JP2591317Y2 - 積層構造体 - Google Patents
積層構造体Info
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- JP2591317Y2 JP2591317Y2 JP1992087768U JP8776892U JP2591317Y2 JP 2591317 Y2 JP2591317 Y2 JP 2591317Y2 JP 1992087768 U JP1992087768 U JP 1992087768U JP 8776892 U JP8776892 U JP 8776892U JP 2591317 Y2 JP2591317 Y2 JP 2591317Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は積層構造体に係り、特に
自動車内のガラス面に日除け用として設置されるサンシ
エード用積層構造体及びスリードア等の自動車のトラン
クスペース上に設置されるトノカバー用積層構造体に関
する。
自動車内のガラス面に日除け用として設置されるサンシ
エード用積層構造体及びスリードア等の自動車のトラン
クスペース上に設置されるトノカバー用積層構造体に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリアウインド等からの日差しを
避けるために、リアウインドの内面側に所謂、サンシエ
ードが設けられる。従来、図4に示すようにサンシエー
ド21はリアウインド22の上部側で巻芯23に巻回さ
れた状態で設置されており、日差しを避ける場合、巻芯
23に巻回されたサンシエード21を下に下ろすように
なっている。また、図5に示すようにスリードアの自動
車のトランクスペース24上には、トランクの上部を覆
う状態でトノカバー25が設置されている。
避けるために、リアウインドの内面側に所謂、サンシエ
ードが設けられる。従来、図4に示すようにサンシエー
ド21はリアウインド22の上部側で巻芯23に巻回さ
れた状態で設置されており、日差しを避ける場合、巻芯
23に巻回されたサンシエード21を下に下ろすように
なっている。また、図5に示すようにスリードアの自動
車のトランクスペース24上には、トランクの上部を覆
う状態でトノカバー25が設置されている。
【0003】これらのサンシエード21及びトノカバー
25には、図3(A)に示すような積層構造体26が使
用されている。この積層構造体26は基布27の両面に
各々塩化ビニル樹脂フィルム28が積層された構造とな
っており、また、基布27の片面のみに塩化ビニル樹脂
フィルム28が積層される構造のものもある。
25には、図3(A)に示すような積層構造体26が使
用されている。この積層構造体26は基布27の両面に
各々塩化ビニル樹脂フィルム28が積層された構造とな
っており、また、基布27の片面のみに塩化ビニル樹脂
フィルム28が積層される構造のものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サンシエード21及びトノカバー25の場合、積層構造
体に所定の強度を与えるために基布27の強度を一定以
上に上げるには積層構造体が厚くなる問題があり、積層
構造体の軽量化を図るために基布27を薄くすると当然
に積層構造体の強度を一定以上に保持することができな
い。また、ウエルダー加工の際、互いの積層体の接合位
置関係によっては、図3(B)に示すように基布27の
凸部同士が近接した状態となり、この部位の接合強度が
低下し、この接合強度の低下を回避するために塩化ビニ
ル樹脂フィルム28の厚みを厚くすると積層体自体が厚
くなる。
サンシエード21及びトノカバー25の場合、積層構造
体に所定の強度を与えるために基布27の強度を一定以
上に上げるには積層構造体が厚くなる問題があり、積層
構造体の軽量化を図るために基布27を薄くすると当然
に積層構造体の強度を一定以上に保持することができな
い。また、ウエルダー加工の際、互いの積層体の接合位
置関係によっては、図3(B)に示すように基布27の
凸部同士が近接した状態となり、この部位の接合強度が
低下し、この接合強度の低下を回避するために塩化ビニ
ル樹脂フィルム28の厚みを厚くすると積層体自体が厚
くなる。
【0005】また、サンシエード21は通常、多数の貫
通孔が形成されているが、この貫通孔の形成手段として
積層構造体をパンチングする方法が採用されている。従
