JP2591580B2 - 位置決め装置及びこれを利用したスクリーン印刷装置 - Google Patents
位置決め装置及びこれを利用したスクリーン印刷装置Info
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- JP2591580B2 JP2591580B2 JP14744793A JP14744793A JP2591580B2 JP 2591580 B2 JP2591580 B2 JP 2591580B2 JP 14744793 A JP14744793 A JP 14744793A JP 14744793 A JP14744793 A JP 14744793A JP 2591580 B2 JP2591580 B2 JP 2591580B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステージ上に搬送さ
れた基板を、X軸方向及びY軸方向で位置決めする位置
決め装置、特に、この位置決め装置を利用したスクリー
ン印刷装置に関するものである。
れた基板を、X軸方向及びY軸方向で位置決めする位置
決め装置、特に、この位置決め装置を利用したスクリー
ン印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスクリーン印刷装置に
おいて、基板を印刷ステージの定位置に位置決めする技
術として、特公平5−15384号公報に記載されたも
のがある。この技術は、複数の厚膜基板を収納するマガ
ジンと、印刷ステージを有するスクリーン印刷機と、基
板をマガジンから印刷ステージに搬送する搬送装置とを
備えている。さらに、複数種類の形状の異なる基板の中
心位置を、印刷ステージ上で常に所定の位置に固定する
ために、マガジンから印刷ステージに至る中間位置に中
間ステージを設け、この中間ステージ上で、一対のラッ
クとピニオンとにより、Y軸方向の位置決めを行い、次
いで、印刷ステージ上で、搬送装置の動作と、印刷ステ
ージ上に配されたストッパによる規制とにより、基板を
X軸方向で位置決めするように構成されていた。
おいて、基板を印刷ステージの定位置に位置決めする技
術として、特公平5−15384号公報に記載されたも
のがある。この技術は、複数の厚膜基板を収納するマガ
ジンと、印刷ステージを有するスクリーン印刷機と、基
板をマガジンから印刷ステージに搬送する搬送装置とを
備えている。さらに、複数種類の形状の異なる基板の中
心位置を、印刷ステージ上で常に所定の位置に固定する
ために、マガジンから印刷ステージに至る中間位置に中
間ステージを設け、この中間ステージ上で、一対のラッ
クとピニオンとにより、Y軸方向の位置決めを行い、次
いで、印刷ステージ上で、搬送装置の動作と、印刷ステ
ージ上に配されたストッパによる規制とにより、基板を
X軸方向で位置決めするように構成されていた。
【0003】従って、上記従来技術は、基板の搬送から
印刷ステージ上での位置決め、さらに、スクリーン印刷
までの自動化が可能になっていた。
印刷ステージ上での位置決め、さらに、スクリーン印刷
までの自動化が可能になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスクリーン印刷装置では、X軸方向での位置決めと
Y軸方向での位置決めとを別の場所で行うため、搬送装
置は、2段階の搬送制御を行わなければならず、その
分、制御が複雑となった。また、Y軸方向での位置決め
のための中間ステージを設ける分、その設置スペースを
必要とし、印刷装置の大型化を招いていた。
来のスクリーン印刷装置では、X軸方向での位置決めと
Y軸方向での位置決めとを別の場所で行うため、搬送装
置は、2段階の搬送制御を行わなければならず、その
分、制御が複雑となった。また、Y軸方向での位置決め
のための中間ステージを設ける分、その設置スペースを
必要とし、印刷装置の大型化を招いていた。
【0005】さらに、大きさが異なる基板の中心位置を
常に所定位置に固定する場合、そのX軸方向の位置決め
は、ストッパによる基板への当接位置を調整しなければ
ならないばかりか、搬送装置の印刷ステージへの停止位
置をも調整しなければならず、搬送制御手段の調整が煩
雑となるという難点があった。
常に所定位置に固定する場合、そのX軸方向の位置決め
