JP2591448B2 - セレクタ回路およびマルチポートメモリセル - Google Patents

セレクタ回路およびマルチポートメモリセル

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JP2591448B2
JP2591448B2 JP5262300A JP26230093A JP2591448B2 JP 2591448 B2 JP2591448 B2 JP 2591448B2 JP 5262300 A JP5262300 A JP 5262300A JP 26230093 A JP26230093 A JP 26230093A JP 2591448 B2 JP2591448 B2 JP 2591448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチポートメモリを
用いることによって大規模化可能なセレクタ回路と、こ
のセレクタ回路で使用されるマルチポートメモリセルと
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチポートメモリにおけるメモ
リセル(マルチポートメモリセル)の構成が図7に示さ
れている。このメモリセルは4個のNMOSトランジス
タ81〜84と、2個のインバータ回路85,86と、
第1のポート用の2個の制御端子87A,87Bと、第
2のポート用の2個の制御端子88A,88Bと、第1
のポート用の4個の入出力端子89A〜89Dと、第2
のポート用の4個の入出力端子90A〜90Dとによっ
て構成されている。
【0003】第1のポート用のAおよびB制御端子87
A,87Bが相互に接続され、そこに第1および第2の
NMOSトランジスタ81,82のゲート電極が接続さ
れている。同様に、第2のポート用のAおよびB制御端
子88A,88Bが相互に接続され、そこに第3および
第4のNMOSトランジスタ83,84のゲート電極が
接続されている。第1のポート用のAおよびB入出力端
子89A,89Bと第1のNMOSトランジスタ81の
ソース電極が相互に接続され、第1のポート用のCおよ
びD入出力端子89C,89Dと第2のNMOSトラン
ジスタ82のソース電極とが相互に接続されている。同
様に、第2のポート用のAおよびB入出力端子90A,
90Bと第4のNMOSトランジスタ84のソース電極
とが相互に接続され、第2のポート用のCおよびD入出
力端子90C,90Dと第3のNMOSトランジスタ8
3のソース電極とが相互に接続されている。さらに、第
1および第4のNMOSトランジスタ81,84の各ド
レイン電極と第1のインバータ回路85の入力端子と第
2のインバータ回路86の出力端子とが相互に接続さ
れ、第2および第3のNMOSトランジスタ82,83
の各ドレイン電極と第1のインバータ回路85の出力端
子と第2のインバータ回路86の入力端子とが相互に接
続されている。
【0004】このようなマルチポートメモリセルを図8
に示すようにN行M列に敷き詰め、第1のポート用の制
御回路91と第2のポート用の制御回路92と第1のポ
ート用の書き込み読み出し回路93と第2のポート用の
書き込み読み出し回路94とを設けることにより、マル
チポートメモリが構成される。このマルチポートメモリ
では、行方向に隣接するメモリセル間で、相互に対応す
るA制御端子とB制御端子とが接続され、列方向に隣接
するメモリセル間で、相互に対応するA入出力端子とB
入出力端子とが接続されかつ相互に対応するC入出力端
子とD入出力端子とが接続されている。ここで書き込み
読み出し回路93,94は各列ごとに設けられており、
それぞれ、図示最下位行のメモリセルの対応するB入出
力端子およびD入出力端子と接続されている。一方、各
制御回路91,92には、第1あるいは第2のポートご
とに、図示第1列目のメモリセルのA制御端子が接続さ
れている。
【0005】次に、このようにN行M列に構成された従
来のマルチポートメモリの動作について、説明する。第
1のポート用の制御回路91において入力信号がデコー
ドされ、N行の中からある1行が選択されると、選択さ
れた行の第1のポート用の制御端子87Aが論理値で"
1"となり、その行に属するメモリセルの第1および第
2のNMOSトランジスタ81,82がオン状態となっ
て、その行のマルチポートメモリセルが書き込みまたは
読み出し状態となる。そして、第1ポート用の入出力端
子を介し、第1のポート用の書き込み読み出し回路93
によって、データの読み書きが行なわれる。このとき、
