JP2592180Y2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2592180Y2
JP2592180Y2 JP1993063219U JP6321993U JP2592180Y2 JP 2592180 Y2 JP2592180 Y2 JP 2592180Y2 JP 1993063219 U JP1993063219 U JP 1993063219U JP 6321993 U JP6321993 U JP 6321993U JP 2592180 Y2 JP2592180 Y2 JP 2592180Y2
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sensor chip
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shaped insulating
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thin tube
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匡史 橋本
明夫 加藤
泰宏 後藤
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧力を検出するセンサ
チップから出力される検出信号を細管を介して外部に取
り出すようにした圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力センサとしては、例
えば、図7に示すようなものがある。これは、人体の腰
部等に挿入して体内の局部的な圧力を測定可能とするよ
うに、細長い管状の測定ユニットの先端部にセンサチッ
プを内蔵した構成としているものである。
【0003】すなわち、図7において、半導体センサチ
ップ1は、圧力に応じて変位するダイヤフラム(図示せ
ず)が形成されると共にその上面1aにダイヤフラムの
変位量に応じ、抵抗値が変化して電気信号を出力するブ
リッジ回路2が形成されている。半導体センサチップ1
の上面1aには5つの電極3aないし3eがアルミニウ
ムパターンにより形成されており、ブリッジ回路2の5
つの出力端子を上面1aの端部に導出している。
【0004】半導体センサチップ1は、長尺状のシリコ
ン台座4に形成された凹部4aに接着固定されている。
銅線を絶縁物で被覆してリボン状に束ねた状態の5本の
リード線5aないし5eは、半導体センサチップ1の電
極3aないし3eと電気的接続を行うためのもので、先
端部が楕円形状になるように斜めに切断されて導体表面
が露出される状態でシリコン台座4の一端側上面4bに
固定されている。
【0005】5本のリード線5aないし5eの各先端部
は、例えばボンディングワイヤとしての金線6aないし
6eがハンダ付けによりハンダ7を介して電気的に接続
され、その金線6aないし6eの各他端部は、半導体セ
ンサチップ1の電極3aないし3eの対応するものに熱
圧着により電気的に接続されている。
【0006】これにより、半導体センサチップ1のブリ
ッジ回路2は5本のリード線5aないし5eを介して外
部に電気的に接続され、圧力に応じて半導体センサチッ
プ1のダイヤフラムが変位すると、ブリッジ回路2の抵
抗値が変化し、その変化を電気信号として取り出すこと
ができるように構成されているのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、次に示すような不具合があ
った。すなわち、この種の小形圧力センサにおいては、
全体構成を小形化する必要上、圧力センサを設けるユニ
ットの細管の直径が例えば1mm程度とされ、内部に挿
通する信号線5aないし5eの直径は100μm程度で
あると共に、金線6aないし6eの線径も、例えば25
μm程度とされているので、金線6aないし6eをそれ
ぞれ信号線5aないし5eにハンダ付けにより接続する
作業においては、非常に狭い範囲で微細加工を行う必要
があり、作業者に高精度の技術が要求されるものであっ
た。
【0008】また、金線6aないし6eと信号線5aな
いし5eとをハンダ付けにより接続する構成としている
ことから、金線6aないし6eとハンダとが共晶を生成
するので、共晶部分が大きくなると、経時変化により金
線6aないし6eがハンダに溶け込み易くって脆くなる
ため、共晶の発生をできるだけ抑制するために、素早く
ハンダ付け作業を行う必要がある。
【0009】したがって、従来のものでは、金線6aな
いし6eとリード線5aないし5eとの間の接続を行う
場合に、そのハンダ付け作業において非常に高度な技術
が要求されると共に、且つ、ハンダ付けした部分に金と
ハンダとの共晶が発生するのでの信頼性が確保できなく
なる不具合がある。
【0010】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、リード線とボンディングワイヤとの接
続作業を容易にして工数の低減を図ると共に、共晶の発
生をなくして信頼性の向上を図ることができる圧力セン
サを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の圧力センサは、
測定対象部位に挿入される細管と、この細管内に挿通さ
れ導体箔を複数本形成した帯状絶縁フィルムを2枚以上
積層した状態に形成された接続部材と、前記細管の先端
内部に設けられダイヤフラムに受ける圧力をその変位量
に応じた電気信号に変換して複数の電極を介して出力す
るセンサチップと、このセンサチップの各電極と前記接