来の積層構造体では中心層に基布27が使用されている
ため、ウエルダー加工が容易でなく、また、貫通孔の形
成作業時に基布27のパンチングを効率的に行うことが
困難となり、また、基布27のほつれ等により商品価値
が低下する問題があった。
通孔が形成されているが、この貫通孔の形成手段として
積層構造体をパンチングする方法が採用されている。従
来の積層構造体では中心層に基布27が使用されている
ため、ウエルダー加工が容易でなく、また、貫通孔の形
成作業時に基布27のパンチングを効率的に行うことが
困難となり、また、基布27のほつれ等により商品価値
が低下する問題があった。
【0006】さらに、自動車の車内は、日照りの際、特
に夏期には50〜60℃に及ぶことがあり、従来の基布
27を用いた積層構造体の場合、塩化ビニル樹脂フィル
ム28が軟化変形し、この軟化変形を基布27では吸収
することが困難であるため、サンシエード21及びトノ
カバー25を巻回したときに部分的に脹らみが生じやす
く、また、広げた状態ではよじれ等が生じ見栄えの点で
も問題であった。
に夏期には50〜60℃に及ぶことがあり、従来の基布
27を用いた積層構造体の場合、塩化ビニル樹脂フィル
ム28が軟化変形し、この軟化変形を基布27では吸収
することが困難であるため、サンシエード21及びトノ
カバー25を巻回したときに部分的に脹らみが生じやす
く、また、広げた状態ではよじれ等が生じ見栄えの点で
も問題であった。
【0007】本考案の目的は、上記した従来の課題を解
決し、軽量化を図ることができると共にウエルダー加工
及び貫通孔の形成作業が容易で製作効率を高めることが
できるサンシエード用積層構造体及びトノカバー用積層
構造体を提供することにある。
決し、軽量化を図ることができると共にウエルダー加工
及び貫通孔の形成作業が容易で製作効率を高めることが
できるサンシエード用積層構造体及びトノカバー用積層
構造体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案のサンシエード用積層構造体及びトノカバ
ー用積層構造体は、いずれも、ポリエチレンテレフタレ
ートからなるフィルムの両面に各々塩化ビニル系樹脂か
らなるフィルムが積層されていることを特徴とするもの
である。
ため、本考案のサンシエード用積層構造体及びトノカバ
ー用積層構造体は、いずれも、ポリエチレンテレフタレ
ートからなるフィルムの両面に各々塩化ビニル系樹脂か
らなるフィルムが積層されていることを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと
いう。)は、極めて強度が高く、熱収縮率が低く、PE
Tのフィルムの両面に塩化ビニル系樹脂のフィルムを積
層した積層構造体は、高温の車内において配置した場
合、塩化ビニル系樹脂の軟化変形をPETフィルムで吸
収できる結果、熱により積層体の収縮等が極めて少なく
よじれ等が生じにくい。
いう。)は、極めて強度が高く、熱収縮率が低く、PE
Tのフィルムの両面に塩化ビニル系樹脂のフィルムを積
層した積層構造体は、高温の車内において配置した場
合、塩化ビニル系樹脂の軟化変形をPETフィルムで吸
収できる結果、熱により積層体の収縮等が極めて少なく
よじれ等が生じにくい。
【0010】また、PETは機械的強度が極めて高く、
かつ軽量であるので、積層構造体としての強度を所定以
上とする場合には従来の基布の場合と比較して本来軽量
のPETフィルムの厚みを薄くできる結果、積層構造体
の全体厚みを薄くでき、積層構造体の軽量化を図ること
ができる。積層構造体は基布を用いていないので、ウエ
ルダー加工及び貫通孔の形成作業が容易で、基布の糸ほ
つれ等による商品価値低下を招くことなく、製作効率を
高めることができる。
かつ軽量であるので、積層構造体としての強度を所定以
上とする場合には従来の基布の場合と比較して本来軽量
のPETフィルムの厚みを薄くできる結果、積層構造体
の全体厚みを薄くでき、積層構造体の軽量化を図ること
ができる。積層構造体は基布を用いていないので、ウエ
ルダー加工及び貫通孔の形成作業が容易で、基布の糸ほ
つれ等による商品価値低下を招くことなく、製作効率を
高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の積層構造体の一実施例を示す要部
断面図、図2は本考案の積層構造体の正面図である。こ