各行ごとにM個のマルチポートメモリセルが制御回路に
よって選択されることとなるので、Mビット単位に読み
書き動作が行なわれる。同様にして第2のポートからの
読み書きが行なわれるが、第1および第2のポートの間
では、読み書き動作は独立して実行される。
【0006】次に、従来のセレクタ回路について説明す
る。図9は従来のセレクタ回路の一例を示す回路図であ
る。このセレクタ回路は、N個のデータ入力端子701
〜70Nから1個を選択して出力端子74に出力するA
ND型のセレクタ回路であり、各データ入力端子701
〜70Nに対応する制御端子711〜71Nと、入力側に
それぞれデータ入力端子701〜70Nおよび制御端子7
1〜71Nが接続されたN個の2入力のAND回路72
1〜72Nと、AND回路721〜72Nの出力が共通に入
力するN入力のOR回路73とを有し、OR回路73の
出力が出力端子74に接続されている。そして、N個あ
る制御端子711〜71Nのうちいずれか1つだけに対し
て論理値"1"を与えることにより、"1"が与えられたA
ND回路に接続されているデータ入力端子からのデータ
が出力端子74に出力されることになる。
【0007】図10は、従来のセレクタ回路の別の例を
示す回路図である。このセレクタ回路は、N個のデータ
入力端子751〜75Nから1個を選択して出力端子78
に出力するバスドライバ型のセレクタ回路であり、各デ
ータ入力端子751〜75Nに対応する制御端子761
76Nと、N個のバスドライバ771〜77Nが設けられ
ている。バスドライバ771〜77Nは、3ステートバッ
ファタイプのものであって、制御入力が"1"の時には入
力するデータを出力し、制御入力が"0"の時には出力側
を高抵抗状態とするものであるにする。そして各バスド
ライバ771〜77Nは、それぞれ、データ入力側にデー
タ入力端子751〜75Nが接続され、制御入力側に制御
端子761〜76Nが接続され、出力が相互に接続されか
つ出力端子78にも接続されている。N個ある制御端子
761〜76Nのうちいずれか1つだけに対して論理値"
1"を与えることにより、"1"が与えられたバスドライ
バに接続されているデータ入力端子からのデータが出力
端子78に出力されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】マルチポートメモリセ
ルをN行M列に並ベた従来のマルチポートメモリは、デ
ータの読み書きをMビット単位でしか行なうことができ
ないので、セレクタ回路に応用することができない。
【0009】一方、従来のセレクタ回路は、図9に示し
た例では、N入力のOR回路を用いており、N入力OR
回路を2入力OR回路の多段接続で構成すると2入力O
R回路をN−1個必要とし、入力段のAND回路を含め
ると合計で(2N−1)個の回路を必要として、回路規
模が大きくなるという問題点を有する。また、図10に
示した例では、セレクタ回路の出力端子に接続されるバ
スドライバの出力側の寄生容量が高速化を妨げる要因と
なり、セレクタ回路の入力端子数が増大するにつれて伝
搬遅延時間が増大するという問題点がある。さらに、い
ずれの例であって、セレクタ回路のN個の制御端子への
配線とその制御端子の制御信号を保持しておくためのマ
ルチポートメモリセルとが占めるレイアウト上の面積が
大きいという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、チップ上の占有面積を削
減でき大規模構成とすることが可能であって高速化を実
現できるセレクタ回路と、このセレクタ回路で使用され
るマルチポートメモリセルとを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のセレクタ回路
は、第1のポート及び第2のポートを有しN行M列に並
ベられたマルチポートメモリセルと、行ごとに前記第1
のポートを選択するための第1の選択手段と、列ごとに
前記第2のポートを選択するための第2の選択手段と、
前記第1のポートを使用してMビット単位でデータを読
み出すメモリ読み出し手段と、選択された列に前記第2
のポートを使用してNビット単位でデータを書き込むメ
モリ書き込み手段とを有し、前記各マルチポートメモリ
セルが、前記第1のポートに対応したデータの入力/出
力を行うための第1のポート用端子と前記第1のポート
用端子に対するデータの入出力を制御するための第1の
制御端子とデータの出力を行う出力端子を備えた第1の
メモリ回路手段と、前記第1のポートに対応したデータ
の入力/出力を行うための第2のポート用端子と前記第