は、ストッパによる基板への当接位置を調整しなければ
ならないばかりか、搬送装置の印刷ステージへの停止位
置をも調整しなければならず、搬送制御手段の調整が煩
雑となるという難点があった。
【0006】そこで、この発明の目的とするところは、
小形化が可能な位置決め装置と、搬送装置の制御なども
極めて簡単に行えるスクリーン印刷装置を提供するとこ
ろにある。
小形化が可能な位置決め装置と、搬送装置の制御なども
極めて簡単に行えるスクリーン印刷装置を提供するとこ
ろにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、こ
の発明に係るスクリーン印刷装置は、基板上にスクリー
ン印刷により厚膜を形成するために、印刷ステージを有
する印刷機と、複数枚の基板を収納するマガジンと、マ
ガジン内の基板を印刷ステージに搬送する搬送機構と、
印刷ステージに基板を位置決めするための位置決め装置
とを備えており、位置決め装置は、印刷ステージ上に搬
送された基板を、X軸方向で位置決めするX軸位置決め
機構と、Y軸方向で位置決めするY軸位置決め機構とを
有し、X軸位置決め機構は、基板の左右側面のうち一側
面を位置決めする前後一対の一側位置決め片と、他側面
を位置決めする前後一対の他側位置決め片とを備え、各
一側位置決め片の中央部をステージに縦軸周りに揺動自
在に支持し、Y軸位置決め機構は、Y軸方向で互いに近
接離間自在に案内された前後一対の摺動部材と、この各
摺動部材の外端部に固定されたY軸方向位置決め片と、
両摺動部材の中間位置でステージに回転自在に支持され
たピニオンと、このピニオンの両側に噛合うように各摺
動部材に固定されたラックと、両摺動部材を同期してY
軸方向へ摺動させる駆動部とを備え、Y軸方向位置決め
片の近接離間方向への移動に同期して一側位置決め片の
一端部を他側位置決め片に対して近接離間させるため
に、一側位置決め片の他端部を摺動部材に連結し、他側
位置決め片を基板の大きさに応じてX軸方向へ移動・固
定自在とし、一側位置決め片との協働により、印刷ステ
ージ上で基板の中心を常に所定位置に位置決めするよう
に構成したことを特徴としている。
の発明に係るスクリーン印刷装置は、基板上にスクリー
ン印刷により厚膜を形成するために、印刷ステージを有
する印刷機と、複数枚の基板を収納するマガジンと、マ
ガジン内の基板を印刷ステージに搬送する搬送機構と、
印刷ステージに基板を位置決めするための位置決め装置
とを備えており、位置決め装置は、印刷ステージ上に搬
送された基板を、X軸方向で位置決めするX軸位置決め
機構と、Y軸方向で位置決めするY軸位置決め機構とを
有し、X軸位置決め機構は、基板の左右側面のうち一側
面を位置決めする前後一対の一側位置決め片と、他側面
を位置決めする前後一対の他側位置決め片とを備え、各
一側位置決め片の中央部をステージに縦軸周りに揺動自
在に支持し、Y軸位置決め機構は、Y軸方向で互いに近
接離間自在に案内された前後一対の摺動部材と、この各
摺動部材の外端部に固定されたY軸方向位置決め片と、
両摺動部材の中間位置でステージに回転自在に支持され
たピニオンと、このピニオンの両側に噛合うように各摺
動部材に固定されたラックと、両摺動部材を同期してY
軸方向へ摺動させる駆動部とを備え、Y軸方向位置決め
片の近接離間方向への移動に同期して一側位置決め片の
一端部を他側位置決め片に対して近接離間させるため
に、一側位置決め片の他端部を摺動部材に連結し、他側
位置決め片を基板の大きさに応じてX軸方向へ移動・固
定自在とし、一側位置決め片との協働により、印刷ステ
ージ上で基板の中心を常に所定位置に位置決めするよう
に構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の発明に係るスクリーン印刷装置において
は、マガジンから搬送された基板を印刷ステージに載置
したならば、駆動部を作動して、予め最も離間した状態
で待機していた一対の摺動部材をY軸方向で互いに近接
する方向に摺動させる。そうすると、摺動部材の外端に
位置する前後の位置決め片が基板の前後端面に当接す
る。このとき、一対の摺動部材は、夫々の部材に取付け
られたラックが中央位置のピニオンに噛合っているの
で、ピニオンの軸を中心として前後の摺動部材が等距離
