JP3618835B2 - 圧力センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力を検出するセンサチップから出力される検出信号を細管を介して外部に取り出すようにした構成の圧力センサに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種の圧力センサとしては、例えば、生体の血管や尿道内に挿入して生体内の圧力を直接測定するように、カテーテルと呼ばれる細管の先端部の内部にセンサチップを配設すると共に、細管内に複数本のリード線を挿通し、これら各リード線とセンサチップの電極とを電気的に接続し、センサチップによる検出信号をリード線を介して外部に取り出すようにしたものが知られている。
【0003】
図5には、この種の圧力センサにおいて、センサチップ1とリード線2との接続構造の従来構成を示している。この図5において、センサチップ1とリード線2の一端部は、台座3上に例えば接着により固定されている。そして、センサチップ1の図中上面には複数個の電極4が設けられており、これら各電極4と各リード線2とは、例えば金線からなるボンディングワイヤ5を介して電気的に接続されている。この場合、各電極4と各ボンディングワイヤ5の一端部とは、例えば超音波熱圧着により接続され、各ボンディングワイヤ5の他端部と各リード線2とは、例えば導電性接着剤6により接続されている。
【0004】
しかしながら、上記した従来構成のものでは、ボンディングワイヤ5がセンサチップ1及びリード線2から上方へ突出した形態となるため、センサチップ1を図示しない細管内に組込む際に、ボンディンワイヤ5が細管に触れやすく、組込み作業が行い難いという欠点がある。また、ボンディンワイヤ5が突出している分、全体の高さが高くなる欠点もある。さらに、ボンディンワイヤ5同志が接触することもある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、センサチップの各電極とリード線となる部材との接続をボンディングワイヤを用いずに行うことができ、これにより、それらの接続部分の高さを抑えることができると共に、細管へのセンサチップの組込みがし易くなり、また、接続する線同志が接触することも防止できる圧力センサを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、測定対象部位に挿入される細管と、この細管の先端部の内部に配設される段付き状の台座と、この台座の低い部分の上面上に設けられ、感圧面にて受ける圧力をその圧力に応じた電気信号に変換し、その電気信号を、上面に設けられた複数個の電極を介して出力するセンサチップと、前記細管の内部に挿通され、帯状をなすフレキシブルなフィルム基板上に複数本の導体箔を形成して構成された帯状接続部材と、この帯状接続部材の前記センサチップ側の一端側に前記各導体箔の一端部を前記フィルム基板から突出させることにより形成され、前記電極と接合された複数個のリード端子とを具備し、前記電極と前記リード端子との接合部分は、前記台座の最上面とほぼ同じ高さとなるよう構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
上記した手段によれば、リード線となる帯状接続部材の複数本の導体箔にリード端子を設け、これら各リード端子とセンサチップの各電極とを接合する構成としているので、それら電極とリード端子との接続をボンディングワイヤを用いずに行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例につき図1ないし図3を参照して説明する。まず、図3において、細管としてのカテーテル11は、例えばテフロン製で直径が1mm程度の管状をなすものであり、その内部にリード線となる帯状接続部材12が挿通されていると共に、先端部の内部にセンサチップ13が配設されている。
【0009】
センサチップ13は、図1及び図2にも示すように、矩形状をなしていて、感圧面13aを上向きとした状態で、段付き状の台座14の低い部分の上面上に接着固定されている。このセンサチップ13の一面である図中上面の端部側には、例えばアルミニウムパターンにより、5個の矩形状のボンディングパッド15が電極として形成されている。
【0010】
上記帯状接続部材12は、例えばポリイミド樹脂から成る帯状のフレキシブルなフィルム基板16上に、銅箔から成る5本の導体箔17を形成して構成されたもので、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)と呼ばれるボンディング技術で用いるものを利用している。そして、この帯状接続部材12において、センサチップ13側の端部には、フィルム基板16に矩形状の孔18が形成されていて、この孔18の部分において、各導体箔17の一端部をフィルム基板16から突出させることにより形成された5個のリード端子19を配置している。各リード端子19の表面には金メッキ(図示せず)が施されている。また、各リード端子19の幅は、上記ボンディングパッド15の幅より若干小となるよう設定されている。
【0011】
なお、帯状接続部材12において、孔18から先端側はフィルム基板16のみとなっていて、このフィルム基板16の延長部16a部分が、センサチップ13の上面に配置されている。その延長部16a部分には、センサチップ13の感圧面13aに対応して矩形状の窓20が形成されていて、この窓20はシリコーンゴム21により埋められている。
【0012】
しかして、センサチップ13の各ボンディングパッド15と、帯状接続部材12の各リード端子19とは、次のようにして接合されている。図2に示すように、各ボンディングパッド15上に、例えば金のバンプ22を熱圧着などの手段により予め形成しておく。そして、各リード端子19を各ボンディングパッド15上に重ねるように配置し、この状態で熱圧着などの手段により、各ボンディングパッド15と各リード端子19とを接合する。接合後、その接合部分には、図3に示すように樹脂23のポッティングが施される。
【0013】
