JPS6121916Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6121916Y2 JPS6121916Y2 JP3066681U JP3066681U JPS6121916Y2 JP S6121916 Y2 JPS6121916 Y2 JP S6121916Y2 JP 3066681 U JP3066681 U JP 3066681U JP 3066681 U JP3066681 U JP 3066681U JP S6121916 Y2 JPS6121916 Y2 JP S6121916Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compensation
- speaker
- cabinet
- sound
- tweeter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はスピーカーシステムの改良に関し、
スピーカシステムの聴取空間におけるエネルギー
（音響パワー）を平坦化することを目的とするも
のである。
スピーカシステムの聴取空間におけるエネルギー
（音響パワー）を平坦化することを目的とするも
のである。
従来のスピーカーシステムをウーハー（低音用
スピーカー）とツイーター（高音用スピーカー）
を具備した２ウエイ型スピーカーについて述べる
と、第１図において３はスピーカーキヤビネツ
ト、１，２は当該スピーカーキヤビネツト３のバ
ツフル面に開口を配置したウーハー及びツイータ
ーであり、当該スピーカー１，２の放射軸はキヤ
ビネツトの前方方向に一致している。
スピーカー）とツイーター（高音用スピーカー）
を具備した２ウエイ型スピーカーについて述べる
と、第１図において３はスピーカーキヤビネツ
ト、１，２は当該スピーカーキヤビネツト３のバ
ツフル面に開口を配置したウーハー及びツイータ
ーであり、当該スピーカー１，２の放射軸はキヤ
ビネツトの前方方向に一致している。
そして、当該ウーハー及びツイーターにはネツ
トワーク回路（図示せず）によりそれぞれのスピ
ーカーの再生可能帯に分割された電気信号が印加
されている。
トワーク回路（図示せず）によりそれぞれのスピ
ーカーの再生可能帯に分割された電気信号が印加
されている。
第２図は当該ネツトワーク回路で分割された入
力信号の周波数特性で２１はウーハー入力信号、
２２はツイーター入力信号を示し、全体の周波数
特性を平坦にするため、両入力信号の特性の交叉
する周波数c（クロスオーバー周波数）におい
てそれぞれの入力レベルが3dB減衰するごとく構
成するのが普通である。
力信号の周波数特性で２１はウーハー入力信号、
２２はツイーター入力信号を示し、全体の周波数
特性を平坦にするため、両入力信号の特性の交叉
する周波数c（クロスオーバー周波数）におい
てそれぞれの入力レベルが3dB減衰するごとく構
成するのが普通である。
しかるに上記特性は無響室における直接音のみ
による特性であり、実際に使用者が使用する室内
においては上記直接音のみでなく天井、壁面等の
反射による間接音をも聴取している。
による特性であり、実際に使用者が使用する室内
においては上記直接音のみでなく天井、壁面等の
反射による間接音をも聴取している。
したがつて、実際にスピーカーシステムを設計
するに当つては上記直接音と間接音との和の音圧
が周波数に依存せず一定であるようにすることが
好ましいが、周知のごとく、スピーカーはその再
生周波数が高くなる程指向性がするどくなる結果
間接音の量が少なくなる。
するに当つては上記直接音と間接音との和の音圧
が周波数に依存せず一定であるようにすることが
好ましいが、周知のごとく、スピーカーはその再
生周波数が高くなる程指向性がするどくなる結果
間接音の量が少なくなる。
これを音響パワー（音源を中心とする球面にお
ける音圧レベルの積分値）で考えてみると、第３
図に示すように、指向性のつきはじめる周波数か
ら音響パワー値が第３図３１に示すように減少し
はじめる。
ける音圧レベルの積分値）で考えてみると、第３
図に示すように、指向性のつきはじめる周波数か
ら音響パワー値が第３図３１に示すように減少し
はじめる。
この周波数１は種々の実験から１（0.5〜
0.6）ｃ／２πＡw（但しｃ：音速、Ａw：ウーハ
ーの実効振動半径）であることが分つた。
0.6）ｃ／２πＡw（但しｃ：音速、Ａw：ウーハ
ーの実効振動半径）であることが分つた。
したがつて、従来の２ウエイスピーカーシステ
ムにおける音響パワは第３図３３に示すごとく、
平坦な特性を得ることができない。
ムにおける音響パワは第３図３３に示すごとく、
平坦な特性を得ることができない。
これは聴感上においては音抜け等の現象となり
好ましくない。
好ましくない。
又ツイーターにも同様の現象（第３図３２）が
発生し高音の再生が不充分になる欠点を有してい
る。
発生し高音の再生が不充分になる欠点を有してい
る。
そこで、この考案は、前記音響パワーレベルの
減少する周波数帯の間接音を増大せしめるため、
前記周波数帯のみを再生する補償用スピーカーを
