の説明 1:コーナ部、5:低域用スピーカ 6:アーム部、7:中、高域用スピーカ 8:スピーカキャビネット
Claims (2)
- 【請求項1】壁と天井等からなるコーナ部に取り付けら
れる低域用スピーカと高域または中、高域用スピーカか
らなるスピーカ装置において、 コーナ部から離間させるためのアーム部と、このアーム
部の先端に取り付けた前記高域用または中、高域用スピ
ーカとを備え、アーム部の全長が前記高域用または中、
高域用スピーカの最低再生周波数の1/2波長以上あるこ
とを特徴とするコーナ用スピーカ装置。 - 【請求項2】アームは、先端に取り付けた高域用または
中、高域用スピーカの設置位置を可変できるように構成
したものであることを特徴とする請求項1記載のコーナ
用スピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988076305U JPH0718225Y2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | コーナ用スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988076305U JPH0718225Y2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | コーナ用スピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02886U JPH02886U (ja) | 1990-01-05 |
JPH0718225Y2 true JPH0718225Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31301338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988076305U Expired - Lifetime JPH0718225Y2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | コーナ用スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718225Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100509989B1 (ko) * | 2002-02-22 | 2005-08-25 | 주식회사 사운드웨어 | 삼각기둥형 스피커 시스템 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623186U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-09 | ||
JPH0724867Y2 (ja) * | 1985-09-03 | 1995-06-05 | ヤマハ株式会社 | 部屋におけるスピーカ装置の設置構造 |
-
1988
- 1988-06-10 JP JP1988076305U patent/JPH0718225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02886U (ja) | 1990-01-05 |
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