移動することになる。
は、マガジンから搬送された基板を印刷ステージに載置
したならば、駆動部を作動して、予め最も離間した状態
で待機していた一対の摺動部材をY軸方向で互いに近接
する方向に摺動させる。そうすると、摺動部材の外端に
位置する前後の位置決め片が基板の前後端面に当接す
る。このとき、一対の摺動部材は、夫々の部材に取付け
られたラックが中央位置のピニオンに噛合っているの
で、ピニオンの軸を中心として前後の摺動部材が等距離
移動することになる。
【0009】従って、基板の搬送・載置位置が印刷ステ
ージにおける任意の位置であっても、また、基板の大き
さが異なっても、基板がY軸方向の位置決め片の両方ま
たはいずれかに押され、最終的にはY軸方向で基板を常
に所定の場所に位置決めすることができる。
ージにおける任意の位置であっても、また、基板の大き
さが異なっても、基板がY軸方向の位置決め片の両方ま
たはいずれかに押され、最終的にはY軸方向で基板を常
に所定の場所に位置決めすることができる。
【0010】これと同時に夫々の摺動部材に連結された
一側位置決め片が、摺動部材の移動に伴い縦軸周りに揺
動して、その一側位置決め片の一端部が基板の一側端面
に当接しながら、これを他側位置決め片側に押すため、
基板の大きさにより予めその位置が固定された他側位置
決め片との協働により、X軸方向で常に所定の場所に位
置決めすることができる。
一側位置決め片が、摺動部材の移動に伴い縦軸周りに揺
動して、その一側位置決め片の一端部が基板の一側端面
に当接しながら、これを他側位置決め片側に押すため、
基板の大きさにより予めその位置が固定された他側位置
決め片との協働により、X軸方向で常に所定の場所に位
置決めすることができる。
【0011】このように、X軸方向およびY軸方向の位
置決めを同一場所で、同時に行うため、コンパクトな位
置決め装置を提供できるとともに、大きさの異なる基板
であっても常に基板の中心位置を所定位置に固定するこ
とができる。従って、印刷機による基板上への厚膜の形
成も精度のよいものが実現できることになる。
置決めを同一場所で、同時に行うため、コンパクトな位
置決め装置を提供できるとともに、大きさの異なる基板
であっても常に基板の中心位置を所定位置に固定するこ
とができる。従って、印刷機による基板上への厚膜の形
成も精度のよいものが実現できることになる。
【0012】なお、この位置決め装置を印刷ステージ以
外の例えばマガジン上で使用する場合、他側位置決め片
を移動可能に形成する必要はなく、この場合でも所期の
目的を達成してX軸方向及びY軸方向の位置決めが同時
に行える。
外の例えばマガジン上で使用する場合、他側位置決め片
を移動可能に形成する必要はなく、この場合でも所期の
目的を達成してX軸方向及びY軸方向の位置決めが同時
に行える。
【0013】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。図1ないし図4はこの発明の一実施例を示すもの
で、図1はスクリーン印刷装置の概略斜視図、図2は位
置決め装置の平面図、図3はその側面図、図4はその正
面図である。
する。図1ないし図4はこの発明の一実施例を示すもの
で、図1はスクリーン印刷装置の概略斜視図、図2は位
置決め装置の平面図、図3はその側面図、図4はその正
面図である。
【0014】図示の如く、この発明に係るスクリーン印
刷装置1は、基板2上にスクリーン印刷により厚膜を形
成するために、基板2を載置する印刷ステージ3を有す
る印刷機4と、複数枚の基板2を収納するマガジン5
と、マガジン5内の基板2を印刷ステージ3に搬送する
搬送機構6と、印刷ステージ3に基板2を位置決めする
位置決め装置7とを備えている。
刷装置1は、基板2上にスクリーン印刷により厚膜を形
成するために、基板2を載置する印刷ステージ3を有す
る印刷機4と、複数枚の基板2を収納するマガジン5
と、マガジン5内の基板2を印刷ステージ3に搬送する
搬送機構6と、印刷ステージ3に基板2を位置決めする
位置決め装置7とを備えている。
【0015】印刷機4は、図1において、印刷ステージ
3上に載置された基板2をY軸方向延長上にある印刷位
置に移送するか、または位置決めされた印刷ステージ3
上で、所定パターンの厚膜を形成するものであるが、そ