具備し、キヤビネツト後方に放射して主として後
壁反射による間接音増大を計るものであつて、以
下実施例について詳しく説明する。
減少する周波数帯の間接音を増大せしめるため、
前記周波数帯のみを再生する補償用スピーカーを
具備し、キヤビネツト後方に放射して主として後
壁反射による間接音増大を計るものであつて、以
下実施例について詳しく説明する。
第４図において、２，３は第１図に示すものと
同一である。
同一である。
４１はそれぞれ第１の補償用スピーカー４２、
第２の補償用スピーカー４３を収納した箱体であ
り略台形状箱の斜面板部に前記補償用スピーカー
４３，４２が取付けられている。
第２の補償用スピーカー４３を収納した箱体であ
り略台形状箱の斜面板部に前記補償用スピーカー
４３，４２が取付けられている。
そして、第１の補償用スピーカー４２にはＬ
＝（0.5〜0.6）ｃ／２πa1からH＝C＝（0.5〜
0.6）ｃ／２πa3（ただしｃ：音速、a1：ウーハ
ー１の実効振動半径、a3：補償用スピーカー４３
の実効振動半径c：ウーハー１とツイーター２
のクロスオーバー周波数）の周波数帯域を再生す
るべくネツトワーク回路等により選択された電気
信号が入力され、第２の補償用スピーカー４３に
はH＝（0.5〜0.6）ｃ／２πa2（但しa2：ツイー
ター２の実効振動半径）以上の周波数帯域を再生
するべくネツトワーク回路等により選択された電
気信号が入力される。
＝（0.5〜0.6）ｃ／２πa1からH＝C＝（0.5〜
0.6）ｃ／２πa3（ただしｃ：音速、a1：ウーハ
ー１の実効振動半径、a3：補償用スピーカー４３
の実効振動半径c：ウーハー１とツイーター２
のクロスオーバー周波数）の周波数帯域を再生す
るべくネツトワーク回路等により選択された電気
信号が入力され、第２の補償用スピーカー４３に
はH＝（0.5〜0.6）ｃ／２πa2（但しa2：ツイー
ター２の実効振動半径）以上の周波数帯域を再生
するべくネツトワーク回路等により選択された電
気信号が入力される。
当該スピーカーシステムによれば、ウーハー１
及びツイーター２による直接音と共に間接音が聴
取され、更に前記スピーカー１，２よりの間接音
の減少する周波数帯域において、第１及び第２の
補償用スピーカー４２，４３が駆動され、当該ス
ピーカーー４２，４３の後壁面反射音波による間
接音が重畳され、スコーカー及びツイーターによ
る間接音の減少を補うことができ、再生周波数全
域にわたつて音響パワーを一定にすることができ
る。
及びツイーター２による直接音と共に間接音が聴
取され、更に前記スピーカー１，２よりの間接音
の減少する周波数帯域において、第１及び第２の
補償用スピーカー４２，４３が駆動され、当該ス
ピーカーー４２，４３の後壁面反射音波による間
接音が重畳され、スコーカー及びツイーターによ
る間接音の減少を補うことができ、再生周波数全
域にわたつて音響パワーを一定にすることができ
る。
したがつて、当該スピーカーシステムによれば
従来例のごとく特定の周波数帯域における音抜け
等の聴感に悪影響を与える現象を防止することが
できる。
従来例のごとく特定の周波数帯域における音抜け
等の聴感に悪影響を与える現象を防止することが
できる。
上記実施例において第１及び第２の補償用スピ
ーカー４２，４３を台形状箱４１に収納して、前
記補償用スピーカーの放射軸が後面方向において
外向きに傾くよう配置してあるが、第４図ｂのご
とくこれを後面方向において内向きに傾むくよう
に、又第４図ｃのごとく後面方向において上向き
に傾くように配置してもよい。
ーカー４２，４３を台形状箱４１に収納して、前
記補償用スピーカーの放射軸が後面方向において
外向きに傾くよう配置してあるが、第４図ｂのご
とくこれを後面方向において内向きに傾むくよう
に、又第４図ｃのごとく後面方向において上向き
に傾くように配置してもよい。
又スピーカー４２，４３の取付面を曲面にする
ことにより、放射角度を拡げる事も可能である。
ことにより、放射角度を拡げる事も可能である。
上述のごとく、第１及び第２の補償用スピーカ
をキヤビネツト３とは別体にし別の箱４１に収納
せしめた構成は、箱４１の載置状態第４図ａ，
ｂ，ｃに例示したごとく種々変化せしめることに
より、使用者の室内音響特性に応じて適時選択す
ることができる。
をキヤビネツト３とは別体にし別の箱４１に収納
せしめた構成は、箱４１の載置状態第４図ａ，
ｂ，ｃに例示したごとく種々変化せしめることに
より、使用者の室内音響特性に応じて適時選択す
ることができる。
又、第５図に示すごとく、キヤビネツト３の上
面板に傾きをもたせるための台座部５２，５３を
介して第１及び第２の補償用スピーカー４２，４
３を取りつけることも可能である。
面板に傾きをもたせるための台座部５２，５３を
介して第１及び第２の補償用スピーカー４２，４
３を取りつけることも可能である。
更に、第１及び第２の補償用スピーカの個数は
上記実施例に限定されるものでなく、設計目的に
応じて適時選択すればよい。
上記実施例に限定されるものでなく、設計目的に
応じて適時選択すればよい。
以上に説明したごとく、この考案は再生音場に