の積層構造体は、中心部にPETフィルム1を備え、そ
の両面に塩化ビニル系樹脂フィルム2,3が積層された
構造となっており、サンシェ−ド材の場合は、積層構造
体の積層部を貫通する多数の貫通孔4が所定の間隔で配
列されている。
する。図1は本考案の積層構造体の一実施例を示す要部
断面図、図2は本考案の積層構造体の正面図である。こ
の積層構造体は、中心部にPETフィルム1を備え、そ
の両面に塩化ビニル系樹脂フィルム2,3が積層された
構造となっており、サンシェ−ド材の場合は、積層構造
体の積層部を貫通する多数の貫通孔4が所定の間隔で配
列されている。
【0012】PETフィルム1の厚さは、10μm〜3
00μm程度、望ましくは40μm〜60μmである。
PETフィルム1の厚さが10μmよりも薄いと、積層
構造体の機械的強度を保持するのに十分でなく、一方、
PETフィルム1の厚さが300μmより厚いと、積層
構造体の軽量化および良好な巻回操作性を図ることがで
きない。
00μm程度、望ましくは40μm〜60μmである。
PETフィルム1の厚さが10μmよりも薄いと、積層
構造体の機械的強度を保持するのに十分でなく、一方、
PETフィルム1の厚さが300μmより厚いと、積層
構造体の軽量化および良好な巻回操作性を図ることがで
きない。
【0013】塩化ビニル系樹脂フィルム2,3の厚さ
は、50μm〜600μm、望ましくは、150μm〜
200μmである。塩化ビニル系樹脂フィルム2,3の
厚さが50μmより薄いと、積層構造体に付与する耐熱
性、耐候性を維持することが困難となる上ウエルダー加
工性が悪くなり、一方、塩化ビニル系樹脂フィルム2,
3の厚さが600μmよりも厚いと、積層構造体の軽量
化および巻回操作性を図ることが困難となる。
は、50μm〜600μm、望ましくは、150μm〜
200μmである。塩化ビニル系樹脂フィルム2,3の
厚さが50μmより薄いと、積層構造体に付与する耐熱
性、耐候性を維持することが困難となる上ウエルダー加
工性が悪くなり、一方、塩化ビニル系樹脂フィルム2,
3の厚さが600μmよりも厚いと、積層構造体の軽量
化および巻回操作性を図ることが困難となる。
【0014】塩化ビニル系樹脂フィルム2,3には、可
塑剤、安定剤、着色剤、難燃剤等の公知の成分を配合す
ることができるが、特に積層構造体としての耐熱性、耐
候性等を高めるためには、例えば、可塑剤としてC9 以
上のフタル酸エステルおよび/又はトリメリット酸エス
テル等が望ましく、または熱安定剤としての金属石鹸、
リン酸エステルと紫外線吸収剤との併用が望ましく、更
に顔料は塩化ビニル系樹脂に対して4%程度添加するこ
とが望ましい。
塑剤、安定剤、着色剤、難燃剤等の公知の成分を配合す
ることができるが、特に積層構造体としての耐熱性、耐
候性等を高めるためには、例えば、可塑剤としてC9 以
上のフタル酸エステルおよび/又はトリメリット酸エス
テル等が望ましく、または熱安定剤としての金属石鹸、
リン酸エステルと紫外線吸収剤との併用が望ましく、更
に顔料は塩化ビニル系樹脂に対して4%程度添加するこ
とが望ましい。
【0015】塩化ビニル系樹脂は、上記した塩化ビニル
樹脂に限らず、塩化ビニル樹脂を主成分とし、他の樹脂
および/又はゴムをブレンドしたもの或いは塩化ビニル
を主成分とする塩化ビニルのコポリマーであってもよ
い。これらの塩化ビニル樹脂に対するブレンド成分は、
フィルムとしての可撓性、耐候性、耐熱性等を改良する
ために任意に選定添加され、同様にコポリマーを構成す
る塩化ビニル以外の他の重合成分もフィルムとしての可
撓性、耐候性、耐熱性等を改良するために任意に選定添
加される。
樹脂に限らず、塩化ビニル樹脂を主成分とし、他の樹脂
および/又はゴムをブレンドしたもの或いは塩化ビニル
を主成分とする塩化ビニルのコポリマーであってもよ
い。これらの塩化ビニル樹脂に対するブレンド成分は、
フィルムとしての可撓性、耐候性、耐熱性等を改良する
ために任意に選定添加され、同様にコポリマーを構成す
る塩化ビニル以外の他の重合成分もフィルムとしての可
撓性、耐候性、耐熱性等を改良するために任意に選定添
加される。
【0016】また、PETフィルム1と塩化ビニル系樹
脂フィルム2,3とを接合するに際しては、予めPET
フィルム1の両面にPETと塩化ビニル系樹脂との両方
とに相溶性のよい接着剤を塗布した後、塩化ビニル系樹
脂フィルム2,3をそれぞれ接合することが望ましい。
脂フィルム2,3とを接合するに際しては、予めPET