2のポートに対応したデータの入力/出力を行うための
する第3のポート用端子と前記第1のポートからのデー
タの入出力を制御するための第2の制御端子とを備えた
第2のメモリ回路手段とを有し、前記各マルチポートメ
モリセルにおいては、前記出力端子が前記第2の制御端
子に接続するとともに前記第1のポート用端子と前記第
2のポート用端子が共通接続し、前記第1のポートが列
方向に隣接するマルチポートメモリセル間で共通接続さ
れ、M>1の場合には行方向に隣接するマルチポートメ
モリセル間で前記第2のポートが共通接続されている。
【0012】本発明のマルチポートメモリセルは、第1
のメモリ回路手段及び第2のメモリ回路手段とからなる
マルチポートメモリセルであって、前記第1のメモリ回
路手段が、データ入力する第1の入力端子とデータ
出力する第1の出力端子と前記第1の入力端子でのデー
タの入力を制御する第1の制御端子とデータを記憶する
第1の記憶エレメントとを有し、前記第2のメモリ回路
手段が、データ入力する第2の入力端子とデータ
力する第2の出力端子と前記第2の入力端子でのデータ
の入力を制御する第2の制御端子と前記第2の出力端子
でのデータの出力を制御する第3の制御端子とデータを
記憶する第2の記憶エレメントとを有し、前記第1の出
力端子と前記第3の制御端子とが接続され、前記第1の
入力端子と前記第2の出力端子とが接続されている。
【0013】
【作用】本発明のセレクタ回路は、N行M列に並ベられ
るとともにそれぞれアドレス記憶用とデータ記憶用の2
つのメモリ回路手段からなるマルチポートメモリセル
と、第1のポートを用いてMビット単位でデータを読み
出すメモリ読み出し手段と、選択された列に第2のポー
トを用いてNビット単位でデータを書き込むメモリ書き
込み手段とを使し、アドレス記憶用のメモリ回路手段
の出力によってデータ記憶用のメモリ回路手段の入出力
を制御するので、列ごとにNビット幅のデータを書き込
むことにより、各列ごとに所定の1ビットのデータのみ
をメモリ読み出し手段によって読み出すことが可能とな
り、セレクタ回路の動作が実現される。すなわち、回路
規模の小さなマルチポートメモリセルを用いてセレクタ
回路を構成できるので、チップ上の占有面積を削減で
き、大規模なセレクタ回路を実現でき、またセレクタ回
路に入力されるデータが一時的に記憶されることにより
パイプライン動作が実現され、クロック信号の周波数を
上げることができ、高速化を実現できるようになる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0015】《参考例まず最初に、本発明のセレクタ回路の動作原理を説明す
るために、参考例について説明する。 図1は参考例にお
けるマルチポートメモリのメモリセル(マルチポートメ
モリセル)の構成を示す回路図である。このマルチポー
トメモリセル15は、図7を用いて示して従来のメモリ
セルと同様のものであるが、各端子の引出し方向が行方
向であるか列方向であるかの点において異なっている。
すなわちこのマルチポートメモリセル15は4個のNM
OSトランジスタ1〜4と、2個のインバータ回路5,
6と、第1のポート用の2個の制御端子7A,7Bと、
第2のポート用の2個の制御端子8A,8Bと、第1の
ポート用の4個の入出力端子9A〜9Dと、第2のポー
ト用の4個の入出力端子10A〜10Dとによって構成
されている。
【0016】相互接続された第1のポート用のAおよび
B制御端子7A,7Bに、第1および第2のNMOSト
ランジスタ1,2のゲート電極が接続され、相互接続さ
れた第2のポート用のAおよびB制御端子8A,8B
に、第3および第4のNMOSトランジスタ3,4のゲ
ート電極が接続されている。また、第1のポート用のA
およびB入出力端子9A,9Bと第1のNMOSトラン
ジスタ1のソース電極が相互に接続され、第1のポート
用のCおよびD入出力端子9C,9Dと第2のNMOS
トランジスタ2のソース電極とが相互に接続され、第2
のポート用のAおよびB入出力端子10A,10Bと第
4のNMOSトランジスタ4のソース電極とが相互に接
続され、第2のポート用のCおよびD入出力端子10
C,10Dと第3のNMOSトランジスタ3のソース電
極とが相互に接続されている。さらに、第1および第4
のNMOSトランジスタ1,4の各ドレイン電極と第1
のインバータ回路85の入力端子と第2のインバータ回
路86の出力端子とが相互に接続され、第2および第3
のNMOSトランジスタ2,3の各ドレイン電極と第1