の機構は周知構造であり、また、この発明と直接関係し
ないので、その説明を省略する。
3上に載置された基板2をY軸方向延長上にある印刷位
置に移送するか、または位置決めされた印刷ステージ3
上で、所定パターンの厚膜を形成するものであるが、そ
の機構は周知構造であり、また、この発明と直接関係し
ないので、その説明を省略する。
【0016】マガジン5は、図1の如く、複数種類の形
状の異なる厚膜基板2を、そのX軸方向の一端面と、こ
れに直交するY軸方向の端面との2辺で位置決めするた
めの平面視L字形の位置決め板10,11を備え、搬送
機構6等により基板2を位置決め板10,11に位置決
め可能とされている。
状の異なる厚膜基板2を、そのX軸方向の一端面と、こ
れに直交するY軸方向の端面との2辺で位置決めするた
めの平面視L字形の位置決め板10,11を備え、搬送
機構6等により基板2を位置決め板10,11に位置決
め可能とされている。
【0017】搬送機構6は、図1の如く、その機構本体
12の先端に延設された吸着パット13と、マガジン5
と印刷ステージ3との間に張設され機構本体12をX軸
方向に案内するガイド14とを備え、吸着パット13は
基板2を吸着してマガジン5から印刷ステージ3に搬送
可能とされる。
12の先端に延設された吸着パット13と、マガジン5
と印刷ステージ3との間に張設され機構本体12をX軸
方向に案内するガイド14とを備え、吸着パット13は
基板2を吸着してマガジン5から印刷ステージ3に搬送
可能とされる。
【0018】位置決め装置7は、印刷ステージ3上に搬
送された基板2を位置決めするためのもので、基板2を
X軸方向で位置決めするX軸位置決め機構15と、Y軸
方向で位置決めするY軸位置決め機構16とを備えてい
る。
送された基板2を位置決めするためのもので、基板2を
X軸方向で位置決めするX軸位置決め機構15と、Y軸
方向で位置決めするY軸位置決め機構16とを備えてい
る。
【0019】X軸位置決め機構15は、図2の如く、基
板2の左右端面のうち一側端面2aを位置決めする前後
一対の一側位置決め片18と、他側端面2bを位置決め
する他側位置決め片19とを備えている。各一側位置決
め片18は、L字形に折曲形成され、その折曲部が印刷
ステージ3に縦軸20周りに揺動自在に支持され、その
一端部に基板2の端面との当接・位置決めを容易に行う
ためローラ(単に爪状のものでも可)21が取付けられ
ている。
板2の左右端面のうち一側端面2aを位置決めする前後
一対の一側位置決め片18と、他側端面2bを位置決め
する他側位置決め片19とを備えている。各一側位置決
め片18は、L字形に折曲形成され、その折曲部が印刷
ステージ3に縦軸20周りに揺動自在に支持され、その
一端部に基板2の端面との当接・位置決めを容易に行う
ためローラ(単に爪状のものでも可)21が取付けられ
ている。
【0020】また、他側の位置決め片19は、基板2の
中心を常に所定位置Aに位置決めするために、ステージ
3に形成された案内溝22に沿って案内され、その下端
部に図4の如くエアシリンダ23が連結されて、基板2
の大きさに応じてY軸方向へ移動・固定自在とされてい
る。そして、他側位置決め片19には、基板2の端面と
の当接・位置決めを容易に行うためローラ(単に爪状の
ものでも可)24が取付けられている。なお、図2にお
いては、大きさの異なる基板2A,2Bを図示している
が、以下においては説明の都合上、単に符号2を用いて
説明する。
中心を常に所定位置Aに位置決めするために、ステージ
3に形成された案内溝22に沿って案内され、その下端
部に図4の如くエアシリンダ23が連結されて、基板2
の大きさに応じてY軸方向へ移動・固定自在とされてい
る。そして、他側位置決め片19には、基板2の端面と
の当接・位置決めを容易に行うためローラ(単に爪状の
ものでも可)24が取付けられている。なお、図2にお
いては、大きさの異なる基板2A,2Bを図示している
が、以下においては説明の都合上、単に符号2を用いて
説明する。
【0021】Y軸位置決め機構16は、図2の如く、Y
軸方向で互いに近接離間自在に案内された前後一対の摺
動部材25と、この各摺動部材25の外端部に固定され
たY軸方向位置決め片26と、両摺動部材25の中間位
置で印刷ステージ3に軸27aを中心として回転自在に
支持されたピニオン27と、このピニオン27の左右両
