JP2591199Y2 - エレベーターの乗場側出入口構造 - Google Patents
エレベーターの乗場側出入口構造Info
- Publication number
- JP2591199Y2 JP2591199Y2 JP1993070515U JP7051593U JP2591199Y2 JP 2591199 Y2 JP2591199 Y2 JP 2591199Y2 JP 1993070515 U JP1993070515 U JP 1993070515U JP 7051593 U JP7051593 U JP 7051593U JP 2591199 Y2 JP2591199 Y2 JP 2591199Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- plate
- pillar
- wall material
- landing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板状壁材を備えたエレ
ベーターの乗場側出入口構造に関する。
ベーターの乗場側出入口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターの乗場側出入口とし
て、例えば図8および図9に示すようなものがある。図
8において、符号101,102は出入口103の両側
に立設された一対の側柱である。図9に示すように、側
柱101は補助パネル104に設けられ、この補助パネ
ル104は鉄筋コンクリートの壁105から突出した鉄
筋106に溶接されている。また、側柱101には化粧
パネル107がコーキング剤108によって取り付けら
れている。
て、例えば図8および図9に示すようなものがある。図
8において、符号101,102は出入口103の両側
に立設された一対の側柱である。図9に示すように、側
柱101は補助パネル104に設けられ、この補助パネ
ル104は鉄筋コンクリートの壁105から突出した鉄
筋106に溶接されている。また、側柱101には化粧
パネル107がコーキング剤108によって取り付けら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近では美
観上の観点から出入口103の両側に設けられる壁とし
て、透明なガラス製の板状壁材にしたいという要望が出
ている。ガラス製の板状壁材等は乗場の基礎に自立させ
られないので、側柱101に係合させて立設させること
になる。しかし、従来の側柱101はそのもの自体が自
立していない(建物躯体の側壁である鉄筋コンクリート
の壁105に支持されない状態)ので、ガラス製の板状
壁材は立設させることができないという問題点があっ
た。
観上の観点から出入口103の両側に設けられる壁とし
て、透明なガラス製の板状壁材にしたいという要望が出
ている。ガラス製の板状壁材等は乗場の基礎に自立させ
られないので、側柱101に係合させて立設させること
になる。しかし、従来の側柱101はそのもの自体が自
立していない(建物躯体の側壁である鉄筋コンクリート
の壁105に支持されない状態)ので、ガラス製の板状
壁材は立設させることができないという問題点があっ
た。
【0004】本考案は、板状壁材を立設させることがで
きるようにしたエレベーターの乗場側出入口構造を提供
することを目的とする。
きるようにしたエレベーターの乗場側出入口構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案にあっては、乗場側出入口の上方およ
び下方にそれぞれ位置し建物躯体に設けられた上方支持
部材および下方支持部材と、この上方支持部材および下
方支持部材に上下両端が取り付けられた側柱と、この側
柱に設けられた係合凹部と、この係合凹部に取り付けら
れて側柱に支持される板状壁材とを備えた構成としてい
る。または、前記側柱の係合凹部以外の側周面に外装板
を取り付け、前記板状壁材をガラスとした構成としてい
る。
るために、本考案にあっては、乗場側出入口の上方およ
び下方にそれぞれ位置し建物躯体に設けられた上方支持
部材および下方支持部材と、この上方支持部材および下
方支持部材に上下両端が取り付けられた側柱と、この側
柱に設けられた係合凹部と、この係合凹部に取り付けら
れて側柱に支持される板状壁材とを備えた構成としてい
る。または、前記側柱の係合凹部以外の側周面に外装板
を取り付け、前記板状壁材をガラスとした構成としてい
る。
【0006】
【作用】側柱を出入口に立設するには、この側柱を上方
支持部材および下方支持部材に取り付ける。そうする
と、側柱は出入口の建物躯体の側壁に支持されることな
く自立した状態で立設される。このため、自立した側柱
の側方に板状壁材を支持させることができる。
支持部材および下方支持部材に取り付ける。そうする
と、側柱は出入口の建物躯体の側壁に支持されることな
く自立した状態で立設される。このため、自立した側柱
の側方に板状壁材を支持させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。図
1ないし図7は本考案に係るエレベーターの乗場側出入
口構造の一実施例を示す図である。
1ないし図7は本考案に係るエレベーターの乗場側出入
口構造の一実施例を示す図である。
【0008】図2ないし図4において、符号1はエレベ
ーターの乗場側出入口であり、この出入口1にはドア
2,3が開閉自在に配設されている。また、出入口1の
両側には、一対の側柱4,5が立設され、側柱4,5の
上部間には幕板6、ヘッドジャム7が架設されている。
幕板6、ヘッドジャム7は上方の建物躯体に設けられた
ヘッドビーム9(上方支持部材)にC型鋼10を介して
溶接されている。このため、側柱4,5は幕板6、ヘッ
ドジャム7を介してヘッドビーム9に取り付けら れてい
ることになる。
ーターの乗場側出入口であり、この出入口1にはドア
2,3が開閉自在に配設されている。また、出入口1の
両側には、一対の側柱4,5が立設され、側柱4,5の