のインバータ回路5の出力端子と第2のインバータ回路
6の入力端子とが相互に接続されている。
【0017】次に、このマルチポートメモリセル15を
用いて構築されたマルチポートメモリを用いるセレクタ
について、説明する。図2は、上述のマルチポートメモ
リセル15をN行1列(ただしN>2)に配置したマル
チポートメモリを使用するセレクタの構成を示すブロッ
ク図である。
【0018】隣接するマルチポートメモリセル15間
(この場合、メモリセルは列方向のみに隣接する)で、
第2のポート用のA制御端子8AとB制御端子8Bとが
接続され、第1のポート用のA入出力端子9AとB入出
力端子9Bが接続され、第1のポート用のC入出力端子
9CとD入出力端子9Dが接続されている。また、第1
のポート用および第2のポート用の制御回路11,12
と、第1のポート用の書き込み読み出し回路13とが設
けられ、さらに、各マルチポートメモリセル15ごとに
第2のポート用の書き込み読み出し回路14が設けられ
ている。第1のポート用の書き込み読み出し回路13
は、図示最下段のマルチポートメモリセル15の第1の
ポート用のBおよびD入出力端子9B,9Dと接続され
ている。また、各第2のポート用の書き込み読み出し回
路14は、対応するマルチポートメモリセル15の第2
のポート用のBおよびD入出力端子10B,10Dと接
続されている。第1のポート用の制御回路11は、書き
込み信号を出力するものであって、各マルチポートメモ
リセル15の第1のポート用のA制御端子7Aと接続さ
れており、第2のポート用の制御回路12は、書き込み
信号を出力するものであって、図示最下段のマルチポー
トメモリセル15の第2のポート用のA制御端子8Aと
接続されている。
【0019】次に、図3のタイミングチャートを用いて
このセレクタ回路の動作を説明する。ここでは、第2の
ポート用の制御回路12と、第1のポート用および第2
のポート用の書き込み読み出し回路13,14とが、い
ずれもクロック信号CLKによって動作するものとす
る。また、第2のポート用の読み出し書き込み回路14
がN個設けられていることに対応し、第2のポート用の
書き込みデータはNビット幅であるとする。
【0020】Nビット幅の第2のポート用の書き込みデ
ータが時刻t1に変化すると、第2のポート用の制御回
路12を介して出力する第2のポート用の書き込み信号
が、クロック信号CLKが"0"である時刻t2から時刻
3までの間"1"となる。これにより、各マルチポート
メモリセル15の第2のポート用のA制御端子8Aが"
1"になり、第3および第4のNMOSトランジスタ1
6,18がオン状態となる。一方、第2のポート用の書
き込みデータは、第2のポート用の書き込み読み出し回
路14を介して各マルチポートメモリセル15の第2の
ポート用のAおよびC入出力端子10A,10Cに与え
られ、これによってマルチポートメモリセル15に書き
込まれる。
【0021】次に、クロック信号CLKが"1"である時
刻t3からt4までの間、第1のポート用の制御回路11
を介してN個のマルチポートメモリセル15の中から1
つのメモリセルを選択し、選択されたマルチポートメモ
リセルに対する第1のポート用の読み出し信号を"1"と
する。これにより、選択されたマルチポートメモリセル
15の第1のポート用のA制御端子7Aが"1"となり、
このメモリセルから第1ポート用の書き込み読み出し回
路13を介してデータが読み出しデータとして読み出さ
れる。つまり、N個あるマルチポートメモリセル15に
同時に書き込まれたデータのうち、選択されたマルチポ
ートメモリセル内のデータのみが読み出されることとな
って、セレクタ回路が実現したことになる。時刻t4
降も同様に動作する。この参考例では、回路規模の小さ
いマルチポートメモリセルを用いてセレクタ回路を構成
しているため、チップ上での占有面積を削減できる。ま
た、マルチポートメモリセル内にデータが一時的に記憶
されることになるので、パイプライン動作が実現され、
クロック信号の周波数を高くすることができる。
【0022】《第の実施例》 次に本発明の第の実施例について説明する。この実施
例では、読み出しアドレスを記憶するためのマルチポー
トメモリセル(第1のメモリ回路手段)とデータを記憶
するためのマルチポートメモリセル(第2のメモリ回路
手段)とを別個に設け、これらのマルチポートメモリセ
ルを組み合わせることによってセレクタ回路が構成され
ている。図4はアドレス記憶用のメモリセルの構成を示
す回路図、図5はデータ記憶用のメモリセルの構成を示
す回路図、図6は本実施例におけるセレクタ回路の構成