続部材の導体箔の先端部との間を電気的に接続するボン
ディングワイヤとを具備したところに特徴を有する。
【0012】
【作用】本考案の圧力センサによれば、センサチップの
複数の出力端子に接続する接続部材を、導体箔を所定幅
で複数本形成した帯状絶縁フィルムを2枚以上積層した
ものにより構成し、この接続部材を細管内に挿通してセ
ンサチップによる検出信号を外部に出力するようにして
いるので、帯状絶縁フィルム1枚ではセンサチップの各
出力端子に接続する導体箔の本数が十分に形成できない
場合でも、対応するように構成することができ、また、
これにより、リード線とセンサチップの各電極との間を
ボンディングワイヤにより電気的に接続することができ
るようになるので、その接続作業が簡単になると共に、
共晶の発生をなくして信頼性の向上が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を医用の小形圧力センサに適用
した場合の一実施例について図1ないし図6を参照して
説明する。全体構成を示す図2において、細管としての
カテーテル11は、例えばテフロン製で直径が1mm程
度の管状をなすもので、先端部は図示しないシース(外
筒)への挿通が容易となるように形成された円錐台部1
1bとされており、内部には5本の導体箔により形成さ
れたリード線12aないし12eを有する接続部材13
が挿通されている(図3参照)。また、このカテーテル
11の先端部には圧力検出用の窓部11aが形成されて
おり、基端部はグリップ14に固定されている。このグ
リップ14内には補償回路15を構成する4個の抵抗1
6〜19が配設されたプリント基板20が設けられてい
る(図4参照)。
【0014】図3はカテーテル11の先端部を拡大した
断面を示すもので、カテーテル11内部には圧力検知部
21が設けられている。シリコン台座22はカテーテル
11内壁に固定されるもので、上面側には凹部22aが
形成され、その凹部22aにはセンサチップ23が接着
固定されている。また、凹部22aと対応する裏面側に
は上面側から貫通するように孔部22bが形成されてい
る。圧力検知部21は、センサチップ23のダイヤフラ
ム23aに直接外気が触れないように、その表面部にシ
リコーン樹脂等の変形可能な樹脂24が充填されてお
り、外部からカテーテル11の窓部11aを介して内部
に及ぼされる圧力を樹脂24を介した状態で受けるよう
になっている。
【0015】圧力検知部21の部分を示す図1におい
て、センサチップ23のダイヤフラム23aの上部には
4個の拡散ピエゾ抵抗をブリッジ接続するように形成し
た周知構成のブリッジ回路25が一体に形成されており
(図6参照)、その5つの出力端子は上面にアルミニウ
ムパターンにより形成した5本の電極26aないし26
eにより導出されている。そして、この電極26aない
し26eの先端部にはボンディング用のパッド部が形成
されており、図示のようにそのパッド部は互い違いの位
置に設けられている。
【0016】さて、前述のリード線12a〜12eは次
のように構成されている。カテーテル11内には、2枚
の帯状絶縁フィルム27aおよび27bが重ね合わせた
状態で挿通されており、この帯状絶縁フィルム27aに
形成された2本の所定幅の導体箔としてリード線12
a,12bが配設されており、帯状絶縁フィルム27b
に形成された3本の所定幅の導体箔としてリード線12
c,12d,12eが配設されている(図1,図3参
照)。
【0017】この場合、2枚の帯状絶縁フィルム27
a,27bは、例えばポリイミド樹脂からなるもので、
例えば、TAB(Tape Automated Bonding)と呼ばれる
ボンディング技術で用いるものを利用している。そし
て、帯状絶縁フィルム27a,27bの厚さ寸法は50
μm程度で、幅寸法は0.5mm程度とされ、リード線
12a〜12eを形成する導体箔は厚さ寸法35μm程
度の銅箔により形成したものである。カテーテル11内
に挿通可能な幅の帯状絶縁フィルムには、3本程度のリ
ード線が形成可能であるから、5本のリード線12a〜
12eをカテーテル11内に挿通可能とするには、この
ように帯状絶縁フィルム27a,27bを2段に重ねて
構成すれば良いのである。
【0018】また、この帯状絶縁フィルム27a,27
bの先端部つまりセンサチップ23側ではリード線12
a〜12eのそれぞれの先端部を線幅よりも幅広に形成
したボンディングパッド28a〜28bが形成されてい
る。そして、帯状絶縁フィルム27a,27bの先端部
は、シリコン台座22の一端側に形成された接続部22
cに接着されており、それらのボンディングパッド28
a〜28eは、それぞれボンディングワイヤとしての線
径が25μm程度の金線29a〜29eにより、センサ
チップ23の各電極26a〜26eとの間を熱圧着ボン
ダ等により接続されている。また、金線29a〜29e
を含んだボンディング部分は樹脂30によりコーティン
グされている。
【0019】一方、帯状絶縁フィルム27a,27bの
基端部側つまりグリップ14側においては、カテーテル
11から導出された部分31a,31bが幅広に形成さ
れていると共に、各リード線12a〜12eを形成する
導体も幅広な接続部32a〜32eとして形成されてい
る。さらに、それらのリード線12a〜12eは、帯状
絶縁フィルム27a,27bのそれぞれから裸の状態で
突出するように延出されている。リード線12a〜12
eの接続部32a〜32eは、図5にも示すように、プ
リント基板20の対応する位置に形成された端子パター
ン部分との間をハンダ付けにより電気的に接続されてい