上部間には幕板6、ヘッドジャム7が架設されている。
幕板6、ヘッドジャム7は上方の建物躯体に設けられた
ヘッドビーム9(上方支持部材)にC型鋼10を介して
溶接されている。このため、側柱4,5は幕板6、ヘッ
ドジャム7を介してヘッドビーム9に取り付けら れてい
ることになる。
【0009】図5に示すように、側柱4は細長い形状を
しており、この下端は立設しやすいように水平端面形状
となっている。側柱4の上端側には切欠部4aが形成さ
れ、この切欠部4aに幕板6が取り付けられ、この上に
ヘッドジャム7が取り付けられている。
しており、この下端は立設しやすいように水平端面形状
となっている。側柱4の上端側には切欠部4aが形成さ
れ、この切欠部4aに幕板6が取り付けられ、この上に
ヘッドジャム7が取り付けられている。
【0010】また、側柱4は図6および図7に示すよう
に、従来のようにパネル状ではなく、全体が略角パイプ
状となっている。すなわち、断面略Cの字型をした鋼板
製の野地板11の内側には、断面略ハット型をした鋼板
製のブラケット12が溶接されており、このブラケット
12には断面略ハット型をした鋼板製のブラケット13
が溶接されている。また、野地板11の外側(側周面)
には鋼板製の外装板14が溶接されている。外装板14
はブラケット13の上には設けられておらず、このブラ
ケット13が板状壁材を係合させるための係合凹部13
となっている。
に、従来のようにパネル状ではなく、全体が略角パイプ
状となっている。すなわち、断面略Cの字型をした鋼板
製の野地板11の内側には、断面略ハット型をした鋼板
製のブラケット12が溶接されており、このブラケット
12には断面略ハット型をした鋼板製のブラケット13
が溶接されている。また、野地板11の外側(側周面)
には鋼板製の外装板14が溶接されている。外装板14
はブラケット13の上には設けられておらず、このブラ
ケット13が板状壁材を係合させるための係合凹部13
となっている。
【0011】外装板14および野地板11の下端には、
矩形状をした鋼板製の固定片15が溶接され、この固定
片15には2個の長孔15a,15bが形成されてい
る。長孔15a,15bにはボルトを通してこれを締め
付け、固定片15をブラケット20に固定するものであ
る。外装板14および野地板11における固定片15の
近傍には、開口部14aが形成され、この開口部14a
は閉止片16によって通常は閉止されている。
矩形状をした鋼板製の固定片15が溶接され、この固定
片15には2個の長孔15a,15bが形成されてい
る。長孔15a,15bにはボルトを通してこれを締め
付け、固定片15をブラケット20に固定するものであ
る。外装板14および野地板11における固定片15の
近傍には、開口部14aが形成され、この開口部14a
は閉止片16によって通常は閉止されている。
【0012】外装板14および野地板11の上端には、
鋼板製の取付片17が溶接され、この取付片17にはヘ
ッドジャム7をビス等で固定する。なお、取付片17に
はコードを通すための挿通孔17aが形成されている。
鋼板製の取付片17が溶接され、この取付片17にはヘ
ッドジャム7をビス等で固定する。なお、取付片17に
はコードを通すための挿通孔17aが形成されている。
【0013】ところで、側柱4に並設される壁は従来と
異なり、合わせガラス23という板状壁材なので、この
側柱4の裏側4aも乗客に見えることとなる。しかし、
この側柱4の裏側4aにも外装板14が取り付けられて
いるので、この裏側4aも表側4bと同様に美麗となっ
ている。
異なり、合わせガラス23という板状壁材なので、この
側柱4の裏側4aも乗客に見えることとなる。しかし、
この側柱4の裏側4aにも外装板14が取り付けられて
いるので、この裏側4aも表側4bと同様に美麗となっ
ている。
【0014】一方、図1に示すように、乗場側の出入口
1の下方にはC型鋼18(下方支持部材)が建物躯体に
設けられ、このC型鋼18には断面略逆L字型のブラケ
ット19が溶接されている。ブラケット19の上には断
面略ハット型のシル受けブラケット20が溶接されてい
る。このため、側柱4はシル受けブラケット20、ブラ
ケット19を介してC型鋼18に設けられている。ま
た、このシル受けブラケット20にはドア2の開閉を案
内するためのシル21が設けられている。
1の下方にはC型鋼18(下方支持部材)が建物躯体に
設けられ、このC型鋼18には断面略逆L字型のブラケ
ット19が溶接されている。ブラケット19の上には断
面略ハット型のシル受けブラケット20が溶接されてい
る。このため、側柱4はシル受けブラケット20、ブラ
ケット19を介してC型鋼18に設けられている。ま
た、このシル受けブラケット20にはドア2の開閉を案
内するためのシル21が設けられている。
【0015】側柱4を出入口1に立設するには、この側
柱4をブラケット20の上に立て、ビスを緩めて閉止片
16を外して開口部14aを開け、この開口部14aか
ら固定片15の長孔15a,15bにボルト22を挿通
させ、この固定片15をシル受けブラケット20を介し
てC型鋼18に固定する。外装板14および野地板11
の上端の取付片17には、ヘッドジャム7を取り付け、
このヘッドジャム7をヘッドビーム9にC型鋼10を介
して溶接する。
柱4をブラケット20の上に立て、ビスを緩めて閉止片
16を外して開口部14aを開け、この開口部14aか
ら固定片15の長孔15a,15bにボルト22を挿通
させ、この固定片15をシル受けブラケット20を介し
てC型鋼18に固定する。外装板14および野地板11
の上端の取付片17には、ヘッドジャム7を取り付け、
このヘッドジャム7をヘッドビーム9にC型鋼10を介
して溶接する。
【0016】このようにして、側柱4はヘッドビーム9
およびC型鋼18に上下両端が固定され、建物躯体の側
壁に支持されることなく自立した状態で立設される。自
立した側柱4の側方にある係合凹部13にはこの真近に
建物躯体の側壁が位置していないので、合わせガラス2
3の端部を入れることができる。そこで、この合わせガ