を示すブロック図である。
【0023】アドレス記憶用のマルチポートメモリセル
20は、2個のNMOSトランジスタ21,22と、2
個のインバータ回路23,24と、第1のポート用の2
個の制御端子25A,25Bと、第2のポート用の2個
の制御端子26A,26Bと、第1のポート用の4個の
入出力端子27A〜27Dと、データ出力端子28とに
よって構成されている。
【0024】第1のポート用のAおよびB制御端子25
A,Bは相互に接続され、そこに第1および第2のNM
OSトランジスタ21,22のゲート電極が接続されて
いる。一方、第2のポート用のAおよびB制御端子26
A,26Bは、相互に接続されるのみであって、このマ
ルチポートメモリセル20内の他の回路要素とは接続さ
れていない。第1のポート用のAおよびB入出力端子2
7A,27Bは相互に接続され、そこに第1のNMOS
トランジスタ21のドレイン電極が接続されている。同
様に、第1のポート用のCおよびD入出力端子27C,
27Dは相互に接続され、そこに第2のNMOSトラン
ジスタ21のドレイン電極が接続されている。また、第
1のNMOSトランジスタ21のソース電極と第1のイ
ンバータ回路23の入力端子と第2のインバータ回路2
4の出力端子とデータ出力端子29とが相互に接続さ
れ、第2のNMOSトランジスタ22のソース電極と第
1のインバータ回路3の出力端子と第2のインバータ回
路4の入力端子とが相互に接続されている。
【0025】データ記憶用のマルチポートメモリセル4
0は、4個のNMOSトランジスタ41〜44と、2個
のインバータ回路45,46と、第1のポート用制御端
子47と、第2のポート用の2個の制御端子48A,4
8Bと、第1のポート用の4個の入出力端子49A〜4
9Dと、第2のポート用の4個の入出力端子50A〜5
0Dによって構成されている。
【0026】第1のポート用の制御端子47は、第1お
よび第2のNMOSトランジスタ41,42のゲート電
極に接続されている。第2のポート用のAおよびB制御
端子48A,48Bは相互に接続されており、それに第
3および第4のNMOSトランジスタ43,44のゲー
ト電極が接続されている。第1のポート用のAおよびB
入出力端子49A,49Bが相互に接続され、そこに第
1のNMOSトランジスタ41のドレイン電極が接続さ
れている。第1のポート用のCおよびD入出力端子49
C,49Dが相互に接続され、そこに第2のNMOSト
ランジスタ42のドレイン電極が接続されている。同様
に、第2のポート用のAおよびB入出力端子50A,5
0Bが相互に接続され、そこに第4のNMOSトランジ
スタ44のドレイン電極が接続されている。第2のポー
ト用のCおよびD入出力端子50C,50Dが相互に接
続され、そこに第3のNMOSトランジスタ43のドレ
イン電極が接続されている。さらに、第1および第4の
NMOSトランジスタ41,44のソース電極と第1の
インバータ回路45の入力端子と第2のインバータ回路
46の出力端子とが相互に接続され、第2および第3の
NMOSトランジスタ42,43のソース電極と第1の
インバータ回路45の出力端子と第2のインバータ回路
46の入力端子とが相互に接続されている。
【0027】次に、これらアドレス記憶用およびデータ
記憶用のマルチポートメモリセル20,40を用いたセ
レクタ回路について説明する。図5に示すように、各マ
ルチポートメモリセル20,40をそれぞれN行M列に
配置する。このとき、列方向すなわち図示縦方向には、
アドレス記憶用のマルチポートメモリセル20とデータ
記憶用のマルチポートメモリセル40とが交互に並び、
行方向すなわち図示横方向には、アドレス記憶用および
データ記憶用のマルチポートメモリセル20,40がそ
れぞれ一列に並ぶように配置する。
【0028】ここで、アドレス記憶用のマルチポートメ
モリセル20の第2のポート用のA制御端子26A、第
1のポート用のA入出力端子27A、第1のポート用の
C入出力端子27Cが、このアドレス記憶用のマルチポ
ートメモリセル20の図示上側に隣接するデータ記憶用
のマルチポートメモリセル40の第2のポート用のA制
御端子48A、第1のポート用B入出力端子49B、第
1のポート用のD入出力端子49Dに、それぞれ接続さ
れている。また、アドレス記憶用のマルチポートメモリ
セル20の第2のポート用のB制御端子26B、第1の
ポート用のB入出力端子27B、データ出力端子29、
第1のポート用のD入出力端子27Dが、このアドレス
記憶用のマルチポートメモリセル20の図示下側に隣接