側に噛合うように、摺動部材25に固定されたラック2
8と、これらの摺動部材25を同期してY軸方向へ摺動
させる駆動部30とを備えている。
軸方向で互いに近接離間自在に案内された前後一対の摺
動部材25と、この各摺動部材25の外端部に固定され
たY軸方向位置決め片26と、両摺動部材25の中間位
置で印刷ステージ3に軸27aを中心として回転自在に
支持されたピニオン27と、このピニオン27の左右両
側に噛合うように、摺動部材25に固定されたラック2
8と、これらの摺動部材25を同期してY軸方向へ摺動
させる駆動部30とを備えている。
【0022】各摺動部材25は、ステージ3に固定され
たリニアガイドレール32に嵌合案内されるもので、そ
の内端側に前記ラック28が固定されている。この摺動
部材25の外端側に固定されたY軸方向の位置決め片2
6は、摺動部材25の摺動方向(Y軸方向)に直交する
方向に突出形成されたもので、摺動部材25に一体的な
アーム部34と、その外端に回転自在に支持されたロー
ラ35とから構成されている。
たリニアガイドレール32に嵌合案内されるもので、そ
の内端側に前記ラック28が固定されている。この摺動
部材25の外端側に固定されたY軸方向の位置決め片2
6は、摺動部材25の摺動方向(Y軸方向)に直交する
方向に突出形成されたもので、摺動部材25に一体的な
アーム部34と、その外端に回転自在に支持されたロー
ラ35とから構成されている。
【0023】そして、前記摺動部材25の駆動部30
は、図2の如く、シリンダ本体が印刷ステージ3に固定
されY軸方向へ伸縮するエアシリンダ36と、摺動部材
25を互いに近接する方向へ付勢する引張りばね37と
から構成されている。
は、図2の如く、シリンダ本体が印刷ステージ3に固定
されY軸方向へ伸縮するエアシリンダ36と、摺動部材
25を互いに近接する方向へ付勢する引張りばね37と
から構成されている。
【0024】摺動部材25は、上述の如く、ピニオン2
7とラック28との噛合いにより、両者が同期している
ので、摺動部材25の駆動は、どちらか一方の摺動部材
25のみを作動させればよいことになる。そのため、本
実施例では、片側の摺動部材25に当接片38を固定
し、この当接片38にシリンダ36のピストンロッド3
6aの先端を当接させている。そして、ばね37の両端
は、この当接片38のピン39とステージ3に固定され
たピン40とに係合されている。
7とラック28との噛合いにより、両者が同期している
ので、摺動部材25の駆動は、どちらか一方の摺動部材
25のみを作動させればよいことになる。そのため、本
実施例では、片側の摺動部材25に当接片38を固定
し、この当接片38にシリンダ36のピストンロッド3
6aの先端を当接させている。そして、ばね37の両端
は、この当接片38のピン39とステージ3に固定され
たピン40とに係合されている。
【0025】そして、摺動部材25の近接離間方向への
移動に同期して一側位置決め片18の一端部を他側位置
決め片19に対して近接離間させるために、一側位置決
め片18の他端部ローラ42が摺動部材25の移動規制
片43に当接され、かつ両一側位置決め片18の他端部
間に両者を互いに近接する方向に付勢する引張りばね4
4が介在されている。一側位置決め片18を摺動部材2
5に同期させる場合には、一側位置決め部材18の他端
部を長孔と連結ピンとを使用して摺動部材25に連結す
ればよいが、長孔の位置の設定などが煩雑となるので、
本実施例では、ばね44と移動規制片43とにより簡単
に同期させるようにしている。
移動に同期して一側位置決め片18の一端部を他側位置
決め片19に対して近接離間させるために、一側位置決
め片18の他端部ローラ42が摺動部材25の移動規制
片43に当接され、かつ両一側位置決め片18の他端部
間に両者を互いに近接する方向に付勢する引張りばね4
4が介在されている。一側位置決め片18を摺動部材2
5に同期させる場合には、一側位置決め部材18の他端
部を長孔と連結ピンとを使用して摺動部材25に連結す
ればよいが、長孔の位置の設定などが煩雑となるので、
本実施例では、ばね44と移動規制片43とにより簡単
に同期させるようにしている。
【0026】上記の如く構成されたスクリーン印刷装置
1において、基板2をマガジン5から印刷ステージ3に