る。
【0020】図6はセンサチップ23とリード線12a
〜12eを介してプリント基板20の補償回路15と接
続された状態の電気的な等価回路を示すもので、センサ
チップ23のダイヤフラム23aに形成された4個の抵
抗体R1,R2,R3,R4はブリッジ接続されてお
り、その出力端子はそれぞれリード線12a〜12eを
介して補償回路15の各抵抗16〜19と図示のように
接続され、グランドラインを含む5つの出力端子P1〜
P5がコネクタ33(図2,4参照)に導出されてい
る。
【0021】上記構成によれば、圧力センサを挿通する
ためのシース(外筒)を人体の患部に挿通した状態で、
そのカテーテル11がシース内を介して患部に挿入され
ると、その先端部の窓部11a部分に及ぼされる圧力に
より樹脂24を介してセンサチップ23のダイヤフラム
23aが変位されるようになる。ダイヤフラム23aが
変位すると、ブリッジ回路25の抵抗体の抵抗値がピエ
ゾ効果により圧力に応じた量だけ変化する。
【0022】このとき、リード線12aないし12eか
らグリップ14のコネクタ33を介して外部からブリッ
ジ回路25にバイアス電圧を与えておくことにより、そ
の抵抗値の変化を電気信号として出力させ、その電気信
号を再びリード線12aないし12eおよびプリント基
板20に配設された補償回路15を介して圧力検出信号
として外部に取り出すことができるようになる。
【0023】このような本実施例によれば、帯状絶縁フ
ィルム27a,27bのそれぞれに形成した導体線を5
本のリード線12a〜12eとし、この帯状絶縁フィル
ム27a,27bを2段に重ねた状態でカテーテル11
内に挿通する構成としたので、1枚の帯状絶縁フィルム
では5本のリード線12a〜12eを形成したときにそ
の幅寸法の関係からカテーテル11内に挿通できない場
合でも、十分に挿通可能となり、これにより、圧力検知
部21側においては、センサチップ23の各電極26a
〜26eとの間を金線22aないし22eによりボンデ
ィング装置を利用して熱圧着により電気的に接続するこ
とができるようになり、従来のようなハンダ付けによる
微細で熟練の要する接続作業を不要とすることができ、
したがって、接続作業が容易になって工数の低減が図れ
ると共に、ハンダを使用しないことから金線とハンダと
の共晶の発生をなくすことができて信頼性の向上を図る
ことができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の圧力セン
サによれば、センサチップの複数の出力端子に接続する
リード線を、所定幅の導体線を複数本形成した帯状絶縁
フィルムを2枚以上積層したものにより構成し、このリ
ード線を細管内に挿通してセンサチップによる検出信号
を外部に出力するようにしているので、フィルム導体1
枚ではセンサチップの各出力端子に接続する導体線の本
数が少ない場合でも対応することができ、また、これに
より、リード線とセンサチップの各電極との間をボンデ
ィングワイヤにより電気的に接続することができるの
で、その接続作業が簡単になると共に、共晶の発生をな
くして信頼性の向上が図れるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の外観斜視図
【図2】全体構成の側面図
【図3】先端部の縦断側面図
【図4】補償回路部分の平面図
【図5】同縦断側面図
【図6】電気的な等価回路図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はカテーテル(細管)、12a〜12eはリード線
(導体箔)、13は接続部材、14はグリップ、15は
補償回路、16〜19は抵抗、20はプリント基板、2
1は圧力検知部、22はシリコン台座、23はセンサチ
ップ、24は樹脂、25はブリッジ回路、26a〜26
eは電極、27a,27bは帯状絶縁フィルム、28a
〜28eはボンディングパッド、29a〜29eは金線
(ボンディングワイヤ)、32a〜32eは接続部であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−83488(JP,A) 特開 昭64−17627(JP,A) 特開 昭62−145780(JP,A) 特開 平2−154131(JP,A) 実開 平6−66621(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01L 9/04 A61B 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象部位に挿入される細管と、 この細管内に挿通され導体箔を複数本形成した帯状絶縁
    フィルムを2枚以上積層した状態に形成された接続部材
    と、 前記細管の先端内部に設けられダイヤフラムに受ける圧
    力をその変位量に応じた電気信号に変換して複数の電極
    を介して出力するセンサチップと、 このセンサチップの各電極と前記接続部材の導体箔の先
    端部との間を電気的に接続するボンディングワイヤとを
    具備してなる圧力センサ。
JP1993063219U 1993-11-25 1993-11-25 圧力センサ Expired - Lifetime JP2592180Y2 (ja)

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JPH0732533U JPH0732533U (ja) 1995-06-16
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