JPH03114859A

JPH03114859A - カード固定装置

Info

Publication number: JPH03114859A
Application number: JP25583589A
Authority: JP
Inventors: Toshimasa Ishii; 石井　利正; Shigeru Fukai; 茂深井; Hiroyuki Kuroki; 広幸黒木; Tomoyuki Marukame; 知之丸亀
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1989-09-29
Filing date: 1989-09-29
Publication date: 1991-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、ＩＤカードやキャッシュカード等の各種カ
ードに文字や図柄等の情報をプリントするカードプリン
タのスライドステージにカードを位置決め保持させるカ
ード固定装装置に関するものである。

（従来技術）世はカード時代といわれるように、キャッシュカード、
テレホンカード等の各種カードが作られており、このプ
リントに当ってはカードプリンタが使用されていた。

例えば塩化ビニル等の材質のカードがプリント位置まで
ローラにより搬送され、位置決めされるか、スライドス
テージに固定されて搬送されるかされて、プリントが行
なわれていた。

ローラ搬送の場合には、位置決め精度が十分ではなく、
特にカラープリント時などは、Ｙ（イエロー）０Ｍ（マ
ジェンタ）、Ｃ（シアン）、Ｂ（ブラック）の各色のプ
リントが所定位置へ高精度で繰り返し行なわれる様な場
合には、色のずれ、ぼけやにじみとなって表われていた
。

また、カードはバキュームによりスライドステージに吸
着固定される場合には、付帯設備や排気音が大きく、カ
ードプリンタ自体の設置場所に制約されたり、空圧配管
のため装置が複雑になり、コスト高を招く原因となって
いた。

この様な事実に鑑みて、この発明は構造簡単で確実にカ
ードを位置決め固定できるカード固定装置を提供するこ
とを目的としている。

（構　成）そこでこの目的を達成するため、この発明は、スライド
ステージの矩形のカードの支持面と、カードの３辺の位
置決め手段と、３辺中の中央の辺にカード浮き防止の係
止手段と、傾斜面と、傾斜面と協同して前記カードを押
圧および解除をするカード押え手段と、カード押え手段
を常時付勢してカードを固定するバネとを設けている。

（作　用）この様な構成において、カード押え手段をバネの付勢力
に抗して傾斜面を上昇方向に移動させφことにより、カ
ードを支持面に位置決め係止させ、その後方を解除する
ことによりバネの付勢力でカード押え手段が傾斜面を下
降してカードを支持面に密着固定する。カード固定部前
面あるいは周辺に配管等がなく、スライドステージが軽
く慣性も小さく速くプリントすることができるとともに
、スライドステージの前にくるプリンタヘッドも干渉の
おそれがなく広範囲にわたってプリンタ可能である。

（実施例）次に図面に基づいてこの発明を説明する。

第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示す図である。

第３図はカードプリンタの要部を示しており、ヘッド、
例えばサーマルヘッドｌに対し直交するようにガイドバ
ー２および送りネジ３が平行に配設されている。このガ
イドバー２および送りネジ３にはそれぞれスライダ４お
よびナツト５が滑動自在にまた螺入されている。スライ
ダ４とナツト５とはバネ６等で関連して接合され、スラ
イダ４に固着されたカード固定装置１０を送りネジ３か
らの駆動力でカイトバー２に沿って移動可能となってい
る。

カード固定装置ｌＯには矩形の各種カードＣが嵌め込ま
れており、このカードＣとサーマルヘッド１との間にリ
ボンテープ７が張られており、プリント可能となってい
る。

第１図および第２図はカード固定装置１０のみを取り出
して示しており、第１図はカードを装着している状態を
示し、第２図はカード非装着時を示している。第３図迄
参照してこのカード固定装置１０を説明する。第２図で
示されるようにカード固定装置１０のスライドステージ
１１には、はぼ中央にカードＣの一面を当接して受ける
支持面１２が形成されている。この支持面１２の周囲で
カードＣの３辺を位置決めする位置決め手段１３が設け
られている０位置決め手段１３ａ、　１３ｂ、　１３ｃ
はカードＣの一辺全部と接触している必要はないが、こ
こでは支持面１２がスライドステージ１１の表面をカー
ドＣの厚さと等しいか幾分小さい程度堀り込んだ様にな
っている。この位置決め手段１３ａ、　１３ｂ、　１３
ｃによって位置決めされた３辺の中央の一辺、ここでは
位置決め手段１３ｂに対応する位置には、カードＣが支
持面１２から浮くのを防止する係止手段１４が設けられ
ている。この係止手段１４の支持面１２と対面する部分
においてはプリントされるカードＣが確実に差し込まれ
て厚み方向に動かない程度にされている。この停止手段
１４と対向する位置で、支持面１２の外側に傾斜面１５
が形成されている。この傾斜面１５はここでは支持面１
２の一端が低くその外側に行く程高くなるようになって
いるが、位置決め手段１３ａ、　１３Ｃのいずれかの側
が低く反対側が高く（カード差し込みや取り出し側）な
るようになっていてもよい。