搬送するには、搬送機構6の吸着パット13を作動させ
てマガジン5内の基板2を吸着し、ガイド14に沿って
基板2を印刷ステージ3に搬送し載置する。印刷ステー
ジ3に基板2を載置したならば、図2の状態から駆動部
30のシリンダ36を短縮する。そうすると、ばね37
の付勢力により、予め最も離間した状態で待機していた
一対の摺動部材25が、Y軸方向で互いに近接する方向
にリニアガイド32上で摺動し、摺動部材25の外端に
位置する前後の位置決め片26が基板2の前後端面に当
接する。
1において、基板2をマガジン5から印刷ステージ3に
搬送するには、搬送機構6の吸着パット13を作動させ
てマガジン5内の基板2を吸着し、ガイド14に沿って
基板2を印刷ステージ3に搬送し載置する。印刷ステー
ジ3に基板2を載置したならば、図2の状態から駆動部
30のシリンダ36を短縮する。そうすると、ばね37
の付勢力により、予め最も離間した状態で待機していた
一対の摺動部材25が、Y軸方向で互いに近接する方向
にリニアガイド32上で摺動し、摺動部材25の外端に
位置する前後の位置決め片26が基板2の前後端面に当
接する。
【0027】このとき、一対の摺動部材25は、夫々の
部材25に取付けられたラック28が中央位置のピニオ
ン27に噛合っているので、ピニオン27の軸27aを
中心として前後の摺動部材25が等距離だけ近接方向へ
移動することになる。従って、基板2の搬送載置位置が
印刷ステージ3における任意の位置であっても、また、
基板2の大きさが異なっても、基板2が前後の位置決め
片26の両方またはいずれかに押され、最終的には前後
方向、すなわちY軸方向で常に所定の位置Aに位置決め
されることになる。
部材25に取付けられたラック28が中央位置のピニオ
ン27に噛合っているので、ピニオン27の軸27aを
中心として前後の摺動部材25が等距離だけ近接方向へ
移動することになる。従って、基板2の搬送載置位置が
印刷ステージ3における任意の位置であっても、また、
基板2の大きさが異なっても、基板2が前後の位置決め
片26の両方またはいずれかに押され、最終的には前後
方向、すなわちY軸方向で常に所定の位置Aに位置決め
されることになる。
【0028】これと同時に夫々の摺動部材25の移動規
制片43にばね44に付勢されて当接する一側位置決め
片18が、摺動部材25の移動に伴い縦軸20周りに揺
動して、その一端部のローラ21が基板2の一側端面に
当接する。そして、この一側位置決め片18が、ばね4
4等の付勢力により、基板2を他側位置決め片19側に
押す。他側位置決め片19は、基板2の大きさにより予
めその位置が固定されているので、一側位置決め片18
により押された基板2が他側位置決め片19に当接した
時点で、基板2の中心が、X軸方向で常に所定の位置A
に位置決めされることになる。
制片43にばね44に付勢されて当接する一側位置決め
片18が、摺動部材25の移動に伴い縦軸20周りに揺
動して、その一端部のローラ21が基板2の一側端面に
当接する。そして、この一側位置決め片18が、ばね4
4等の付勢力により、基板2を他側位置決め片19側に
押す。他側位置決め片19は、基板2の大きさにより予
めその位置が固定されているので、一側位置決め片18
により押された基板2が他側位置決め片19に当接した
時点で、基板2の中心が、X軸方向で常に所定の位置A
に位置決めされることになる。
【0029】従って、搬送機構6においては、印刷ステ
ージ3における停止位置を基板2の大きさに応じて変更
する必要がなく、勿論、マガジン5と印刷ステージ3と
がY軸方向にずれた状態で配置されていても、これに合
せて搬送機構6を制御する必要がなくなるので、その制
御が極めて簡単に行える。
ージ3における停止位置を基板2の大きさに応じて変更
する必要がなく、勿論、マガジン5と印刷ステージ3と
がY軸方向にずれた状態で配置されていても、これに合
せて搬送機構6を制御する必要がなくなるので、その制
御が極めて簡単に行える。
【0030】このように、X軸方向およびY軸方向の位
置決めを同一場所で、同時に行うため、コンパクトな位
置決め装置7を提供できるとともに、大きさの異なる基
板2であっても常に基板2の中心位置を所定位置Aに固
定することができ、印刷機4による基板2上への厚膜の