フィルム1の両面にPETと塩化ビニル系樹脂との両方
とに相溶性のよい接着剤を塗布した後、塩化ビニル系樹
脂フィルム2,3をそれぞれ接合することが望ましい。
【0017】さらに、上記した積層構造体を図4に示す
ようなサンシエード21として使用する場合、また、図
5に示すようなトノカバー25として使用する場合、車
内において、太陽光が当たる面側(図4のa側及び図5
のb側)の塩化ビニル系樹脂フィルム2又は3の厚み
を、他方の面の塩化ビニル系樹脂フィルム2又は3の厚
みよりも厚くし、接着剤添加量や安定剤の適正化により
耐熱性、耐候性を配慮することが望ましい。このような
積層構造体とすると、サンシエード21またはトノカバ
ー25の熱収縮によるよじれ等をより確実に防止するこ
とができる。
ようなサンシエード21として使用する場合、また、図
5に示すようなトノカバー25として使用する場合、車
内において、太陽光が当たる面側(図4のa側及び図5
のb側)の塩化ビニル系樹脂フィルム2又は3の厚み
を、他方の面の塩化ビニル系樹脂フィルム2又は3の厚
みよりも厚くし、接着剤添加量や安定剤の適正化により
耐熱性、耐候性を配慮することが望ましい。このような
積層構造体とすると、サンシエード21またはトノカバ
ー25の熱収縮によるよじれ等をより確実に防止するこ
とができる。
【0018】実施例1 図1に示すPETフィルム1として、予めその両面に接
着剤が塗布された厚さ50μmのPETフィルムを準備
した。このPETフィルム1の両面に下記の組成からな
る塩化ビニル系樹脂コンパウンドで形成された厚み15
0μmの塩化ビニル系樹脂フィルム2,3を作製し、P
ETフィルム1の両面に接合して、全体厚みが400μ
mの積層構造体Aを作製した。
着剤が塗布された厚さ50μmのPETフィルムを準備
した。このPETフィルム1の両面に下記の組成からな
る塩化ビニル系樹脂コンパウンドで形成された厚み15
0μmの塩化ビニル系樹脂フィルム2,3を作製し、P
ETフィルム1の両面に接合して、全体厚みが400μ
mの積層構造体Aを作製した。
【0019】塩化ビニル樹脂コンパウンドの組成の下記
の通りである。 塩化ビニル樹脂 100重量部 可塑剤 50重量部 安定剤 2.5重量部 顔料 4重量部
の通りである。 塩化ビニル樹脂 100重量部 可塑剤 50重量部 安定剤 2.5重量部 顔料 4重量部
【0020】比較例1 比較のために、上記と同様な組成からなる塩化ビニル系
樹脂コンパウンドで形成された厚み150μmの塩化ビ
ニル系樹脂フィルム2,3を作製し、ポリエステル/レ
ーヨン30番手からなる厚み200μmの基布1の両面
にPVCベーストからなる接合剤を介して接合し、全体
の厚みが400μmの積層構造体Bを作製した。
樹脂コンパウンドで形成された厚み150μmの塩化ビ
ニル系樹脂フィルム2,3を作製し、ポリエステル/レ
ーヨン30番手からなる厚み200μmの基布1の両面
にPVCベーストからなる接合剤を介して接合し、全体
の厚みが400μmの積層構造体Bを作製した。
【0021】上記した積層構造体A及び積層構造体Bに
対してそれぞれウエルダー加工を行い、かつ、カッティ
ング加工およびパンチング加工による直径0.8mmの
貫通孔4を形成した。この結果、積層構造体Aに対して
特に支障なく、ウエルダー加工を行うことができ、ま
た、積層構造体Aはパンチング加工により貫通孔4を形
成することができたが、積層構造体Bの場合、ウエルダ
ー加工をスムースに行うことが困難であり、また、パン
チング加工による貫通孔4の大部分にほつれが生じた。
対してそれぞれウエルダー加工を行い、かつ、カッティ
ング加工およびパンチング加工による直径0.8mmの
貫通孔4を形成した。この結果、積層構造体Aに対して
特に支障なく、ウエルダー加工を行うことができ、ま
た、積層構造体Aはパンチング加工により貫通孔4を形
成することができたが、積層構造体Bの場合、ウエルダ
ー加工をスムースに行うことが困難であり、また、パン
チング加工による貫通孔4の大部分にほつれが生じた。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案の積層構造体によれ
ば、軽量化を図ることでき、また、機械的強度が高く、
特に頻繁に巻回操作と広げる操作を繰り返すサンシエー
ド用やトノカバー用の積層構造体として好適であり、し
かも熱収縮率が低いのでよじれ等が生じることがなく、