するデータ記憶用のマルチポートメモリセル40の第2
のポート用のB制御端子48B、第1のポート用のA入
出力端子49A、第1のポート用の制御端子47、第1
のポート用のC入出力端子49Cに、それぞれ接続され
ている。
【0029】さらに、横方向に隣接するアドレス記憶用
のマルチポートメモリセル20間で、第1のポート用の
A制御端子25Aが第1のポート用のB制御端子25B
に接続されている。同様に、横方向に隣接するデータ記
憶用のマルチポートメモリセル40間で、第2のポート
用のA入出力端子50Aが第2のポート用のB入出力端
子50Bに接続され、第2のポート用のC入出力端子5
0Cが第2のポート用のD入出力端子50Dに接続され
ている。
【0030】そして、第1のポート用および第2のポー
ト用の制御回路61,62と、第1のポート用および第
2のポート用の書き込み読み出し回路63,64とが設
けられている。ここで、第1のポート用の書き込み読み
出し回路63は列ごとに設けられており、図示最下段の
行のデータ記憶用のマルチポートメモリセル40におけ
る第1のポート用のBおよびD入出力端子49,49D
とそれぞれ接続されている。第2のポート用の書き込み
読み出し回路64は、行ごとに設けられており、図示一
番左の列のデータ記憶用のマルチポートメモリセル40
における第2のポート用のAおよびC入出力端子50
A,50Cとそれぞれ接続されている。第1のポート用
の制御回路61は、読み出し信号を出力するものであっ
て、各行の図示一番左の列のアドレス記憶用のマルチポ
ートメモリセル20に対し、第1のポート用のA制御端
子25Aを介して接続されている。第2のポート用の制
御回路62は、読み出し信号を出力するものであって、
各列の図示最下段のデータ記憶用のマルチポートメモリ
セル40に対し、第2のポート用のA制御端子48Aを
介して接続されている。
【0031】次に、このセレクタ回路の動作について、
説明する。
【0032】まず、第1のポート用の制御回路61を用
い、各列ごとにその列に接続されたN個のアドレス記憶
用のマルチポートメモリセル20のうちの1つだけが"
1"を記憶するようにして、第1のポート用の書き込み
読み出し回路63を介してNビット単位にデータを書き
込む。アドレス記憶用のマルチポートメモリセル20に
書き込まれたデータは、データ出力端子29と第1のポ
ート用の制御端子47を介し、図示下側に隣接する1つ
下のデータ記憶用のマルチポートメモリセル40に出力
される。したがって、アドレス記憶用のマルチポートメ
モリセル20に書き込まれたデータによって、データ記
憶用のマルチポートメモリセル40に記憶されたデータ
を第1のポート用の各入出力端子49A〜49Dに出力
するか否かが制御されることになる。
【0033】そののち、上述の参考例と同様にして、N
ビット幅の書き込みデータが第2のポート用の書き込み
読み出し回路64を介し、列ごとにデータ記憶用のマル
チポートセル40に書き込まれると、対応するアドレス
記憶用のマルチポートメモリセル20において"1"が記
憶されているデータ記憶用のマルチポートメモリセル4
0に書き込まれたデータが、第1のポート用の入出力端
子を介して第1のポート用の書き込み読み出し回路63
に読み出される。その時のタイミングは、図3に示した
ものと同様である。
【0034】この第の実施例では、制御信号を記憶す
るためのアドレス記憶用のマルチポートメモリセルが設
けられ、またセレクタ回路を構成する上で回路規模の小
さいマルチポートメモリセルを用いているため、チップ
上の占有面積を削減でき、またデータ記憶用のマルチポ
ートメモリセルにデータが一時的に記憶されるのでパイ
プライン動作が実現し、クロック信号の周波数を上げる
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回路規模
の小さなマルチポートメモリセルを用いてセレクタ回路
を構成することにより、チップ上の占有面積を削減でき
大規模なセレクタ回路を実現でき、またセレクタ回路に
入力されるデータが一時的に記憶されることによりパイ
プライン動作が実現され、クロック信号の周波数を上げ
ることができ高速化を実現できるという効果がある。
【0036】現在、使用可能なCMOSプロセスでの比
較結果では、6倍程度の面積縮小効果があり、スピード
においても1.3倍程度の高速化可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例におけるマルチポートメモリセ
ルの構成を示す回路図である。