形成も精度のよいものが実現できるようになる。
置決めを同一場所で、同時に行うため、コンパクトな位
置決め装置7を提供できるとともに、大きさの異なる基
板2であっても常に基板2の中心位置を所定位置Aに固
定することができ、印刷機4による基板2上への厚膜の
形成も精度のよいものが実現できるようになる。
【0031】なお、印刷ステージ3で使用した位置決め
装置7は、印刷ステージのみならず、他の箇所、例え
ば、マガジン5においても使用することができる。この
場合、他側位置決め片19を上記実施例の如く移動・固
定可能に形成する必要はなく、他側位置決め片19を固
定した形式のものを使用すれば十分所期の目的を達成で
きる。
装置7は、印刷ステージのみならず、他の箇所、例え
ば、マガジン5においても使用することができる。この
場合、他側位置決め片19を上記実施例の如く移動・固
定可能に形成する必要はなく、他側位置決め片19を固
定した形式のものを使用すれば十分所期の目的を達成で
きる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかな通り、
この発明に係るスクリーン印刷装置によると、X軸位置
決め機構及びY軸位置決め機構により、印刷ステージ上
の基板のX軸方向およびY軸方向の位置決めを同一場所
で、同時に行うため、コンパクトな位置決め装置を有す
るスクリーン印刷装置を提供できる。
この発明に係るスクリーン印刷装置によると、X軸位置
決め機構及びY軸位置決め機構により、印刷ステージ上
の基板のX軸方向およびY軸方向の位置決めを同一場所
で、同時に行うため、コンパクトな位置決め装置を有す
るスクリーン印刷装置を提供できる。
【0033】また、Y軸位置決め機構においてはラック
・ピニオンによりY軸方向の位置決め片を同期させ、X
軸位置決め機構においては、基板の大きさに応じて予め
設定された位置に固定した他側位置決め片とY軸方向へ
移動する摺動部材に連動して他側位置決め片側に移動す
る一側位置決め片との協働により、大きさの異なる基板
であっても常に基板の中心位置を所定位置に固定するこ
とができ、基板上への厚膜の形成も精度のよいものを実
現することができる。
・ピニオンによりY軸方向の位置決め片を同期させ、X
軸位置決め機構においては、基板の大きさに応じて予め
設定された位置に固定した他側位置決め片とY軸方向へ
移動する摺動部材に連動して他側位置決め片側に移動す
る一側位置決め片との協働により、大きさの異なる基板
であっても常に基板の中心位置を所定位置に固定するこ
とができ、基板上への厚膜の形成も精度のよいものを実
現することができる。
【0034】また、この発明に係る位置決め装置による
と、上記印刷ステージにおける基板の位置決めのみなら
ず、他の位置決め箇所においても利用できるといった効
果がある。
と、上記印刷ステージにおける基板の位置決めのみなら
ず、他の位置決め箇所においても利用できるといった効
果がある。
【図1】この発明に係るスクリーン印刷機の一実施例を
示す概略斜視図
示す概略斜視図
【図2】その位置決め装置の平面図
【図3】その位置決め装置の側面図
【図4】その位置決め装置の正面図
1 スクリーン印刷装置 2 基板 3 印刷ステージ 4 印刷機 5 マガジン 6 搬送機構 7 位置決め装置 10,11 位置決め板 13 吸着パット 15 X軸位置決め機構 16 Y軸位置決め機構 18,19 位置決め片 20 縦軸 23 シリンダ 25 摺動部材 26 位置決め片 27 ピニオン 28 ラック 30 駆動部 32 リニアガイドレール 36 シリンダ 37 ばね 43 移動規制片 44 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23Q 3/18 B23Q 3/18 Z B25H 7/02 B25H 7/02 H05K 3/12 6921−4E H05K 3/12 C
Claims (2)
- 【請求項1】 ステージ上に搬送された基板を、X軸方
向で位置決めするX軸位置決め機構と、Y軸方向で位置
決めするY軸位置決め機構とを備え、 X軸位置決め機構は、基板の左右側面のうち一側面を位
置決めする前後一対の一側位置決め片と、他側面を位置
決めする前後一対の他側位置決め片とが設けられ、各一
側位置決め片は、その中央部がステージに縦軸周りに揺