この傾斜面１５にはカード押え手段１６が高低両方に移
動自在にされている。カード押え手段１６の傾斜面と当
接する位置には傾斜方向と傾きをもった長孔ｌｅａが平
行に２側設けられ、二〇長孔ｌｅａに傾斜面１５に植設
されたガイドビン１５ａに係合させられている。カード
押え手段１６の係止手段１４側には逆り字聾のカード当
接部１６ｂが形成されており、立上り面でカードＣの端
部を係止手段１４側の位置決め手段１３ｂへと押し付け
るようにし、延在面でカードＣを支持面１２へ押圧しカ
ードＣが動かないようにしている。

スライドステージ１１の位置決め手段１３ａ側には鋼線
又は鋼板でできたバネ１７が一端を押え金具１８で固定
され、自由端である他端をカード押え手段１６に接触し
ている。カード押え手段１６を第１図の矢印の方向すな
わちカード押え手段１６が係止手段１４側へ動かされ、
カードＣを固定するような方向にバネ１７で常時付勢し
ている。この様な付勢力は、この実施例のバネ１７に限
定されるものではなく、傾斜面１５内やその他に設ける
コイルバネのようなものでもよいことは勿論である。

次に作用を説明する。

第３図に示すプリント位置からスライダ４が離れている
状態で、第２図に示すようにカード押え手段１６を矢印
の方へバネ１７の付勢力に抗して押し、カイトピン１５
ａで長孔１６ａの端末が当接した位置で停止させておく
、この状態でカード押え手段１６のカード当接部１６ｂ
が支持面１２からカードＣを入れるに十分なだけ離れて
おり、ここにカードＣを位置決め手段１３ａ、　１３ｂ
、　１３ｃに当接させ、しかも係止手段１４の下側に差
し込んで納める。その後カード押え手段１６の第２図に
示す矢印の力を除去するとバネ１７の付勢力で第１図の
矢印で示す方向にカード押え手段１６が押され、結果的
には傾斜面１５を下降してカード当接部１６ｂがカード
Ｃの端面を係止手段１４側の位置決め手段１３ｂへと押
し付け、さらにカードＣを支持面１２へ押圧する。した
がって、カードＣは第１図に示すように浮きもガタもな
く確実にスライドステージ１１に固定される。

この状態で第３図のようにプリント位置に送られ、リボ
ンテープ７を挟んでサーマルヘッド１でカードＣにプリ
ントがなされる。このときスライダ４はカード固定装置
１０がコンパクトで軽量にできており、慣性力も小さい
ため高速でガイドバー２上を往復動できる。慣性力が小
さいことによって移動開始や停止時にも振動を発生させ
ることなく動いてドツトが正確に打てるので、カラープ
リントであっても、色ずれ、にじみ等が発生しにくい、
プリント終了後にはプリント位置からスライダ４が外れ
、そこで第２図の様にカード押え手段１６を動かしてプ
リントがされたカードＣを取り出す。

以上の操作を繰り返すことにより次々とカードＣをプリ
ントすることができる。

（効　果）以上説明してきたように、この発明は、前述のように構
成したため、構造簡単で確実にカードを位置決め固定で
き、色ずれやにじみ等のプリントの不具合を発生しない
カード固定装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明のカード固定装置の一実施例
で、第１図はカード装着状態のカード固定装置全体の斜
視図、第２図はカード非装着状態の第１図と同様な斜視
図、第３図はカード固定装置を備えたカードプリンタの
要部正面図である。１０・・・カード固定装置１２・・・支持面１３ａ、　１３ｂ、　１３ｃｍ位置決め手段１４・・・
係止手段　　　　１５・・・傾斜面１５ａ・・・ガイド
ビン　　１６・・・カード押え手段１６ａ・・・長孔　
　　　　１６ｂ・・・カード当接部１７・・・バネ　　
　　　　Ｃ・・・カード１１・・・スライドステージ第１図第図

Claims

【特許請求の範囲】カードプリンタのスライドステージに矩形のカードを位
置決め保持させるカード固定装置であって、前記スライドステージには、前記カードの一面を当接して受ける支持面と、該支持面
の周囲で前記カードの３辺を位置決めする位置決め手段
と、該位置決め手段によつて位置決めされた前記３辺の中央
の一辺に対応する位置には前記カードの前記支持面から
の浮きを防止する係止手段と、該係止手段と対向する位
置に前記支持面に対して傾斜した傾斜面と、該傾斜面上を前記係止手段に向つて移動されたとき、前
記カードの残りの一辺の端部に突き当てられるとともに
該端部を前記支持面に押えつけ、反対方向に移動された
とき前記カードから離れるカード押圧部を有するカード
押え手段と、該カード押え手段を常時前記係止手段側へ付勢するとと
もに前記反対方向へ前記付勢力に抗しながら移動させる
バネとが設けられていることを特徴とするカード固定装
置。