このようにして帯状接続部材12と接続されたセンサチップ13は、図3に示すように、台座14ごとカテーテル11の先端部の内部に配設される。このとき、センサチップ13は、感圧面13aがカテーテル11に形成された検出用窓11aと対応するように配置され、この検出用窓11aはシリコーンゴム24により封止される。なお、台座14には、センサチップ13の背面と対応する部位に背圧孔14aが形成されている。また、帯状接続部材12の他端部(センサチップ13側とは反対側の端部)は、カテーテル11から出て図示しないコネクタに接続される。
【0014】
上記した第1実施例によれば、リード線となる帯状接続部材12の5本の導体箔17にリード端子19を設け、これら各リード端子19とセンサチップ13の各ボンディングパッド15とを接合する構成としているので、それらボンディングパッド15とリード端子19との接続を、ボンディングワイヤを用いずに行うことができる。これにより、それらの接続部分の高さを抑えることができる。また、センサチップ13をカテーテル11内に組込む際に、接続部分がカテーテル11に当たり難くなるから、組込みがし易くなると共に、接続不良の発生も極力防止できるようになる。さらに、接続する線となるリード端子19同志が接触することも防止できる。
【0015】
また、帯状接続部材12に設けられたリード端子19は、金線から成るボンディングワイヤに比べて、幅を広く確保することができるので、接続部分の接続の信頼性を一層向上できると共に、接続作業性も向上できる利点がある。
【0016】
図4は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、帯状接続部材25において、フィルム基板16のセンサチップ13側は、リード端子19の基端部までに設定されており、第1実施例のような延長部16aはない。従って、フィルム基板16には第1実施例のような孔18はなく、リード端子19がフィルム基板16の端部から突出した形態となっている。なお、センサチップ13の各ボンディングパッド15と各リード端子19との接合は、第1実施例と同様に行う。
このような第2実施例においても、第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、リード線となる帯状接続部材の複数本の導体箔にリード端子を設け、これら各リード端子とセンサチップの各電極とを接合する構成としているので、それら電極とリード端子との接続をボンディングワイヤを用いずに行うことができる。これにより、それらの接続部分の高さを抑えることができる。また、センサチップを細管内に組込む際に、接続部分が細管に当たり難くなるから、組込みがし易くなると共に、接続不良の発生も極力防止できるようになる。さらに、接続する線となるリード端子同志が接触することも防止できる。また、リード端子は、ボンディングワイヤに比べて、幅を広く確保することができるので、接続部分の接続の信頼性を一層向上できると共に、接続作業性も向上できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の斜視図
【図2】センサチップのボンディングパッドとリード端子とを接合する前の状態の破断側面図
【図3】センサチップをカテーテルに組込んだ状態の縦断側面図
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の分解斜視図
【図5】従来例を示すもので、センサチップとリード線とを接続した状態の側面図
【符号の説明】
11はカテーテル(細管)、12は帯状接続部材、13はセンサチップ、13aは感圧面、14は段付き状の台座、15はボンディングパッド(電極)、16はフィルム基板、17は導体箔、19はリード端子、25は帯状接続部材である。
Claims (1)
- 測定対象部位に挿入される細管と、
この細管の先端部の内部に配設される段付き状の台座と、
この台座の低い部分の上面上に設けられ、感圧面にて受ける圧力をその圧力に応じた電気信号に変換し、その電気信号を、上面に設けられた複数個の電極を介して出力するセンサチップと、
前記細管の内部に挿通され、帯状をなすフレキシブルなフィルム基板上に複数本の導体箔を形成して構成された帯状接続部材と、
この帯状接続部材の前記センサチップ側の一端側に前記各導体箔の一端部を前記フィルム基板から突出させることにより形成され、前記電極と接合された複数個のリード端子とを具備し、
前記電極と前記リード端子との接合部分は、前記台座の最上面とほぼ同じ高さとなるよう構成されていることを特徴とする圧力センサ。
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JP17984395A JP3618835B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 圧力センサ |
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JP17984395A JP3618835B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 圧力センサ |
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Family Applications (1)
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JP17984395A Expired - Fee Related JP3618835B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 圧力センサ |
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JP (1) | JP3618835B2 (ja) |
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1995
- 1995-07-17 JP JP17984395A patent/JP3618835B2/ja not_active Expired - Fee Related
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