おいて特定周波数における間接音の減少を補うた
めの第１及び第２の補償用スピーカーを間接音発
生音源とすることにより音響パワーの平均化を計
ることができ、極めてすぐれた再生を可能にする
ことができる等実用上極めて有効な考案である。
おいて特定周波数における間接音の減少を補うた
めの第１及び第２の補償用スピーカーを間接音発
生音源とすることにより音響パワーの平均化を計
ることができ、極めてすぐれた再生を可能にする
ことができる等実用上極めて有効な考案である。
第１図は従来のスピーカーシステムの斜視図、
第２図は出力音圧−周波数特性図、第３図は音響
エネルギー周波数特性図、第４図ａ，ｂ，ｃ及び
第５図はそれぞれこの考案実施例スピーカーシス
テムの後面よりの斜視図である。 １はウーハー、２はツイーター、３はキヤビネ
ツト、４２は第１の補償用スピーカー、４３は第
２の補償用スピーカー、４１は台形状箱である。
第２図は出力音圧−周波数特性図、第３図は音響
エネルギー周波数特性図、第４図ａ，ｂ，ｃ及び
第５図はそれぞれこの考案実施例スピーカーシス
テムの後面よりの斜視図である。 １はウーハー、２はツイーター、３はキヤビネ
ツト、４２は第１の補償用スピーカー、４３は第
２の補償用スピーカー、４１は台形状箱である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ ウーハー１とツイーター２をその放射軸が正
面方向へ向くように取りつけたキヤビネツト３
と 再生周波数帯域１が （0.5〜0.6）ｃ／２πa1≦１≦c ＝（0.5〜0.6）ｃ／２πa3 である第１の補償用スピーカー４２と 再生周波数帯域２が ２≧（0.5〜0.6）ｃ／２πa2 但し ｃ：音速 a1，a2，a3：ウーハー、ツイーター、 第１の補償用スピーカーの 実効振動半径 c：ウーハーとツイーターのクロス オーバー周波数 である第２の補償用スピーカー４３を具備し、
当該第１及び第２の補償用スピーカー４２，４
３の放射軸が、キヤビネツト３の後面方向にお
いて傾きを有するごとく、キヤビネツト３の上
面に配置してなることを特徴とするスピーカー
システム。 ２ 第１及び第２の補償用スピーカー４２，４３
を斜面部に取付けた台形状箱４１を具備し、当
該箱４１を２個キヤビネツト３上面に配置して
なる実用新案登録請求の範囲第１項記載のスピ
ーカーシステム。 ３ 斜面部が曲面状であることを特徴とする実用
新案登録の請求の範囲第２項記載のスピーカー
システム。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3066681U JPS6121916Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 | |
| US06/322,912 US4410063A (en) | 1981-03-04 | 1981-11-19 | Loudspeaker system |
| DE3148070A DE3148070C2 (de) | 1981-03-04 | 1981-12-04 | Lautsprechersystem |
| GB8200665A GB2098025B (en) | 1981-03-04 | 1982-01-11 | Loudspeaker system |
| CA000394716A CA1168988A (en) | 1981-03-04 | 1982-01-22 | Loudspeaker system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3066681U JPS6121916Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57143780U JPS57143780U (ja) | 1982-09-09 |
| JPS6121916Y2 true JPS6121916Y2 (ja) | 1986-07-01 |
Family
ID=29828151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3066681U Expired JPS6121916Y2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6121916Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843083U (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-23 | オンキヨー株式会社 | スピ−カ−システム |
-
1981
- 1981-03-04 JP JP3066681U patent/JPS6121916Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57143780U (ja) | 1982-09-09 |
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