動自在に支持され、 Y軸位置決め機構は、Y軸方向で互いに近接離間自在に
案内された前後一対の摺動部材と、この各摺動部材の外
端部に固定されたY軸方向位置決め片と、両摺動部材の
中間位置でステージに回転自在に支持されたピニオン
と、このピニオンの両側に噛合うように各摺動部材に固
定されたラックと、両摺動部材を同期してY軸方向へ摺
動させる駆動部とが設けられ、 前記Y軸方向位置決め片の近接離間方向への移動に同期
して前記一側位置決め片の一端部を前記他側位置決め片
に対して近接離間させるために、前記一側位置決め片の
他端部が前記摺動部材に連結されたことを特徴とする位
置決め装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の位置決め装置を利用した
スクリーン印刷装置であって、基板上にスクリーン印刷
により厚膜を形成するために、印刷ステージを有する印
刷機と、複数枚の基板を収納するマガジンと、マガジン
内の基板を印刷ステージに搬送する搬送機構と、印刷ス
テージに基板を位置決めするための前記位置決め装置と
を備え、 位置決め装置の他側位置決め片は、基板の大きさに応じ
てX軸方向へ移動・固定自在とされ、摺動部材に連動す
る一側位置決め片との協働により、印刷ステージ上で基
板の中心を常に所定位置に位置決めするように構成され
たことを特徴とするスクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14744793A JP2591580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 位置決め装置及びこれを利用したスクリーン印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14744793A JP2591580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 位置決め装置及びこれを利用したスクリーン印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071704A JPH071704A (ja) | 1995-01-06 |
JP2591580B2 true JP2591580B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=15430561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14744793A Expired - Lifetime JP2591580B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 位置決め装置及びこれを利用したスクリーン印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591580B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6916461B2 (ja) * | 2015-11-27 | 2021-08-11 | 北川精機株式会社 | 成形システム |
CN109434721A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-03-08 | 芜湖华宇彩晶科技有限公司 | 一种显示屏加工用定位装置 |
CN111230776B (zh) * | 2020-03-30 | 2021-09-24 | 北京安达维尔航空设备有限公司 | 一种单向旋转双向锁定式滑轨夹持机构 |
CN114407512B (zh) * | 2022-01-22 | 2023-04-14 | 刘宇祥 | 一种平网面丝网印刷机 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP14744793A patent/JP2591580B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071704A (ja) | 1995-01-06 |
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