ラス23をコーキング剤24によって係合凹部13に固
定する。側柱4は前記したように自立しているので、合
わせガラス23は側柱4によって立設した状態で支持さ
れる。なお、同様にして側柱5も立設されかつ合わせガ
ラス23も支持される。
およびC型鋼18に上下両端が固定され、建物躯体の側
壁に支持されることなく自立した状態で立設される。自
立した側柱4の側方にある係合凹部13にはこの真近に
建物躯体の側壁が位置していないので、合わせガラス2
3の端部を入れることができる。そこで、この合わせガ
ラス23をコーキング剤24によって係合凹部13に固
定する。側柱4は前記したように自立しているので、合
わせガラス23は側柱4によって立設した状態で支持さ
れる。なお、同様にして側柱5も立設されかつ合わせガ
ラス23も支持される。
【0017】なお、側柱4の方には操作ボックス25が
設けられているが、この側柱4が略角パイプ状となって
いるので、このコード26は側柱4内を通すことがで
き、乗客の目に触れることはない。
設けられているが、この側柱4が略角パイプ状となって
いるので、このコード26は側柱4内を通すことがで
き、乗客の目に触れることはない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
側柱を上下支持部材に取り付けることによってこの側柱
を建物躯体の側壁に支持させることなく自立させるよう
にしたので、この側柱にガラス等の板状壁材を立てた状
態で支持させることができ、乗場側の美麗化を図ること
ができる。また、側柱の側周面に外装板を取り付ける
と、ガラス製の板状壁材を通して見える側柱の裏側も表
側同様に美麗となっている。
側柱を上下支持部材に取り付けることによってこの側柱
を建物躯体の側壁に支持させることなく自立させるよう
にしたので、この側柱にガラス等の板状壁材を立てた状
態で支持させることができ、乗場側の美麗化を図ること
ができる。また、側柱の側周面に外装板を取り付ける
と、ガラス製の板状壁材を通して見える側柱の裏側も表
側同様に美麗となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエレベーターの乗場側出入口構造
の一実施例を示す断面図
の一実施例を示す断面図
【図2】乗場側出入口の正面図
【図3】乗場側出入口の断面図
【図4】乗場側出入口の平面図
【図5】側柱の正面図
【図6】図5中B−B線断面図
【図7】図5中C−C線断面図
【図8】従来の乗場側出入口の正面図
【図9】図8中A−A線断面図
1…出入口 2,3…ドア 4,5…側柱 15…固定片 22…ボルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−301976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 13/30
Claims (2)
- 【請求項1】 乗場側出入口の上方および下方にそれぞ
れ位置し建物躯体に設けられた上方支持部材および下方
支持部材と、この上方支持部材および下方支持部材に上
下両端が取り付けられた側柱と、この側柱に設けられた
係合凹部と、この係合凹部に取り付けられて側柱に支持
される板状壁材とを備えたことを特徴とするエレベータ
ーの乗場側出入口構造。 - 【請求項2】 前記側柱の係合凹部以外の側周面に外装
板を取り付け、前記板状壁材をガラスとしたことを特徴
とする請求項1記載の乗場側出入口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070515U JP2591199Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | エレベーターの乗場側出入口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070515U JP2591199Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | エレベーターの乗場側出入口構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740666U JPH0740666U (ja) | 1995-07-21 |
JP2591199Y2 true JP2591199Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13433749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070515U Expired - Lifetime JP2591199Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | エレベーターの乗場側出入口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591199Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005247447A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの三方枠 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04301976A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-26 | Kyocera Corp | テレビ会議システム |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993070515U patent/JP2591199Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740666U (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981124 |