【図2】参考例におけるセレクタ回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2のセレクタ回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】本発明の第1の実施例でのアドレス記憶用のマ
ルチポートメモリセルを示す回路図である。
【図5】第の実施例でのデータ記憶用のマルチポート
メモリセルを示す回路図である。
【図6】第の実施例におけるセレクタ回路の構成を示
すブロック図である。
【図7】従来のマルチポートメモリでのメモリセルの構
成を示す回路図である。
【図8】従来のマルチポートメモリの構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来のセレクタの構成を示す回路図である。
【図10】従来のセレクタの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1〜4,21,22,41〜44 NMOSトランジスタ 5,6,23,24,45,46 インバータ回路 7A,7B,25A,25B,47 第1のポート用の制
御端子 8A,8B,26A,26B,48A,48B 第2のポー
ト用の制御端子 9A〜9D,27A〜27D,49A〜49D 第1のポ
ート用の入出力端子 10A〜10D,50A〜50D 第2のポート用の入
出力端子 11,61 第1のポート用の制御回路 12,62 第2のポート用の制御回路 13,63 第1のポート用の書き込み読み出し回路 14,64 第2のポート用の書き込み読み出し回路 15 マルチポートメモリセル 20 アドレス記憶用のマルチポートメモリセル 29 データ出力端子 40 データ記憶用のマルチポートメモリセル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のポート及び第2のポートを有しN
    行M列に並ベられたマルチポートメモリセルと、 行ごとに前記第1のポートを選択するための第1の選択
    手段と、 列ごとに前記第2のポートを選択するための第2の選択
    手段と、 前記第1のポートを使用してMビット単位でデータを読
    み出すメモリ読み出し手段と、 選択された列に前記第2のポートを使用してNビット単
    位でデータを書き込むメモリ書き込み手段とを有し、前記各マルチポートメモリセルが、前記第1のポートに
    対応したデータの入力/出力を行うための第1のポート
    用端子と前記第1のポート用端子に対するデータの入出
    力を制御するための第1の制御端子とデータの出力を行
    う出力端子を備えた第1のメモリ回路手段と、前記第1
    のポートに対応したデータの入力/出力を行うための第
    2のポート用端子と前記第2のポートに対応したデータ
    の入力/出力を行うためのする第3のポート用端子と前
    記第1のポートからのデータの入出力を制御するための
    第2の制御端子とを備えた第2のメモリ回路手段とを有
    し、 前記各マルチポートメモリセルにおいては、前記出力端
    子が前記第2の制御端子に接続するとともに前記第1の
    ポート用端子と前記第2のポート用端子が共通接続し、 前記第1のポートが列方向に隣接するマルチポートメモ
    リセル間で共通接続され、M>1の場合には行方向に隣
    接するマルチポートメモリセル間で前記第2のポートが
    共通接続されているセレクタ回路。
  2. 【請求項2】 第1のメモリ回路手段及び第2のメモリ
    回路手段とからなるマルチポートメモリセルであって、 前記第1のメモリ回路手段が、データ入力する第1の
    入力端子とデータ出力する第1の出力端子と前記第1
    の入力端子でのデータの入力を制御する第1の制御端子
    とデータを記憶する第1の記憶エレメントとを有し、 前記第2のメモリ回路手段が、データ入力する第2の
    入力端子とデータ出力する第2の出力端子と前記第2
    の入力端子でのデータの入力を制御する第2の制御端子
    と前記第2の出力端子でのデータの出力を制御する第3
    の制御端子とデータを記憶する第2の記憶エレメントと
    を有し、 前記第1の出力端子と前記第3の制御端子とが接続さ
    れ、前記第1の入力端子と前記第2の出力端子とが接続
    されているマルチポートメモリセル。
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