長期間の使用に対しても所期の形状を維持することがで
きる。さらに、カッティング加工やパンチング加工にお
けるほつれがなく、しかもウエルダー性にも優れ、製作
効率を高めることができる。
ば、軽量化を図ることでき、また、機械的強度が高く、
特に頻繁に巻回操作と広げる操作を繰り返すサンシエー
ド用やトノカバー用の積層構造体として好適であり、し
かも熱収縮率が低いのでよじれ等が生じることがなく、
長期間の使用に対しても所期の形状を維持することがで
きる。さらに、カッティング加工やパンチング加工にお
けるほつれがなく、しかもウエルダー性にも優れ、製作
効率を高めることができる。
【図1】本考案の積層構造体の一実施例を示す要部断面
図である。
図である。
【図2】本考案の積層構造体の正面図である。
【図3】(A)は従来のサンシエード用の積層構造体の
例を示す要部断面図、(B)は従来のサンシエード用の
積層構造体のウエルダー時の状態を示す説明図である。
例を示す要部断面図、(B)は従来のサンシエード用の
積層構造体のウエルダー時の状態を示す説明図である。
【図4】サンシエード用積層構造体の設置例を示すため
の説明図である。
の説明図である。
【図5】トノカバー用積層構造体の設置例を示すための
説明図である。
説明図である。
1 PETフィルム 2,3 塩化ビニル系樹脂フィルム 4 貫通孔
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートからなるフ
ィルムの両面に各々塩化ビニル系樹脂からなるフィルム
が積層されていることを特徴とするサンシエード用積層
構造体。 - 【請求項2】 前記ポリエチレンテレフタレートからな
るフィルムの厚みが10μm〜300μmであることを
特徴とする請求項1のサンシエード用積層構造体。 - 【請求項3】 前記塩化ビニル系樹脂からなるフィルム
の厚みが50μm〜600μmであることを特徴とする
請求項1のサンシエード用積層構造体。 - 【請求項4】 ポリエチレンテレフタレートからなるフ
ィルムの両面に各々塩化ビニル系樹脂からなるフィルム
が積層されていることを特徴とするトノカバー用積層構
造体。 - 【請求項5】 前記ポリエチレンテレフタレートからな
るフィルムの厚みが10μm〜300μmであることを
特徴とする請求項4のトノカバー用積層構造体。 - 【請求項6】 前記塩化ビニル系樹脂からなるフィルム
の厚みが50μm〜600μmであることを特徴とする
請求項4のトノカバー用積層構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087768U JP2591317Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 積層構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087768U JP2591317Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 積層構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655737U JPH0655737U (ja) | 1994-08-02 |
JP2591317Y2 true JP2591317Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13924149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992087768U Expired - Lifetime JP2591317Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 積層構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591317Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087768U patent/JP2591317Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0655737U (ja) | 1994-08-02 |
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